お風呂の寿命の7つのサイン!長く利用するためのコツとリフォーム費用も解説

  • 【更新日】2023-12-11
お風呂の寿命の7つのサイン!長く利用するためのコツとリフォーム費用も解説

毎日使用するお風呂にも寿命があります。寿命が過ぎたお風呂を使用していると、思わぬトラブルに繋がりかねません。そのため、寿命のサインが見つかったらリフォームを検討しましょう。

本記事では、お風呂の寿命の7つのサインと、寿命を伸ばすためにできるコツを詳しく解説します。

あわせて、お風呂のリフォーム費用の相場もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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お風呂の寿命(耐用年数)は何年?

一般的に、お風呂の寿命(耐用年数)は15年~20年程度とされています。ただしこれは定期的に掃除し、メンテナンスを行っている場合の数値となります。

また、浴室内で修理・交換の多い設備である、給湯器・換気扇・浴室乾燥機の耐用年数も同様に、15年~20年程度が目安です。

給湯器・換気扇・浴室乾燥機などもお風呂と同時期に寿命を迎えることが多いため、もしお風呂のリフォームを検討する場合には、設備機器もまとめて行うと費用や期間を短縮できるでしょう。

「お風呂の部位と寿命」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。

>>お風呂の修理にかかる費用

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お風呂の寿命、7つのサイン

お風呂が故障して使えなくなってしまう前に、お風呂の寿命を示す7つの症状をご紹介します。

  • お湯が出ない・換気扇が効きにくい
  • カビ・サビが除去しにくくなっている
  • コーキングが取れて劣化している
  • 水漏れが発生している
  • 大きなひび割れができている
  • 排水口の詰まりや嫌な匂いがある
  • 壊れたお風呂のパーツが販売終了となっている

 

なお、これらの症状はパーツを交換する、クリーニングを実施するなどで解決できる場合もあります。そのためまずは業者に相談しましょう。

お湯が出ない・換気扇が効きにくくなった

お風呂のシャワーのお湯の出が悪い、もしくは出なくなってきた、換気扇の効きが悪くなってきたなど、設備機器が効果を発揮できなくなったときは寿命の1つのサインです。

特に換気扇の不具合は、お風呂の換気の悪化を招き、カビが発生しやすくなる原因にもなるため注意が必要です。

>>お風呂のお湯が出ない場合と対処法
>>浴室換気扇の交換費用

カビ・サビが除去しにくくなっている

上述した通り、換気扇が効きにくいことで発生することもあるカビですが、掃除をしても除去できない場合には、浴室の内部まで劣化が進んでいる可能性があります。

同様にサビも初期であれば取り除くことは可能ですが、放置すると固着・腐食が進んでお風呂の劣化の原因になってしまいます。

カビやサビも劣化が進んでいると、取り替えるパーツも多くなり、結果的に浴室全体をリフォームした方が良い場合もあります。

>>風呂のカビ防止方法まとめ

コーキングが取れて劣化している

浴室内の壁と壁の継ぎ目や、浴槽と壁のつなぎ目を塞いでいる資材をコーキングと言います。

このコーキングにひび割れやカビの固着などの劣化が見られた時にはお風呂の寿命が近いと言えます。
このコーキングにひび割れやカビが固着していると、次項で後述する水漏れの原因となるからです。

>>浴室コーキングの方法・費用

水漏れが発生している

お風呂の水漏れが発生している場合、寿命を疑いましょう水漏れが起きると、水の滲出により腐食が進行したり、シロアリの発生を招いたりする原因になります。

お風呂の水漏れは、床・壁のタイルの目地の補修なら2万円~3万円程度、規模が大きい水漏れの修理であれば20万円~30万円ほど費用がかかります。

程度がひどくなるにつれて、金額も上がるため、その際は浴室全体をリフォームする必要も出てきます。

>>お風呂が水漏れする原因と直し方

大きなひび割れができている

お風呂(浴槽)に大きなひび割れができている時も寿命を疑いましょう。

お風呂のひび割れが発生する原因は次の3つです。

  • 経年劣化による寿命
  • 硬いものが当たった衝撃
  • コーティング効果の劣化

 

お風呂のひび割れも水漏れの原因となるため、使用年数が15年以上経過している場合には寿命のサインであるとともに、注意が必要です。

軽度のひび割れであれば、早めに業者に補修を依頼すると費用を抑えられます。

>>浴槽のひび割れの修理方法・金額

排水口の詰まりや嫌な匂いがある

排水口に詰まりや嫌な匂いが発生している時には、次のような原因が考えられます。

  • 排水管が汚れている
  • 臭いを防ぐ下水トラップが不具合を起こしている

 

軽度の臭気や詰まりで、掃除によって解決できれば問題ありませんが、掃除をしても除去できなければ寿命と考えましょう。

>>お風呂のつまりの原因と解消方法

壊れたお風呂のパーツが販売終了となっている

ユニットバスの場合、浴槽・床・壁・天井など、お風呂の各パーツが組み合わさってできています。

ユニットバスメーカーは、アフターサポートのしっかりしている会社が多いため、壊れた箇所のパーツの販売が既に終了していたら寿命と考えるようにしましょう。

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お風呂の寿命を伸ばすためにできる3つのこと

ここからは、お風呂の寿命を伸ばすために日頃からできる3つの対処法をご紹介していきます。

以下のような日頃のメンテナンスにより、お風呂の耐用年数を延ばすことは十分可能です。

  • コーキングのケア
  • 定期的な掃除
  • 定期的な換気

 

それぞれ詳しく解説します。

コーキングのケア

先述のように、コーキングは壁と壁や、浴槽と壁の隙間を塞いでいる資材です。

10年以上経過すると劣化が目立ち始めるため、業者に補修を依頼するか、あるいはご自身でDIYで行うなど、補修が必要となるでしょう。

DIYでは、ホームセンターや通販サイトなどでコーキング剤を購入して行うことも可能ですが、きれいに仕上げるには技術が必要となるため、DIYの経験が少ない方はプロの業者に依頼することをおすすめします。

定期的な掃除

お風呂の寿命を伸ばすためには、日常的な掃除が効果的です。

排水口をはじめ、お風呂を定期的に掃除して汚れを取り除くことが、劣化を遅らせることにつながります。

コーキングの劣化や排水口のつまり、カビやサビは日々の掃除でチェックしましょう。

定期的な換気

お風呂の寿命を縮めるカビやサビを防ぐためには、こまめに換気を行って湿気を取り除きましょう

入浴中は必ずしも換気をする必要はありませんが、入浴が済んだら必ず換気扇を回して換気するようにしましょう。お風呂に窓がある場合は、窓を開けて換気することもおすすめです。

また、お風呂から上がった後は、浴室全体に冷水シャワーをかけることで湿気を抑えられます。

なお、お風呂に水を溜めたままお風呂のふたを開けておくと、湿気が充満してしまうため、閉じておくように気をつけましょう。

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お風呂が寿命を迎えたら早めにリフォームを検討した方がいい3つの理由

お風呂の寿命が近づいたら、早めにリフォームを検討することをおすすめします。

主な理由は次の3つです。

  • 掃除・お手入れが楽になる
  • リフォーム費用は時間が経つほど高額になる
  • 新しい設備は電気代・ガス代の節約になる

 

それぞれ解説します。

掃除・お手入れが楽になる

特にユニットバスの場合、最近のお風呂は掃除やメンテナンスの手間が少なくなるよう、さまざまな工夫と配慮が行き届いている商品が多くなっています。

リフォームで一新することによって、毎日の掃除時間を短くしたり、手間を今までよりも減らしたりすることができます。

新しい設備は電気代・ガス代の節約になる

前述の掃除時間の短縮と同様に、最近のお風呂は省エネに対応した商品も多くなっているため、電気代・ガス代が古いお風呂よりも安くなります。

また、省エネを目的としたリフォームと認められる場合には、国や地方自治体から補助金が支給される可能性があるため、リフォーム費用の節約にもつながります。

リフォーム費用は時間が経つほど高額になる

寿命を迎えてもお風呂を利用し続けると、お風呂内部の劣化が早まってしまいます。

例えば、劣化した排水管を放置していたら腐食がひどくなり、状態が悪くなるほど、工事には費用がかかる[/text]ようになります。

できるだけ早めに補修工事やリフォームを行うことで、費用を抑えることができるため、リフォームの検討は早めに行うようにしましょう。

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お風呂のリフォーム内容と費用

最後に、お風呂が寿命を迎えた場合にリフォームする際の費用を解説します。

リフォームを行う前のお風呂がシステムバス(ユニットバス)か在来工法かによって、費用が変わるので下記を参考にしてください。
工事費 システムバスからシステムバスへ 在来浴室からシステムバスへ
養生費用 1万円 1万円(同左)
製品代 約30万円~50万円 約30万円~50万円(同左)
工事費 約25万円~35万円 約30万円~50万円
諸経費 約2万円~3万円 約2万円~4万円

なお、お風呂のリフォームで、オプション機能を追加する場合の費用相場は下記の通りです。

オプション内容 費用相場
追い炊き機能 3万円~4万円
浴室換気暖房乾燥機 7万円~9万円
残り湯利用機能 3万円~4万円円
三枚引戸 7万円~9万円
手すり(1本) 1万円
浴室スピーカー 5万円~6万円
浴室TV 12万円~14万円
ジェットバス 12万円~14万円
給湯器交換 15万円~20万円
人気のオプションは「追い炊き機能」や「浴室乾燥機」です。バリアフリーリフォームの際には、手すりや引戸の扉を設置する方も多いです。

>>追い焚き機能は後付けできる?費用や方法
>>浴室乾燥暖房機の後付け費用・注意点
>>浴室テレビの後付けはできる?費用や方法
>>お風呂の給湯器の交換費用

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お風呂の寿命を迎えたらリフォーム業者に依頼しよう

本記事で解説してきた通り、お風呂が寿命を迎えたと感じたら、早めに補修を行うか、リフォームを検討しましょう。

お風呂のリフォーム費用は、数十万円~100万円以上かかることもあるため、費用相場を把握したうえで臨むことが大切です。

失敗のないように信頼できる業者を選び、浴室のリフォームを成功させましょう。

なお、お風呂のリフォームを検討されている方は「ヌリカエ 」を利用するのがおすすめです。

全国2000社以上の優良企業と提携するヌリカエでは、リフォーム会社ごとの評価・レビューも確認できるため、安心して任せられる業者を見つけることができます。ぜひヌリカエもご活用ください。

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