外壁塗装に火災保険を適用するための条件は3つ!申請の流れ・注意点・業者を選ぶポイントまで徹底解説

  • 【更新日】2024-05-17
外壁塗装に火災保険を適用するための条件は3つ!申請の流れ・注意点・業者を選ぶポイントまで徹底解説

火災保険を申請すれば外壁塗装は無料でできます!

こんな勧誘を受けたことはありませんか?

火災保険を使って無料で外壁塗装を行えるのは、実はかなり限られたケースだけです。

「外壁塗装に火災保険は使えるの?」という疑問への答えから、適用条件や適用のデメリット、適用のために注意すべきことなどを解説します。

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「火災保険で外壁塗装が無料になる」は本当?

「火災保険を使えば外壁塗装はタダになります!」という勧誘・広告に接したことがある方は多いと思います。

まずは、この勧誘が本当なのかを明らかにしておきましょう。

外壁塗装に火災保険を適用することは可能です。火災保険がおりれば外壁塗装が無料というのは嘘ではありません。

ただし、火災保険の適用には条件があり、単なる外壁塗装工事の場合はまず当てはまらないため「確実に無料になります!」とは言えない点に注意しましょう。

火災保険の適用に関する相談窓口

火災保険が適用できるかどうかの確認方法は、「火災保険を提供している保険会社に相談する」ことが一番確実です。

保険会社に直接問い合わせたい方は、会社ごとの問い合わせ窓口を利用してみてください。

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外壁塗装に火災保険を適用するための条件は?

外壁塗装に火災保険を適用するための条件は以下の3つです。

  • 災害による破損であること
  • 損害から3年以内に申請を行うこと
  • 補修費用が免責金額よりも高いこと

まずはこれらの条件について、以下のフローチャートも参考にしてご確認ください。

外壁塗装への火災保険適用可不可のフローチャート

ご自宅がこれらの3つの条件に当てはまっていれば、火災保険で外壁塗装を行うことが可能です。

それぞれの条件について、もう少し詳しく見ていきましょう。

適用条件① 災害による破損であること

火災保険の適用条件① 災害による損害であること

台風や豪雨、豪雪などの自然災害が原因となって外壁が損害を受けてしまった場合には、火災保険が適用される可能性があります。加入時に付けたオプションによっては洪水・高潮や物体飛来、落下等も補償対象内です。

ただし、地震による損害は火災保険の対象外となりますので注意しましょう。別途、地震保険というものがあります。

適用条件② 損害から3年以内に申請を行うこと

火災保険の適用条件② 損害から3年以内に申請を行うこと

火災保険による補償を受けるためには、損害を受けてから3年以内に申請を行う必要があります。「5年前の台風が原因で外壁塗装が必要になった」といったケースでは適用ができないので注意しましょう。

なお、すでに自費で外壁塗装を行ってしまっていても、3年以内であれば工事の請求書をもとに保険金を申請することが可能です。さらに、内容によっては追加工事にも申請が認められます。

適用条件③ 補修費用が免責金額よりも高いこと

免責金額とは、補償を受けるときに加入者が負担する金額のこと。たとえば、外壁塗装の工事費が50万円で、免責金額が20万円に設定されていた場合、受け取れる保険金は以下の通りです。

火災保険における免責金額のイメージ

工事費50万円 ー 免責金額20万円 = 保険金30万円

つまり、保険金を受けとるには外壁塗装の工事費が免責金額よりも高いことが条件です。

免責金額は火災保険に加入するときに契約者が決めます。契約情報を参照して「免責金額」「自己負担額」などと表記されている項目を確認してみてください。

外壁塗装に火災保険が適用できないのはどんなケース?

外壁塗装に火災保険が適用できる条件は先ほどお伝えした3つですが、では、火災保険が適用できないのはどのようなケースでしょうか?

適用できないケースとしては、主に以下のようなものがあります。

外壁塗装に火災保険を適用できないケース
  1. 外壁塗装が必要な理由が経年劣化の場合
  2. 外壁の損害の原因が人的なものである場合
  3. 外壁の破損の原因が施工不良の場合

災害以外の原因での火災保険適用は原則不可」と覚えておくとわかりやすいと思います。

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火災保険申請の流れ

実際に火災保険を申請するときは、以下のような手続きを踏むことになります。

<火災保険の申請の流れ>

  1. 業者に連絡して、破損箇所を見てもらう
  2. 工事の必要があれば、見積書をもらう
  3. 保険会社に申請をする
  4. 保険会社の指示にしたがって、必要書類を用意
  5. 必要書類を保険会社に送る
  6. 鑑定人が自宅を調査し、受給の可否と補償金額を決定
  7. 受給が決定した場合、保険金が支払われる

①業者に連絡して、破損箇所を見てもらう

まずは塗装業者やリフォーム業者に現地調査をしてもらい、家の破損の状況を確認してもらいます。

この際、「火災保険申請を考えている」と伝えておくと、その後の流れがスムーズです。

②工事の必要があれば、見積書をもらう

専門業者の確認の上、工事の必要があれば、業者から見積書を取得しましょう。

③保険会社に申請をする

②で取得した見積書をもとに、保険会社に申請をしましょう。

申請方法は、ご契約中の火災保険のHPやパンフレットなどに記載されています。

④保険会社の指示にしたがって、必要書類を用意

申請後は、保険会社の指示に従って、以下のような書類を用意しましょう。

<火災保険の申請に必要な書類>

  • 保険金請求書
  • 修理内容の見積書
  • 被害がわかる写真

写真などは、業者に依頼すれば撮影してもらうことができます。

屋根などの場合は自分で撮影すると危険なので、業者に撮影してもらいましょう。

⑤必要書類を保険会社に送る

④の必要書類が揃ったら、保険会社に送付しましょう。

この送付が終われば、申請が完了となります。

⑥鑑定人が自宅を調査し、受給の可否と補償金額を決定

申請後、保険会社から鑑定人が派遣され、ご自宅の被害状況の確認と補償額の決定をします。

ここで申請が却下されることもあるので注意してください。

もらえる火災保険金の額は、契約中の火災保険の契約内容によって異なります。

火災保険には大まかに分けると「フランチャイズ方式」と「エクセス方式」があり、どちらの方式の火災保険かによって免責金額と支払われる保険金が変わるのです。

火災保険の種類 免責金額(自己負担額) 支払われる保険金
フランチャイズ方式 一般的には20万円 損害額が免責金額を超えると全額補償
超えない場合は0円
エクセス方式 保険による or 契約者が選択 損害額が免責金額を超えた場合、損害額から免責金額を差し引いた金額を補償
超えない場合は0円

例えば、損害額が100万円の場合、フランチャイズ方式では100万円全額が支払われ、免責金額10万円のエクセス方式の場合には90万円が支払われます。

近年ではエクセス方式の火災保険が主流となっているので、火災保険での外壁塗装を検討する場合は、事前にご自身の免責金額を確認しておきましょう。

⑦受給が決定した場合、保険金が支払われる

鑑定人による調査が完了後、問題がなければ保険金の受給が確定し、保険金が支払われます。

火災保険金の支払い期限は「保険法」と呼ばれる法律で定められており、保険金の請求手続きが完了した日から30日以内に支払われるのが原則となっています。

請求内容と損害状況の確認がスムーズにすすめば、1週間以内に振り込まれることもあります。

しかし、これはあくまでも原則であり、現地調査や請求内容の確認等に時間がかかる場合には30日を超えるケースも。

特に、大規模な台風のあとなどは請求が集中するため、請求内容の確認に時間がかかり、支払いが遅れることがあります。

火災保険申請は専門業者に相談しよう

ここまでで火災保険の申請の流れをご紹介しました。

しかし、これだけ読んでも、具体的になにをしなければいけないのかは分かりづらいですよね。

火災保険の申請は業者が段取りを含めて申請のサポートをしてくれることがほとんどなので、施主自身が無理にすべてを覚えておく必要はありません。

必要な書類なども、施主が保有している書類以外は業者が火災保険の申請に合わせて作成してくれます。

そのため、基本的には「火災保険の申請の詳細は業者に聞く」と考えて問題ありません。

ただし、業者に火災保険の申請のアドバイスを受ける場合には、信頼できる業者なのかどうかはきちんと判断しましょう。

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外壁塗装に火災保険を適用するための注意点

実際に外壁塗装に火災保険を適用する際には、事前に知っておくべき注意点がいくつかあります。

この章では、よくある失敗と注意点をあわせてご紹介します。

外壁塗装に火災保険を適用するための注意点
  1. 被害状況の写真がないと火災保険がおりない可能性がある
  2. 火災保険の申請手続きは施主が行う必要がある
  3. 鑑定人による審査に通らなければ火災保険は支給されない
  4. 申請が受理されても満額がもらえるとは限らない

以下でそれぞれ詳しく見てみましょう。

被害状況の写真がないと火災保険がおりない可能性がある

外壁塗装で火災保険を申請する際には、災害による被害状況をそのまま写真に残しておく必要があります。

自分で補修を行ってしまったりしたあとだと、被害状況の程度を確認できず、火災保険がおりない可能性があるので注意が必要です。

たとえば台風で外壁材の一部が飛ばされてしまった場合などは、その箇所の写真を補修前に撮っておくことをおすすめします。

火災保険の申請手続きは被保険者が行う必要がある

「火災保険の申請は弊社が行います!」と火災保険の申請代行を申し出る業者には注意が必要です。

なぜなら、火災保険の申請代行は契約違反であり、申請自体は必ず被保険者(契約者)が行うという決まりがあるからです。

ただし、申請のサポートをもらうこと自体は問題ありません。

なお、中には施主の知識不足につけ込んで保険金をだまし取ろうとする業者もいるので、信頼できる業者かどうかはしっかり見極めてください。

どの業者に依頼していいか分からない場合は、ヌリカエ で地域の優良業者の紹介を受けるのがおすすめです。

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鑑定人による審査に通らなければ火災保険は支給されない

火災保険は条件を満たせば必ずおりるわけではなく、保険鑑定人とよばれる調査員が自宅の状況をみて、申請内容と相違ないかどうかを確認した上で支給されます。

「写真だけならばれないだろう」と虚偽の火災保険申請を行っても、保険鑑定人の審査に引っかかって不受理となるので注意してください。

虚偽の火災保険申請は詐欺罪にあたるおそれがあるので、くれぐれも行わないようにしましょう。

申請が受理されても満額がもらえるとは限らない

例えば100万円分の損害に対して火災保険を申請したとして、その火災保険申請が受理されても、満額が支給されるとは限りません。

鑑定人による調査の結果、30万円分しか損害が認められず、30万円しか保険がおりないこともあります。

「100万円の保険を受け取る予定で工事の契約をしたけど、30万円しかもらえないなら工事代金が払えない!」

このようなトラブルが起こらないようにするためには、被害状況を適切に判断することのできる業者と契約することが大切です。

安心して任せられる業者を探している方は、ヌリカエ の利用をおすすめします。

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【詐欺に注意!】外壁塗装に火災保険を適用するデメリット

「そもそも、火災保険で外壁塗装をしてしまってデメリットはないの?」

火災保険で外壁塗装が無料になるなんて夢のような話で、いまいち信じきれないということもありますよね。

うまい話には裏がある……と、外壁塗装に火災保険を適用することのデメリットが気になる方もおられるのではないでしょうか。

結論としては、外壁塗装に火災保険を適用すること自体には、デメリットはありません。

火災保険は保険金額内であれば何度でも申請でき、申請回数で保険料があがることもないからです。

しかし、業者の中には、火災保険での外壁塗装を詐欺手段として使っている業者や、虚偽申請による保険金の不正受給を薦めている業者が一定数存在します。

このような悪徳の業者に引っかかってしまう可能性があることが、火災保険で外壁塗装をするデメリットといえるでしょう。

実際、この「保険金利用のリフォーム」に関するトラブルは多発しており、国民生活センターや日本損害保険協会も注意喚起しています。

こういったトラブルに巻き込まれないために確認すべきことを、以下でお伝えします。

「無料で修理できます」と断言する業者には要注意

まず知っておくべきなのは、「必ず無料で修理できます」と断言する業者は危険であるということです。

もちろん保険金がおりて修理費用が無料になることはありますが、それは保険のプラン次第です。

契約内容をしらない第三者が「無料で工事できます」とは絶対に言えないのです。

「絶対に保険金が使えます」となどと言われてもすぐには契約せず、まずは加入している保険内容を確かめ、保険会社に連絡してみましょう。

工事の申込書に不審な記述がないか必ず確認

以前、「工事の申込書をよく読むと『保険金が少なく工事ができない場合、30%の手数料を払う』といった記載がされていた」というケースがありました。

この場合は、突然セールスマンが訪れ、屋根に登ったあとに「火災保険をつかえば無料で修理ができる」と勧誘され、その場で申込書にサインをしたそうです。

申込書の内容を詳しく確認しなかったために、トラブルに発展したケースです。

「工事のクーリングオフはできるが、手数料を払ってもらうことは法律上きまっている」と迫り、話のままに契約したように見せかけ、あとから手数料や違約金を請求されれるケースもあります。

塗装工事自体詐欺の多いリフォームではありますが、火災保険の申請を行う場合には特に注意が必要です。

保険金を一部業者に支払う契約は詐欺

契約条件として、「保険金の20%を申請手数料として業者に支払う」などの条件を設けている業者はほぼ間違いなく悪徳業者です。

火災保険の保険金はあくまで修理費用の補償として支払われるものであり、一部を業者に渡すような契約は保険金の本来の用途からはずれています。

虚偽申請は契約者も責任を問われる

「経年劣化による破損を自然災害による破損と偽り、火災保険を申請した」という話もよくあります。

施主が自然災害による破損ではないと伝えても、「こちらでうまく申請します」と誤魔化すこともあるようです。

虚偽申請は保険会社との契約違反になるため、絶対に避けましょう。

仮に虚偽申請した場合、保険契約の解除・保険金の返金を求められます。

また、最悪の場合、契約者(施主)も業者とともに詐欺の共謀者として刑事上の責任を問われます。

虚偽の理由での申請を進められた場合は、必ず断ってください。

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外壁塗装の業者を選ぶポイント

火災保険を使って、安心して外壁塗装を依頼できる業者は、どうやって選べばよいでしょうか?

業者を選ぶポイントは、下記の3点です。

火災保険を使って外壁塗装する際の業者を選ぶポイント
  • 会社の実績
  • 建設業許可
  • 会社の評判

ここからは、それぞれのポイントについて解説します。

会社の実績

まず、会社の実績を確認してみてください。会社の実績は、会社のHPの設立年月日や沿革から確認することができます。

創業から長く続く業者は、お客様から選ばれ続けた分だけ実績が蓄積されます。

老舗の業者であれば安心して工事を依頼することができるでしょう。

建設業許可

また、建設業許可の有無も重要なポイントです。

建設業許可は、5年以上経営者としての経験のある管理責任者や、下記のような欠格要件に該当しない場合に、行政から営業の許諾を得ることができる、いわば免許証のようなものです。

  • 破産者で復権を得ない者
  • 一般建設業許可または特定建設業許可が取り消され、取り消し日から5年経過していない者
  • 営業停止処分の期間が経過していない者
  • 禁固刑以上の刑に処せられ、執行が終わってから5年経過していない者
  • 暴力団員または暴力団員でなくなった日から5年経過していない者

建設業許可は、500万円(税込)以上の建設工事を請け負う際に必要で、必ずしも外壁塗装工事を行う場合に取得しなければならない許可証ではありませんが、建設業許可を取得するためには厳しい条件をクリアする必要があります。

そのため、建設業許可は、外壁塗装の業者に「経営力」「社会的信用」「技術力」が備わっていることの証明と考えることもできます。

会社のHPで建設業許可の有無を確認したり、営業マンに許可を持っているか聞いてみるとよいでしょう。

国土交通省のHPでも建設業許可を取得している業者を検索することができますので、こちらも活用してみてください。

▼国土交通省「建設業者・宅建業者等企業情報検索システム」
https://etsuran2.mlit.go.jp/TAKKEN/kensetuKensaku.do?outPutKbn=1

会社の評判

最後に、会社の評判も業者を選ぶときの大事なポイントです。

ユーザーから寄せられた評判をもとに、信頼できる業者かどうかを判断してください。

また、消費者庁が運営する「特定商取引法ガイド」や、国土交通省が掲載している「ネガティブ情報等検索サイト」でも、悪質業者かどうかを見抜く際に役立つ情報源です。

不安な方は業者にお問い合わせする前に、こちらのサイトも活用してみてください。

▼特定取引法ガイド「執行状況」
https://www.no-trouble.caa.go.jp/action/
▼国土交通省「ネガティブ情報等検索サイト」
https://www.mlit.go.jp/nega-inf/

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記事のおさらい

外壁塗装に火災保険を適用するための条件は?

外壁塗装に火災保険を適用するためには、以下の3つの条件を満たす必要があります。詳しく知りたい方は外壁塗装に火災保険を適用するための条件は?をご覧ください。

①外壁・屋根の破損が災害によるものであること
②被災から3年以内に申請を行うこと
③工事費用が火災保険の免責金額を超えること

外壁塗装に火災保険を適用するための注意点は?

火災保険を使うための注意点は下記4つあります。詳しくは外壁塗装に火災保険を適用するための注意点をご覧ください。

①被害状況の写真がないと火災保険がおりない可能性がある
②火災保険の申請手続きは施主が行う必要がある
③鑑定人による審査に通らなければ火災保険は支給されない
④申請が受理されても満額がもらえるとは限らない

外壁塗装に火災保険を適用するデメリットは?

火災保険は申請回数の上限がなく、申請回数によって保険料が上がることもないため、直接的なデメリットはありません。ただし、火災保険のしくみを悪用する業者が存在するため、騙されないよう注意が必要です。詳しくは【詐欺に注意!】外壁塗装に火災保険を適用するデメリットをご覧下さい。

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