屋根材10種類を徹底比較!価格、メリット・デメリット、代表製品23点

  • 【更新日】2022-01-20
屋根材10種類を徹底比較!価格、メリット・デメリット、代表製品23点

お家に使う屋根材選びで迷ってはいませんか?
本記事は、数ある屋根材のなかでも候補とすべき10種類の素材とその代表商品、特徴、価格などについてまとめました。

また、使ってみたい屋根材の候補が絞れてきた方に向けて、各屋根材の定番製品・人気製品の紹介も行っています。

「屋根工事の種類」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>「屋根工事は8種類!工事内容、費用相場、日数、業者選び…全て解説します」

屋根材は決まった!工事金額はざっくりいくらだろう?

屋根材はどうやって選べばいい?

屋根材を選ぶ際に見るべきポイントは、次の4つです。

  1. 重さ
  2. 価格
  3. デザイン
  4. 耐用年数

自分の家で使う屋根材を決める場合は、1番目の「重さ」から順番に考えると良いです。
ポイントに沿って屋根材を選ぶまでの流れを解説します。

①重さ

まずは新築時の業者かリフォーム業者に相談し、自分の家で使える重さの屋根材を絞り込みましょう

屋根材はもっとも軽いものと重いもので20倍近くの重量差があります。
そのため家の設計上耐えられる重さにより、使える屋根材が限られる場合があります

②価格(予算)

重さが問題なければ、次は予算内で使える屋根材かどうかをチェックしましょう。

屋根材は、安いものでも1㎡あたり4,000円以上、高いもので12,000円以上します。
屋根面積を80㎡とすると、その価格差は64万円以上となります。

③色・デザイン

予算の条件がクリアできれば、次は色やデザインが気に入るかを判断しましょう。
屋根材単独の色や形を気にするだけでなく、汚れの目立ちにくさや、外壁や周囲の家と違和感はないかも気にするべきです。

屋根材選びで、もっとも考えるのが楽しい段階です。

④耐用年数

耐荷重・価格・デザインに納得いったあとは、最後に屋根材の耐用年数も確かめておきましょう。
具体的には、住む予定の年数に対して耐用年数が十分かどうか要確認です。

耐用年数は屋根材による違いパターンが少なく、極端に寿命が短いものもないため、最後にチェックする程度で十分でしょう。

「屋根材ごとの耐用年数」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>「屋根の耐用年数はいつ?スレート・トタン・瓦・ガルバリウム…寿命とメンテナンス法を調査」

【10種類】の屋根材の特徴・価格・耐用年数

屋根材には主に以下の10種類があります。

  1. スレート
  2. ガルバリウム鋼板
  3. ジンカリウム鋼板
  4. アスファルトシングル
  5. 陶器瓦
  6. 陶板
  7. トタン
  8. セメント瓦
  9. 陸屋根
  10. 銅板

それぞれの屋根材の「メリット・デメリット」「価格」「メンテナンス頻度」などの情報を比べていきましょう。

屋根材① スレート

濃灰色のスレート屋根

スレートとは、セメントと繊維素材を薄い板に加工した屋根材です。
メーカーや業者によっては「コロニアル」や「カラーベスト」という別名を使うこともあります。

スレートのメリットは、以下の3つです。

  • 価格が安い
  • 色やデザインが豊富
  • 対応できる業者が多い

反対に、デメリットは以下の3つです。

  • こまめなメンテナンスが必要
  • 気候や人の重さで割れやすい
  • 乾きにくくコケや藻が生えやすい

施工費用は、1㎡あたり4,000円~8,000円と、屋根材の中では安価です。

スレート屋根の耐用年数は25~30年、長くても40年弱でしょう。
スレート屋根にカビやコケの発生、退色、割れ、棟の釘の緩みなどが見られたらメンテナンスが必要です。

雨漏りなどの心配なく済み続けるには、5年おきにひびのチェック・補修を行うのが安心です。

「スレート屋根」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>「スレート屋根とは? 特徴・修理方法・メンテナンス周期・費用を全解説」

屋根材② ガルバリウム鋼鈑

グレーのガルバリウム鋼板屋根

ガルバリウム鋼板とは、表面にアルミニウム・亜鉛・シリコンでメッキを施した薄い鉄板です。
同じ金属系のトタンの弱点だった“錆びやすさ”が大きく解消されており、現在リフォーム工事ではもっとも人気の屋根材です。

ガルバリウム鋼板のメリットは、以下の4つです。

  • 耐用年数が長め
  • 防水性・防火性が高い
  • 軽量で耐震性が高い
  • 勾配の少ない屋根にも対応

反対に、デメリットは以下の2つです。

  • 断熱性・遮音性が低い
  • キズやへこみに弱い

施工費用は、1㎡あたり6,000円~12,000円です。

ガルバリウム鋼板屋根の耐用年数は30~40年です。
ガルバリウム鋼板にサビ、穴あき、棟の釘のゆるみなどが見られたらメンテナンスが必要です。

「ガルバリウム鋼板屋根」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>「ガルバリウム屋根のメリット・デメリット。他の屋根材と徹底比較!」

屋根材③ ジンカリウム鋼板

濃緑色のジンカリウム鋼板屋根

ジンカリウム鋼板は表面を砂粒でコーティングした金属板です。
このコーティングにより、ガルバリウム鋼板の弱点だった遮音性・断熱性の低さが解消されています。

ジンカリウム鋼板のメリットは、以下の3つです。

  • 遮音性、断熱性が高い
  • 再塗装がいらない
  • サビや紫外線に強い

反対に、デメリットは以下の3つです。

  • ガルバリウム鋼板よりは重い
  • 石粒が剥がれ落ちてくる
  • 価格が高め

施工費用は、1㎡あたり8,000円~14,000円です。

ジンカリウム鋼板屋根の耐用年数は30年~40年です。
ジンカリウム鋼板屋根に、石粒の剥げ、浮き、棟の釘のゆるみなどが見られたらメンテナンスが必要です。

屋根材④ アスファルトシングル

アスファルトシングル材

アスファルトシングルとは、アスファルトで表面をコーティングされたシート状の屋根材です。
アメリカ等では多く使われていますが、日本ではここ10年間で普及した比較的新しい素材です。

アスファルトシングルのメリットは、以下の3つです。

  • 防水性・防音性が高い
  • 価格が安め
  • 重量が軽め

反対に、デメリットは以下の3つです。

  • 強風で剥がれることがある
  • 乾きにくくコケや藻が生えやすい
  • 施工できる業者がまだ少ない

施工費用は、1㎡あたり3,500円~12,000円です。

アスファルトシングル屋根の耐用年数は20年~30年です。
アスファルトシングルに剥がれ、浮き、藻やコケなどが見られた場合はメンテナンスが必要です。

「アスファルトシングル」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>「アスファルトシングルとはどんな屋根?特徴・費用・メンテナンス方法」

屋根材⑤ 陶器瓦

陶器瓦をつかった家屋の屋根

陶器瓦とは、粘土を高温で焼成して作った日本の伝統的屋根材です。
「釉薬(ゆうやく)瓦」「日本瓦」「和瓦」などと呼ばれることもあります。

陶器瓦のメリットは、以下の3つです。

  • 耐用年数が非常に高い
  • 再塗装が不要
  • 再利用が可能

反対に、デメリットは以下の3つです。

  • 重い。建物に高い強度が必要
  • 他の屋根から変えづらい
  • 施工費用が高い

施工費用は、1㎡あたり9,000円~16,000円です。

陶器瓦の耐用年数は50年以上ですが、破損がない限り繰り返し使うことが可能です。
陶器瓦の屋根に瓦のずれ、破損、棟の崩れが見られた場合は、メンテナンスの時期がきています。

「陶器瓦」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>「うちの屋根瓦の種類と特徴・外見・価格を徹底比較」
>>「瓦屋根の修理方法は4種類! 工事の選び方、費用、業者の決め方は?」

屋根材⑥ 陶板

陶板屋根の家のイメージ

画像出典:鶴弥

屋根材としての陶板とは、陶器瓦(釉薬瓦・陶器瓦)と同様の素材を軽量化した素材です。
建物の耐荷重の理由で重い陶器瓦が選べない場合でも使うことができます。

陶板のメリットは、以下の3つです。

  • 陶器瓦より軽い
  • 再塗装が不要
  • 耐用年数が非常に長い

反対に、デメリットは以下の2つです。

  • 陶器瓦より価格が高い
  • スレートや金属系に比べると重い

施工費用は、1㎡あたり16,000円~/㎡です。

陶板屋根の耐用年数は50年以上です。
陶板屋根に瓦のずれ、破損、棟の崩れなどが見られた場合は、メンテナンスの時期が来ています。

⑦トタン屋根

青いトタン屋根のイメージ

トタンとは、表面に亜鉛めっきを施した鉄板です。
以前は主流な屋根材のひとつでしたが、現在はより錆びにくい「ガルバリウム鋼板」が登場したため、あまり出番はないでしょう。

トタンのメリットは、以下の3つです。

  • 施工費用が安い
  • 軽量で耐震性が高い
  • DIYでも扱いやすい

反対に、デメリットは以下の4つです。

  • 耐用年数が最短クラス
  • サビが発生しやすい
  • 断熱性が低い
  • 遮音性が低い

施工費用は、1㎡あたり5,000円~6,000円/㎡です。

トタン屋根の耐用年数は10~20年です。
トタン屋根にサビ、穴あき、棟の釘のゆるみなどが見られたらメンテナンスが必要です。

「トタン屋根」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>「トタン屋根とは? 古くなったトタン屋根、いつ修理すべき?」
>>「トタン屋根の修理費用まとめ。症状別・工事別の金額をズバリ掲載」

⑧セメント瓦

セメント瓦屋根

セメント瓦(別称:モニエル瓦、コンクリート瓦、プレスセメント瓦)とは、セメントと砂を瓦状に固めた屋根材です。
20~30年ほど前までは主流な屋根材でしたが、より軽くて安いスレートが登場したため、今あえて使う必要はないでしょう

セメント瓦のメリットは、以下の3つです。

  • 陶器瓦より費用が安い
  • 断熱性が低い
  • 遮音性が低い

反対に、デメリットは以下の4つです。

  • 陶器瓦よりも耐用年数が短い
  • ほぼ生産終了
  • 経年で塗装が必要
  • 高重量なため耐震性が低下

施工費用は、1㎡あたり6,000円~8,000円/㎡です。

セメント瓦の屋根の耐用年数は30年です。
セメント瓦にコケ、退色、塗膜の剥がれ、ズレ・脱落などが見られたらメンテナンスが必要です。

「セメント瓦」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>「セメント瓦とは?アスベストを含むって本当?見分け方とメンテナンス方法を解説」
>>「アスベスト入りのセメント瓦はリフォームがおすすめ!3つのリフォーム方法」

⑨陸屋根

陸屋根・屋上のイメージ

陸屋根(りくやね、ろくやね)とは、人が立ち入ることのできる、傾斜のない平らな屋根です。
全面改築する場合をのぞいてもとから陸屋根ではない家を陸屋根にはできないため、選択肢からは外してよいでしょう。

陸屋根のメリットは、以下の3つです。

  • 屋根のスペースを活用できる
  • 屋根メンテナンスが簡単・安価
  • 居室空間が広くなる

反対に、デメリットは以下の3つです。

  • 水はけが悪い
  • メンテナンス頻度が多い
  • 2階が暑くなりやすい

施工費用は「ウレタン」「FRP」「シート」など防水工法によって異なり、1㎡あたり8,400~1万3,000円が目安です。

陸屋根の耐用年数は12~20年です。
陸屋根に床面のコケ、剥がれ・破れ・ふくれなどが見られたらメンテナンスが必要です。

「陸屋根」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>「陸屋根とはどんな屋根?メリット・デメリットや工事方法を解説」
>>「陸屋根の防水工事4種を徹底比較! オススメは『塩ビシート防水』」

⑩銅板屋根

時間を経た銅板屋根と、施工したての銅板屋根のイメージ

銅版は、古い日本家屋や寺社仏閣などで用いられてきた伝統的な屋根材です。
メンテナンスいらずで長耐用なこと、年月を経てで味がでることが魅力ですが、価格が非常に高いこと、対応業者が非常に少ないことから、候補としてあまり現実的ではないでしょう。

銅板のメリットは、以下の5つです。

  • 耐用年数が最長クラス
  • サビても悪影響がない
  • 塗装が不要
  • 軽量で耐震性が高い
  • 古くなると味が出る

反対に、デメリットは以下の2つです。

  • 施工費用が非常に高い
  • 対応業者がほぼいない

施工費用は、1㎡あたり25,000円~/㎡です。

銅板屋根の耐用年数は60年以上です。
銅板屋根に穴あき、ズレや浮きなどが見られたらメンテナンスが必要です。


紹介した10種類について、価格や耐用年数などのスペックを一覧表化すると以下のようになります。

屋根材 特徴 価格 耐用年数 軽さ 耐風性 遮音性 断熱性
スレート
  • 価格が安い
  • 色やデザインが豊富
  • メンテナンスが多い
4,000円~8,000円/㎡ 25年~30年
ガルバリウム鋼板
  • 軽くて丈夫
  • 防水性が高い
  • キズやへこみに弱い
6,000円~12,000円/㎡ 30年~40年 △~◯ △~◯
ジンカリウム鋼板
  • 防音性、断熱性が高い
  • 耐用年数が長め
  • 価格が高め
8,000円~14,000円/㎡ 30年~40年
アスファルトシングル
  • 防水性・防音性が高い
  • 価格が安い
  • 強風でめくれやすい
3,500円~12,000円/㎡ 20年~30年
陶器瓦
  • 耐用年数が非常に長い
  • 再塗装が不要
  • 重たく、使える家が少ない
9,000円~16,000円/㎡ 50年以上 ×
陶板
  • 釉薬瓦より使える家が多い
  • 再塗装が不要
  • 価格が高い
16,000円~/㎡ 50年以上
トタン
  • 価格が安い
  • 軽量
  • 低勾配でも施工可能
5,000円~6,000円/㎡ 10~20年 × ×
セメント瓦
  • 瓦としては安い
  • 色や形状が豊富
6,000円~8,000円/㎡ 30年
陸屋根
  • 屋根に立ち入りできる
  • フラットデザインが可能
8,400円~/㎡ 12~20年以上
銅板
  • 耐用年数が非常に長い
  • 再塗装が不要
  • 錆びても悪影響がない
25,000円~/㎡ 60年以上

屋根材は決まった!工事金額はざっくりいくらだろう?

各屋根材のおすすめ・人気製品

ここまでで、ご自宅に使う屋根材の候補は絞れてきましたでしょうか?
本章では屋根材の種類別に定番商品やオススメ製品を紹介します。

気になる屋根材が固まってきたあと、商品を検討する際にお役立てください。

  • 表内の各写真や製品名を押すと、メーカーの製品公式ページにジャンプします。

スレート

スレート屋根材は「ケイミュー」製のものが最大のシェアを獲得しており、スレート屋根にしたいと思った場合は、ほぼケイミューの製品から選ぶこととなります

製品には、デザインがシンプルで価格も安い「コロニアルクアッド」、表面の凹凸と光沢が加わり高級感が増した「コロニアルグラッサ」、個性的な色・デザインをそろえる「グランネクスト」シリーズなどがあります。
スレートのなかで最定番の製品は「コロニアルグラッサ」です

製品名 価格 メーカー
ケイミュー コロニアルクアッド
コロニアルクアッド
3,900円/㎡~ ケイミュー
ケイミュー コロニアルグラッサ
コロニアルグラッサ
4,200円/㎡~ ケイミュー
ケイミュー グランネクストサンド
グランネクスト サンド
5,300円/㎡~ ケイミュー

ガルバリウム鋼板

カバー工法を選択する場合は、屋根材の最有力候補となるガルバリウム鋼板。トップメーカーは「アイジー工業」です。
同社の「スーパーガルテクト」シリーズは、平均少し高価なものの、高い断熱性・豊富な実績・最大25年間の長い保証年数などから人気を得ています。

他には、スーパーガルテクトと同等の保証年数を実現した「横暖ルーフS」(ニチハ)や、サビにつよくリーズナブルな「スマートメタル」(ケイミュー)などが定番です。
また、陶器瓦と同じ見た目の金属瓦「月星タイトルーフH1」(日鉄製鋼)も著名です。

製品名 価格 メーカー
アイジー工業 スーパーガルテクト
スーパーガルテクト
7.310円/㎡~ アイジー工業
ニチハ 横暖ルーフS
横暖ルーフS
6,690円/㎡~ ニチハ
ケイミュー スマートメタル
スマートメタル
5,480円/㎡~ ケイミュー
日鉄製鋼「月星タイトルーフH1」
月星タイトルーフH1
7,000円/㎡~ 日鉄製鋼

上記以外にも元旦ビューティルーフ2型(元旦ビューティ)」「シルキーG2(福泉工業)」といったメーカー・製品も有名です。

ジンカリウム鋼板

ジンカリウム鋼板(石粒付きガルバリウム鋼板)はほぼ海外で製造されており、日本で入手する場合は国内代理店を通した輸入品を使うことになります。
ジンカリウム鋼板屋根を希望した場合、取り扱い業者の多さから、「ディプロマットスター」か「エコグラーニ」のどちらかを使うことになることがほとんどでしょう(ともに米国ディーズルーフィング製)。

製品名 価格 メーカー
ディプロマットスター
ディプロマットスター
9,000円/㎡~ ディーズルーフィング
エコグラーニ
エコグラーニ
9,000円/㎡~ ディーズルーフィング
メトロスレート
メトロスレート
10,000円/㎡~ メトロタイル

国内メーカーでは、「レコルーフ(鶴弥・12,500円/㎡~)」という製品もよく使われます。

アスファルトシングル

アスファルトシングルも、日本では欧米からの輸入品が多く使われています。
製品は「オークリッジスーパー」か「リッジウェイ」のどちらかを指定されることが多いでしょう。

他には、国内の大手外装材メーカー、ニチハのアスファルトシングル「アルマ」も流通しています。

製品名 価格 メーカー
「オークリッジスーパー」のデザイン

オークリッジスーパー
8,000円/㎡~ オーウェンスコーニング
「リッジウェイ」のデザイン
リッジウェイ
5,800円/㎡~ 旭ファイバーグラス
「アルマ」のデザイン
アルマ
3,500円/㎡~ ニチハ

陶器瓦

費用が高いことが特徴の陶器瓦ですが、そのなかでも安い価格帯の製品が「スーパーセラブライト」です。

デザインが優れ、価格も比較的手頃な製品としては、いぶし銀の仕上がりが特徴の「カパラス」(栄四郎瓦)や、茶色~チャコールのアースカラーを揃える「S形防災瓦 Earthシリーズ」(東洋瓦)がおすすめです。
前者は伝統的な日本風の家屋、後者はアンティックな雰囲気の住宅によく合うでしょう。

製品名 価格 メーカー
栄四郎瓦 カパラスKS40
カパラス
8,600~12,300円/㎡ 栄四郎瓦
近畿セラミック スーパーセラブライト
スーパーセラブライト
8,000円~ 近畿セラミックス
東洋瓦 S形防災瓦 Earthシリーズ
S形防災瓦 Earthシリーズ
10,000円/㎡~ 東洋瓦

陶板

軽量で災害に強い陶器屋根材を手掛ける株式会社鶴弥の「スーパートライ美軽(みがる)」が、陶板屋根としてはメジャーです。

製品名 価格 メーカー
スーパートライ美軽
スーパートライ美軽
16,000円/㎡~ 鶴弥

トタン

トタン屋根の工事は、原料の亜鉛鉄板やカラー鋼板を、屋根施工業者が現場で加工しながら葺いていくものです。
そのためこれといった定番製品を決めるのは難しいジャンルです。

トタン屋根を希望する場合は、製品を指定するのではなく、色や波のデザインなどを業者と相談しながら工事を進めていきましょう

製品名 価格 メーカー
ミツヤカラー丸波
ミツヤカラー丸波
東鋼業
カラー亜鉛鉄板(小波)
カラー亜鉛鉄板(小波)
大阪鐵板

セメント瓦

セメント瓦には現在流通している製品はありません
既存屋根のリフォーム・メンテナンスの対応がなされています。

陸屋根

陸屋根は、屋根材のジャンルではなく屋根の建築方法の一種です。
そのため、「陸屋根の屋根材」にあたるものはありません

「陸屋根」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>「陸屋根とはどんな屋根?メリット・デメリットや工事方法を解説」

銅板

以下はおもに寺社の屋根用に販売されている製品ですが、価格目安は一般公開されていません。
予算とスケジュール次第では一般住宅に葺いてもらう工事も可能と思われます。

製品名 価格 メーカー
銅板・緑青銅板
銅板・緑青銅板
銅金
本ハゼ銅一文字
本ハゼ銅一文字
セキノ興産
銅横一文字葺き
銅横一文字葺き
千葉製作所
元旦ビューティー「本瓦棒元旦’84(銅板)」
本瓦棒元旦’84(銅板)
元旦ビューティー工業

ガルバリウム鋼板の項でも登場した「元旦ビューティー工業」の銅板は、東京・増上寺の大殿の屋根にも使用されているほど厚い信用を得ています。

屋根材は決まった!工事金額はざっくりいくらだろう?

まとめ:希望別のおすすめ屋根材

屋根に求める条件別に、その条件がもっとも叶うおすすめ屋根材をセレクトしました。

一番「安い」屋根材は?

価格が安い屋根材はスレート」もしくは「アスファルトシングルです。

スレートの実勢価格は4,000円/㎡~、アスファルトシングルの価格は3,500円/㎡~となっています。
ただし、アスファルトシングルはスレートに比べてまだ取り扱い業者が少ないため、次点としてスレートを挙げました。

一番「おしゃれ」な屋根材は?

“おしゃれ”かどうかは主観で決まるので難しいところですが、色やデザインが一番豊富なのは「スレート」です。
また、いま流行の北欧風の屋根にしたければ「アスファルトシングル」がピッタリです。

一番「丈夫な」屋根材は?

耐用年数が長い屋根材は陶器瓦」と「陶板です。

ただし、陶器瓦と陶板は重さに耐えられる必要があり、施工できる業者も少なめなため、選べない方もでてきます。

幅広い屋根に使えて耐用年数が長いという観点で選べば、ガルバリウム鋼板」か「ジンカリウム鋼板が優秀です。

一番「手間がかからない」屋根材は?

定期的なメンテナンスをほとんど必要としない屋根材は陶器瓦」と「陶板です。
次いでメンテナンス間隔が長いのがジンカリウム鋼板」と「ガルバリウム鋼板です。

一番「台風に強い」屋根材は?

重量があって雨風に強い陶器瓦がおそらくもっとも台風に強いでしょう。

ただし、施工が問題なく行われていることが条件です。

施工に不備があったり、もともと傷んでいたりした場合は、どんな屋根材であろうが台風は弱くなってしまいます。

屋根材は非常にバリエーションが多く、今回の記事でご紹介していないものも若干あります。
新築やリフォームを検討される際には、専門業者からしっかりと意見を聞き、ご希望に沿う屋根材を探してみてください。

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建築知識『最もくわしい屋根・小部屋の図鑑』エクスナレッジ 2017

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株式会社POD 代表 長谷川佳広 氏


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