【2023年】外壁塗装の費用相場は?坪数別金額や工事単価も解説

  • 【更新日】2023-03-24
【2023年】外壁塗装の費用相場は?坪数別金額や工事単価も解説

外壁塗装の費用相場は、一般的な戸建て住宅の場合109万円です。外壁塗装の費用は、ご自宅の坪数や、使用した塗料などの要素で変動します。

こちらの記事では費用以外にも、費用の内訳や安くする方法なども解説していきます。

相場は90~120万円。私の家だといくら?

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小林成光(コバヤシマサミツ)さんのプロフィール写真 監修者:外壁劣化診断士 小林 成光

600件以上の現地調査を実施する過程で得た専門性を生かし、日本発のネット見積もりシステムでビジネスモデル特許を取得。ヌリカエにて、外装工事の専門家として、顧客・加盟企業のサポート・コラムの監修に従事。 ▼略歴・プロフィール
「監修者|小林 成光(株式会社Speee)」

坪数別の外壁塗装の費用相場

外壁塗装の費用相場は109万円です。大きな家ほど塗装面積が広くなって費用も高くなりますので、相場額は自宅の坪数でご確認いただければと思います。

【坪数別の外壁塗装の費用相場】
延べ坪数 塗装面積 外壁塗装相場
20坪 79㎡ 98万円
30坪 119㎡ 109万円
40坪 158㎡ 118万円
50坪 198㎡ 129万円
60坪 238㎡ 152万円
70坪 277㎡ 177万円

※費用相場は2022年4月1日から2022年9月5日に「ヌリカエ」成約した2,589件の工事データより作成

リナビス
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外壁と一緒に屋根も塗装する場合の費用相場

外壁と一緒に屋根も塗装する場合は、131万円が費用相場です。

屋根も同時に塗装する場合は、外壁のみに比べて20万円~30万円追加になります。

「屋根塗装の費用相場」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。

塗料はいくら値上がりした?

外壁塗装で使う塗料の原材料の高騰に伴い、塗料製品が値上がりしています。以下の表は日本三大塗料メーカーの発表した価格改定率で、3社の平均値上がり幅は17%になります。

メーカー 値上げ幅
日本ペイント 10~25%
エスケー化研 5~15%
関西ペイント 15~30%

なお、外壁塗装塗料の人気ランキングで二年連続一位を獲得した日本ペイントが販売する「パーフェクトトップ」の価格も、昨年から平米単価で約300円値上がりをしています。一般的な30坪住宅で考えると、外壁塗装の費用は約35,000円の値上がりになります。


出典:日本ペイント

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外壁塗装の費用内訳と相場

外壁塗装の費用内訳は、主に「塗装代」「足場代」「工事代」「諸経費」の4つに分かれています。それぞれの内訳について説明していきます。

塗装代

塗装代とは、塗装に使う「塗料の材料費」を指しています。

使用する塗料でグレードが分かれており、性能がよくて持ちの良い塗料ほど金額は高くなります。

以下の表は、2022年の塗料の値上げ・価格改定を加味した、基本的な塗料6種類の単価相場です。

【表:主要な塗料の特徴まとめ】
グレード 耐久性 単価(㎡) 特徴
ウレタン 8~10年 2,000円~2,600円 価格は安いが、紫外線に弱く変色しやすい塗料
シリコン 10~15年 2,700円~3,500円 最も普及し、コストパフォーマンスに優れた塗料
ラジカル 12~16年 2,900円~3,500円 シリコン塗料に代わる、近年注目の次世代型塗料
フッ素 15~20年 4,400円~5,600円 価格は高いものの、高い耐久性と耐候性を備えた塗料
光触媒塗料 15~20年 4,900円~5,800円 セルフクリーニング効果を持ち、耐久性・防汚性に優れた塗料
無機塗料 20~25年 5,200円~6,400円 非常に高価だが、紫外線で劣化せず半永久的な耐久性を持つ塗料

塗料に迷った際は、シリコン塗料とラジカル塗料がおすすめです。コストパフォーマンスに優れるために人気が高い塗料になります。

現在塗料の費用が高騰しつつありますが、塗料を選ぶ際は安さ以外にも耐用年数を考慮いただければと思います。安価な塗料は耐久性が低いために、頻繁に塗り直し費用が発生するためです。

「どの塗料を選べばいいか分からない」という方は、下記の無料相談窓口へお気軽にお問合せください。

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足場代

外壁塗装をする際、塗装作業の足掛かりとして足場が組まれます。
足場設置の費用と、塗料の飛び散りを防ぐためのメッシュシート(養生)の費用がかかります。

足場の費用相場は「700~1,000円/㎡」、メッシュシート(養生)の費用相場は「100~180円/㎡」が相場です。
一般的な30坪住宅の場合、足場代が69,300円~99,0000円、メッシュシート代9,900円~17,820円が目安の金額となります。

工事代

外壁塗装には塗装や足場設置以外にも、洗浄や補修といった欠かせない工事工程[/text]があります。

各工程の費用相場目安は以下になります。

【表:工事代の費用相場(30坪の例)】
項目 費用相場
高圧洗浄 9,000円~30,000円
シーリング補修 50,000円~150,000円
屋根塗装 200,000円~300,000円
雨どい交換 150,000円~200,000円
ベランダ防水 100,000円~300,000円

上記のうち、「高圧洗浄」「シーリング補修」は必須です。また劣化に応じて、屋根塗装・雨どい交換・ベランダ防水といった付帯部の工事もしていきましょう。

付帯工事の費用だけでも、合計50~100万円ほど変わるため、補修部位については業者とご相談ください。

費用の内訳について、もっと知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

諸経費

外壁塗装を行った業者の利益やそのほか雑費にあたり、費用全体の10~15%が相場となります。

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外壁塗装の費用を安くする方法は?

外壁塗装の費用を安くするための方法は、以下の5つがあります。

① 火災保険で約20万円お得に
② 補助金で約20万円お得に
③ リフォームローン15万円お得に
④ 外壁+屋根塗装で20万円お得に

① 火災保険で約20万円お得に

火災保険によって、条件次第で約20万円ほど安くなります。

適用条件は限られますが、外壁塗装・屋根塗装などの外装工事は火災保険を活用してリフォームすることが可能です。

火災保険には、大きく3種類あり、補償範囲や自己負担金額が異なるため、まずは自宅がどの種類の保険に加入しているのか?をチェックしましょう。

ただし、「火災保険で無料で修理できます」という勧誘は悪徳の可能性が高いため注意が必要です。

補償範囲例 補償対象例 備考
火災保険 家屋・家財 火災・落雷・破裂・爆発・風災・雪災・雹災 自己負担額の設定次第で、保険金がおりないケースも
総合保険 家屋・家財 上記に加え、水害・盗難・いたずら書きなど 自己負担額の設定次第で、保険金が下りないケースも
オールリスクタイプの火災保険 家屋・家材・街灯・ベランダなど 上記2つに加え、機械設備の事故・ガラス破損など 少額損害も実費で補償など、自由度が高い

火災保険についてもっと知りたい方は、こちらをご覧ください。

② 助成金/補助金で約20万円お得に

自治体で定められている場合、省エネ効果がある塗料(遮熱塗料・断熱塗料)を使用することで、目安として10万~30万円ほど補助金を受け取れる可能性があります。

補助金・助成金の適用条件・金額は自治体により異なるため、各自治体のHPで最新情報をチェックしてみましょう。

助成金のについてもっと知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

③ リフォームローンで15万円お得に

実は「貯金をして2~3年後に塗装する」よりも「ローンを活用して今塗装する」方が、約15万円ほど安くなります。

これは、2~3年間の貯金の間にさらに家の劣化が進行し、結果的に修繕費が跳ね上がり、ローンの金利よりも高額になってしまう、ということです。実際に、次のシュミレーション例をご覧ください。

シミュレーション例

■条件
ローン対象額:100万円
支払回数:120回(12カ月×10回)
実質年利:2.5%

■結果
①貯金して2年後に塗装
想定費用:100万円
追加費用:20~30万円(2年の劣化)
支払総額:130万円

②ローンで今すぐ塗装
想定費用:100万円
追加費用:13万円(2.5%/120回)
支払総額:113万円(約15万円得

リフォームローンについて知りたい方はこちらをご覧ください。

④外壁+屋根塗装で20万円お得に

外壁塗装と屋根塗装は時期を合わせて同時に行うと、別々に行うよりもお得になります。

実は、約80%の方が外壁塗装と屋根塗装をセットで行っています。

外壁・屋根の塗装工事には「仮設足場」が必要になるため、外壁塗装と屋根塗装を別々に行うと、2回分の足場代(1回15~25万円)が必要になります。

そのため、例えば築年数15年で一度も塗装をしたことがない場合は、屋根塗装と同時に済ませることで、足場代を節約できます。

住宅ローン減税について

安くする方法として、住宅ローン減税が紹介されることがありますが、「外壁塗装だけを行う工事の場合、住宅ローン減税は適用外」です。
お間違えの無いようご注意をください。
参考:国土交通省住宅リフォーム推進協議会

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外壁塗装時に使える主な支払い方法

外壁塗装費用を業者に支払う際、100万円前後の金額を現金一括で支払うのはなかな難しいですよね。

現金以外にクレジットカード、リフォームローンも使える場合があります。

業者によって対応可能な支払い方法も異なりますので、支払い方法を指定したい方は事前に確認をしておくと安心です。

現金

一番多い支払い方法は、銀行振込による現金払いです。
他の支払い方法ですと手数料がかかってしまうために、現金払いのみという塗装会社もが多くなっています。

施工前の現金一括支払いには要注意

業者の中には、外壁塗装にかかる費用を施工前に一括で支払いを求めてくることがあります。

しかし施工前の現金一括支払いは非常に危険です。支払いを最後に連絡が取れなくなり、お金を持ち逃げされてしまう可能性があります。

普通の業者であれば施工後に一括払いか、施工前後で半分ずつに分けて支払うことが一般的です。「施工前に一括支払いをお願いします」と言われたらその業者への依頼は避けましょう。

クレジットカード

クレジットカードで支払いができる塗装会社もありますが、やはり現金払いのみの会社が多いのが実態です。

クレジットカードを使いたい方は、事前に対応しているか業者のホームページで確認しましょう。記載がない場合は、電話やメールでも問い合わせをしておくと安心です。

リフォームローン

施主の経済的負担を減らすために、業者や銀行が提携しているリフォームローンを使用する手もあります。

気になる方は業者ホームページにリフォームローンが使えるか記載してあることが多いので、チェックしてみましょう。

しかしリフォームローンを使えば一時的な出費を抑えることはできますが、担保が必要になることや金利が発生し、結果的に費用がかさむ場合もあると認識しておきましょう。

金利をなるべく抑えたいという方は銀行の有担保ローンを選択すると良いでしょう。
担保が必要なので手続きに時間はかかりますが、外壁塗装にかかる総額を抑えることが可能です。

逆に面倒な手続きをしたくないという方は、無担保ローンを選択しましょう。
金利は高くなりますが手続きの手間や時間をグッと抑えることができます。

自社独自のリフォームローンに要注意

リフォームローンの多くは銀行が提供するサービスです。しかし、業者の中には自社独自のリフォームローンを持っているケースもあります。

業者が大手でもない限り、基本的に自社独自のローンは組まない方がよいでしょう。銀行ではないので金利の設定が雑であったり、結果的に損する可能性があるのでご注意ください。

外壁塗装費用の支払い方法について、もっと知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

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外壁塗装の費用に関する注意点

外壁塗装はできるだけお金をかけずにやりたいと思いますが、安かろう悪かろうにならないように注意も必要です。

注意が必要なケースについてご紹介していきます。

①大幅値引きするのは、悪徳業者の可能性がある

外壁塗装で失敗しないためには、適正金額を念頭に置き判断することが大切です。

値引き交渉の結果、全体の施工金額に対して30%以上(約30~50万円前後)の値引きを厭わない業者は要注意です。これらは
訪問販売・訪問営業でよく見受けられます。

  • 「今なら足場代無料なので30万円お安くなります」
  • 「キャンペーンを行っており、通常200万円のところを150万円にします」

上記のような謳い文句を耳にしたら、契約は控えておきましょう。

②総額の10%以上の値引き交渉は避ける

ある程度の値引き交渉は必要ですが、総額の10%以内に収めましょう。

30万円以上など過大な値引き要求をすると、以下の手抜き工事に繋がる可能性があります。

  • 3回塗りではなく2回塗りで済ませる
  • 洗浄後、十分な乾燥時間を確保しない
  • 養生を雑なまま済ませる

値引くのは「人件費」「材料費」「利益」「足場代」「諸経費」の中の、「諸経費」(図面作成代や現場調査、見積もり算出費用、交通費など)で、
値引きの限度額は全体の金額に占める10%前後
と考えてよいでしょう。逆に、先述のように30%前後の値引きを許諾する業者は怪しいと言えるかもしれません。

外壁塗装の悪徳な業者や営業について、もっと知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

③高額な塗料が必ずしも良い塗料とは限らない

塗料は高額であれば良いわけではなく、商品と住宅の相性が大切になってきます。

  • 「10年に一度だし、どうせなら良いものを使おう」とお考えの方、キケンです。

長期的なメンテナンスコストも考慮して高額な塗料も選択肢の一つではありますが、ご自宅との相性が悪ければ、本来の効果を発揮するどころか、かえって逆効果になる可能性があります。

実際に、一部のセラミック系塗料など高額な割に外壁材を選ぶ場合もありますので、慎重に選ぶようにしてください。もし塗料と外壁材の相性は判断できない場合は、気軽に相談無料のヌリカエにご相談いただければと思います。

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最後に

外壁塗装業界は、業者の選び方によって費用が大きく異なる業界ですので、業者選びが最も肝心です。

自分とご家族のみで判断されるよりも、中立かつ相談無料のヌリカエ をご利用下さい。

業者紹介前には、外装工事の専門知識豊富な相談員があなたのご要望を丁寧にヒアリングしますので、不要な連絡がいくご心配もありません。お役立ていただけますと幸いです。

また、外壁リフォーム全般について知りたい方は、こちらも併せてご覧ください。

【この記事のまとめ】

外壁塗装の費用相場はいくら?
外壁塗装の費用相場は109万円です。屋根塗装もセットで行うと、131万円が相場です。(ヌリカエなら30秒で無料診断 が可能です。ぜひお試しください)
詳しくは、坪数別の外壁塗装の費用相場をご覧ください。
外壁塗装費用の内訳は?
外壁塗装の費用は「塗装代」「足場代」「工事代」「諸経費」に分かれています。
詳しくは外壁塗装の費用内訳と相場をご覧ください。
外壁塗装を安くする方法は?
外壁塗装を安くする方法には、「3社以上から見積もりを取る」「火災保険や助成金を活用する」「リフォームローンを活用する」などがあります。
詳しくは、外壁塗装の費用を安くする方法は?をご覧ください。
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