屋根修理の費用相場はいくら?雨漏り、台風、瓦の修繕…部位・トラブル別に全解説

  • 【更新日】2021-04-19

 

本記事は、屋根に修理したい劣化やトラブルを抱えていて、業者の提示してきた費用のまま修理してよいか不安という方々にお役立ていただくために作られています。

最低でも数万円、高ければ数十万円以上にもなる屋根修理の費用ですが、住人にとっては費用相場や適正金額は分からないものです。
そこで本記事では、屋根の部位・トラブルごとに修理費用の相場帯をわかりやすく掲載しました。
特に雨漏りに関しては、程度ごとに分けて費用相場を複数記載しています。

また、費用の次に不安に思う方の多いであろう「業者の言う修理内容が適正か」がわかるチャートも用意しています。

屋根のトラブルでお困りの方が少しでも早く、適正価格で屋根修理を開始できるようお役立ていただければ幸いです。

Point
  • 部分修理ならば「20~35万円以内」が目安
  • 屋根全体の修理になると「120~200万円」になることも
  • 業者により金額の差が大きいため、「相見積もり」をとるのが無難

私の家だといくら?

屋根修理の費用相場一覧

修理内容 費用相場
瓦の部分修理 15万~30万円
スレートの部分修理 15万~30万円
棟の修理 20万~35万円
雨漏りの修理 20万~35万円
雨樋の修理 10万~30万円
塗装の塗り替え 35万~60万円
全体の改修 120万~200万円

 

屋根修理の費用は、部分的な修理の場合は「20万~35万円」、修理が屋根全体に及ぶ場合は「120万円以上」が相場になります。

この金額には、屋根修理に使う足場代(約15万~20万円)の費用も含まれています。 もし部分修理であれば費用のほとんどを足場代が占めてしまうことになりますが、屋根修理は高所作業となるため、ほとんどの工事で足場代は必須です。

屋根の症状別、部位別の修理費用の相場は上記のとおりです。
各工事名称をクリックすると、解説にジャンプします。

屋根の「割れ・めくれ・ズレ」の修理費用

屋根修理の内容 修理費用の相場(足場代込み)
破損・ズレ・めくれ
15~30万円
屋根瓦の消失(強風などによる)
15~30万円

屋根表面の瓦・スレート・金属の「割れ・めくれ・ズレ」などの部分破損は、屋根修理の中では比較的安く修理することができます。費用の目安は15~30万円(足場代込み)です。

修理費用は、修理する範囲の広さと使用する屋根材のグレード(価格)で変動します。

▼「屋根材(瓦)の種類」について詳しく知りたい方はコチラ
>> 屋根瓦はどれを選べばいい?種類別メリット・デメリットを徹底比較

屋根の「棟」の修理費用

屋根修理の内容 修理費用の相場(足場代込み)
棟板金の修理
20~32万円
和瓦:棟の取り直し
(棟瓦の積み直し)

20~32万円
和瓦:漆喰の塗り直し
20~30万円

屋根の山や谷部分にあたる「棟」部分の修理費用は20~35万円(足場代込み)が目安です。

修理費用は、修理する範囲(長さ)と使用する屋根材のグレード(価格)で変動します。和瓦屋根の修理はやや高額になります。

▼「屋根棟・漆喰の修理費用」について詳しく知りたい方はコチラ
>> 屋根棟の修理費用の相場は? ウチの見積もりは適正? 火災保険で直せるの?

屋根の「雨漏り」の修理費用

屋根「雨漏り」は、原因や劣化範囲の広さにさまざまなパターンがあるため、費用の目安もやや特殊になります。

屋根修理の内容 修理費用の相場(足場代込み)
雨漏り:小
例:天井にシミを見つけた

20~35万円
雨漏り:中
例:天井から水滴が落ちてきた

25~55万円
 
雨漏り:大
例:雨の日は必ず水滴が落ちてくる、雨漏りが複数箇所から起こっている

60~250万円
 

小規模のもので20~35万円(足場代込み。以下同様)、中規模のもので25~55万円、大規模なものは全体のリフォームになり、費用も60~250万円になります。

小規模とは屋根表面の部分修理で済む場合、中規模とは表面に加え下地も部分的に傷んでいる場合、大規模とは内部の下地を含む全体的な工事になる場合です。

▼「雨漏りの修理費用」について詳しく知りたい方はコチラ
>> 屋根の雨漏りを修理する方法とは? 3つの注意点と費用相場!

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屋根の「付帯部分」の修理費用(雨どい、軒天)

屋根修理の内容 修理費用の相場(足場代込み)
雨どいの一部交換・修理
15~20万円
雨どいの塗り替え
20~30万円
雨どいの全体交換
20~60万円
軒天の修理(20cm四方以下)
10~15万円
軒天の修理(20cm四方以上)
15~30万円

屋根の「付帯部分」と呼ばれる、雨どいや軒天の修理費用は10~30万円(足場代込み)、全体工事のの場合でも60万円以下が目安です。

屋根の「塗り替え」の修理費用

工事方法 費用相場 工期 内容
塗り替え 約40~80万円 10~15日 【メンテナンス】

・表面の軽い補修と再塗装

屋根表面を洗浄後、傷んだ箇所を補修して再塗装する工事です。修理というよりも、定期的なメンテナンスとして採られる方法です。
一般的には、10年前後で再塗装が必要になります。

屋根のみの塗り替えの場合、費用は35万円~60万円が相場です。

屋根の「全面リフォーム」の修理費用

作業内容によって、3つの工事方法に分かれます。

工事方法 費用相場 工期 内容
葺き替え 約140~200万円 7~15日 【全体修理】

・土台を再工事
・瓦をすべて交換

葺き直し 約100~180万円 7~10日 【下地の修理】

・土台を再工事
・同じ瓦を敷き直す

カバー工法 約80~120万円 5~10日 【低予算な全体修理が目的】

・既存の屋根はそのままで
新しい屋根材をかぶせる

1. 葺き替え

「葺き替え(ふきかえ)」とは瓦を新しいものに交換する工事です。
また、「野地板(のじいた)」と呼ばれる下地が傷んでいる場合は、張替えも行われます。
費用は140万円~200万円が相場です。

▼「屋根の葺き替え」について詳しく知りたい方はコチラ
>> 屋根の葺き替え修理の費用はいくら? うちの見積もり額は適正?

2. 葺き直し

「葺き直し」とは既存の瓦を再利用して屋根の補修を行う工事です。
もともとの屋根材が「和瓦・洋瓦」で、瓦自体に問題がなく、下地のみの補修で済む場合に最適となります。
費用は100万円~180万円が相場です。

3. カバー工法

既存の屋根の上に、新しい屋根を作って覆う工事です。重ね葺きとも呼ばれます。
屋根の中にアスベストが使われている場合は、撤去費用がかかるのを避けるため、カバー工法が採られることが多くあります。

耐震性などの問題から、元にあったものより重量が大きい瓦が選ばれることはあまりありません。

費用目安は80万円~120万円が相場です。

▼「屋根のカバー工法・重ね葺き」について詳しく知りたい方はコチラ
>> 屋根の「カバー工法」の修理費用は? ウチの見積もりは適正? 地震に弱くなるってホント?

屋根修理には「足場代」が9割方必要

ここまでの費用相場を見て、修理の実作業代よりも高い「足場代」が気になった方も多いと思います。

まず、残念ながら屋根に関する9割以上の工事では足場は必須とお考えください。
足場の設置は、作業の精度の向上だけでなく、高所作業の安全確保のために厚労省による規定がなされているためです。

足場の設置に関わる規定: 規定では「2m以上の高所作業の際は安全な足場を設ける必要がある」となっています。
家の屋根は通常、平屋でも3m以上、2階建てならば6m以上の高さがありますから、ほとんどの場合で足場が必要な高さに達します。
▼「足場の費用」について詳しく知りたい方はコチラ
>> 足場料金の費用はいくら?見積もりで損しないコツとは?

屋根修理の方法と費用 判別チャート

業者の提案した工事方法や金額に不安が残る場合、下記のチャートに従って最適な工事を判断できます。

ステップ1:まずは業者に調査を依頼

屋根のトラブルは、内部に原因があることが多く、業者による調査が欠かせません。
依頼先の業者に心当たりがない場合は、当サービス「ヌリカエ」からもご紹介ができます。

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ステップ2:業者の説明が誠実かどうかを見る

対応の感じの良さに加え、異常や劣化の原因を「写真で見せた」が重要です。
これを行わない業者は、本当の原因を伏せたまま高い工事に誘導している可能性が高まります。

ステップ3:劣化の程度と提案された工事が適切かを見る

劣化・損傷の範囲ごとに、作業的・費用的に最適な工事を判断します。
工事費用は、前章の表をご参照ください。

屋根修理の費用をおさえるには「相見積り」

最後に、屋根修理の費用になぜここまで幅が生まれてしまうのか? についてご説明いたします。
それは、同じ坪数の家でも、屋根の形状や傾斜によって面積が大きく変わるため、家の大きさが工事費用の目安にならないからです。

業者の得意・不得意により、同じ工事でも見積もり費用が倍近く変わることも珍しくありません。
提案された修理内容がベストな選択肢であるかは、素人には判断がつけられないでしょう。

そこで、できるだけ複数の業者から相見積もりを取り、一番費用や工事内容に納得のいく業者を選ぶことで、コスト的にも効果的にも最適な工事を行うことができるのです。

当サービス「ヌリカエ」でも、無料の一括見積りサービスをご提供しています。
他の業者からも見積もりを取り寄せたいという場合に、ご活用いただけると大変幸いです。

 

最後に、ここまでご説明してきた事をまとめてみましょう。

屋根の修理にかかる費用は?
修理部位や範囲の広さによって変わります。金額は以下が目安です。

・瓦の部分修理:15万~30万円
・スレートの部分修理:15万~30万円
・棟の修理20万~35万円
・雨漏りの修理:20万~35万円
・雨樋の修理:10万~30万円
・塗装の塗り替え:35万~60万円
・全体の改修:120万~200万円

屋根修理の費用は後払いできる?
金額が大きいほど後払いが認められやすくなります。傾向は以下のとおりです。

・100万円以上:「3回以上の分割払い」の見込みアリ
・50~70万円:「工事前・工事後の2分割」の見込みアリ
・30~40万円:ほぼ「前金一括払い」のみ

後払いできる業者だけに絞って依頼先を探したい場合は、お気軽にご相談ください。

屋根修理客を狙った悪徳業者への対策は?
訪問営業の業者は悪徳業者の確率が高いことが、消費者センターの発表により判明しています。
契約したり、屋根に登らせたりしないことを強くお勧めします。その他にも、以下のような業者は避けるべきです。・無料点検をアピール
・足場代の無料化をアピール
・不安、緊急性をあおる
・値引き等を理由に成約を急がせる

他にも、屋根修理について分からないことや、業者に条件や希望のある場合などもヌリカエにぜひお気軽にご相談ください。
本記事が、屋根修理をお考えの方のお役に立てば幸いです。

▼専門家(ヒアリング)
株式会社POD 代表 長谷川佳広 氏
「失敗しない屋根修理」シリーズ記事
1章【トラブルを知る】 屋根の雨漏りと修理
2章【最適な工事を知る】 屋根瓦を修理する方法とは?5つの注意点
3章【費用を知る】 [当記事] 屋根修理の費用相場はいくら? 雨漏り、台風、瓦の修繕…部位・トラブル別に全解説
4章【不安をなくす】 屋根修理のプロを見分ける5つの鍵!悪質業者の手口も紹介

 

▼ 屋根の工事について、全体をつかみたい方はコチラ

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