足場代の相場はいくら?外壁・屋根塗装の足場はなぜ高い?

  • 【更新日】2022-11-22
足場代の相場はいくら?外壁・屋根塗装の足場はなぜ高い?

本記事は、リフォーム工事に含まれる「足場代」の本当の金額が気になっている方へ向けて、

  • 相場通りの足場代の総額、単価
  • 「足場代無料」という訪問業者の信頼性

 

などを、中立な立場から解説しています。

足場代についてウソのない価格情報や、業者との契約前の注意点などを分かりやすく解説していますので、ぜひ最後までお読みください。

Point
  • 足場代の相場は総額18万~26万円
  • 単価は750~1,000円/㎡が目安
  • 足場は作業員の安全だけでなく、施工の質・スピードや近隣配慮のためにも必要

ざっくりいくらかかるの?

※1時間以内に74人が ヌリカエで料金診断しました。

足場代の相場はいくら?

  • 総額:18万~26万円
  • 単価:1㎡あたり750~1,120円

平均的な大きさである延床30坪の一戸建ての場合、足場代は18~26万円が相場となります。

この費用は「足場の仮設面積」×「施工単価」で決まり、仮設面積は外壁工事のみの場合で230㎡前後、単価は仮設面積1㎡あたり750~1,120円が目安です。

外壁塗装が異なる場合は、総額が「仮設面積×750~1,120円」におさまっていれば相場内と判断できます。

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足場代が相場よりも高くなるケース

各ケースについて詳細に解説します。

3F建て以上の物件のケース

3F建て以上の物件のケースでは、枠組み足場を使用する可能性が高いため、足場代が相場よりも高くなります。

戸建ての外壁塗装工事で最も使用されているのは、クサビ式足場です。
クサビ式足場は、軒高10m未満の住宅工事で利用される足場の種類です。

3F建て以上の物件にお住まいの方は、軒高が10mを超える可能性が高くなります。

そこで利用されるのが枠組み足場です。
枠組み足場の単価は、クサビ式足場の単価と比較して、300円/㎡ほど費用が高いです。

3F建て以上の物件の場合は、最もよく使用されるクサビ式足場でなく、費用が少し高い枠組み足場を利用しなければならないので、足場代が相場よりも高くなるのです。

敷地が狭いケース

敷地が狭いケースは、人件費が上乗せされるため、足場代が相場よりも高くなります。

敷地が狭い自宅の場合は、足場の組み立てや搬入が難しく、時間や手間がかかります。

時間や手間がかかる分、現場に入る職人さんの人数も増えるため、足場代が相場よりも高くなるのです。

運搬が必要なケース

運搬が必要なケースでは、運搬費が上乗せされるため、足場代が相場よりも高くなります。

自宅が下記の環境に当てはまる場合、運搬費が必要になります。

運搬が必要な環境
  • 道路と家の高低差がついている
  • 掘りこみ式ガレージがある
  • 車両が入れない路地奥に立地している

「道路と家の高低差がついている」「掘りこみ式ガレージがある」といった環境では、外回りの階段を昇降しなければならないため、運搬費が別途かかります。

道が狭く運搬車が現場まで入れない場合は、運搬車から現場までの運搬費が追加されます。

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足場の種類と単価相場

足場の種類 単価相場 主な用途
クサビ式足場 750~1,120円/㎡ 軒高10m未満の住宅工事
枠組み足場 1,050~1,500円/㎡ 軒高10m以上の住宅工事
単管足場 700~900円/㎡ 作業スペースが狭い現場
屋根足場 800~1,130円/㎡ 勾配が急な屋根のみ

一戸建ての工事に使われる足場には主に4種類あり、種類ごとに単価の相場も異なります。

クサビ式足場

クサビ式足場とは、クサビと呼ばれる金具で鉄パイプ等を固定し、メッシュ状の足場板を渡して使用する足場です。
クサビ式足場の単価は、1㎡あたり750~1,120円が相場です。

戸建ての外壁塗装工事等でもっとも多く使われている足場です。
見積もり書には「クサビ緊結式足場」と書かれている場合がありますが、どちらも同じものになります。

枠組み足場

枠組み足場とは、コの字型の鉄パイプを階段部材や筋交い部材と組み合わせて建てる足場です。
枠組み足場の単価相場は1㎡あたり1,050~1,500円と、クサビ式より少し高めになります。

クサビ式では対応しにくい、軒高が10m以上ある大きな家の工事などによく使われます。

単管足場

単管足場

単管足場とは、同じ長さのまっすぐな鉄パイプだけを組み合わせて建てるシンプルな足場です。
単管足場の施工単価は1㎡あたり700~900円と、技術を要する分高めになっています。

クサビ式よりも設置の幅を必要としないため、隣家との間隔がごくわずかな場合など足場を設置できる空間が狭い場合や、低層の外壁工事などによく使われます。

単管足場にブラケット式の足場を取り付けた「単管ブラケット足場」(900~1,330円/㎡)という種類もあります。

屋根足場

屋根足場とは、屋根の傾きに合わせて鉄パイプを縦横に配した足場です。
屋根足場の単価は1㎡あたり800~1,130円となります。

屋根足場が必要となるのは、屋根の勾配が急(6寸勾配以上が目安)であること、かつ屋根の修理や塗装などの作業がある場合のみです。

「屋根勾配」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。

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そもそも足場って本当に必要なの?

足場代は約20万円以上もの金額になる、高額な支出です。
無くてもなんとかならないの?」と考える方も少なくないでしょう。

ここでは、住宅のリフォーム工事等に足場がなぜ必要なのかを見ていきましょう。

足場を設置する効果

足場を設置することで、工事には以下のような効果があります。

足場のメリット
  • 作業の体勢が安定しスピード・品質が上がる
  • メッシュシートをかけることで、近隣への防音・防汚効果がある
  • 作業員の安全確保ができる

足場代が高額だからといって、足場なしで作業はできないか業者に尋ねるのは考えものです。
品質や安全を軽視する依頼者だと思われて、職人のモチベーションが下がってしまうおそれがあります。

足場の設置は義務でもある

厚生労働省が定める労働安全衛生規則には、2m以上の高さで行う高所作業には作業用足場を設けることと定められています。

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「足場代が無料になる」という営業トークに注意

この章では、足場のトラブルの中でも特に多い「足場を無料にします!」という営業の裏事情を確認していきます。

悪徳業者に騙されないためにも正しい知識を身につけましょう。

「足場代無料」は怪しい!

結論から言うと、足場代が完全無料になることはありません。

なぜなら、足場は外壁塗装の20%以上を占める費用であり、これを無料にすると塗装業者はほぼ確実に赤字になってしまうためです。

足場無料を謳う業者の中には、塗料代や諸経費など他の項目に足場の費用を上乗せしている業者が珍しくありません。

よくある足場無料の営業手口

次のような営業を受けたことはありませんか?

このような営業トークには注意してください。

近所で塗装工事をしているので、今だけ足場を無料にします!
今だけキャンペーンをやっているので、足場が半額になります!
今ならモニター価格として、足場をお安くできます!

このような誘いがあった場合は急いで契約するのではなく、慎重に情報収集してから契約を決めましょう。

悪徳業者について詳しく知りたい人は、次の記事をご覧ください。

足場代を最大限安くする方法


外壁塗装・屋根塗装において、足場は絶対に欠かすことができません。
しかし、少しでも高い業者を避け、リーズナブルな費用でリフォーム工事を行う方法はあります。

それは相見積もりをとることです。

工事を契約する前に、必ず複数の業者から見積もりを取り、足場代をはじめとした金額を比べましょう。
相見積もり先に心当たりがない場合は、全国の優良業者のデータをもつ無料の相談・紹介窓口 をご利用ください。

窓口では、「工事費用の相場が分からない」といったご質問にも、経験豊富な相談員が答えしています。
その後の工事を無理におすすめすることもありませんので、お気軽にご相談ください。

▼書籍
  • 建築工事研究会『積算資料ポケット版 リフォーム編 2022年度版』一般社団法人経済調査会 2021
  • 田村誠邦・甲田珠子『プロのための住宅・不動産の新常識』エクスナレッジ 2019
  • みんなの建材倶楽部『使える!!内外装活用シート 2016-2017』エクスナレッジ 2016
  • 菊池克弘『住宅リフォーム重要事項32選』都市環境建設 2015

▼ウェブサイト

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