外壁塗装の耐用年数まとめ│外壁塗料・外壁材ごとに解説!

  • 【更新日】2022-01-25
外壁塗装の耐用年数まとめ│外壁塗料・外壁材ごとに解説!

外壁塗装の耐用年数は一般的には10年と言われていますが、使用している外壁塗料・外壁材などで実際の耐用年数は変わります。
「いつまでに外壁塗装をすべきか」と考えている場合、ご自宅に合った適切なタイミングを知りましょう。
この記事では、耐用年数の観点から以下の点を中心に解説します。

  • 外壁塗装を塗り直すべき劣化症状
  • 塗料・外壁材別の耐用年数
外壁塗装はメンテナンス時期を見誤ると、建物ごと建て直すことが発生するかもしれません。
修繕費用を抑えるためにも、外壁塗料の耐用年数を把握しておきましょう。

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外壁塗装の耐用年数を過ぎたときの劣化症状

では実際に、何を基準に耐用年数が過ぎているかを判断すれば良いのでしょうか。
外装塗装の劣化症状を、重症度が高い順に6つ紹介。もしこの症状が生じていたら、塗料の耐用年数を過ぎている可能性があります。

①ひび割れや剥がれが発生している

構造クラック
外壁にひびが入っていたり、塗膜が剥がれているようなら、塗装が劣化している証拠。
雨漏りや虫の侵入といった点が懸念され、かなり危険な状態となります。
ひび割れや剥がれを見つけたら自力での修復は困難です。塗装の耐用年数は気にせずに早急に業者へ連絡してメンテナンスをしてください。

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②鉄部にサビが発生している

外壁に使用された鉄部がさびている場合、塗料の雨水を防ぐ効果が失われています。
長期間にわたって錆(サビ)を放置すると、最悪の場合、ご自宅を一から建て直さざるをえない可能性も出てきます。
ひび割れ・剥がれ同様、自力での修復は難しいため業者に連絡しましょう。

③チョーキング現象(白亜化)が発生している

チョーキング現象(白亜化)が発生している
外壁を触って手に白い粉が付いたら、チョーキング現象が起こっています。
チョーキングは外壁の経年劣化や施工不良によって発生します。
塗料の防水機能が損なわれているため、早めに外壁を塗りなおしてください。

④雨筋や油汚れが付着している

雨筋や油汚れが付着している
窓枠の端から出た雨筋や、レンジフードの換気扇から垂れた油汚れにも気を付けましょう。
防水性や防汚性が弱まっているため、放っておくと雨漏りなど更なる劣悪な症状に発展する場合があります。
ひび割れやチョーキングと比べると症状は軽いですが、「たかが雨筋」「ちょっと油で汚れているだけ」と見くびらずにメンテナンスしましょう。

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⑤色褪せが生じている

色褪せが生じている
外壁に色褪せがあったら、水を吸っていて防水性が失われている可能性が挙げられます。
色褪せか判別しづらければ、実際に壁にバケツやジョウロで水をかけてみましょう。
水を弾けば問題ありませんが、吸い込んでいるようなら修繕が必要です。

⑥カビ・コケ・藻が付着している

カビ・コケ・藻が付着している
陽が当たりづらく湿気が多い立地では、外壁にカビ・コケ・藻が発生することがあります。
壁の表面に付着している程度であれば、自力でスポンジなどで洗浄しましょう。
ただし、いくら擦っても落ちない、発生範囲が広くて対応できないといった場合は業者への相談をおすすめします。

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外壁塗装の耐用年数が過ぎた際に必要な工事とは

もし外壁塗装の耐用年数が過ぎている場合、塗装業者に依頼して工事してもらいましょう。
工事には以下の2種類が挙げられます。
業者とよく相談のうえ、自宅の外壁に向いている工事方法を選んでください。

塗り替え

塗り替え
外壁塗装の耐用年数が過ぎていると分かったとき、まず考えられる工事方法は塗装の塗り替えです。
外壁材はあまり劣化しておらず、塗料に「チョーキング」「色褪せ」などの軽度の劣化症状がある場合に用いられます。
外壁についた汚れなどを高圧洗浄機で取り除き、下地を塗ってから塗料を塗り替えます。

外壁材の交換

サイディング張り替え工事の様子
外壁にひびが入っていたり剥がれていたりする場合は、外壁材ごと交換する必要があります。
ひび割れや剥がれは劣化症状の中でも特に危険度が高く、塗り替えでは対処が不十分です。
交換方法としては、古い外壁材の上から新しいものを付ける「カバー工法(重ね張り工法)」や、古い外壁材を全部剥がして新しいものを貼る「張り替え工法」が挙げられます。

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無機塗料は長め!外壁「塗料」の耐用年数

塗料ごとに素材や成分の配合量が異なるため、塗料の種類によって耐用年数も異なります。
塗料の種類別に特徴や耐用年数をまとめましたので、ご自宅にどの塗料が使われているか確認しながら耐用年数を参考にしてみましょう。

アクリル塗料

アクリル塗料

耐用年数 5~7年

アクリル塗料は、発色が良く重ね塗りが可能で、低価格であることが魅力になります。
しかし、汚れやすく耐久性に劣り、ひび割れ(クラック)が生じやすいです。
耐用年数が短いため、現在はほとんど使用されていません。

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ウレタン塗料

耐用年数 8~10年

ウレタン塗料は密着性に優れ、価格・耐久性・施工性などのバランスが良い塗料です。
しかし、防汚性・紫外線への耐性は他の塗料に比べると劣ります。
アクリル塗料より長いものの、耐用年数は他の製品と比較すると短めです。

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ピュアアクリル塗料

コンクリートブロック塀の塗装作業

耐用年数 12~15年

ピュアアクリル塗料は、純度の高いアクリル樹脂を使用しており、防水性・遮熱性にも優れています。
しかし、汚れやすいうえに価格が高いことがデメリットになります。

シリコン塗料

耐用年数 7~15年

シリコン塗料は艶のある仕上がりが特徴。耐久性とコストバランスを重視したい方向けの塗料です。
ただ、アクリル塗料やウレタン塗料に比べると費用が高く、ひび割れしやすいことがデメリットとなります。

ラジカル塗料

耐用年数 12~15年

ラジカル塗料(正式名称はラジカル制御型塗料)は、防汚性・防藻性・防カビ性に優れ、耐候性が高い点がメリットです。
ただ、2012年に発売された新しい塗料なので施工例が少なく、耐用年数に信頼が置けるか不安視される場合があります。

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ラジカル塗料ってなにがすごいの?メリット・デメリットを徹底解説!

フッ素塗料

フッ素塗料

耐用年数 15~20年

フッ素塗料は防汚性・防寒性・耐熱性を有している高機能な塗料です。
しかし、その分コストが高いため、塗り替えサイクルを長くしたい商業施設や橋梁などに多く使用されていますが、一般住宅への普及率は低いです。
耐用年数は比較的長めです。

光触媒塗料

コンクリート塗装

耐用年数 15~20年

光触媒塗料とは、太陽光で汚れを浮かせて雨で洗い流す効果がある、メンテナンス性に優れた塗料になります。
耐久度に信頼が置けて人気である反面、コストが高い点はデメリットです。
耐用年数はフッ素塗料と同程度と長めです。

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光触媒塗料のメリット・デメリットは?代表商品の特徴・価格相場も解説

遮熱系塗料

耐用年数 15~20年

遮熱系塗料は耐久性が高く、太陽熱を反射するため室内の気温を快適に保つ効果があります。
地球温暖化などの環境問題を視野に入れた次世代塗料であり、自治体によっては補助が受けられる場合があります。
耐用年数も長めです。

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無機塗料

無機塗料

耐用年数 20年以上~

無機塗料はセラミックやケイ素などの無機物(炭素を含まないもの)を主成分としているため、紫外線や雨風などに晒されても劣化が起こりにくい性質を持ちます。
無機物の配合比率が高ければ耐久性が高くなりますが、柔軟性は有機塗料に比べて劣るためひび割れしやすいです。
耐用年数は、塗料の中でもトップクラスの長さを誇ります。

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私の家だといくら?

壁材も要チェック!「外壁材」の耐用年数

外壁塗装の塗り直しを考える際には、塗料の耐用年数と共に外壁材の耐用年数にも注目してみてください。
外壁表面の塗装のメンテナンスをきちんとおこなっていても、外壁内部の基材が傷んだままでは元も子もありません。
外壁材も種類ごとに特徴と耐用年数を紹介しますので、塗装と併あわせて定期的にメンテナンスしましょう。

モルタル壁

モルタル壁

メンテナンス周期 8~10年
耐用年数 30年程度

モルタル壁は、セメントと水を練り合わせたものをコテで塗り付けた壁です。
ひび割れしやすいのが欠点もあり、さらに職人が手作業で塗るため施工不良となる可能性もあります。

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モルタル壁の基本知識 | 時期・劣化のサイン・補修方法とは?

窯業系サイディングボード

窯業系サイディングボード

メンテナンス周期 7~8年
耐用年数 30年程度

窯業系サイディングボードは、主にセメント質と繊維質を原料として板状に形成した外壁材です。
デザインのバリエーションが豊富で耐火性に優れているといったメリットがあります。
一方で、熱が蓄積しやすく素材自体に防水機能がないというデメリットもあるので、要検討です。

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窯業系サイディングとは?メリットとデメリット、費用やデザインを比較!

金属系サイディングボード

金属系サイディングの外壁

メンテナンス周期 10~15年
耐用年数 40年程度

金属系サイディングボードは、柄付けされた金属板と断熱効果のある発泡樹脂の裏打ち材によって構成された外壁材です。
軽量で断熱性・耐震性が高い点がメリットですが、金属板の種類によって耐久性や価格に差が出ます。

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金属サイディングとは?種類、メリット・デメリットと代表商品を解説

ALC壁

単色塗りで施工されたサイディング外壁

メンテナンス周期 10~15年
耐用年数 40年程度

ALC壁はケイ酸質・石灰質・アルミニウム粉末を主原料として、高温高圧で蒸気養生された軽量気泡コンクリートパネルです。
遮音性・断熱性が高いものの、防水性がほとんどないので、劣化したまま放置すると雨漏りする危険性があります。

コンクリート壁

コンクリート塀の塗装作業

メンテナンス周期 10~15年
耐用年数 60年~100年程度

コンクリート壁は、セメント・水・砂・石を混ぜて塗装した、高い強度が持ち味の壁です。
メリットは耐火性・防音性に優れていること。
一方でデメリットは、外気の影響を受けやすいため室温の調整がしづらいことでしょう。

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コンクリート塗装の方法や時期は?床・壁ごとのDIY手順と使用塗料を解説

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外壁塗装の耐用年数を長くする4つのポイント

外壁塗装の耐用年数を長くするポイントは次の4点です。

Point
  • 日頃から簡単な掃除をおこなう
  • コスパの良い塗料を選定する
  • 塗料は3回塗ってもらう
  • 業者選定を慎重におこなう
せっかく塗られた塗料を長持ちさせるためにも、メンテナンスが終わったときに後悔しないためにも、ぜひ参考にしてください。

日頃から簡単な掃除をおこなう

日頃から簡単な掃除を行う
常にこまめに掃除をすることは、塗料を長持ちさせる方法として有効です。
汚れやカビが付着したまま長期間にわたり放っておくと、塗料はおろか外壁材の傷みが進み、交換が必要になる場合があります。
日頃から外壁の様子に目を配り、できる範囲で掃除をすると塗料の劣化を遅延できます。 食器用や風呂用などの柔らかいスポンジを使って、優しく擦って汚れを落としましょう。
ただし、ゴシゴシと強く擦ったり高圧洗浄機を使ったりすると、塗膜が剥がれる恐れがあるので控えてください。

コストパフォーマンスの良い塗料を選定する

コストパフォーマンスの良い塗料を選定する
コストパフォーマンスの良い塗料を使用したい場合、耐用年数は最低でも10年以上のものを選択しましょう。 外壁塗装の工事費用のほとんどは、職人の人件費と足場代です。
そのため外壁塗料の単価が多少高くても、塗り替えをする回数を減らして人件費や足場代を削った方が、長期的に考えるとコストダウンになるケースが多いです。

ただし、耐用年数ばかりにこだわり過ぎずに、意匠性・機能・光沢なども加味して総合的に判断することも大切。
ご自身の目的にあった塗料を選ぶことで、住みやすさも考慮できるでしょう。

▼「外壁の塗料」について詳しく知りたい方はコチラ
【外壁塗装】塗料知識を全公開!種類・特徴・価格・耐用年数・選び方

塗料は3回塗ってもらう

塗料は3回塗ってもらう
塗装業者には、外壁に塗料を3回塗ってもらいましょう。
基本的な塗り方は塗装業界では以下の通りとされており、塗料メーカーも三度塗りをしたときに最も耐久力が発揮されるように設計されています。

一度目:中塗りの塗料との密着度を高める"下塗り"
二度目:塗膜に厚みを持たせる"中塗り"
三度目:仕上げるために塗る"上塗り"

上記のどれか1つでも工程が省かれたら、塗料の効果が現れにくくなります。
きちんと3回塗りになっているのか、見積もりの段階で業者にしっかり確認を取ってください。 万が一、ハウスメーカーや工務店が「高品質の塗料を使うから二度塗りで大丈夫です」などと三度塗りをしない方針をとる場合は、手抜き工事をする可能性があるため注意しましょう。

業者選定を慎重におこなう

業者選定を慎重に行う
どんなに性能の良い外壁塗料を使用しても、施工がいい加減だと塗料の性能を充分に発揮することができません。
以下のような手抜き工事が原因で、本来の耐用年数が来る前に塗り替えが必要になることもあります。

  • 脆弱な旧塗膜の上から塗装をおこなう
  • 規定の塗布量を守らずに塗料を薄めて使用
  • 下塗りに手を抜き、中塗り・上塗りとの密着度が低くなる
  • 規定の乾燥時間を守らない
  • 契約した塗料よりも安い塗料で塗装する
塗装工事は他の建築工事と比べて手抜きをしやすいので、塗装業者には常に高いモラルが求められます。
外壁塗装やリフォーム費の安さだけにこだわらず、しっかりとした丁寧な工事をおこなってくれる業者を探すことが重要です。
複数の業者を比較しながら、誠実な提案をしてくれる経験豊富な業者を探しましょう。

私の家だといくら?

まとめ

最後に:定期的なメンテナンスで家とお金を守ろう

外壁塗装の耐用年数を左右する大切な要素をまとめると、以下の4点が挙げられます。

Point
  • 外壁塗料と外壁材の耐用年数
  • 外壁塗装の劣化症状の確認
  • 外壁塗装の定期的なメンテナンス
  • 塗装業者の技術レベルとモラル
メンテナンスをする際には外壁塗料の耐用年数ばかりに注目してしまいがちですが、優良業者を探すことが重要なポイントになることを忘れてはいけません。

最後に、本記事の要点を振り返ってみましょう。

外壁塗装の耐用年数は塗料によって異なる

塗料名 耐用年数
アクリル塗料 5~7年
ウレタン塗料 8~10年
ピュアアクリル塗料 12~15年
シリコン塗料 7~15年
フッ素塗料 15~20年
ラジカル塗料 12~15年
光触媒塗料 12~15年
遮熱系塗料 15~20年
無機塗料 20年

外壁塗装の耐用年数は、上記表のとおりとなっています。

詳しく知りたい方は無機塗料は長め!外壁「塗料」の耐用年数をご覧ください。

外壁材の耐用年数も素材によって異なる

塗料名 耐用年数
モルタル外壁 30年
窯業系サイディングボード 30年
金属系サイディング 40年
ALC外壁 40年
コンクリート壁 60~100年

外壁材自体の耐用年数は、上記の表が目安です。

詳しくは壁材も要チェック!「外壁材」の耐用年数をご覧ください。

劣化症状が出た場合耐用年数が過ぎてるかも

外壁塗装の耐用年数が過ぎている場合、色褪せ・ひび割れや剥がれ・チョーキング現象の発生などの劣化症状が出ます。

詳しくは外壁塗装の耐用年数を過ぎたときの劣化症状をご覧ください。

長い外壁塗料を使用し、信頼できる業者を選ぼう

修繕する際には、耐用年数の長い外壁塗料を使うことと、施工技術が高く誠実な対応をしてくれる業者を選ぶことが重要です。

詳しくは外壁塗装の耐用年数を長くする4つのポイントをご覧ください。

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