【外壁】リフォーム工事の費用はいくら?3つの工法別相場を徹底解説!

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本記事のポイント
  • 外壁のリフォームは、経年劣化を未然に防ぐことを目的に、7〜10年に一度、専門業者に依頼するべき。
  • 外壁のリフォームには、建物の劣化状況や築年数に応じて、塗装・張り替え・カバー工法という3つの工法があり、工事金額と耐久年数が大きく異なる。
  • 外壁リフォームにかかる費用相場は、一般的に、80万円〜200万円と考えておくのが無難。ただし、価格帯は、どの工法を選ぶかによって大きく変わる。
  • 外壁塗装の費用相場は、80万円〜120万円。ウレタン塗料、シリコン塗料、フッ素塗料の3種類がポピュラー。
  • 外壁張り替えの費用相場は、150万円〜200万円。外壁材はサイディングがほとんどで、4つの種類に分けられる。
  • 外壁カバー工法とは、今の外壁材を剥がさずに上から重ね張りする方法で、費用相場は130万円〜160万円。
  • 外壁のリフォーム工事で費用を損しないためには、事前の情報収集と業者選定が重要。少しでもわからないことがあれば、当サイト『ヌリカエ』の無料お電話相談窓口まで、お気軽にお問い合わせください!

  • 自宅の場合はいくら?

    自宅の場合はいくら?


    外壁のリフォームを検討する前に!確認したい3つの基本(工事の3W)

    〈WHY〉外壁をリフォームする理由は?

    (出典:かわいいフリー素材集いらすとや

    そもそも、外壁のリフォームには、大きく、下記2つの目的があります。

    •  ● 美観の保護
    •  ● 防水機能の向上

    1点目は、読んで字のごとく、建物の外観を美しく保つという目的です。
    一見、当たり前のことのように思えますが、多くの方が思っている以上に、建物の印象は外壁の状態によって大きく変わります。
    最近では、風水などを用いて念入りなカラーシミュレーションを行う方もいらっしゃるなど、外壁リフォームにおいて、デザイン面の検討は欠かせない要素です。

    2点目は、建物を雨風や日射などの外的環境から守る「防水機能」を維持・向上させる目的で行うリフォームです。
    一般的に、リフォームを検討し始めるタイミングは、この防水機能が落ち始める前が良いと言われています。
    これは、防水機能が落ちてしまうと雨漏りなどのリスクが高まったり、同じリフォームでもより高額の工事を行う必要性が生じてしまい、長い目で見ると、とても非経済的だからです。

    しかし、実際には、防水機能がかなり落ちてしまってから、ようやくリフォームを検討し始める方がまだまだ多いようです。
    その理由は、「外壁は普段の生活で見慣れてしまっていて、劣化状態になかなか気がつかない」「外壁の劣化状況から防水機能をどう評価すべきかわからない」「防水機能という外壁の役割を理解していない」といった”そもそも論”が大半を占めます。

    そこで、本記事では、この「防水機能の向上」という目的を再認識し、リフォームの適切な時期や方法、費用等を正しくお伝えしていくことで、「後悔しない外壁リフォーム」のお手伝いができればと思います。

    〈WHEN〉外壁リフォームの適切な時期・タイミングは?


    一戸建ての外壁は、7年〜10年に一度の周期で、定期メンテナンスを行うべきだと言われています。
    これは、外壁の防水機能の主役である「塗料」の耐用年数が、7〜10年程度であるためです。
    塗料が劣化すると、外壁材を守る「塗膜」が薄くなってしまうため、雨風や日射によって外壁材が割れたり腐食したりしてしまうのです。

    そのため、新築後7〜10年程度であれば外壁塗装を、新築後15〜20年程度であれば外壁材の張り替えやカバー工法(重ね張り)を検討する必要があります。

    ただし、これはあくまで一般的な話です。
    実際には、外壁材の種類や塗料のグレード、具体的な劣化状況、建物が面している外的環境など、個別の事情によって外壁リフォームを行うべきタイミングは異なってきます。

    例えば、7〜10年という耐用年数は、日本で最もよく使われている「シリコン塗料」という中価格・中品質の塗料の耐久性をもとにした数字です。
    これに対して、シリコンよりもグレードの低いウレタン塗料であれば5〜7年程度、逆にグレードの高いフッ素塗料であれば10〜15年程度と言われています。
    このように、塗料一つをとってみても、その種類によって耐用年数は大きく異なり、外壁リフォームのメンテナンス周期も変わってくるのです。

    こうした事情から、外壁リフォームを検討する時期は、まずは新築後7〜10年のサイクルを意識しながらも、より具体的には、外壁リフォームの専門業者による建物診断を受け、ご自宅の状況をしっかりと把握した上で慎重に考えていく必要があるでしょう。


    自宅の場合はいくら?

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    〈WHO〉外壁リフォームは専門業者に依頼する?DIYで十分?

    当サイト「ヌリカエ」の無料ご相談窓口にもよくいただくご質問に、

    •  ● 「外壁リフォーム(特に外壁塗装)って、DIY(自分で施工)できないの?」

    というものがあります。

    (出典:かわいいフリー素材集いらすとや

    結論からお伝えすれば、塗装であれば未経験の方でもDIYは可能です。

    DIYのメリットとしては、費用が安く済むこと、施工の結果に納得がいくこと、不要なトラブルを避けられること、の3つがあります。
    逆に、デメリットは、時間がかかりすぎること、工事を失敗するリスクが高いこと(特に「塗りムラ」と呼ばれる不均一な塗膜は早い時期の劣化を引き起こします)、怪我のリスクがあること、自分で足場を組まなければならないこと、の4つです。

    しかし、こうしたメリット・デメリットの比較から、主に金銭面の問題でDIYを検討される方が少なくないのですが、はっきり申し上げると、ほとんどの方にはDIYはおすすめできません。

    というのも、上記4つのデメリットの中でも、工事失敗のリスクが特に大きく、失敗してしまうと、結局専門業者にリカバリーをお願いすることになってしまい、工期が大幅に遅れるばかりか、DIY道具代もまるっきり無駄になってしまうからです。
    外壁の塗装は一般的なイメージよりもはるかに難しく、プロでも失敗しないとは限らないため、DIYの失敗リスクはかなり高いと考えておくべきでしょう。

    そうした考えから、以下では、DIYではなく、外壁リフォームの専門業者に工事を依頼することを前提に、情報をお伝えいたします。

    外壁リフォームの費用を左右する3つの工法とは?

    外壁リフォームには3つの工法がある!

    外壁リフォームの工事方法、つまり工法には、次の3つがあります。

    •  ● 塗装:外壁材の表面に専用の塗料を塗る工法
    •  ● 張り替え:現在の外壁材を剥がした後に新しい外壁材を張り直す工法
    •  ● カバー工法:現在の外壁材の上から新しい外壁材を重ね張りする工法

    それぞれの工法ごとに、施工期間や費用相場、対応できる業者など、施工条件が色々と変わってくるため、リフォームの際にはまず、どの工法でメンテナンスするかを決めなければなりません。

    特に、後述するように、外壁リフォームにかかる金額は工法によって大きく左右されます。
    そのため、実際に工事を検討する際には、少なくとも3社以上の業者から相見積もりをとって、工法に関する相談を含めて、複数のプランを提案してもらうと良いでしょう。

    外壁リフォームの工法はどうやって選ぶ?

    工法 メンテナンス周期 価格 施工期間
    塗装 7~10年 10日~20日程度
    張り替え 20年 14日~25日程度
    カバー工法(重ね張り) 15~20年 8日~15日程度

    外壁リフォームの工法選択は、メンテナンス周期、劣化状況、予算の3点を総合して考えましょう。

    まず、メンテナンス周期についてですが、上表の通り、塗装は7〜10年、張り替えは20年、カバー工法はその中間くらいが適切なメンテナンス周期です。
    ただし、これは20年目に塗装と張り替えの両方が必要、という意味ではありません。
    「前回の工事から何年が経過しているか」を調べて、例えば築10年目であれば塗装、築20年目で一度もリフォームしていなければ張り替え、築25年だけれど10年前に一度塗装をしていれば塗装かカバー工法、といった具合に考えてください。

    次に、具体的に外壁の劣化状況を見ましょう。
    基本的にはメンテナンス周期に沿っていればある程度間違いはないですが、建物自体の耐久性や外的環境次第では、築年数が浅くても劣化が進み過ぎていて塗装では修復しきれなかったり、逆に長年メンテナンスをしていなくても外壁材の交換は不要な場合もあります。

    劣化状況と工法に関する一般的な目安は、概ね次のようにまとめられます。

    必要工事 劣化症状 特徴
    張り替え 壁材の剥がれ
    深刻度:★MAX
    外壁が剥がれ落ちている状態。
    既に内部腐食の可能性も高い。
    緊急で張り替えが必要。
    張り替え ヒビ割れ・反り
    深刻度:★★★★★
    外壁の防水性能はもはや皆無。
    放置すると、湿気により建物内部の部材が腐食する。
    緊急で補修が必要。
    部分張り替え 物理的な破損
    深刻度:★★★★
    部分的に外壁が破損している状態。
    放置すると、浸水する可能性がある。
    緊急度は高いが、費用は押さえやすい。
    塗り替え 塗膜の剥がれ
    深刻度:★★★★
    塗膜の防水機能が低下した状態。
    放置すると、ひび割れ(クラック)が起こる。
    早急に塗り替えが必要。
    塗り替え チョーキング
    深刻度:★★★
    塗料が乾燥し、白い粉状になる。
    放置すると、塗膜の剥がれや膨れが発生する。
    塗り替えに最適な時期。
    塗り替え 退色・色あせ
    深刻度:★★
    特に紫外線量の多い部分で発生する。
    放置すると、防水性能が低下し、ゆがみが生じる。
    塗り替えに最適な時期。
    高圧洗浄 藻・カビ
    深刻度:★
    塗膜の防水機能の低下により発生する。
    特に日当たりの悪い箇所に生じ、放置すると広がる。
    高圧洗浄などが必要。

    しかし、実際には、上表のように劣化症状と工法が綺麗に対応するとは限らず、自分一人で判断するのはかなり難しいでしょう。そのため、劣化が進み過ぎてしまう前に専門業者を呼んで、実物の建物をしっかりと現地調査してもらう必要があります。
    ただし、明確な基準が定められているわけではない分、専門業者の間でも劣化状況の診断はまちまちであり、工法の提案については意見が分かれてきます。

    そこで、最後の判断基準となるのが、価格帯です。
    こちらに関しては、次章以降で説明しますが、ざっくりと言えば、「張り替え>カバー工法>塗装」の順に金額が高くなります。
    費用相場は、様々な条件で変わってくるためどうしても一概には言えませんが、例えば塗装が100万円なら張り替えが160万円、カバー工法が間をとって120〜130万円といったイメージです。

    ポイントとしては、どんな外壁材もずっと塗装だけでメンテナンスし続けられるわけではなく、一般的には20〜30年に一度は交換した方がいいタイミングがきます。
    そのため、複数の工法で迷った場合は、長期的な得をとるか、一回の支出を小さく抑えるか、といったお財布事情から考えてみると良いでしょう。


    自宅の場合はいくら?

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    外壁リフォームの費用相場はどれくらい?① −基本的な考え方−

    外壁のリフォーム費用は80円〜200万円が相場!(延べ床面積30坪の場合)

    外壁リフォームの費用相場は、一般的に80万円〜200万円程度と考えておくのが無難でしょう。
    「無難」というのは、後に説明するように、リフォーム費用は工法や家の大きさ、あるいは業者によって大きく金額が異なり、「定価」のような考え方が存在しないからです。

    また、工法別でいうと、相場観は概ね次の通りです。

    •  ● 塗装:80万円〜120万円
    •  ● 張り替え:150万円〜200万円
    •  ● カバー工法:130万円〜160万円

    例えば、次のような条件では、80万円ほどの費用が見込まれます。

    •  ● 工法:塗装
    •  ● 材料:シリコン塗料
    •  ● 延べ床面積:30坪(100平方メートル)
    •  ● 外壁面積:125平方メートル
    •  ● 階数:2階建(=足場代あり)
    •  ● 施工期間:14日間
    •  ● エリア:首都圏

    外壁のリフォーム費用は工法選びで決まる!(金額算出方法)

    外壁リフォームの費用内訳


    一般に、外壁リフォームの費用内訳は、主に以下の4つで構成されます。

    •  ● ① 材料費:リフォームに必要な材料の費用(塗装の場合...塗料代+養生代+コーキング材代など)
    •  ● ② 人件費:作業員に対しての費用(工賃×人員数×日数)
    •  ● ③ 足場代:足場を組み立てる費用(運搬費+足場組立て費)
    •  ● ④ 諸経費:交通費、駐車代、保険料、手数料など

    また、これらの内訳比率は、概ね次の通りです。
    (業者や工事内容にもよって大きく変わってくる部分なので、あくまで参考程度に考えてください)


    これら費用項目は、主に、①工法と②家の大きさという2つの要素によって大きく変動します。
    特に、①工法は、工事費用全体を数十万円から、場合によっては100万円以上も変化させる重要な要素です。

    なお、外壁リフォームの費用内訳について詳しく知りたい方は、こちらも併せてご覧ください。
    (※下記の記事は外壁塗装に関するものですが、リフォームの費用内訳は、工法によって考え方に大きな違いはないため、まずは下記の記事から理解を深めてみてください)

    ▼「外壁リフォームの費用」について詳しく知りたい方はコチラ
    >> 外壁塗装費用の4つの内訳とは?平均相場・工事の注意点も解説  

    外壁リフォームの費用を左右する要因①:工法

    リフォーム工事の費用は、基本的に「単価×大きさ」で求めることができます。
    材料費であれば「材料単価×施工面積」、足場代であれば「足場単価×建築面積」といった具合です。

    このうち、工法は、材料単価に大きな影響を及ぼします。
    例えば、ウレタン塗料を用いた塗装の場合であれば平米単価1,800円のところを、窯業系サイディングへの張り替えであれば平米単価5,000円と、2〜3倍の材料単価がかかることになります。

    また、上述のように、工法が異なることで作業内容と施工日数が変わってきます。
    工法ごとの施工日数は次の通りです。

    •  ● 塗装:10日~20日程度
    •  ● 張り替え:8日~15日程度
    •  ● カバー工法:14日~25日程度

    この違いは、人件費という形で、さらに工事金額を左右することになります。

    このように、工法は材料費や人件費を通して、外壁リフォームの費用に影響を与えています。
    (具体的な価格帯への影響金額については、次の章で詳しく見ていきましょう)

    外壁リフォームの費用を左右する要因②:家の大きさ

    外壁リフォームの費用に大きな影響を与えるもう一つの要素が、外壁面積や建築面積などの「家の大きさ」です。
    家の大きさは、先ほどみた「単価×大きさ」のうち後者に影響を与えています。

    家の大きさは、諸経費を除く工事費用全体に関係しており、十万円単位で工事金額が変わってきます。
    例えば、外壁塗装の場合、延べ床面積が30坪であれば100万円のところを、40坪であれば110〜120万円かかる、といった具合です。

    ですが、工法が金額に与える影響の大きさと比べると、家の大きさによる工事金額差はそこまで大きくありません。
    また、工法とは異なり、家の大きさは自分で選択できるものではないため、調整のしようがないのも事実です。

    そのため、工事検討の初期段階では、一般的な大きさの家の費用相場を参考にしつつ、「延べ床面積が10坪変わると工事金額が10%〜30%ほど変わる可能性がある」という程度の認識だけもっておけば十分でしょう。

    そこで、以下では、一般的な一戸建ての大きさと言われる延べ床面積30坪を前提に、具体的な費用感に迫っていきたいと思います。

    外壁リフォームの費用相場はどれくらい?② −工法別の価格帯(延べ床面積30坪の場合)−

    外壁塗装の費用相場

    外壁塗装の中心価格帯は80万円〜120万円

    平均的な大きさの一戸建て住宅(延べ床面積30坪)で外壁塗装を行った場合、「80万~120万円」が相場の目安です( *ヌリカエの過去3年、1,000名以上の利用者実績に基づく)。

    以下の図は、ヌリカエの1,000件以上のデータをもとにした、外壁塗装の費用分布です。
    中心価格帯は、80万円~120万円となっており、最も多いのは100万円台でした。

    【図:外壁塗装工事を行ったヌリカエ利用者の工事費用分布*】


    ※上記表は、外壁塗装以外にも、屋根・防水工事を含む事例を基に算出しています

    こうした費用相場は、家の大きさや、築年数によっても異なってきます。
    外壁塗装の細かい費用相場について、より詳しく知りたい方は、下記の記事も併せてご覧ください。

    ▼「外壁塗装の費用」について詳しく知りたい方はコチラ
    >> 【2020年】外壁塗装の費用相場はいくら?|1000人のリアルな実績  

    外壁塗装の費用は、塗料の種類によって決まる!

    外壁塗装の工事価格は、「何の塗料を使用するか?」によって大きく異なります。
    なぜなら、外壁塗装の塗料にはグレードと呼ばれる品質の差があり、グレードによって塗料の単価が異なるからです。

    塗料グレードごとの耐久年数・平米単価は次の表を参考にしてみてください。

    グレード 耐久性 単価(㎡)*3回塗りの合計
    アクリル塗料 5~7年 1,400~1,600円
    ウレタン塗料 8~10年 1,700~2,200円
    シリコン塗料 10~15年 2,300~3,000円
    ラジカル制御型塗料 10~15年 2,500~3,000円
    フッ素塗料 15~20年 3,800~4,800円
    光触媒塗料 15~20年 4,200~5,000円
    無機塗料 20~25年 4,500~5,500円

    これらのうち、頻繁に使用されるのが、ウレタン塗料、シリコン塗料、フッ素塗料です。

    シリコンに代わる高パフォーマンス塗料として近年注目を集めているラジカル制御型塗料や、高機能塗料として有名な光触媒塗料や無機塗料などは、使用される機会が増えてきているものの、まだまだ本流ではありません。
    また、アクリル塗料は主にDIYなどの簡単なペイントで用いられるグレードの塗料なので、外壁塗装で用いられることはほとんどないといって良いでしょう。

    そのため、初めての塗装を検討される方はまず、ウレタン・シリコン・フッ素の3種類をメインに見積もりを取得されることをお勧めします。

    ▼「外壁用塗料の選び方」について詳しく知りたい方はコチラ
    >> 【外壁塗装】塗料知識を全公開!種類・特徴・価格・耐用年数・選び方  

    外壁塗装にかかる諸経費

    外壁塗装には塗装以外にも「職人の人件費」・「高圧洗浄費」・「足場代」などの費用が発生します。
    業者により、人件費や足場代は変わってくるため、同じ外壁面積・塗料でもどの業者に施工してもらうかで費用は異なってきます。

    外壁塗装の付帯費用にはどのようなものがあるのかを知ることは、付帯費用をごまかして相場より多く見積もる業者が一部存在するため、非常に大切です。

    ~30坪の付帯費用・諸経費相場~

    •  ● 足場代:15~20万円
    •  ● 屋根塗装:20~30万円(シリコン)
    •  ● シーリング補強:5~15万円
    •  ● 雨どいの交換:15~20万円
    •  ● ベランダ防水:10~30万円(FRP)
    •  ● 塗装前の高圧洗浄:約200円/㎡
    •  ● 周囲の養生:約200~300円/㎡
    •  ● 塗料の飛散防止ネット:約150円/㎡
    •  ● 業者諸経費:工事金額の約10%

    外壁張り替えの費用相場

    外壁張り替えの中心価格帯は150万円〜200万円

    平均的な大きさの一戸建て住宅(延べ床面積30坪)で外壁張り替えを行なった場合、費用相場は約150万円~200万円程度です。
    ヌリカエの調査によると費用相場の平均は、およそ165万円となりました。
    (※足場代・材工費・シーリング材工費・既存壁の解体・処分代・諸経費などを含む)

    費用相場の内訳は、次の通りです。

    内容 平米単価 備考
    足場 700~800円/㎡ -
    既存外壁材の撤去 1,000~1,500円/㎡ -
    防水シート張り 300~600円/㎡ -
    胴縁組み 800~1,200円/㎡ 縦組みの場合
    新外壁材 4,000~6,000円/㎡ 窯業系サイディングの場合
    目地のシーリング 800~1,200円/m 平均60mほど
    諸経費 工事費の10~20% 諸経費で30万円以上することも

    先ほどみた外壁塗装の費用相場と比べると、塗装が既存の外壁材を補修するのに対して、張り替えは全く新しい外壁材と交換する作業であるため、30万円〜80万円ほど価格が高くなることがわかります。

    また、後にみるカバー工法と比べると、新しい外壁材を張り付けるところまでは同じですが、張り替えは既存の外壁材を撤去する作業が必要になるため、撤去費用の分だけカバー工法よりも高額になります。

    なお、諸経費の内訳に関しては、多少の違いはあるものの、基本的には塗装と同じになると考えて良いでしょう。

    ▼「外壁の張り替え費用」について詳しく知りたい方はコチラ
    >> 外壁の張り替え費用の相場はいくら?一部分のみ張り替え費用・重ね張りとの違いも解説

    外壁張り替えの費用相場は新しい外壁材の種類によって決まる!

    外壁の張り替え費用は、張り替える外壁材の種類によって異なります。

    一般的には、サイディングボードという成形済みのパネルが最もよく用いられますが、ここではより詳しい費用をお伝えするために、代表的な4種類のサイディングについて張り替え費用を解説していきます。


    窯業系サイディングへの張り替え


    30坪の場合:約110万円 ~ 約160万円
    (※足場代・材工費・シーリング材工費・既存壁の解体・処分代・諸経費などを含む)

    •  ● 一戸建て住宅において、最も使われている外壁材
    •  ● 材質:セメント・陶器・繊維
    •  ● 価格:¥4,000~¥6,000 / ㎡
    •  ● メンテナンス周期:7~8年
    •  ● メリット:価格が安い・機能性に優れる
    •  ● デメリット:重量が重い・つなぎ目部分の劣化が早い


    金属系サイディングへの張り替え


    30坪の場合:約125万円 ~ 約175万円
    (※足場代・材工費・シーリング材工費・既存壁の解体・処分代・諸経費などを含む)

    •  ● メッキ塗装され、断熱材が裏打ちされた金属製の外壁材
    •  ● 材質:ガルバリウム・ステンレス・アルミ
    •  ● 価格:¥5,000~¥7,000 / ㎡
    •  ● メンテナンス周期:10~15年
    •  ● メリット:軽量・高耐久・水に強い
    •  ● デメリット:デザインの種類が少ない


    木質系サイディングへの張り替え


    30坪の場合:約150万円 ~ 約200万円
    (※足場代・材工費・シーリング材工費・既存壁の解体・処分代・諸経費などを含む)

    •  ● 無垢の自然木を使用した外壁材
    •  ● 材質:自然木・天然木
    •  ● 価格:¥7,000~¥9,000 / ㎡
    •  ● メンテナンス周期:7~10年
    •  ● メリット:木の温かみがある・断熱性に優れる
    •  ● デメリット:火や水に弱い・工賃が高い


    樹脂系サイディングへの張り替え


    30坪の場合:約165万円 ~ 約220万円
    (※足場代・材工費・シーリング材工費・既存壁の解体・処分代・諸経費などを含む)

    •  ● 塩化ビニール樹脂で作られた外壁材。国内流通1~2%程
    •  ● 材質:塩化ビニール
    •  ● 価格:¥8,000~¥10,000 / ㎡
    •  ● メンテナンス周期:10~20年
    •  ● メリット:価格が安い・軽量
    •  ● デメリット:凍結に弱い・国内の取り扱いが少ない


    なお、サイディング以外の外壁材の種類も含めてお知りになりたい方は、こちらの記事も併せてご覧ください。

    ▼「外壁材の種類」について詳しく知りたい方はコチラ
    >> 【保存版】外壁材の種類は結局どれがいい?種類別のメリット・デメリットとは!  

    外壁を部分的に張り替える場合の費用相場

    外壁材を張り替える範囲が全面に及ばず、ごく一部のみの場合には、部分的な張り替えで対応することも可能です。
    この場合は、全体工事より当然ながら費用も抑えられます。よくある部分張り替えのケースと費用は次の通りです。

    〜部分張り替えのよくあるケース〜

    •  ● 外壁一面のみ張り替え:30~60万円
    •  ● 台風で一部分のみ破損:10~20万円

    注意点としては、工事費用は外壁面積によって変化しますが、全面ではなく部分張り替えだから足場代が安くなるということはないという点が挙げられます。

    外壁面積 費用 広さの目安
    5㎡ 22万円 約3畳
    10㎡ 30万円 約3畳
    5㎡ 22万円 約6畳
    20㎡ 40万円 約12畳
    30㎡ 55万円 約18畳

    外壁カバー工法の費用相場

    外壁カバー工法ってそもそも何?

    痛んでしまった既存の外壁材の上から、新しい外壁材を重ね張りする工法のことを「カバー工法」と言います。
    既存の外壁材の撤去作業が必要ない分、費用が抑えられ、工期も短縮できることから、近年、人気が高まっている工法です。


    上図にあるように、コストや遮音性などのメリットがある分、劣化した外壁材を完全に撤去するわけではないので、当然、張り替えよりも補修能力は低くなります。
    他方、塗装と比べると、新しい外壁材を含めて二重の外壁によって建物を保護する形となるため、耐久年数は比較的長い傾向にあります。

    カバー工法の具体的な工事の流れは、次の通りです。

    外壁カバー工法の費用相場は130万円〜160万円

    平均的な大きさの一戸建て住宅(延べ床面積30坪)の外壁でカバー工法を行なった場合、費用相場は約130万円~160万円程度です。
    これは、塗装よりも40〜50万円ほど高く、張り替えよりも20〜40万円ほど安い金額になります。

    カバー工法も張り替えと同じく、新しい外壁材の種類によって費用相場が異なってきます。
    ただし、基本的には「カバー工法+撤去関連作業=張り替え」なので、上述の外壁材別張り替え費用相場からそれぞれ30万円程度を差し引いた金額が、概ねカバー工法の費用になると考えておけば問題ないでしょう。

    さらに詳しくカバー工法についてお知りになりたい方は、こちらの記事も併せてご確認ください。

    ▼「サイディングのカバー工法」について詳しく知りたい方はコチラ
    >> サイディングのカバー工法にかかる費用と工事方法は?段階的に解説します

    外壁リフォーム工事で費用を損をしないために

    いかがでしたでしょうか?

    本記事で見たように、一口に「外壁リフォームの工事費用」といっても、選ぶ素材や施工条件によって金額が大きく変わってくることと、その構造をお分かりいただけたかと思います。

    そして、外構工事は、こうした構造をもちやすいために、次のような、消費者にとって不利な問題が起こりやすい業界でもあります。

    •  ● 定価がなく、ごまかしがききやすいために「安かろう悪かろう」が簡単に起こりうる
    •  ● そのため、同じ外壁リフォームの工事でも、業者によって費用にかなり違いが生じる
    •  ● したがって、運悪く質の低い業者に頼むと、費用対効果が悪くなってしまう
    •  ● しかし、一般消費者にとっては、業者の質の見分けはつきにくい

    こうした問題を解消するには、工事の費用をはじめとした適切な情報を施主様がしっかりと把握しておく必要があります。
    さらに、事前の情報収集だけにやっきになるのではなく、検討の早い段階から、複数の業者の現地調査やヒアリング、プラン提案などを積極的に受けてみるのも、失敗しない工事には欠かせないプロセスだと言えるでしょう。


    当サイト『ヌリカエ』でも、完全無料で、専門オペレーターによる電話・メール相談や、地域の優良業者紹介を行なっております。
    「外壁リフォームについて考え始めたけど、わからないことが多くて不安」「実際に頼むにしても、どこに頼んだら良いかわからない」「ハウスメーカーの言ってくれていることが本当なのかちょっと心配」といった方は、この機会にぜひ、まずは相談ベースでお問い合わせください。


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    この記事の監修者:株式会社POD 代表取締役  長谷川佳広

    監修者:株式会社POD 代表 長谷川佳広

    塗装歴29年。年間施工件数は200件にのぼる。千葉を中心に戸建・マンション・アパート・工場・店舗等の外装一切を請け負い、経営と現場の両面に携わる。

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