サイディング外壁のメンテンナンスはいつ・どうすればいい?メンテナンス方法と費用について解説

  • 【更新日】2021-04-13
サイディングのメンテナンスについて

サイディングは他の外壁材と比較すると、メンテナンス周期が長いです。

しかしメンテナンスをせず劣化症状を放置すると、外壁材や住宅自体の寿命を縮めることにつながります。

この記事ではサイディングのメンテナンス周期や費用、方法について解説をしていきます。

外壁全般のメンテンナンスについて詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>外壁メンテナンスをするべき時期と劣化症状を解説!費用相場や方法も併せて紹介

私の家だといくら?

サイディング種類別のメンテナンス周期

サイディングには「窯業系サイディング」「金属系サイディング」「樹脂系サイディング」「木質系サイディング」の4種類があります。

近年建てられた住宅の約80%にサイディングが使用されており、その中でも窯業系サイディングが良く使用されています。
イメージ画像と共にサイディング種類別にメンテナンス周期をまとめました。あなたのお家はどの外壁材が使われており、何年でメンテナンスをしなければいけないのかを確認しましょう。

種類 窯業系
サイディング
金属系
サイディング
樹脂系
サイディング
木質系
サイディング
イメージ
メンテナンス周期 8~10年 10年~15年 10年~20年 7年~10年
シェア率 外壁材全体の約70%程度 外壁材全体の約10%程度 外壁材全体の約2%以下 外壁材全体の約2%以下

メンテナンス周期が7~20年とありますが、これはあくまで目安になります。

住宅の環境や使用している塗料次第で左右されるので、下記で解説するメンテナンスするべき劣化症状に当てはまる場合はメンテナンスを検討しましょう。

メンテナンスが必要なサイディングの劣化症状

サイディングに現れる劣化症状は様々です。
まずは自分でどの様に点検をすればよいかについて説明します。

サイディングの点検方法

ひび割れしたコーキング

画像の様に、サイディングボードの隙間を埋めるコーキング(シーリング)がひび割れたり反り返っている場合は、サイディングをメンテンナンスするべき時期となります。
その他にも、サイディングが色あせている、表面が汚れてきている、割れている、剥がれているなどの症状が出ている場合もメンテナンス時期になります。

ではここからは、メンテナンスの緊急性が高い順に劣化症状について詳しく解説します。

サイディングのひび割れ・欠損

サイディングはモルタル壁のように乾燥収縮しないためひび割れしにくいのが長所です。
しかし施工時の釘打ちが原因でひび割れが発生したり、建物が地震などの影響により変形してひび割れや欠損が発生することがあります。

ひび割れを放置すると、そこから雨水が浸水して雨漏りを引き起こしたり、内部を腐食させる原因となります。

サイディングの反り・浮き

施工不良や建物の変形が原因でサイディングに反りや浮きが発生する場合があります。

反りや浮きが発生すると、隙間やずれが生じて雨漏りの原因になります。

コーキングの剥がれ・割れ

先述しましたが、コーキングととはサイディング同士の間にある、ゴムのような素材でできたものです。

サイディング目地(継ぎ目)のコーキングが劣化してしまうと剥がれたり割れてしまい、こちらも放置しておくと雨漏りの原因になります。

サイディングのチョーキング現象

サイディングを触ったとき、手に白い粉のようなものが付くことをチョーキング現象と言います。

チョーキング現象も塗料の防水機能がなくなっているサインのため、触れた時に粉が付いてしまうようであればメンテナンスを行いましょう。

サイディングのコケ・変退色・水シミ跡

サイディングの塗膜が劣化して防水機能が損なわれると、水分を吸収してしまいコケや水シミ跡が目立つようになります。
塗料の防水機能がなくなるとサイディングに浸水してしまいます。

判別しにくい場合は、サイディングに水をかけてみることをおすすめします。
水を弾いてくれれば問題なく、水が染み込んでいくようであれば防水機能がないと判断しましょう。

サイディングのメンテナンス方法と費用

ここからは日ごろからできる自分で行うメンテンナンス方法と、業者に依頼して行うメンテンナンス方法について解説します。

自分でできるサイディングのメンテンナンス方法

サイディングの汚れ

画像の様にサイディングに汚れが付着した程度であれば、自身でメンテンナンスすることも可能です。

ホースで汚れた部分水をかけ、雑巾や柔らかいブラシでこすれば十分綺麗になります。

カビなど頑固な汚れの場合は外壁用の洗浄液を使用すると、更に汚れを落としやすくなります。

外壁の汚れについて詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>外壁汚れの落とし方・原因を解説!綺麗に保つ方法も併せて紹介

業者に依頼するサイディングのメンテンナンス方法

業者に依頼するメンテンナンス方法は主に3種類、「張り替え」「カバー工法」「塗装」です。

メンテナンス方法 張り替え カバー工法 塗装
特徴 古い外壁材を完全にはがし、新しい物に張り替える 古い外壁材を残し、その上から新しい物を重ねて張る サイディング材を新しい塗料で塗装しなおす
費用相場 180~300万円 150~200万円 70~150万円
行うべき劣化症状 サイディングの大部分が剥離・浮いている サイディングの一部がひび割れ・剥離 サイディングにチョーキングや色あせがある

どのメンテナンス方法を選択するかにより、費用がかなり変わります。
家や自身の状況に適したサイディングのメンテンナンス方法を選びましょう。

サイディング自体の耐用年数(寿命)は30~40年あります。
同じ家にあと30年以上住む予定がないという場合は、一時的な処置にはなりますが費用が抑えられる塗り替えやカバー工法で対応するのも良いでしょう。

しかし、カバー工法は新しいものになるので防水機能などの耐久性は問題ないですが、張り替えと違い既存のサイディングを残すため、家全体の重量が重くなります。

そのため大きな地震が発生した際などに倒壊の危険性が高まるデメリットがあるため、自身が最適だと思う方法を選びましょう。

外壁のカバー工法について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>外壁の「カバー工法」の費用相場は? 地震に弱くなるってホント?

サイディングのメンテナンス頻度を減らす方法

サイディングのメンテナンスにはお金も時間もかかるので、なるべくなら頻度を減らしたいですよね。
メンテナンス頻度を減らす・楽にするためには「メンテナンス周期の長い外壁材に張り替える」か「耐用年数の長い塗料を使う」ことをおすすめします。

メンテナンス周期の長い外壁材に張り替える

たとえば樹脂系サイディングのメンテナンス周期は最長20年です。

一番使用されている窯業系サイディングのメンテナンス周期は8~10年なので、メンテナンス頻度が2分の1で済みます。

ただ窯業系サイディングの単価が4,000~6,000円/㎡なのに対して、樹脂系サイディングの単価は7,000~9,000円/㎡とかなり高額になります。
また家の見た目もガラッと変わることになるので、自身の要望にあった選択を行いましょう。

耐用年数の長い塗料を使う

耐用年数が長い塗料は3つ「フッ素塗料」「ラジカル塗料」「無機塗料」です。

フッ素塗料は12~15年、ラジカル塗料は14~16年、無機塗料は15~20年耐用します。
一般的に使われるシリコン塗料の耐用年数は約10年ほどになるので、比較するとかなり長持ちします。

ただ塗料に関しても、通常の塗料と比較すると単価が高くなります。
シリコン塗料が2,300~3,000円/㎡に対し、無機塗料は5,000~5,500円/㎡と高額になります。
フッ素塗料は3,800~4,800円/㎡、ラジカル塗料も3,000~4,500円/㎡です。

長い目でみれば塗装回数が抑えられるためお得ですが、経済面や10年以上同じ家に住むかわからない。という場合にはシリコン塗料で塗装することをおすすめします。

サイディングのメンテナンスは早めにしましょう!

冒頭でもふれたとおり、サイディングはメンテナンスフリーではありません

耐用年数が長いものもありますが何もしなければ劣化し、劣化を放置すれば状態は深刻化し多大な費用が掛かることになります。

早めにメンテナンスを行えば、通常は30~40年の寿命がある外壁材です。
劣化してきたかな?と感じたらすぐにメンテナンスを行いましょう。

外壁・屋根塗装 あなたの地域の相場は?
TOPへカエル