【2025年最新】屋根塗装の費用相場は?内訳とその単価も詳しく紹介!

  • 【更新日】2025-02-14
屋根塗装相場

屋根塗装の相場は、一般的な戸建て住宅で30坪の場合、40万円~60万円が相場です。

屋根塗装の費用相場と単価は、使用する塗料や屋根材、屋根の面積、足場代などの人件費によって異なります

塗料や屋根材、足場代ごとの単価は、シリコン塗料は2,300円/㎡、スレート屋根は2,000円~3,000円/㎡、足場代は700円~1,000円/㎡が相場です。

本記事では、屋根塗装をお考えの方へ、当サービスを利用して工事をした方が実際に屋根塗装にかけた金額や、内訳ごとの㎡あたりの単価、よくある見積もり事例や高くなるケースなどを解説いたします。

費用の内訳ごとの相場も詳しくご紹介していますので、適正な費用で見積もりが出されているかなどの確認としてもお役立てください。

小林成光(コバヤシマサミツ)さんのプロフィール写真 監修者:外装劣化診断士 小林 成光

600件以上の現地調査を実施する過程で得た専門性を生かし、日本発のネット見積もりシステムでビジネスモデル特許を取得。ヌリカエにて、外装工事の専門家として、顧客・加盟企業のサポート・コラムの監修に従事。 ▼略歴・プロフィール
「監修者|小林 成光(株式会社Speee)」

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屋根塗装の費用相場は30坪で40万円~60万円

屋根塗装をした場合の相場は、一般的な30坪の住宅で40万円~60万円です。

以下のグラフは、本サイト「ヌリカエ」を利用して行われた屋根塗装工事(1,824件分)の費用分布です。もっともシェアの高いシリコン塗料を用いて、30坪の住宅を塗装したデータを抽出しています。

屋根塗装の費用分布

かなり幅広く分布しているものの、中でも40万円~60万円がボリュームゾーンだと言えます。

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塗料ごとの費用相場・単価

塗料の価格と耐用年数の対応を表した画像。

屋根塗装は、使う塗料によって費用が変わります。

例えば、塗料なかでも最も人気のあるシリコン塗料は2,300円/㎡が相場です。また、耐用年数の高いフッ素塗料は4,300円/㎡/が相場となります。

安い塗料で費用を抑えることも可能ですが、安い塗料は耐用年数が短い傾向にあるため注意してください。

下記の表は、30坪(約100㎡)ほどの住宅を仮定して、塗料の種類ごとに単価と総額の相場をまとめたものです。

塗料の種類 耐用年数 単価(㎡) 総額(約100㎡)
アクリル塗料 5~7年 1,500円 14万円~16万円
ウレタン塗料 8~10年 2,000円 17万円~22万円
シリコン塗料 10~15年 2,300円 23万円~30万円
ラジカル制御型塗料 10~15年 2,400円 25万円~30万円
フッ素塗料 15~20年 4,300円 38万円~48万円
光触媒塗料 15~20年 4,000円 42万円~50万円
無機塗料 20~25年 5,300円 45万円~55万円

ちなみに、上記の塗料のなかで最もコスパが良く人気な塗料はシリコン塗料です。そのため、使う塗料を決められない場合はシリコン塗料を希望してみることをおすすめします。

また、30坪(約100㎡)ほどの住宅で使用する塗料の分量は2缶程度ですので、もしも見積に記載されている塗料の分量があまりにも多い場合は業者に確認してみると良いでしょう。

ここからは、各塗料ごとの塗装単価について詳しく解説します。

「塗料の種類」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。

アクリル塗料

アクリル塗料は、屋根塗装に使われるもののなかで最も価格が安い塗料です。

ただし、他の塗料と比較すると耐久性に劣るため、通常であれば屋根塗装で使われることはありません。

アクリル塗料の単価は1,500円/㎡、総額は14万円~16万円(約100㎡の場合)となります。

耐用年数は5年~7年です。

「アクリル塗料」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。

ウレタン塗料

ウレタン塗料は、シリコン塗料に次ぐ耐用年数をもつ塗料です。

一昔前はよく使われていましたが、現在はより性能と価格のバランスがよいシリコン塗料が主流になっています。

ウレタン塗料の単価は、2,000円/㎡、総額は17万円~22万円(約100㎡の場合)となります。

耐用年数は8年~10年です。

「ウレタン系塗料」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。

シリコン塗料

シリコン塗料は、屋根塗装や外壁塗装でよく使われる人気の塗料です。

耐久性と価格のバランスが良いため、コストパフォーマンスに優れていると言えます。

ウレタン塗料の単価は、2,000円/㎡、総額は17万円~22万円(約100㎡の場合)となります。

耐用年数は8年~10年です。

「シリコン系塗料」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。

ラジカル塗料

ラジカル塗料は、紫外線による劣化を抑制する成分が含まれた比較的新しい塗料です。正式名称を「ラジカル制御型塗料」といいます。

シリコン塗料よりも耐用年数が長い分、単価は高めです。また、成分の特徴によって濃色だと効果が発揮されない点に注意してください。

ラジカル塗料の単価は、2,400円/㎡、総額は25万円~30万円(約100㎡の場合)となります。

耐用年数は10年~15年です。

「ラジカル塗料」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。

フッ素塗料

フッ素塗料は、シリコン塗料やラジカル塗料よりもグレードの高い塗料です。東京スカイツリーなどの大型建築物にも使われています。

耐用年数が長く、紫外線や雨などによる劣化やコケやカビが付きにくいのが特徴です。

フッ素塗料の単価は、4,300円/㎡、総額は38万円~48万円(約100㎡の場合)となります。

耐用年数は15年~20年です。

「フッ素塗料」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。

無機塗料

無機塗料は、塗料のなかで最も耐用年数が長い塗料です。

セラミックといった無機物を主成分としているため、紫外線や雨水による劣化反応が起こりにくい、燃えにくいという性質があります。

1回あたりの塗装費用は高くなりますが、塗り替え頻度は少なくなるため長期的なメンテナンスコストで考えると経済的です。

無機塗料の単価は、5,300円/㎡、総額は45万円~55万円(約100㎡の場合)となります。

耐用年数は20年~25年です。

「無機塗料」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。

遮熱塗料

遮熱塗料は、太陽光を反射し室内を涼しくする効果に期待できる塗料です。紫外線を吸収しにくくなるため、屋根材の劣化スピードも遅くすることができます。

遮熱塗料の単価は、3,00円/㎡、総額は35万円~52万円(約100㎡の場合)です。

耐用年数は使われている樹脂によって変わります。シリコン樹脂が使われた遮熱塗料であれば10年~15年、フッ素の場合は15年~20年前後とります。

「遮熱塗料」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。

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足場代・人件費の費用相場・単価

屋根塗装の費用は、足場代と人件費によっても大きく変わります。

特に、足場代は一般的に10万円以上かかることに加え、業者によっては不明瞭な料金計算で相場よりも高くしている可能性もありので注意してください。

人件費は、高圧洗浄費や養生費用などをまとめたものです。各人件費は屋根の面積や劣化状況により大きく変動します。

どれも細かい内訳になりますが、屋根塗装には欠かせないものです。

人件費は主に仕事量に比例するため、屋根の面積が広いほど高くなる傾向にあります。下記の表は、一般的な30坪(100㎡)程度の住宅における人件費の単価と総額の相場をまとめたものです。

工事内容・費用項目 単価 総額(約100㎡)
高圧洗浄 100円~200円/㎡ 2万~3万円
養生費用 200円~500円/㎡ 1万~2万円
タスペーサー 10円~50円/ 4万~6万円
下地補修代 300〜2,500円/㎡ 2万~4万円
諸経費(移動費・廃棄物処理費 等) ここまでの合計金額の20~30%
消費税 一律10%
合計 10万円~20万円

まずは足場代の相場から確認していきましょう。

足場代の費用相場・単価

一般的な30坪程度(2階建て)の住宅の場合、足場代は16万円~23万円が相場となります。

足場は住宅の面積や外周のほか、高さ(階数)によっても必要な面積が増えていくため、2階建てと3階建てでは費用が5~10万円ほど変わるケースも珍しくないことを理解しておきましょう。

下記の表は2階建ての住宅と想定し、坪数ごとに必要となる足場の面積と費用相場をまとめたものです。

延べ坪 足場面積 費用相場
25坪 212㎡ 15万円~21万円
30坪 228㎡ 16万円~23万円
35坪 242㎡ 17万円~24万円
40坪 255㎡ 18万円~26万円
45坪 268㎡ 19万円~27万円

また敷地が狭いなどで足場の組み立てや搬入が困難である場合などは、相場よりも足場代が高くなる傾向にあるため注意しておきましょう。

ここからは、各人件費ごとの単価について詳しく解説します。

足場代について更に詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。

高圧洗浄

高圧洗浄は、塗料を塗る前に外壁を綺麗に整えるために行う作業です。屋根塗装における下地処理として欠かせない工程となります。

高圧洗浄には、水のみを使う方法と洗浄剤も使うバイオ高圧洗浄の2種類がありますが、特別な理由がない限り水のみを使う方法で問題ありません

水のみの高圧洗浄の単価は、100円~200円/㎡、総額は2万円~3.5万円(約100㎡の場合)が相場となります。

バイオ高圧洗浄の場合は、単価が200円~300円/㎡、総額は3万円~4円(約100㎡の場合)が目安です。

養生費用

養生費用は、塗装箇所以外の部分をカバーするために必要な費用です。

下地処理や塗装中は、汚れや細かな塗料が飛散するため、雨樋やベランダなどが汚れないようにする必要があります。

養生費用の単価は、200円~500円/㎡、総額は1万円~2万円(約100㎡の場合)です。

タスペーサー

タスペーサーは、塗装によって埋まる屋根材同士の間に隙間を作るための道具です。「縁切り」とも言います。

塗装すると、屋根材と屋根材の隙間が埋まってしまいます。隙間は雨水を下に流すために必要な部分です。そのため、タスペーサーを使って埋まった隙間を切り離していきます。

タスペーサーの単価は、10円~50円/個、総額は4万円~6万円(約100㎡の場合)が相場です。

下地補修代

下地補修代は、塗装前に屋根材にできた汚れや錆びを落として表面を平滑にするために必要な費用です。

高圧洗浄と同じく、下地補修は屋根塗装の仕上がりを左右する大事な工程です。

汚れや錆びの発生が広範囲にわたっている場合、その分費用が高くなります。

下地補修代の単価は、300円~2,500円/㎡、総額は2万円~4万円(約100㎡の場合)が相場です。

諸経費

諸経費は、資材の運搬や廃棄物処理費などをまとめた費用のことです。業者によっては、見積もりにそれぞれ細かく記載している場合もあります。

諸経費は、ここまでご紹介した人件費の合計額の20%~30%が相場です。例えば、高圧洗浄から下地補修代の合計が15万円の場合、諸経費は2万円~4,5万円が相場です。

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屋根材ごとの費用相場・単価

元の屋根材の材質によっても、費用相場が変わります。 屋根材によって塗装面の状態が変わるため、塗料の密着力や使う量が変わるためです。

下記の表は、一般的な30坪(100㎡)程度の住宅における屋根材ごとの単価と総額の相場をまとめたものです。

屋根材 単価(㎡) 100㎡(約30坪)の場合の総額
スレート屋根 2,000円〜3,000円 20万円〜30万円
瓦屋根 1,500円〜2,500円 15万円〜25万円
金属屋根(トタン等) 2,500円〜4,000円 25万円〜40万円

最も安価な瓦屋根と最も高価な金属屋根を比較すると、同じ面積でも最大25万円の価格差が生じる可能性があります。

ここからは、各屋根材ごとの塗装単価について詳しく解説します。

屋根材について更に詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。

金属屋根

ガルバリウム鋼板やトタンなどの金属屋根は、軽量かつ汚れが付きにくいという特徴があります。

しかし、汚れが付きにくい分、塗料が密着しづらいため他の屋根材の塗装費用よりも高額になるケースが多いです。

金属屋根の場合、塗装単価は2,500円~4,00円/㎡、総額は25万円~40万円(約100㎡の場合)が相場となります。

スレート屋根

スレート屋根は、セメントが主成分で軽量な屋根材です。住宅における屋根材で7割のシェアがあります。

普及率が高いため、金属屋根などに比べて塗装費用も安くなる傾向にあります。ただし、塗料の吸収率が良いため同じ面積でも瓦屋根より高額になるケースが多いです。

スレート屋根の場合、塗装単価は2,000円~3,00円/㎡、総額は20万円~30万円(約100㎡の場合)が相場です。

瓦屋根

瓦屋根にはいくつか種類があり、その種類によって塗装単価が異なります。

例えば、古くからある「日本瓦」(粘土系の瓦)は、耐久性が非常に高いため塗装によるメンテナンスは不要です。

しかし、セメントや砂を主成分とする「セメント瓦」と「モ二エル瓦」は、瓦自体に、防水性や防汚性がないため塗装が必要になります。

瓦屋根の場合、塗装単価は、1,500円~2,500円/㎡、総額は15万円~25万円(約100㎡の場合)が相場です。

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屋根塗装工事の見積もり事例

ここからはよくある屋根塗装工事の見積もり事例を紹介します。

紹介する事例は、よく使用されるウレタン・シリコン・ラジカル・フッ素・遮熱・無機塗料を使って、30坪の住宅で屋根塗装工事をした場合を想定しています。

 

ウレタン塗料の見積もり例<311,792円>

摘要 詳細 数量 単位 単価 金額
足場工事 クサビ式足場 200 700 140,000円
養生 200 200 40,000円
高圧洗浄 土間含む 55 180 9,900円
下地調整 棟板金釘打ちコーキング 1 30,000 30,000円
屋根塗装 ウレタン系塗料使用
屋根塗装下塗り マイルドシーラーEPO 55 560 30,800円
屋根塗装中塗り ヤネフレッシュ 55 830 45,650円
屋根塗装上塗り ヤネフレッシュ 55 830 45,650円
縁切り タスペーサー 55 350 19,250円
諸経費 上記金額合計の5% 13,498円
消費税 諸経費含めた金額の10% 28,345円
合計 311,792円

参考:エスケー化研

シリコン塗料の見積もり例<316,874円>

摘要 詳細 数量 単位 単価 金額
足場工事 クサビ式足場 200 700 140,000円
養生 200 200 40,000円
高圧洗浄 土間含む 55 180 9,900円
下地調整 棟板金釘打ちコーキング 1 30,000 30,000円
屋根塗装 シリコン系塗料使用
屋根塗装下塗り マイルドシーラーEPO 55 640 35,200円
屋根塗装中塗り エスケープレミアムルーフシリコン 55 960 52,800円
屋根塗装上塗り エスケープレミアムルーフシリコン 55 960 52,800円
縁切り タスペーサー 55 350 19,250円
諸経費 上記金額合計の5% 13,718円
消費税 諸経費含めた金額の10% 28,807円
合計 316,874円

参考:エスケー化研

ラジカル塗料の見積もり例<314,969円>

摘要 詳細 数量 単位 単価 金額
足場工事 クサビ式足場 200 700 140,000円
養生 200 200 40,000円
高圧洗浄 土間含む 55 180 9,900円
下地調整 棟板金釘打ちコーキング 1 30,000 30,000円
屋根塗装 ラジカル系塗料使用
屋根塗装下塗り ハイポンルーフデクロ 55 610 33,550円
屋根塗装中塗り ファインパーフェクトルーフ 55 910 50,050円
屋根塗装上塗り ファインパーフェクトルーフ 55 910 50,050円
縁切り タスペーサー 55 350 19,250円
諸経費 上記金額合計の5% 13,635円
消費税 諸経費含めた金額の10% 28,634円
合計 314,969円

画像出典:日本ペイント

フッ素塗料の見積もり例<325,133円>

摘要 詳細 数量 単位 単価 金額
足場工事 クサビ式足場 200 700 140,000円
養生 200 200 40,000円
高圧洗浄 土間含む 55 180 9,900円
下地調整 棟板金釘打ちコーキング 1 30,000 30,000円
屋根塗装 フッ素系塗料使用
屋根塗装下塗り マイルドシーラーEPO 55 770 42,350円
屋根塗装中塗り クールタイトF 55 1,160 63,800円
屋根塗装上塗り クールタイトF 55 1,160 63,800円
縁切り タスペーサー 55 350 19,250円
諸経費 上記金額合計の5% 14,075円
消費税 諸経費含めた金額の10% 29,558円
合計 325,133円

画像出典:エスケー化研

無機塗料の見積もり例<334,661円>

摘要 詳細 数量 単位 単価 金額
足場工事 クサビ式足場 200 700 140,000円
養生 200 200 40,000円
高圧洗浄 土間含む 55 180 9,900円
下地調整 棟板金釘打ちコーキング 1 30,000 30,000円
屋根塗装 無機系塗料使用
屋根塗装下塗り ハイポンルーフデクロ 55 920 50,600円
屋根塗装中塗り ニッペパーフェクトセラミックトップG 55 1,380 75,900円
屋根塗装上塗り ニッペパーフェクトセラミックトップG 55 1,380 75,900円
縁切り タスペーサー 55 350 19,250円
諸経費 上記金額合計の5% 14,488円
消費税 諸経費含めた金額の10% 30,424円
合計 334,661円

参考:日本ペイント

遮熱塗料の見積もり例<337,202円>

摘要 詳細 数量 単位 単価 金額
足場工事 クサビ式足場 200 700 140,000円
養生 200 200 40,000円
高圧洗浄 土間含む 55 180 9,900円
下地調整 棟板金釘打ちコーキング 1 30,000 30,000円
屋根塗装 遮熱系塗料使用
屋根塗装下塗り サーモアイシーラー 55 960 52,800円
屋根塗装中塗り サーモアイシリコン 55 1,440 79,200円
屋根塗装上塗り サーモアイシリコン 55 1,440 79,200円
縁切り タスペーサー 55 350 19,250円
諸経費 上記金額合計の5% 14,598円
消費税 諸経費含めた金額の10% 30,655円
合計 337,202円

参考:日本ペイント

よくある事例に絞って、紹介をしました。

屋根塗装の費用相場は、自宅の大きさ(屋根の大きさ)・使用する塗料・足場代によって、費用が変わることがお分かりいただけたかと思います。

それぞれ、費用が変動する理由について詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてください。

▼「自宅の大きさ(屋根の大きさ)」について詳しく知りたい方
>>屋根面積がすぐわかる方法!図面不要・手順や計算もやさしく解説

▼「使用する塗料」について詳しく知りたい方
>>屋根塗料の種類は多種多様!それぞれの特徴を解説

▼「足場代」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>足場代の相場はいくら?外壁・屋根塗装の足場はなぜ高い?

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屋根塗装の費用が高くなるケース

屋根塗装は家屋のメンテナンスにおいて重要な作業ですが、状況によっては予想以上に費用がかさむことがあります。

ここでは、屋根塗装の費用が特に高くなりやすい3つのケースについて詳しく説明します。

屋根の劣化が進行している場合

屋根の劣化が著しく進行している場合、塗装前の補修作業が必要となり、費用が大幅に増加する可能性があります。

経年劣化や気象条件による損傷が進んだ屋根では、単なる塗装では対応できない問題が生じていることがあります。例えば、屋根材のひび割れや剥がれ、雨漏りの発生などが見られる場合、これらの問題を解決するための補修作業が必要になります。

補修作業には追加の材料費と労力がかかるため、全体の費用は通常の塗装工事よりも高くなります。また、劣化が進んでいる場合は、より耐久性の高い高品質な塗料を使用する必要があり、これも費用増加の要因となります。

複雑な形状や大規模な屋根の場合

屋根の形状が複雑であったり、規模が大きい場合も、塗装費用が高くなりやすいケースです。

例えば多くの角や曲線を持つデザイン性の高い屋根では、塗装作業が技術的に難しくなります。細かい部分まで丁寧に塗装する必要があるため、作業時間が長くなり、人件費が増加します。

また、屋根の傾斜が大きかったり面積が大きいと、必要な塗料の量が増えるだけでなく、作業期間も長くなります。

これらの要因により、複雑な形状や大規模な屋根の塗装は、標準的な屋根と比べて費用が高くなる傾向があります。

特殊な塗料や工法を使用する場合

環境への配慮や特別な機能を求める場合、特殊な塗料や工法を使用することがあり、これにより費用が増加します。

例えば、高い断熱性能を持つ遮熱塗料や、長期間のメンテナンスフリーを実現するフッ素塗料などを選択すると、通常の塗料よりも材料費が高くなります。

これらの特殊塗料は、長期的には省エネ効果やメンテナンス費用の削減につながる可能性がありますが、初期投資は大きくなります。

また、環境に配慮した低VOC(揮発性有機化合物)塗料や、特殊な塗装技術を要する工法を採用する場合も、高度な技術や知識を持つ専門業者による施工が必要となるため、追加の費用がかかります。

ただし、これらの投資が長期的には家屋の価値向上や維持費の削減につながる場合もあるため、単に初期費用だけでなく、長期的な視点で判断することが重要です。

適切な業者と相談しながら、自身の状況に最適な塗装プランを選択することをおすすめします。

遮熱塗料やフッ素塗料について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。

>>遮熱塗料ってどんな塗料?効果や価格、デメリットなどを解説!

>>フッ素塗料の特徴、費用対効果は? 高価でも「屋根」と「雨どい」にはフッ素が効く!

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記事のおさらい

屋根塗装の費用相場はいくら?

日本の平均的な自宅の大きさである30坪で屋根塗装工事のみをした場合の費用相場は40万円~60万円です。

詳しく知りたい方は屋根塗装の費用相場は?をご覧ください。

塗料の単価相場はいくら?

ウレタン塗料で、1,700円/㎡~2,000円/㎡、シリコン塗料で2,500円/㎡~3,000円/㎡、フッ素塗料で3,800円/㎡~4,800円/㎡が、単価相場です。屋根塗装の相場は自宅の大きさや使用する塗料の種類によって異なるため、確からしい費用相場を知りたい方は、塗料の単価を確認しましょう。

詳しくは【外壁塗装の工程表】をご覧ください。

▼書籍
  • 菊池克弘『住宅リフォーム重要事項32選』都市環境建設 2015
  • 建築工事研究会『積算資料ポケット版 リフォーム編 2022年度版』一般社団法人経済調査会 2021
  • みんなの建材倶楽部『使える!!内外装活用シート 2016-2017』エクスナレッジ 2016
  • 田村誠邦・甲田珠子『プロのための住宅・不動産の新常識』エクスナレッジ 2019