【2022年最新】外壁塗装の塗料6種類の特徴・価格は?選び方と人気塗料ランキングも紹介

  • 【更新日】2022-11-21
【2022年最新】外壁塗装の塗料6種類の特徴・価格は?選び方と人気塗料ランキングも紹介

外壁塗装の満足度を大きく左右する塗料選び。

ご自身の希望に沿った塗料を選ぶのが大切ですが、「どんな塗料があるのか分からない……」と困っておられる方も多いのではないでしょうか。

本記事では、初めての外壁塗装を検討している方に向けて、人気の塗料や塗料の選び方の基礎知識を解説しました。

主に、以下の内容をやさしく解説しています。

  • 外壁塗装の塗料6種類の特徴・価格
  • 外壁塗装の塗料の選び方
  • 外壁塗装塗料の基礎知識

 

今は塗料選びに関して何もご存じない方でも、読後は自分の希望に沿う塗料を見つけることができるよう、自信をもってお届けします。

「塗装も含めたリフォーム全般」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>「外壁リフォームの費用はいくら?施工事例、費用を安く抑える方法を紹介します。」

はじめての外壁塗装を検討されている方は、こちらの記事もおすすめです。

この塗料、私の家で使うといくら?

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外壁塗装塗料の6種類一覧

塗料種類と価格・耐用年数のグラフ

「アクリル」「ウレタン」「シリコン」「フッ素」「無機」など、外壁塗装の塗料には様々なグレード・種類が存在しています。

機能性などによっても分類されており、外壁用塗料は一般的に以下の6種類に分けることができます。

【外壁塗装に用いる塗料6種類一覧】

塗料の種類 耐用年数 実勢価格
アクリル塗料 5~7年 1,500円/㎡
ウレタン塗料 7~10年 1,950円/㎡
シリコン塗料 10~15年 2,300円/㎡
ラジカル制御形塗料 12年~16年 2,400円/㎡
フッ素塗料 15年~20年 4,300円/㎡
無機塗料 25年~30年 5,300円/㎡

まずはじめに、塗料ごとの特徴・代表商品を簡単に抑えておきましょう。

※塗料名のリンクを押すと、各塗料の解説へ飛ぶことができます。

アクリル塗料


アクリル塗料は、アクリル樹脂から作られる塗料です。

住宅用の塗料では、耐用年数が最短の種類になります。特に屋外の耐久性に弱みがあります。そのため、外壁の塗り替えで使われることはほとんどありません。
ただし、価格が安いことから新築時に費用を抑えるために使われることはあります。

アクリル塗料をつかった塗装費用は、塗料と作業費を合わせて1,500円/㎡前後、耐用年数は外壁に塗った場合で6~8年が目安です。

【アクリル塗料の価格と耐用年数】

価格 1,500円/㎡
耐用年数 5~7年
メリット 価格がもっとも安い
デメリット 屋外での耐久性に欠け、利用されることはほとんどない

こんな方におすすめ

短期的なコストパフォーマンスにこだわらず、直近の工事費用を抑えたい人
短いスパンで外壁の塗り替えをしてリフレッシュしたい人
初心者であるがDIYで外壁塗装をしてみたい人

>>アクリル塗料の特徴とは?他塗料と比較したメリットデメリット

ウレタン塗料


ウレタン塗料は、ウレタン樹脂から作られる塗料です。

アクリル塗料よりも耐用年数が長いですが、全体の中では2番目に耐用年数が短く、昨今では外壁・屋根の塗装に用いられることは少なくなりました。

ウレタン塗料は、塗装費用をなるべく安く抑えたい場合や、10年以内に退去や解体が決まっている場合に向いています。費用を抑えるため、付帯部用の塗料として使用されることもあります。

ウレタン塗料の塗装費用は1,950円/㎡前後、耐用年数は8~10年が目安です。

【ウレタン塗料の価格と耐用年数】

価格 1,950円/㎡
耐用年数 5~7年
メリット 耐用年数から逆算して、10年以内に退去が決まっているケースに最適
デメリット コストパフォーマンスにおいてはシリコン塗料に劣る

こんな方におすすめ

10年以内に退居することが決まっている人
光沢や艶がある高級感を仕上がりに求める人
付帯部用の塗料を探している人

>>ウレタン塗装はどんな場合に向く?性能・費用・製品・塗装できる素材などを詳しく解説

シリコン塗料


シリコン塗料は、シリコン樹脂から作られる塗料です。

耐用年数・費用ともに標準的で、バランスの取れた塗料です。

2012年にラジカル制御形塗料が登場する前は、もっともコストパフォーマンスのよい選択肢でした。現在でも、一定以上の人気を誇っており、様々な製品が開発されています。

シリコン塗料の塗装費用は2,300円/㎡前後、耐用年数は10~15年が目安です。

【シリコン塗料の価格と耐用年数】

価格 2,300円/㎡
耐用年数 10~15年
メリット 製品開発が盛んなため、商品ラインナップが豊富
デメリット 中には耐用年数が短いシリコン塗料もあるため、選定には注意が必要

こんな方におすすめ

実績のある塗料を使って安心したい人
様々な製品から自分にあった塗料を選びたい人
価格、バランス、知名度を重視したい人

>>シリコン塗料って本当にいいの?おすすめ製品やメリット・デメリット、注意点を解説

ラジカル制御形塗料


ラジカル制御型塗料とは、「ラジカル」という塗膜を劣化させる成分の発生を抑制する力をもつ塗料です。

ラジカルは樹脂の名称ではないので、ラジカル塗料の中でも、アクリル樹脂のもの、シリコン樹脂のものなどに分かれます。

ラジカル塗料は、シリコン塗料とほぼ同価格なのに耐用年数が1~2年長いことから、現在もっとも人気を集めています。

近年開発されたばかりの塗料であることから技術が複雑で、利用実績数は多くないことも抑えておきましょう。

ラジカル(制御形)塗料の塗装費用は2,400円/㎡前後、耐用年数は12~16年が目安です。

【ラジカル制御型塗料の価格と耐用年数】

価格 2,400円/㎡
耐用年数 12年~16年
メリット もっともコストパフォーマンスが高い塗料
デメリット 技術が複雑で利用実績数も多くはない

こんな方におすすめ

コストパフォーマンスをもっとも重視したい人
低汚染機能を塗料に期待する人
紫外線に強い塗料を使いたい人

>>ラジカル塗料ってなにがすごいの?メリット・デメリットを徹底解説!

フッ素塗料


フッ素塗料とは、フッ素樹脂から作られる塗料のことです。

多少値は張りますが、耐用年数が長く、塗り替え回数を少なくできるメリットがあります。

フッ素以上の高グレード塗料は、通常の一戸建てよりも一回あたり工事費用が高額になる大きな邸宅や、塗装工事による休業や通行規制をなるべく避けたい商業施設などに使うと割安になります。

しかしながら、艶あり塗料しか選択できないため、マットな仕上りを希望する方には不向きです。

フッ素塗料の塗装費用は4,300円/㎡前後、耐用年数は15~20年が目安です。

【フッ素塗料の価格と耐用年数】

価格 4,300円/㎡
耐用年数 15年~20年
メリット 長期間で見た際に最もトータルコストを抑えることができる
デメリット 艶あり塗料しか選択できない

こんな方におすすめ

現在住んでいる住宅に15年以上住み続ける予定の人
長期的な観点に立ってトータルコストを抑えたい人
将来のメンテナンスの頻度を少なくしたい人

>>フッ素塗料の特徴、費用対効果は? 高価でも「屋根」と「雨どい」にはフッ素が効く!

無機塗料


無機塗料とは、鉱物やレンガ、ガラスなどの無機物(炭素を含まないもの)を配合して作られた塗料のことです。

塗料に有機物をほとんど含まないため劣化が遅く、寿命が非常に長いのが特徴です。

耐用年数が最も長い塗料になるため、塗り替えの回数をできるだけ減らしたいという方におすすめの塗料です。しかしながら耐用年数が長い分、他の外壁メンテナンス周期も考慮すると、コストパフォーマンスが下がる可能性もあります。

無機塗料の塗装費用は5,300円/㎡前後、耐用年数は25~30年が目安です。

【無機塗料の価格と耐用年数】

価格 5,300円/㎡
耐用年数 25年~30年
メリット 耐用年数が非常に長い
デメリット 他の箇所のメンテナンス周期を考慮すると、割高になる可能性もある

こんな方におすすめ

カビやコケの発生を抑えたい人
塗料に親水性を期待する人
費用がかかっても耐用年数の長い塗料を使用したい人

>>無機塗料って?メリット・デメリットと価格、代表的な塗料名を解説!

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外壁塗装塗料の基礎知識

塗料には価格と耐用年数以外にも「扱いやすさ」「ニオイの強弱」「色や光沢の強さ」「塗装可能な素材の数」などさまざまな違いがあります。

その多くは塗料にそえられている分類名を見ただけである程度判断できます

塗料の性能をあらわす用語やその中身を少し知っておくだけでも、希望に沿う塗料を見つけやすくなったり、勧められた塗料があなたの家に合うものかを判断できるようになるでしょう。

塗料の分類名を理解するためには、下記5つの知識が必要です。

外壁塗装塗料の基礎知識
  • 樹脂
  • 顔料
  • 光沢度
  • 水系・溶剤系
  • 1液・2液

ここからは、外壁塗装塗料の5つの知識について解説をします。

「樹脂」の違いは価格と耐用年数

グレードの解説とやや重複しますが、外壁塗料に使われる樹脂は4種類あり、樹脂だけである程度塗料の価格や耐用年数が分かります

外壁用塗料の合成樹脂4種と性能の違い
樹脂の種類 耐用年数 価格相場
アクリル 5~7年 1,400円~1,600円/㎡
ウレタン 7~10年 1,700円~2,200円/㎡
シリコン 10~15年 2,200円~3,000円/㎡
フッ素 15年~20年 3,800円~4,800円/㎡

現在外壁のリフォームには、シリコン塗料がもっとも多く使われています

「塗料の保証期間」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>「外壁塗装の保証期間は何年が目安?保証内容からわかる業者の信頼性と、万一の為にできる備え」

「顔料」の違いは色の有無

塗料の種類 性質・特徴
エナメル塗料
  • 顔料を含む
  • 色がついている
クリア塗料
  • 顔料を含まない
  • 無色透明

顔料とは、色に関わる成分です。

塗料のうち、「顔料を含むものをエナメル塗料」、「顔料を含まない透明な塗料をクリア塗料」と言います。

塗装業者とのやり取りでは、エナメル塗料という言葉が出てくることは多くありません。

一般的に多くの人が想定する塗料とは色のついた塗料になるので、わざわざエナメル塗料と呼ぶ必要がないからです。

家の状況によっては、クリア塗料で外壁塗装をするほうが望ましいケースがありますが、その場合に無色透明のクリア塗料を使用する場面があります。

例えば、「現在の外壁のデザインはそのままに、塗装によって外壁をメンテナンスしたい」といったケースです。

ここでは、クリア塗料は、無色透明の塗料であることを抑えるといいでしょう。

「クリア塗料」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>「クリア塗装を外壁にするメリットとデメリット。本当に効果はある?」

「光沢度」の違いはツヤの強さ

塗料の光沢と外壁塗装の仕上がり違い
つや消し 3分つや つや有り
つや消しで塗装した外壁 3分つやで塗装した外壁 つや有りで塗装した外壁

外壁塗装の際には、塗料の色だけでなく「ツヤの有無・強さ」も選べます。

塗料の光沢度は光沢の少ない順に「つや消し」「3分つや」「5分つや」「7分つや」「つや有り」の5種類が一般的です。

ここでは、大きく「つや有り」か「つや無し」かの違いについて解説します。

つや有りの特徴

つや有り塗料での塗装は、「何よりピカピカした外観」に仕上がります。

また、光沢度が高くなればなるほど、耐久性も高くなります。

好みで決めればよいのですが、一般的には光沢度の高いものほど耐候性が高いので、こだわりがなければ「つや有りを選ぶのが無難です。

つや無しの特徴

つや無し塗料での塗装は、「落ち着いたおしゃれ感をもった外観」に仕上がります。

対候性に若干劣ることがありますが、いかにも塗装をした感じを抑えることができ、控えめな良さを演出することができます。

マットな仕上がりを希望する人はつや消しや3分ツヤを選ぶと良いでしょう。

「水系・溶剤系」の違いは臭気の有無

塗料の種類 性質・特徴
水系塗料
  • ニオイがほとんどない
  • 乾燥時間が長い
溶剤系塗料
  • 刺激臭あり
  • 塗装可能な素材が多い
  • 耐久性が若干勝る

使用時に、「水で希釈するものを水系塗料」、「シンナー等の有機溶剤で希釈するものを溶剤系塗料」といいます。

塗料はそのままでは利用できず希釈をする必要があります。

水系塗料と溶剤系塗料とで、それぞれメリット・デメリットがあります。

水系塗料の特徴

水系塗料の一番の特徴は、「臭いがほとんどしない」ことです。

溶剤系塗料で発生する強い刺激臭がない分、工事期間中に気分が悪くなってしまう不安を回避できます。
また、塗料の臭いは施主のみならず、ご近所さんにも影響を与えますので、近隣迷惑にもならない点もメリットです。

これまでは、溶剤系塗料と比較した際の耐久性の低さが問題でしたが、近年は製品開発が進み、耐久性・価格ともに溶剤系塗料とほとんど差はないようになりました。

現在は、外壁塗装の多くのケースにおいて水性塗料が使用されています。

溶剤系塗料の特徴

溶剤系塗料はニオイがする代わりに「耐久性に若干勝ること」が特徴です。

水性塗料に比べて工事中の臭いはありますが、長期間つやを維持できます。
耐久性の面で軍配が上がることから、雨水の影響を受けやすい屋根塗装では現在でも油性塗料が使われるケースが多くあります。

また、鉄部など水性塗料での塗装が向かない箇所でも油性塗料が利用されます。

臭いが許容できる場合や、耐久性に安心感を得られたい方や、外壁につや感を出したい方は油性塗料」の使用を検討するとよいでしょう。

「1液・2液」の違いは扱いやすさ

塗料の種類 性質・特徴
1液型
  • 単独で固まる
  • 価格が若干安い
  • 扱いやすい
2液型
  • 硬化剤と混ぜると固まる
  • 耐久性が若干高い
  • 扱いにくい・プロ向き

硬化剤が最初から配合されている塗料を1液型塗料」、「硬化剤が配合されていない塗料を2液型塗料」と言います。

塗料を使用するには、希釈材以外にも硬化剤を混ぜ合わせる必要があります。
この硬化剤が最初から配合されているかが1液型と2液型塗料の違いです。

1液型塗料の特徴

1液型塗料は、「安くて誰にでも扱いやすい」のが特徴です。

硬化剤は職人さんがg単位で計算をして配合する作業が必要になりますが、1液型塗料は最初から硬化剤が配合されています。

また、硬化剤を混ぜ合わせた2液型塗料はその日の工事のうちに、混ぜ合わせた分だけの塗料を使い切らなければなりませんが、1液型塗料にはその心配も不要です。

しかしながら2液型塗料に比べて塗膜の密着性が低くく、耐久性には劣ります。

1液型塗料は、「価格を抑えたい方や、誰にでも扱いやすい塗料を使用したい方」におすすめです。

2液型塗料

2液型塗料は混合作業のぶん施工費用が少し高くなりますが、「耐久性に優れていること」が特徴です。

外壁への密着性という面では、1液型塗料と比較してかなり優れています。
特に、熟練の職人さんが2液型塗料で塗装をした外壁はとても美しく仕上がり、雨水や紫外線からの耐久性にも期待ができます。

しかしながら、塗装するごとに混合作業が必要な点で、扱いにくさが懸念されます。

2液型塗料は、「費用がかかってしまいますが、耐久性を重視される方」にはおすすめな塗料です。

この塗料、私の家で使うといくら?

※1時間以内に74人が ヌリカエで料金診断しました。

外壁塗装塗料に付加できる機能

塗料の本来の機能は塗装面の着色や保護です。しかしながら、塗料の製品によっては、以下のような付加機能を持たせることもできます。

【塗料に付加できる機能と効果・性能】

付加機能 効果・性能
遮熱機能 太陽熱による建物表面の温度上昇を抑える。
夏場の室内が快適になり、空調代が下がる。
断熱機能 外気と室内の温移動を抑える。
夏冬ともに快適になり、空調代が下がる。
弾性機能 乾燥後、伸縮性がある塗膜になる。
塗装した下地がヒビ割れても表面に亀裂が入りにくい。
親水性機能 親水性を含んだ塗膜になる。
雨水によって汚れを流れ落とす。
光触媒技術 光に反応して表面の自己洗浄効果が働く。
セルフクリーニング機能によりきれいな状態が長持ちする。
ナノコンポジット 塗膜内の「微粒子シリカ」という成分がナノレベルで均一に分散する。
表面に汚れをつきにくくする。

機能性塗料で塗装する場合、特殊機能のない同グレードの塗料よりも数百円~2,000円/㎡ほど費用が高くなることがあります。

ここからは、各機能の特徴と代表的なメーカーをご紹介します。

遮熱機能

遮熱機能は、太陽光を反射することで室温を下げる効果があります。室温を下げる効果はある一方で、「冬場に建物を寒さから守る力」という断熱効果を、遮熱機能はもっていません。

遮熱塗料を使った塗装に助成金が支給される自治体もあるので、お住いの地域によっては利用を検討してもよいでしょう。
>>遮熱塗料とは?メリット・デメリットや代表商品、使用がおすすめのケースを解説

断熱機能

断熱機能とは、太陽光の熱伝導を抑えて室内の温度変化を抑制する機能のことです。断熱機能と遮熱機能の大きな違いは、「室温の下降を抑制する効果があるかどうか」です。

断熱機能は屋外の熱の侵入を抑え、屋内の熱を逃げにくくする機能のため、暑さと寒さの両方に効果があります。

しかし、遮熱機能は屋外の熱を反射する塗料のため、暑さにしか効果がありません。断熱機能は遮熱機能よりも高機能なため価格も高いですが、室温を安定させたい方にはおすすめです。

>>断熱塗料のおすすめ商品5選!代表商品と特徴を徹底解説

弾性機能

弾性機能とは、伸縮性のある柔らかな性質をもつ素材のことです。弾性機能は塗膜が破れづらいことから、ひび割れや、地震、車など外部環境からの振動に強く、また防水性にも強い効果を発揮します。

ただし、湿気をため込みやすく、ほかの塗料に比べて塗膜が膨張しやすいこともあります。

メリットとデメリットを抑えたうえで、機能付加を検討しましょう。

>>弾性塗料って?工事前に必ず知っておきたい塗装の基礎知識!

親水性機能

親水性機能は、塗膜の表面についた雨水が水滴にはならずに薄く広がる機能のことです。

通常の塗膜は雨水が塗膜に馴染んでしまうところ、親水性をもつ塗膜の場合は、雨水が外壁に付着した汚れを浮かし、洗い落とす効果を発揮します。

親水性を含んだ塗料は様々な製品やグレードがありますので、ご自身のニーズにあったものから使用を検討してください。

>>無機塗料って?メリット・デメリットと価格、代表的な塗料名を解説!

光触媒技術

光触媒技術とは、セルフクリーニング機能と抗菌作用を発揮する機能のことです。

太陽光で表面をセルフクリーニングするため、汚れがつきにくく、耐用年数が長いのが特徴です。

昨今では、コロナウイルスへの抗菌効果が認められ、室内に用いられるケースが増えました。

>>光触媒塗料のメリット・デメリットは?代表商品の特徴・価格相場も解説

ナノコンポジット

ナノテクコンポジットとは、ナノテクノロジーによって塗料内の樹脂の配合量を減らす機能のことです。

塗膜内の「微粒子シリカ」という成分がナノレベルで均一に分散していることで、表面に汚れをつきにくくする効果があります。

また、塗料に含まれる樹脂を生産する過程では、一般的に多くの二酸化炭素が排出されます。しかし、ナノテク塗料であれば含まれる樹脂の量が少ないため、二酸化炭素の排出を抑制することができます。

この塗料、私の家で使うといくら?

※1時間以内に74人が ヌリカエで料金診断しました。

外壁塗装の人気塗料ランキング

「外壁塗装の塗料をとにかく早く決めたい!」「優秀な製品を先に知って、その中から選びたい!」という方に向けて、人気塗料ランキングを5つ紹介します。

順位 塗料名 実勢価格 特徴
1位 パーフェクトトップシリーズ 2,400円/㎡~
  • コストパフォーマンスが優秀
  • 取り扱い業者が多い
2位 プレミアムシリコンシリーズ 2,400円/㎡~
  • 上記「パーフェクトトップ」と同等
3位 スーパームキコート 3,700円/㎡~
  • 経年劣化によるクラックに強い
  • 耐用年数が長い
4位 セラミシリコンシリーズ 2,200円/㎡~
  • 塗装中のニオイがほぼない
  • 安全、低刺激
5位 セラミシリコンシリーズ 2,200円/㎡~
  • 塗装中のニオイがほぼない
  • 安全、低刺激

引用:「【2022年版】プロ300名がおすすめする人気塗料ランキング、パーフェクトシリーズ2連覇」リフォーム産業新聞

ここからは、それぞれの塗料の特徴と選ばれている理由について、解説します。

シリーズの中から代表的製品をピックアップして紹介しますので、気になった製品はメモしてみてください。

1位「パーフェクトトップシリーズ」(日本ペイント)

パーフェクトトップの塗料缶

塗料名 パーフェクトトップ
メーカー 日本ペイント
種別 水性アクリル塗料
実勢価格 2,400円/㎡~
耐用年数 14~16年
メリット 価格が安めで耐用年数が長い
デメリット 耐用実績がまだない

「パーフェクトトップ」は、大手塗料メーカーの日本ペイントが2012年に発売した外壁用塗料です。
従来の同価格帯の塗料よりも耐用年数が約2年長いことから、発売以後は多くの人々に選ばれるようになりました。

外壁塗装を安く済ませたい人、塗料のコストパフォーマンスを重視する人、どちらにもオススメです。

発売から日が浅いため、まだ一般家庭では公称の耐用年数を迎えていないのが、唯一のデメリットでしょうか。

2位「プレミアムシリコンシリーズ」(エスケー化研)

塗料名 プレミアムシリコン
メーカー エスケー化研
実勢価格 2,400円/㎡~
種別 水性シリコン塗料
耐用年数 14~16年
メリット 価格が安めで耐用年数が長い
デメリット 耐用実績がまだない

「プレミアムシリコン」は、大手メーカー「エスケー化研」が製造販売する外装用塗料です。
上記の「パーフェクトトップ」の人気を受けて、後続製品として販売開始されました。

発売前まで外壁塗装用として人気だったシリコン塗料に比べ、価格はほぼ同じなのに耐用年数が2年ほど長いことから新たな定番製品となりました。

パーフェクトトップと同じラジカル塗料ですが、ヌリカエ編集部では、パーフェクトトップより、プレミアムシリコンをオススメしています。

3位「クリーンマイルドシリーズ」(エスケー化研)

クリーンマイルドシリコン

塗料名 弾性クリーンマイルドシリコン
メーカー エスケー化研
実勢価格 2,710円円/㎡~
種別 油性シリコン塗料
耐用年数 12~15年
メリット 使用実績が豊富。扱いに長けた業者が多い
デメリット 油性なので塗装時のニオイがある

「弾性クリーンマイルドシリコン」は、依然として価格と耐用年数のバランスがよく、塗装可能な外壁の種類も多いのが特徴です。

どちらかというと、塗り替え工事の予算をなるべく抑えたい人にオススメです。
耐用年数も充分な期間があります。

4位「スーパームキコート」(ジャパンカーボライン)

スーパームキコート

塗料名 スーパームキコート
メーカー ジャパンカーボライン
実勢価格 3,700円/㎡~
種別 無機+有機のハイブリット塗料
耐用年数 20~30年
メリット 耐用年数がとても長く、耐火・親水性にも強い
デメリット 低汚染性能を発揮については自宅環境によってばらつきがある

「スーパームキコート」とは、ジャパンカーボラインというメーカーが開発した、外壁用の塗料です。
もっとも大きな特徴は、無機塗料と有機塗料を配合した製品であること。

無機塗料の対候性と有機塗料の弾力性といったそれぞれの長所を兼ね備えている[/text]ことが大きな魅力です。

耐用年数が非常に長いことが一番のメリットです。ただしスーパームキコートはメーカーオリジナル塗料として、全国の施工認定店のみ取り扱うことができます。
「とにかく外壁を丈夫にしたい!耐久性のある塗料を使用したい」という方にオススメです。

5位「セラミシリコンシリーズ」(エスケー化研)

弾性セラミシリコンの写真

塗料名 水性弾性セラミシリコン
メーカー エスケー化研
実勢価格 2,710円/㎡~
種別 水性シリコン塗料
耐用年数 12~15年
メリット 安価。塗装中のニオイがほぼない
デメリット 艶消しはできない

同価格帯の「クールマイルドシリコン」が油性塗料であるのに対し、本品は水性塗料のため、塗装作業時のシンナー臭がほぼしません
そのため、塗装費用を安く抑えつつ、家庭に子供やペット、塗料のニオイが苦手な方がいる場合にオススメです。

水性塗料であれば他の製品でもニオイはほぼありませんが、水性弾性セラミシリコンであれば高機能かつ実績豊富な安心感があります。

なぜラジカル制御型塗料が一番人気なの?

ここまで紹介した通り、外壁塗装で一番人気な塗料は「パーフェクトトップシリーズ」で「ラジカル制御型塗料」です

「ラジカル制御型塗料」は耐用年数と価格のバランスが最も良いことから、戸建て住宅の塗装に採用される頻度が高い塗料です。

実際、「【2022年版】プロ300名がおすすめする人気塗料ランキング、パーフェクトシリーズ2連覇(リフォーム産業新聞)」によると、外壁塗料ランキング1位の製品は、ラジカル制御型塗料となっています。

次点のプレミアムシリコンシリーズの獲得票数が39に対し、ラジカル制御型塗料のパーフェクトトップシリーズは60票も獲得していることから、圧倒的に人気であることをお分かりいただけるでしょう。

2022_外壁塗装塗料人気ランキング

引用:「【2022年版】プロ300名がおすすめする人気塗料ランキング、パーフェクトシリーズ2連覇」リフォーム産業新聞

従来は「シリコン塗料」の人気が高く、戸建ての塗装はとりあえずシリコン塗料を選んでおけば良いと言われていました。

しかし昨今は、「ラジカル制御型塗料」もシリコン塗料と同等のシェアを得つつあります。
これは、塗料の進化により、高機能な塗料が汎用塗料とほとんど変わらない価格で売られるようになったことが理由です。

外壁塗装の塗料には様々な種類があって選ぶのが大変…どれを選べばいいかわからないので人気な塗料を使用したい…という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな方はラジカル制御型塗料の「パーフェクトトップ」を選べば間違いありません。

この塗料、私の家で使うといくら?

※1時間以内に74人が ヌリカエで料金診断しました。

外壁塗装の塗料の選び方①コストパフォーマンス

塗料を選ぶ際に、コストパフォーマンスを重視したい方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

ヌリカエ編集部では、コストパフォーマンスを重視する方へ「スーパームキコート」「プレミアムシリコン」をおすすめしています。

30年以上居住確実 30年以上居住するか未定
製品名 スーパームキコート プレミアムシリコン
価格 3,700円/㎡~ 2,400円/㎡~
耐用年数 20~30年 14~16年

コスパを重視される方が注意すべきポイントは、価格と耐用年数のバランスです。
価格と耐用年数のバランスが塗料のコストパフォーマンスを左右するからです。

ここからは塗料のコストパフォーマンスを見る際に注意すべきポイントを解説します。

コストパフォーマンスを見る際の注意点

コストパフォーマンス高い塗料は、人によって違います。
現在住んでいる自宅に、「30年以上住み続ける場合は無機塗料」、「30年以上住み続けるか未定な場合はラジカル塗料」を選んでください。

下記は、30坪(119㎡)の自宅のメンテナンスを30年する際に必要な費用の塗料別にシミュレーション結果です。

バランスの取れたラジカル塗料 1回あたりの塗装代:2,500円×119㎡=297,500円
ラジカル塗料の耐用年数:15年
30年あたりの支出総額:297,250円×2=595,000円
最も安いアクリル系塗料 1回あたりの塗装代:1,500円×119㎡=178,500円
アクリル塗料の耐用年数:5年
30年あたりの支出総額:178,500円×6=1,071,000円
耐用年数の長い無機塗料 1回あたりの塗装代:4,000円×119㎡=476,000円
無機塗料の耐用年数:25年
30年あたりの支出総額:476,000円×1=476,000円

以上のことから、現在の自宅に30年以上住み続ける場合は無機塗料、30年以上住み続けるか未定な場合はラジカル塗料を使用することが最もコストパフォーマンスが高いことがお分かりいただけるかと思います。

長期的な視点に立ちつつコストパフォーマンスを考えて、どの塗料が自宅に最適か検討をしてみましょう。

価格を見る際の注意点

価格を見る際の注意点として、「1㎡当たりの単価はざっくりではなく、細かめに価格感を把握」してください。

先ほど紹介した通り、バランスの取れたラジカル塗料と高価な無機塗料では、1㎡あたり1,500円ほど差額があります。
これを30坪の戸建て住宅の総工費で計算すると、約12万円の差額が発生することになります。

安価なアクリル塗料と無機塗料の総工費の差額は約60万円です。

平米単価については、ざっくりではなくて、細かめに把握するようにしてください。

予算と相談しながら、丁度いい価格の塗料を選びましょう。

耐用年数を見る際の注意点

塗料の耐用年数とは、次の塗装までにどれくらいの年数もつかを示す指標です。

耐用年数が10年の塗料を塗った場合、次の塗装は約10年後になります。

耐用年数が長い塗料を使うほど外壁塗装の回数が減っていくので、トータルのメンテナンスコストは安くなることは先ほど解説をしました。
ある程度手元のお金に余裕があるのであれば、耐用年数が15年以上の塗料を選んでください。

ここで注意しなければならないのが、塗料の耐用年数は、「あくまで耐候性のテストの結果をもとに算出された指標」であることです。
実際に塗装をして観測したわけではありません。

実例がない以上、メーカーの製品説明通りの耐用年数があるとは限らないので、注意してください。

外壁塗装塗料の選び方②メーカー

塗料がどんな「メーカー」によって製造されているのかチェックすることも大切です。

ブランド力の高いメーカーの塗料を使用することには、下記のようなメリットがあります。

ブランド力のあるメーカー塗料を使用するメリット

  • 多くの業者が取り扱っているので施工不良が起きにくい
  • ぼったくり被害に遭いにくい
  • 相見積もりで料金比較しやすい

有名メーカーの塗料を使用することで、得られる何よりのメリットは、多くの業者が取り扱っているという点です。

業者が扱い慣れているため施工不良が起きにくく、取り扱い業者が多いことから、相見積もりを通じた料金比較を行いやすくなります。

日本の三大塗料メーカーは、「日本ペイント・エスケー化研・関西ペイント」です。ここからは、日本三大塗料メーカーの特徴と各メーカーが開発しているラジカル塗料を紹介します。

日本ペイント

日本ペイントの代表製品は下記の通りです。

製品名 パーフェクトトップ
価格 2,400円/㎡~
耐用年数 14~16年

日本ペイントは、三大メーカーの中でも最も知名度のあるメーカーです。

日本初の塗料メーカーであり、塗料メーカーの世界ランキングでも世界第4位となっております。

確実かつ品質の高い塗料で施工をしたい方は、日本ペイントのパーフェクトトップを使用するとよいでしょう。

エスケー化研

エスケー化研の代表製品は下記の通りです。

製品名 プレミアムシリコン
価格 2,400円/㎡~
耐用年数 14~16年

エスケー化研は、三大メーカーの中で最もシェアが高いメーカーです。

日本ペイントや関西ペイントは車体用塗料にも注力しているのに対して、エスケー化研は外壁塗装塗料の開発に力を入れています。

エスケー化研のプレミアムシリコンは、30年以上住み続けることが確実な場合を除いて、コストパフォーマンスのもっとも高い塗料としてもご紹介をしました。

迷った場合は、エスケー化研のプレミアムシリコンを選んでおけば間違いはありません。

関西ペイント

関西ペイントの代表製品は下記の通りです。

製品名 アレスダイナミックtop
価格 2,600円/㎡~
耐用年数 14~16年

関西ペイントは、三大メーカーの中でも環境に配慮された製品で充実しているメーカーです。

日本ペイントとエスケー化研が販売しているラジカル塗料との違いとして、付属の専用強化剤があります。

この強化剤の働きによって、雨天でも塗装作業を行うことができます。

雨天による工事の遅れを防ぎたい・スケジュール通り工期を進めたい方には、特におすすめな塗料です。

外壁塗装塗料の代表的メーカーと製品一覧

最後に、国内の主要塗料メーカーを網羅しました。

最大手のメーカーは「日本ペイント」「エスケー化研」「関西ペイント」の3社です。

塗料選びに迷ったときは、上記の3社の塗料を選んでおけば失敗は少ないでしょう。

メーカー名(※50音順) 代表的な塗料製品
アトミクス株式会社 アトムシリーズ、アトレーヌシリーズ
イサム塗料株式会社 アトロンエラストマーWT、イサムフレッシュベース1液
AGCコーテック株式会社 ボンフロン
エスケー化研株式会社 エスケープレミアムシリコン、SKシリコンクリヤーW
株式会社トウペ レベルフロン
株式会社日進産業 GAINA(ガイナ)
株式会社ピアレックステクノロジーズ ピュアコート
川上塗料株式会社 ネオプラマイルド
関西ペイント株式会社 アレスシリーズ、セラMフッソ
菊水化学工業株式会社 キクスイSPシリーズ、水系ファインコートシリーズ
神東塗料株式会社 シントーハヤブサシリコン、2液マイルドUシーラー
スズカファイン株式会社 WBアートSi
大同塗料株式会社 アクアシール、ハイルーフシリーズ
大日本塗料株式会社 エコクールシリーズ、リフレッシュシリコンEXTRA
TOTOオキツモコーティングス株式会社 ハイドロテクトカラーコート
日本特殊塗料株式会社 シルビアセラティーN遮熱
日本ペイント株式会社 パーフェクトトップ、ファインシリコンフレッシュ
水谷ペイント株式会社 ナノコンポジットF
ロックペイント株式会社 サンフロンUV、サンフロンアクア

「塗料メーカー」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>「日本の代表的な塗料メーカー10社を紹介!特色と代表商品をチェック」

この塗料、私の家で使うといくら?

※1時間以内に74人が ヌリカエで料金診断しました。

最後に:後悔のない外壁塗装を目指して

塗料選びは、外壁塗装の成否を分ける大事な作業です。

塗料次第で家の耐用年数が数年間変わったり、費用が数十万円変わったりします。

だからこそ、冒頭でお伝えした「本当に理解・納得した上でのベターな選択なのか?」という問いを忘れず、時々この記事に立ち返りながら、ぜひ、賢い塗料選びを実践していってください。

塗装方法や種類、使用する道具については、こちらの記事で詳しく解説しております。

ぜひ参考にしてください。

この塗料、私の家で使うといくら?

※1時間以内に74人が ヌリカエで料金診断しました。
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