浴室乾燥機の寿命は10年〜15年!交換費用の相場や交換時のポイントを解説

  • 【更新日】2023-12-11
浴室乾燥機の寿命

浴室乾燥機の寿命は10年〜15年程度のため、1度取り付けた後は10年以上利用することになります。

また、本体費用や導入後のランニングコストも安くないことから、浴室乾燥機選びに迷われている方も少なくありません。

本記事では、浴室乾燥機の寿命(耐用年数)と症状、交換のタイミング、かかる費用について解説します。

また、浴室乾燥機を長く使うためのコツについても解説しているので、ぜひ参考にしてください。

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浴室乾燥機の寿命(耐用年数)は10年〜15年

浴室乾燥機の寿命

浴室乾燥機の寿命は約10年〜15年です。

この寿命は、各メーカーの設定する標準的な使用期間や平均値のため、掃除や点検を定期的に行うなど、メンテナンスをきちんとしていれば、さらに長く使える場合も多くあります。

またメンテナンスに加え、浴室乾燥機の寿命を大きく左右する要因の1つとして、使用頻度も重要です。毎日1時間浴室乾燥機を利用する場合と、週に1回1時間利用する場合とでは、前者の方が劣化が早くなります。

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浴室乾燥機の法定点検は必要?

浴室乾燥機の法定点検

浴室乾燥機の法定点検が義務化されていたのは、2009年4月1日から2021年7月31日までで、次の品目も併せて点検が任意化されました。

  • ビルトイン式電気食器洗機
  • 屋内式ガス瞬間湯沸かし器(都市ガス用・LPガス用)
  • 屋内式ガスバーナー式ふろがま(都市ガス用・LPガス用)
  • 密閉燃焼式石油温風暖房機

 

2021年8月1日以降、浴室電気乾燥機は、消費生活用製品安全法の特定保守製品から除外され、長期使用製品安全点検制度の対象外となりました。 現在は法定点検を行う責務はなく、点検を行う場合は任意となります。

点検を行う場合は有償となり、メーカーによって異なりますが、おおむね1万円〜2万円程度の費用がかかります。経年劣化による故障や事故を防ぎ、長く使うためには、点検を定期的に行うことをおすすめします。

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浴室乾燥機が寿命を迎えているか見極めるタイミング

浴室乾燥機の寿命の見極めタイミング

浴室乾燥機が寿命を迎えているかどうかについては、まずは業者に見てもらう必要があります。場合によっては交換ではなく、パーツの修理のみで済む場合もあるからです。

なお、以下のような症状が起きている場合、寿命を迎えている、もしくは浴室乾燥機自体の交換が必要であるケースもあります。

  • 電源がつかなくなった
  • 異音がする
  • 異臭がする
  • 普段のパワーが出なくなってきている

 

以下、それぞれの症状について詳しく解説していきます。

電源がつかなくなった

リモコンの故障を除き、浴室乾燥機自体の電源がつかない場合、原因としては以下のような理由が考えられます。
  • 本体設備の故障
  • モーターなどの部品の経年劣化
  • フィルターの詰まり

 

モーターの故障や、フィルターの詰まりが原因で浴室乾燥機の電源がつかない場合、パーツ交換やフィルターの掃除のみで修復できる可能性もあります。このような場合、部品代と施工費用を併せて1万5,000円~5万円程度が相場となっています。

なお、上述した通り、浴室乾燥機の寿命は10年〜15年となっており、複数のパーツが経年劣化を起こしている可能性もあります。浴室乾燥機の種類によっては、パーツを取り寄せることになり、浴室乾燥機ごと交換してしまった方が費用を抑えられることもあります。

異音がする

浴室乾燥機からきしむような異音がなっている場合、以下のような理由が原因で、修理、もしくは交換が必要になることもあります。

  • ファンやモーターが寿命・経年劣化を迎えている
  • ファンやモーターが汚れたり錆び付いたりしている
  • ファンやモーターのオイルが不足している

 

ファンやモーターのオイル不足であれば、部品の取り替え工事や簡単な修理で済むことも多いため、まずは業者に相談してみましょう。

異臭がする

浴室乾燥機の異臭の原因は、主にホコリやカビ、故障による発熱です。浴室は湿度が高い環境のため、カビの温床になりやすい箇所です。

また浴室乾燥機の掃除では、フィルターを水洗いしたり、ファンを中性洗剤でこすり洗いするなど、乾燥機の奥まで汚れを落とす必要があります。

このような特徴から、掃除が行き届かず、カビが発生し、ホコリっぽい臭いや、カビの臭いがしてしまうこともあります。

このように、異臭が発生しているケースはクリーニングで解決することがほとんどです。とはいえ、あまりにもカビが発生している箇所が多い場合は交換を検討しても良いでしょう。

期待通りの効果が出ない

浴室乾燥機で以前のような使用効果・パワーが出ていない場合は、交換を検討するタイミングの1つです。期待される効果が出ない例は次のようなケースです。

  • 衣類の乾燥に以前よりも時間がかかる
  • 換気をしているのにカビが発生しやすい
  • 暖房をつけてもなかなか暖かくならない

 

ただし、効果が出ていない場合、フィルターの掃除、パーツの交換のみで解決する場合もあるため、まずは業者に見てもらうことが重要です。

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浴室乾燥機の交換にかかる費用

浴室乾燥機の交換費用

浴室乾燥機の交換工事費用の相場は15万円〜20万円程度で、内訳は次の通りです。
  • 浴室乾燥機の本体代金:10~20万円程度
  • 取付工事:3~5万円程度
  • 操作パネル本体代+取付工事:1~1.5万円程度
  • 既設の換気扇の取り外し・処分費用:0.5万円程度

 

なお、浴室乾燥機には電気式とガス式があり、ガス式の方は熱源の設置が必要となるため、電気式よりも交換工事は割高になります。

また、後述する通り、浴室乾燥機の工事に際して、次のような場合には費用が高額になるため注意が必要です。

  • 違うメーカーに変更して寸法が変わり、間口のサイズを変える
  • 浴室乾燥機のタイプを壁掛けタイプからビルトインタイプに変更

 

浴室の現在の状態やどのような工事をするかによって費用は変わってくるので、詳しい費用を知りたい場合には一度リフォーム業者に相談してみましょう。

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浴室乾燥機を交換するときのポイント

浴室乾燥機交換のポイント

ここからは、浴室乾燥機を交換する時に、事前に知っておきたいポイントについて解説します。

電気式の浴室乾燥機の方がコストパフォーマンスがいい

浴室乾燥機には前述のように、電気式とガス式があります。

設置後の光熱費(ランニングコスト)をそれぞれ比較すると、次のようになっています。

【一般的な消費電力1250Wで1時間使用した場合】

タイプ 浴室乾燥機を1時間使用した場合の光熱費
電気式 電気代 約34円
ガス式:都市ガス ガス代 約43円
ガス式:プロパンガス ガス代 約48円

上記のように、電気式が1時間当たりの使用料金は安くなっています

一方で、ガス式はガス代が電気代よりも高くなりますが、パワーが強いため、電気式よりも短い時間で衣服を乾かすことができます

短時間で乾かしたい方はガス式が便利ですが、使用時間や費用など、何を重視するかによって選ぶ浴室乾燥機のタイプが変わってくるため、ご自身のライフスタイルに合ったタイプを検討しましょう。

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ユニットバスの場合には同じサイズ・メーカーのものを

ユニットバスにすでに浴室乾燥機がついていて、新しいものに交換する場合には、ユニットバスと同じメーカー・サイズのものを選ぶことをおすすめします。

サイズやメーカーが同じであれば、規格が同じのため、追加工事が不要となり費用も抑えられます。

ユニットバスに後付けする場合は換気扇や点検口を確認する

ユニットバスに後付けで浴室乾燥機を導入したい場合には、天井に換気扇や点検口がついているかを確認しましょう。

換気扇がある場合には、大きな工事は不要になるため費用を抑えられます

逆に換気扇がない場合、電気配線と換気ダクトの追加工事が必要となるため、費用が高くなります

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在来工法に後付けするなら壁掛け型がおすすめ

ユニットバスではなく、タイルなどでできている在来工法の浴室に浴室乾燥機を後付けで設置したい時には、壁掛け型を利用することをおすすめします。

在来工法の浴室に、後付けで天井埋め込み型(ビルトイン型)の浴室乾燥機を導入する場合には、天井の補強工事や解体作業、配線工事などが必要になり、高額になるケースが多いです。

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浴室乾燥機が寿命を迎えたら業者に依頼して交換しよう

浴室乾燥機の寿命(耐用年数)は10年〜15年程度で、 不具合が起きる原因には、経年劣化(寿命)、部品の破損、ホコリが溜まっているなどのケースが挙げられます。

寿命を迎えているサインには、電源のオン・オフが切り替えられないことや、異臭・異音がすること、以前のような効果が出ないことなどが挙げられます。

浴室乾燥機には電気式・ガス式の2種類があり、初期費用やランニングコスト、使用感がそれぞれ異なるため、交換する場合にはご自身に合ったものを比較検討すると良いでしょう。

なお、浴室乾燥機の交換をはじめ、浴室のリフォームを考えられている方は「ヌリカエ」のご利用がおすすめです。

全国2000社以上の優良業者と提携するヌリカエでは、修理会社・リフォーム会社ごとの評価・レビューもチェックできるため、安心して任せられる会社を見つけることができます。web上で簡単に利用ができるので、是非一度使ってみてはいかがでしょうか。

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