「開放感がある」「コミュニケーションが取りやすい」など、ペニンシュラキッチンは、キッチンのレイアウトの中でも人気のタイプです。狭小住宅でも導入しやすく、そのデザイン性の高さも魅力があります。
そんな人気のペニンシュラキッチンですが、キッチンは毎日使ものだからこそ、リフォーム後に後悔しないよう、しっかり情報収集をして購入を検討することが大切です。
ここでは、ペニンシュラキッチンのリフォーム費用の相場はもちろん、失敗しない導入のポイントや、ペニンシュラキッチンおすすめメーカー3選もあわせて紹介します。
POINT
- 油ハネが気になる人は、アイランドキッチンよりもペニンシュラキッチンがおすすめ
- ペニンシュラキッチンの本体価格の相場は90~170万円
- ペニンシュラキッチンの中でも、収納スペースを確保しにくいので収納力の高いキッチンを選ぼう
ペニンシュラキッチンとは?
キッチンの種類には、「アイランド」や「ペニンシュラ」「壁づけ」キッチンなど、さまざまなタイプがあります。ペニンシュラキッチンは、他のキッチンと比べてどんな特徴があるのか見てみましょう。
本体の片側が壁に接した対面型のキッチン

「半島」という意味を持つ「ペニンシュラキッチン」は、本体の片側が壁に面した半島のような対面型のキッチンを指します。

リビングを見渡しながら料理ができるため、小さな子どもがいる家庭でも目が届き、安心して調理することができると、子育て中のママにも人気のキッチンスタイルです。
アイランドキッチンのような開放感が魅力ですが、完全なオープンスタイルではない分、目隠し効果もあり、調理しやすいのもペニンシュラキッチンの特徴と言えます。
アイランドキッチンとの違い

アイランドキッチンは、その名の通り、四方が壁に接していない「島」のような独立したキッチンスタイルが特徴です。キッチン本体の両側を通れるので、家事動線の良さと開放感が魅力です。

ただ、壁で覆われていないため、小さな子供も簡単に入れることや遊び場になり危険を伴う可能性も少なくありません。またコンロの周りにも一切壁が無いスタイルなので、付近や床への油ハネや、キッチンの匂いが広がりやすいといったデメリットもあります。
一方、「ペニンシュラキッチン」は、コンロが壁側に配置されている場合が多いため、アイランドキッチンより、比較的油ハネを気にすることなく、換気扇の配置の自由度が高いのも利点といえます。
またペニンシュラキッチンは、アイランドキッチンより価格が安いため「コストを抑えたい」という人にもおすすめです。
ペニンシュラキッチンの3つのメリット
ペニンシュラキッチンのメリットは以下3つです。ここでは、各メリットについて説明します。
- 開放感のあるキッチンで料理ができる
- レイアウトの自由度が高く導入しやすい
- 壁を活用して手元を隠せる
開放感のあるキッチンで料理ができる
メリットの一つはアイランドキッチンと同様、コンロの前がオープンで、遮る壁がなく、リビングが見渡せる開放感にあると言って良いです。
料理をしながら子供の様子を見たり、家族や来客と会話を楽しむことができたりと、対面キッチン型ならではの魅力にあふれています。
また、作業スペースが広いのもペニンシュラキッチンの特徴で、複数人で同時に調理することも可能です。
レイアウトの自由度が高く導入しやすい
広いスペースが求められるアイランドキッチンと比べ、片方を壁付けにするペニンシュラキッチンは、限られたスペースでも、レイアウトの自由度が高く導入しやすい点が魅力です。
キッチンの前部にカウンターを設けて、テーブルカウンターとして使用したり、片側の壁の横に通路スペースを設けることで、アイランドキッチンのような一周回れる動線を作り出すことも可能です。
壁を活用して手元を隠せる
子育てや仕事などで忙しい現代人にとって、毎日キッチンをきれいに保つのは難しいものです。
気になる場合は、適度な目隠し効果のあるパーテーションなどを立てると、急な来客時でも慌てることがありません。
存在感のあるパーテンションは、室内が狭く感じられることもありますが、手元を隠して料理することができるので、調理や料理の盛り付けを見られるのが苦手という人も、作業しやすいでしょう。
ペニンシュラキッチンの3つのデメリット
多くのメリットを持つペニンシュラキッチンですが、デメリットも存在します。以下のデメリットを把握して、想定外のトラブルを避けましょう。
- 収納が減る可能性がある
- ニオイや油はねでリビングが傷む可能性あり
- リフォームではコンセントの位置や数に制限
収納が減る可能性がある
I型やL型キッチンは、壁に吊戸棚を設置しやすく、豊富な収納スペースを確保できます。
ペニンシュラキッチンの場合も、上部に収納スペースを設けることはできますが、開放感を優先すると吊り戸棚などは避けたいため、収納スペース不足になりやすい面もあるようです。
豊富な収納スペースが欲しい場合は、背後にパントリーを設置したり、キッチン本体の収納スペースをしっかり確認する必要があります。
ニオイや油はねでリビングが傷む可能性あり
コンロ前に壁があるI型キッチンなどの独立型のキッチン空間とは異なり、リビングと一体を成すタイプが多いペニンシュラタイプは調理中の匂いが広がりやすく、油ハネした場合に床などが汚れたり痛む可能性もあります。
ソファやカーテンなどにニオイが染み付いたり、リビングの床に油汚れがつく場合もあるので、見た目や衛生面を考えるなら、換気扇の能力を高くしたり、お手入れのしやすい仕様にすることをおすすめします。
リフォームではコンセントの位置や数に制限
ある程度、融通が利く新築とは違い、リフォームの場合は、コンセントの位置や数を変更するのが難しいケースもあります。
使いやすいキッチンにするためには、既存のコンセントの位置を変更したり、数の増設を考えた方がよい場合もあるでしょう。
リフォームする際は、あらかじめ変更が可能かどうかリフォーム業者に相談しておくと安心です。
ペニンシュラキッチン導入を失敗しないためのポイント4選
「収納スペース」や「ニオイ・油はね」など、ペニンシュラキッチンにはいくつかのデメリットがありますが、導入に失敗しないポイントを踏まえることで、これらの問題点を解消することが可能です。
換気扇や壁の工夫で汚れやニオイ対策
ペニンシュラキッチンの場合、高性能な換気扇の設置や壁に工夫を施すことで、汚れやニオイ対策ができます。コンロ前に壁を設置すればニオイも部屋に広がりにくく、油の飛び散りも気になりません。
圧迫感が気になるなら、コンロ前に透明や半透明の「オイルガード」を設置するのもおすすめです。オイルガードには、全面を覆うものや、視界を邪魔しない高さのものがあります。
また、リビング周辺の壁には、エコカラットや、珪藻土・漆喰などの自然素材を使用すると、消臭効果が期待できます。
収納力のあるキッチンの本体を選ぶ
収納スペースを確保しにくいと言われるペニンシュラキッチンを導入する際は、キッチン本体に収納力のあるものを選ぶのがポイントです。LIXILやクリナップなど、収納に強みのあるキッチンの本体を検討すると収納に困りません。
また、キッチン本体だけでカバーできそうにない場合は、吊戸棚や背面収納、または壁面に棚を設置して壁面収納にするのもおすすめです。
動線を考えてキッチンの設置スペースを決める
ペニンシュラキッチンを導入する際には、キッチン内での動線を考えておきましょう。使いやすい動線を確保することで、キッチン内での作業効率も上がり、より使い勝手がよくなるでしょう。
動線を考える際には、収納棚の高低やキッチン家電の設置場所を考えることがおすすめです。どこになにがあればよいか、またどのくらいの高さにあると便利かを考えておくことで、使いやすい動線は確保しやすくなるでしょう。
コンセントは事前に業者と相談する
コンセントの位置や数で失敗しないためにも、事前に業者側と相談することが重要です。そのため、冷蔵庫や電子レンジ、炊飯器などの常設家電の他にも、電源が必要な家電の個数を確認しておきましょう。
また、消費電力の大きな家電を多く使用する家庭では、「専用コンセント」を設け、大元のブレーカーが落ちない工夫も必要です。
ペニンシュラキッチンのリフォーム費用相場
気になる、ペニンシュラキッチンのリフォーム費用相場は、本体と施工費用合わせて、総額125万円~215万円程度になります。キッチンの本体価格や施工価格など、その内訳を詳しく説明します。
ペニンシュラキッチンの本体価格の相場は90~170万円
一例ではありますが、ペニンシュラキッチンの本体価格の相場は90万円~170万円で、素材や搭載されている機能の違いなど、キッチンのグレードによって価格は変動します。
ペニンシュラキッチン施工価格と内訳
ペニンシュラキッチンの施工価格は、元のキッチンの解体費用をはじめ、キッチンの取り付けや、クロス張替え、給排水管工事、電気系統工事など、施工だけで35万円~45万円程度かかります。
【ペニンシュラキッチンの施工価格と内訳】
- 解体工事費用(約5万〜10万円)
- キッチン取り付け費用(約15万円)
- 壁のクロス張替え(約5万〜10万円)
- 電気系統工事(約5万円)
- 給排水管工事(約5万円)
また施工以外にも、必要に応じて、IHコンロや食器用洗浄機、レンジフード交換などのオプションも用意されています。
【ペニンシュラキッチンのオプションの費用と相場】
- ガスコンロからIHコンロに交換(約15万円~30万円)
- ビルトイン食洗機取り付け(約15万円~20万円)
- レンジフード交換(約4万円~10万円)
これらのオプションをすべて加えた場合、リフォーム費用は総額146万円~270万円となります。なお、予算が気になる場合、オプションは、本当に必要かどうか考慮のうえ決定しましょう。
【目的別】ペニンシュラキッチンおすすめメーカー3選
「コストを抑えたい」「機能性を重視したい」「デザインにこだわりたい」など、ペニンシュラキッチンを導入する目的はさまざまです。ここでは、ペニンシュラキッチンおすすめメーカー3選を、目的別に紹介します。
ニトリ:価格重視する人向け
「ニトリ」のシステムキッチンは、店舗で直売しているため、現物を実際に目で見て確認することができます。また、独自の製造と流通を活かしているので「コストを抑えたい」という人におすすめです。
フロアキャビネットは収納力抜群で、大きな鍋から小さな調理小物までたっぷり収めることができます。また、シンクやレンジフードも手入れが簡単で、使い勝手の良さも見逃せません。
人気商品
グレード | シンプル | スタンダード | ハイグレード | |
---|---|---|---|---|
シリーズ | BSライトプラン | BS2プラン | M2プラン | SHプラン |
デザイン | デザインはこちら | デザインはこちら | デザインはこちら | デザインはこちら |
間口 |
・210cm ・256cm |
・211cm ・241cm ・256cm ・271cm |
・181cm ・196cm ・211cm ・226cm ・241cm ・256cm ・271cm |
・213cm ・243cm ・258cm ・273cm |
ワークトップ高さ |
・80cm ・85cm ・90cm |
85cm | – | 85cm |
ワークトップ素材 | アクリル系人工大理石 | アクリル系人工大理石 | ポリエステル系人工大理石 | 高純度天然水晶 |
キャビネット |
・引き出し ・開き戸 |
・引き出し ・開き戸 |
・引き出し ・開き戸 |
・引き出し ・開き戸 ・スライド式 |
価格 | 15万4,000~15万9,000円 | 18万9,000~20万9,000円 | 23万8,920円~31万5,700円 | 39万3,000円~50万5,000円 |
形状の種類 | I型 | I型 |
・I型 ・ペニンシュラ型 |
・I型 ・ペニンシュラ型 |
- セレクトシリーズSHプラン:39万3,000円~(税抜)
高純度の天然水晶を使用した、高級感あふれるカウンターが魅力のハイグレードキッチンです。
- セレクトシリーズM2プラン: 23万8,920円 ~(税抜)最安値を記載しました
豊富な色やサイズから選ぶことができ、細部まで使いやすさにこだわった機能性の高さが特徴です。
参照サイト:ニトリ
クリナップ:機能性重視する人向け
機能性に定評のある「クリナップ」は、日本初のシステムキッチン開発でも知られています。使用している高品質なステンレスは、防カビ・防臭・水汚れや錆に強く手入れも簡単です。
また、水を流すだけでシンクのごみを自然と排水溝に集めてくれる機能や、ガスコンロとIHを組み合わせて設置することができるなど、機能も充実しています。
人気商品
グレード | シンプル | スタンダード | ハイグレード | |
---|---|---|---|---|
シリーズ | コルティ | ラクエラ | ステディア | セントロ |
デザイン | デザインはこちら | デザインはこちら | デザインはこちら | デザインはこちら |
間口 |
・120cm ・150cm ・165cm ・180cm ・195cm |
・165cm ・180cm ・195cm ・10cm ・225cm ・240cm ・255cm ・270cm ・285cm ・300cm |
・180cm ・195cm ・210cm ・225cm ・240cm ・255cm ・270cm ・285cm ・300cm |
・225cm ・240cm ・255cm ・270cm ・285cm ・300cm |
ワークトップ高さ | 85cm |
・80cm ・85cm ・90cm |
・80cm ・85cm ・90cm |
・80cm ・85cm ・90cm |
ワークトップ素材 | ステンレス ※追加料金で人工大理石に変更可 |
ステンレス ※追加料金で人工大理石に変更可 |
・人工大理石 ・コーリアン ・ステンレス |
・人工大理石 ・セラミック ・ステンレス |
キャビネット | 開き扉 | スライド式 | スライド式 | スライド式 |
価格 | 43万円~ | 47万円~ | 70万円~ | 97万円~ |
形状の種類 | – |
・L型 ・ペニンシュラ型 |
・L型 ・ペニンシュラ型 ・アイランド型 |
・L型 ・ペニンシュラ型 ・アイランド型 |
- セントロ:97万円~
住まいの中心に置きたくなるオシャレなデザインで、機能性も優れた最高級グレードのキッチンです。
- ステディア:70万円~
大容量の収納と手入れのしやすさ、そしてデザイン性にもたけた中価格帯のキッチンです。
- ラクエラ:47万円~
「キッチンもインテリアの一部」というコンセプト通り、31種類のカラーから好みを選択できます。
参照サイト:クリナップ
トーヨーキッチン:デザイン重視する人向け
モダンで高級感あふれるデザインが特徴の「トーヨーキッチン」は、デザインを重視する人におすすめのメーカーです。さまざまなテクスチャーのワークトップから、好みのひとつを選ぶことができます。
また、作業効率を上げてくれる、3D・4Dのスライド式シンク搭載で、職人こだわりのステンレスは、耐熱・対汚・耐久性にも優れています。
人気商品
グレード | シンプル | スタンダード | ハイグレード |
---|---|---|---|
シリーズ | BAY | CORE | iNO |
デザイン | デザインはこちら | デザインはこちら | デザインはこちら |
間口 | 244~304cm | 244~304cm | 169~649cm |
ワークトップ高さ |
・85cm ・90cm |
・85cm ・90cm |
・85cm ・90cm ・95cm |
ワークトップ素材 |
・エンブレムトップ アイス ・チタン研磨 |
・エンブレムトップ アイス ・チタン研磨 |
・エンブレムトップ アイス ・エンブレムトップ キルト ・エンブレムトップ ステップストーン ・エンブレムトップ レリーフ ・チタン研磨 |
キャビネット | 引き出し |
・プッシュオン ・スライド式 |
スライド式 |
価格 | 37~77万円 | 67~86万円 | 73~257万円 |
形状の種類 |
・I型 ・ペニンシュラ型 ・アイランド型 |
・I型 ・ペニンシュラ型 ・アイランド型 |
・I型 ・ペニンシュラ型 ・アイランド型 |
- iNO(イノ):73万7,000円~(税抜)
その上質で美しいデザインが目を引く、トーヨーキッチンの最上級モデルです。
- CORE(コア):67万4,000円~(税抜)
上質さと機能性を兼ね備えた、ハイスペックでインテリア性あふれるデザインが目を引きます。
- BAY(ベイ):37万5,000円~(税抜)
トーヨーキッチンのノウハウと技術を搭載した、シリーズの中では一番スタンダーなモデルです。
参照サイト:トーヨーキッチン
ペニンシュラキッチンの3つのリフォーム事例
リフォーム前のイメージを固めるために、ぺニンシュラキッチンの3つのリフォーム事例を参考に、工事費用や工期の詳細を見てみましょう。
施工例 | 住宅タイプ | 工事費用 | 全体工期 |
---|---|---|---|
垂れ壁を撤去して開放感あるペニンシュラキッチンに変更 | 戸建て | 70万円 | 14日間 |
独立型キッチンをペニンシュラキッチンに変えるマンションリフォーム | マンション | 100万円 | 19日間 |
壁を撤去してリビングと一体化したペニンシュラキッチンにリフォーム | マンション | 150万円 | 20日間 |
垂れ壁を撤去して開放感あるペニンシュラキッチンに変更
リフォーム前は、圧迫感ある天井の垂れ壁でキッチンは独立した空間になっていましたが、垂れ壁を撤去しペニンシュラキッチンにリフォームしたことで、開放感のあるLDKへと変わりました。
住宅タイプは戸建てで、工事費用は70万、全体工期は14日間です。
参照サイト:施工事例詳細|LIXIL
独立型キッチンをペニンシュラキッチンに変えるマンションリフォーム
築数年が経過したマンションの独立型キッチンの壁を取り外して、開放感のあるぺ二シュランキッチンにリフォームしたことで、収納力や食洗器などキッチンでの作業効率が上がりました。住宅タイプはマンションで、工事費用は100万、全体工期は19日間です。
参照サイト:ファミリー庭園 水まわりショップの実例詳細|TOTO
壁を撤去してリビングと一体化したペニンシュラキッチンにリフォーム
マンションの独立型キッチンにもともとあった壁を撤去して、リビングと一体化することで、明るく開放感のある1DLKに生まれ変わりました。住宅タイプはマンションで、費用は150万、全体工期は20日間です。
参照サイト:施工事例詳細|LIXIL
ペニンシュラキッチンへのリフォームに関するQ&A
ペニンシュラキッチンへのリフォームを考えているなら、よくある質問とその回答を知っておきましょう。
- 【質問1】今ある窓をそのまま生かしてペニンシュラキッチンにできる?
- 【質問2】リフォームをする場合、片付けの範囲は?
- 【質問3】キッチンカウンターやコンロ前の壁をおしゃれにするには?
これらのQ&Aを把握しておくことで、リフォーム内容への理解を深めやすくなり、リフォームの具体的なイメージを掴みやすくなります。
【質問1】今ある窓をそのまま生かしてペニンシュラキッチンにできる?
キッチンに窓がある場合でも、そのまま活かしてペニンシュラキッチンへの変更は可能です。窓の大きさや位置にもよりますが、多少の調整は可能です。実際のどこまでの範囲で窓をそのまま使えるかは状況によって異なるため、施工前に業者に確認しておくとよいでしょう。
【質問2】リフォームをする場合、片付けの範囲は?
リフォームの範囲によって、片付けをしておくべき範囲も異なります。基本的には交換するキッチンの中や移動が必要な食器棚やキッチン家電などは片付けておきましょう。
また、キッチンに至るまでの動線も片付けが必要な場合があるため、事前に業者に確認しておくとよいでしょう。
【質問3】キッチンカウンターやコンロ前の壁をおしゃれにするには?
キッチンカウンターやコンロ前の壁をおしゃれにしたいなら、使用する素材の質感や色を変えるとよいでしょう。素材の色や質感を変えることでアクセントになり、デザイン性は向上させられます。
また、収納と飾り棚を兼ねたニッチを作ることで、利便性とデザイン性の両方を実現できるでしょう。
ペニンシュラキッチンにする場合は対策が必要
ペニンシュラキッチンは、アイランドキッチンに比べると、コストがかからないことから、キッチンのリフォームの中でも注目度の高いレイアウトです。
また、開放的でコミュニケーションが取りやすく、インテリアの一部にもなるデザイン性の高さも人気の秘密です。ただ、壁づけ・独立型キッチンと比較すると、油ハネやニオイ・収納など、気になる問題点もあります。
快適で使い勝手の良いキッチンにするためにも、ペニンシュラキッチンを導入する際は、前もって問題点を洗い出し対策をしっかり行いましょう。