足場代の相場はいくら?外壁・屋根塗装の足場はなぜ高い?

  • 【更新日】2023-03-15
足場代の相場はいくら?外壁・屋根塗装の足場はなぜ高い?

本記事は、リフォーム工事に含まれる「足場代」の本当の金額が気になっている方へ向けて、

  • 相場通りの足場代の総額、単価
  • 相場よりも高くなる建物
  • 足場の必要性

 

などを、中立な立場から解説しています。

足場代についてウソのない価格情報や、足場の必要性などを分かりやすく解説していますので、ぜひ最後までお読みください。

Point
  • 足場代の相場は総額18万~26万円
  • 単価は750~1,000円/㎡が目安
  • 足場は作業員の安全だけでなく、施工の質・スピードや近隣配慮のためにも必要

ざっくりいくらかかるの?

※1時間以内に74人が ヌリカエで料金診断しました。

足場代の相場はいくら?

  • 総額:18万~26万円
  • 単価:1㎡あたり750~1,120円

平均的な大きさである延床30坪の一戸建ての場合、足場代は18~26万円が相場となります。

この費用は「足場の仮設面積」×「施工単価」で決まり、仮設面積は外壁工事のみの場合で230㎡前後、単価は仮設面積1㎡あたり750~1,120円が目安です。

外壁塗装が異なる場合は、総額が「仮設面積×750~1,120円」におさまっていれば相場内と判断できます。

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足場代が相場よりも高くなる建物

各ケースについて詳細に解説します。

3階建て以上の物件の建物

3F建て以上の物件の建物では、枠組み足場を使用する可能性が高いため、足場代が相場よりも高くなります。

戸建ての外壁塗装工事でもっとも使用されているのは、クサビ式足場です。
クサビ式足場は、軒高10m未満の住宅工事で使用される足場の種類です。

3階建て以上の物件にお住まいの方は、軒高が10mを超える可能性が高くなります。

そこで使用されるのが枠組み足場です。
枠組み足場の単価は、クサビ式足場の単価と比較して、300円/㎡ほど費用が高いです。

3階建て以上の物件の場合は、もっともよく使用されるクサビ式足場でなく、費用が少し高い枠組み足場を使用しなければならないので、足場代が相場よりも高くなるのです。

敷地が狭い建物

敷地が狭い建物は、足場の単価に加えて人件費が上乗せされるため、足場代が相場よりも高くなります。

敷地が狭い自宅の場合は、足場の組み立てや搬入が難しく、時間や手間がかかります。

時間や手間がかかる分、現場に入る職人さんの人数も増えるため、足場代が相場よりも高くなるのです。

注意点

戸建ての外壁塗装工事でもっとも使用されているクサビ式足場を使用する場合は、人件費が上乗せされるため、足場代が相場よりも高くなります。
しかし、敷地が狭いからといって、必ずしも足場代が相場より高くなるとは限りません。
敷地が狭い際は、戸建ての外壁塗装工事でもっともよく使うクサビ式足場より単価が安い、単管足場を利用することがあるからです。
敷地が狭い建物においても、使用する足場の種類によって費用が変動するため、注意をしてください。
足場の種類と単価については、この記事内で解説しているので、参考にしてください。

運搬が必要な建物

運搬が必要な建物では、足場の単価に加えて運搬費が上乗せされるため、足場代が相場よりも高くなります。

自宅が下記の環境に当てはまる場合、運搬費が必要になります。

運搬が必要な環境
  • 道路と家の高低差がついている
  • 掘りこみ式ガレージがある
  • 車両が入れない路地奥に立地している

「道路と家の高低差がついている」「掘りこみ式ガレージがある」といった環境では、外回りの階段を昇降しなければならないため、運搬費が別途かかります。

道が狭く運搬車が現場まで入れない場合は、運搬車から現場までの運搬費が追加されます。

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足場代が相場よりも高くなる業者

業者が原因で足場代が相場よりも高くなる可能性があります。

ここからは、足場代が相場よりも高くなる業者として、「中間マージンを高く設定する業者」「大手業者」の2点について解説します。

中間マージンを高く設定する業者

多くの場合、足場の設置は、塗装業者からの委託のもと足場専門業者によって行われます。このときに発生する中間マージンが高い場合、足場代が相場よりも高くなります

そもそも足場は、塗装業者が必ず組むものではありません。足場が組まれるパターンを下記にまとめました。

  • 塗装業者が足場材をもっていて、自分で足場を組む
  • 塗装業者が足場材をリースして、自分で足場を組む
  • 塗装業者が足場専門業者に足場の組み立てを依頼し、足場専門業者が所持する足場材で足場を組む
  • 塗装業者が足場専門業者に足場の組み立てを依頼し、足場専門業者が足場材をリースして足場を組む

 
足場をすべて自社で組立する業者は少数派です。足場代は、塗装業者と足場専門業者、リース業者など複数の業者間での中間マージンが加味されています。

この中間マージンが高いことが原因で、足場代が相場よりも高くなる可能性があります。

なかでも悪徳業者は、足場組み立てにあたって複数の業者が絡むパターンがあることを利用して、足場代をかさ増し請求する可能性があります。

大手業者

大手業者に依頼すると、足場代が相場よりも高くなる可能性があります。大手業者とは、積水ハウスや大和ハウスなど名の知れたハウスメーカーのことです。

大手業者に依頼すると、本来不必要な経費が見積もりに計上されていることがあります。

お手元に見積もり書がある方は、足場の項目をご確認ください。

このなかで、昇降階段・外部配線防護管・安全対策費といった、不明瞭な名目が記載されている方は注意しましょう。戸建て住宅の場合で、上記のような費用を請求する業者は少数派です。

不明瞭な名目がある場合は、何に対する費用なのか、支払う必要があるのか業者へ確認するようにしてください。

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足場の種類と単価相場

足場の種類 単価相場 主な用途
クサビ式足場 750~1,120円/㎡ 軒高10m未満の住宅工事
枠組み足場 1,050~1,500円/㎡ 軒高10m以上の住宅工事
単管足場 700~900円/㎡ 作業スペースが狭い現場
屋根足場 800~1,130円/㎡ 勾配が急な屋根のみ

一戸建ての工事に使われる足場には主に4種類あり、種類ごとに単価の相場も異なります。

クサビ式足場

クサビ式足場とは、クサビと呼ばれる金具で鉄パイプ等を固定し、メッシュ状の足場板を渡して使用する足場です。
クサビ式足場の単価は、1㎡あたり750~1,120円が相場です。

戸建ての外壁塗装工事等でもっとも多く使われている足場です。
見積もり書には「クサビ緊結式足場」と書かれている場合がありますが、どちらも同じものになります。

枠組み足場

枠組み足場とは、コの字型の鉄パイプを階段部材や筋交い部材と組み合わせて建てる足場です。
枠組み足場の単価相場は1㎡あたり1,050~1,500円と、クサビ式より少し高めになります。

クサビ式では対応しにくい、軒高が10m以上ある大きな家の工事などによく使われます。

単管足場

単管足場

単管足場とは、同じ長さのまっすぐな鉄パイプだけを組み合わせて建てるシンプルな足場です。
単管足場の施工単価は1㎡あたり700~900円です。

クサビ式よりも設置の幅を必要としないため、隣家との間隔がごくわずかな場合など足場を設置できる空間が狭い場合や、低層の外壁工事などによく使われます。

単管足場にブラケット式の足場を取り付けた「単管ブラケット足場」(900~1,330円/㎡)という種類もあります。

屋根足場

屋根足場とは、屋根の傾きに合わせて鉄パイプを縦横に配した足場です。
屋根足場の単価は1㎡あたり800~1,130円となります。

屋根足場が必要となるのは、屋根の勾配が急(6寸勾配以上が目安)であること、かつ屋根の修理や塗装などの作業がある場合のみです。

「屋根勾配」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。

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そもそも足場って本当に必要なの?

足場代は約20万円以上もの金額になる、高額な支出です。
無くてもなんとかならないの?」と考える方も少なくないでしょう。

ここでは、住宅のリフォーム工事等に足場がなぜ必要なのかを見ていきましょう。

足場を設置する効果

足場を設置することで、工事には以下のような効果があります。

足場のメリット
  • 作業の体勢が安定しスピード・品質が上がる
  • メッシュシートをかけることで、近隣への防音・防汚効果がある
  • 作業員の安全確保ができる

足場代が高額だからといって、足場なしで作業はできないか業者に尋ねるのは考えものです。
品質や安全を軽視する依頼者だと思われて、職人のモチベーションが下がってしまうおそれがあります。

足場の設置は義務でもある

厚生労働省が定める労働安全衛生規則には、2m以上の高さで行う高所作業には作業用足場を設けることと定められています。

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足場代を最大限安くする方法


外壁塗装・屋根塗装において、足場は絶対に欠かすことができません。
しかし、少しでも高い業者を避け、リーズナブルな費用でリフォーム工事を行う方法はあります。

それは相見積もりをとることです。

工事を契約する前に、必ず複数の業者から見積もりを取り、足場代をはじめとした金額を比べましょう。
相見積もり先に心当たりがない場合は、全国の優良業者のデータをもつ無料の相談・紹介窓口 をご利用ください。

窓口では、「工事費用の相場が分からない」といったご質問にも、経験豊富な相談員が答えしています。
その後の工事を無理におすすめすることもありませんので、お気軽にご相談ください。

▼書籍
  • 建築工事研究会『積算資料ポケット版 リフォーム編 2022年度版』一般社団法人経済調査会 2021
  • 田村誠邦・甲田珠子『プロのための住宅・不動産の新常識』エクスナレッジ 2019
  • みんなの建材倶楽部『使える!!内外装活用シート 2016-2017』エクスナレッジ 2016
  • 菊池克弘『住宅リフォーム重要事項32選』都市環境建設 2015

▼ウェブサイト

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