ヌリカエサイディング張り替えの費用、メリット・デメリットは? 一部&全体どちらの場合も解説

サイディング張り替えの費用、メリット・デメリットは? 一部&全体どちらの場合も解説

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サイディング張り替えの費用は150~200万円、時期は築30年目が目安

本記事では、ご自宅の外壁サイディングの張り替え工事をはじめて検討中の方に向けて、

  • サイディング張り替えにかかる費用
  • サイディング張り替えの適切な時期や症状
  • 張り替え以外の工事選択肢と違い
  • 張り替え候補となるサイディング材・外壁材

がよく分かる解説を行いました。

まず先に結論からお伝えすると、サイディングの張り替えは外壁工事のなかでももっとも高額ですが、重ね張り(カバー工法)に比べるとデメリットが少ないので、予算に余裕があればなるべくこちらを選びたい方法です。

それぞれの理由と、一緒に知っておきたい話を見ていきましょう。

また、外壁全体でなく一部分のみの張り替えをご検討中の方も、参考にしてください。


自宅の場合はいくら?

自宅の場合はいくら?



1. サイディング張り替えの費用


サイディングの張り替え工事の費用相場は200~250万円です。
張り替え費用の内訳は、足場代が「20万円」、既存の外壁材の撤去が「30万円」、外壁の土台と防水シート設置が「30万円」、新しいサイディングの張り付けが「120~180万円」が目安となっています。

この金額は一般的な30坪住宅・外壁面積が200㎡の一戸建ての場合で、外壁の劣化の程度や施工面積、新しい外壁材のグレード、施工業者の違いなどにより変化する場合があります。

2. サイディングの張り替え時期の目安

サイディング外壁の張り替えのタイミングは、築年数からの経過年数(耐用年数)と、サイディングの外見的な劣化症状の2つから判断できます。

サイディングの耐用年数

サイディングの耐用年数は30~40年が目安です。
新築から30年以上建っている住宅ならば、外見上は問題がなくても内部が劣化していることが多いため、メンテナンスをおすすめします。

サイディングの劣化症状とメンテナンス時期

ご自宅のサイディング外壁に下記のような症状が現れた場合は、築年数に関わらずプロによるチェック・メンテナンスを受けることをおすすめします。

クラック、ひび割れ

サイディングのひび割れ

サイディングのひび割れ(クラック)は、水分により脆くなったサイディングが、振動などで割れてしまったのが原因です。
放置すると内部の骨組み材まで浸水してしまうため、早急に修理・メンテナンスが必要です。

サイディングの反りかえり

サイディングの反り・浮き

サイディングの反り返りの原因は、長期間の浸水と乾燥を繰り返すうちに起こるゆがみです。
放置すると、すき間から外壁内部まで浸水してしまうため、業者のチェックを受けたうえで、一部分ないし全体の張り替えが必要です。

チョーキング

サイディングのチョーキング

チョーキングとは、サイディング表面の塗膜が紫外線により分解され、粉をふいたようになる現象をいいます。
チョーキングの場合、メンテナンスは張り替えではなく「塗装」が最適です。

>> 外壁のチョーキング現象について、もっと詳しく知りたい方はこちら

シーリングの劣化

シーリングのヒビ・劣化

シーリングとは、サイディングを敷きつめたときにできる継ぎ目を埋めるためのゴム質の素材です。
放置しておくと内部の骨組みに浸水するので、シーリングの打ち替え・打ち直しが必要です。

>> 外壁のシーリング(コーキング)について、もっと詳しく知りたい方はこちら

3. サイディングの張り替えのメリット・デメリット

サイディング張り替え工事のメリット・デメリット両面についてご説明します。
張り替え以外の工事方法については、次の「4. サイディングの張り替え以外の工事方法」で解説しています。

サイディング張り替えのメリット

  • 壁の内側の劣化も直る
  • 次にメンテナンスが必要になるまでの期間がもっとも長い

張り替えの最大の特徴は、外壁を一度すべて剥がすことで、壁の内側の劣化を発見・修理できることです。
トラブルがある場合は根本解決ができ、次のメンテナンス工事が最も先になるのもメリットです。

サイディング張り替えのデメリット

  • 外壁工事のなかで、費用がもっとも高い
  • 工期がもっとも長い
  • アスベスト入りの外壁材だった場合、撤去費用がかさむ

外壁の内側も外側もすべて交換するため、外壁工事のなかでも工事の費用はもっとも高く、期間も長くなります。

また、アスベスト(石綿)入の建材が使われていた場合、剥がす際に特別な作業が必要になるため、費用が20万円以上追加でかかります。
アスベストの撤去費用がかかるのを避けたい場合、カバー工法が多く採られます。
2005年以降に建てた家であれば、アスベストが使われている心配はありません。

4. サイディングの張り替え以外の工事方法

サイディングの修理・メンテナンス工事には、張り替え以外に「重ね張り(カバー工法)」と「塗装」があります。

サイディングの重ね張り(カバー工法)工事とは?

サイディングの重ね張りとは、今ある外壁材の上から、新しいサイディングを貼り付ける工事のことです。
別名「カバー工法」と呼ばれることもあります。

既存の外壁材を撤去作業が発生しないため、工事費用を安く抑えながら外壁の見栄えを新しくできるのがメリットです。
そのかわりに、外壁材の内側の劣化が発見ができないため、異常があっても放置されてしまうリスクがあります。

▼「外壁のカバー工法」について詳しく知りたい方はコチラ
>> 外壁の「カバー工法」の費用相場は? 地震に弱くなるってホント?  

サイディングの塗装工事とは?

サイディングの塗装塗装とは、外壁表面の塗料を塗り替え、防水性を復活させる工事のことです。
サイディング住宅の外壁塗装にかかる費用は、50~70万円が目安です。

塗装は、修理というよりも定期的なメンテナンスにあたる工事で、サイディングに浮きや大きなヒビなどがある場合、修理の変わりにはなりません。

>> サイディングの塗装について、もっと詳しく知りたい方はこちら


自宅の場合はいくら?

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5. サイディングの張り替えとカバー工法はどちらを選べばいい?

作業内容や効果がよく似ている「張り替え」と、「カバー工法」ですが、工事を比較すると以下のような違いがあります。

比較項目 張り替え カバー工法
工事内容 サイディングの全交換 古い外壁の上から新しいサイディングを張る
費用 150~200万円 100~140万円
工期の目安 15~23日間 14日間
内部の劣化 発見可能 発見不可
施工可能なサイディング 制限なし 金属系サイディング一択

上記の違いをもとに、「張り替え」と「カバー工法」それぞれを選ぶべき場合を整理しました。

「張り替え」が向いている人

  • 基本的にすべての人にオススメ
  • 雨漏りが発生している人
  • 新しい外壁材に窯業系サイディングを使いたい人

多くの場合、悩んだら「張り替え」工事のほうがオススメです。
理由は、カバー工法ではせっかく工事をしても内部の劣化が発見できず、最悪の場合放置されてしまうこともあるからです。
私たちとしては、「カバー工法」は「張り替え」の費用が足りない場合のデメリットつき代替手段であると考えています。

とくに、雨漏りなどのトラブルをきっかけに外壁工事をする人は、内部の浸水・劣化が起こっている可能性が高いため、張り替えを選ぶことを強くおすすめします。

また、カバー工法では使える外壁材が重量の都合上「金属系サイディング」にほぼ限られるため、窯業系サイディングなどの他の外壁材を使いたい人も、張り替えがおすすめです。

▼「サイディングの種類と特徴」について詳しく知りたい方はコチラ
>> 【完全ガイド】サイディングリフォームの費用・種類・手順など解説  

「カバー工法」が向いている人

  • 予算が少ない人、費用の安さを優先する人
  • アスベスト入りの外壁で、追加の撤去費用を払えない人

ご説明したように、カバー工法は外壁内部の異常の発見・修理を諦めるかわりに、費用を安く済ませる工事方法です。
カバー工法は、張り替え工事では予算がどうしても足りない場合以外には、おすすめできません。

外壁がアスベスト入りの素材だった場合には、特殊処理の費用の発生を避けるため、撤去工程のないカバー工法を選ぶ方も多くいらっしゃいます。

6. サイディングの一部分だけを張り替えできる?

ひび割れた部分だけを新しくしたい場合などに、サイディングの一部分だけを張り替える工事もあります。
サイディングの部分張り替えの費用は10~20万円ほどです。
ただし、既存外壁の工法や、劣化の内容によっては部分張り替えが向かない場合もあります。

サイディングの部分張り替えが向かない場合

ヒビの原因が経年劣化の場合

外壁への衝突物・飛来物などが原因で入ったヒビであれば部分交換で解決しますが、原因が経年劣化の場合には一部分だけを交換しても解決になりません。
部分張り替え後、次から次へと異常が起こる可能性があるので、新築30年をこえていて手放す予定がない家であれば、全体の張り替えを行ったほうが結局早く、安くすむ場合が多いでしょう。

ヒビなどの異常が家全体にある場合

サイディングは、1枚およそ「3m×50cm」の大きさがある板です。
ヒビの大きさに合わせた細長い形に切って使うことは、防水上できません。
そのため、ヒビが家全体に多くある場合は、ヒビが複数枚のサイディングまたがっていたり、無傷なサイディングのほうが少ないことが考えられるので、張り替え変わらない工事が必要になります。

既存の外壁が金属系サイディングの縦張りの場合

縦張りの金属系サイディングは、端から順番に重なるように取り付けられているため、途中の一部分だけを剥がして交換することができません。
そのため、一面全体の張り替えが必要になる場合があります。

7. 張り替え用におすすめのサイディング材・外壁材

新しく張り替える外壁で使用するのみおすすめの素材と特徴を解説します。

窯業系サイディング

[ 画像出典:旭トステム ]


窯業系サイディングは、セメントを主原料とした外壁材です。
大きな窯を使って製造されるので「窯業系(ようぎょうけい)」と呼ばれています。
日本の住宅の外壁ではもっとも多く使われている素材で、シェアは約7割と言われています。

窯業系サイディングの価格は4,000~5,000円/㎡が相場で、工賃を入れると施工費は7,000~9,000円/㎡になります。

窯業系サイディングのメリット

  • 色や柄のデザインがもっとも豊富
  • 費用が安い
  • 施工できる業者が多い

窯業系サイディングのデメリット

  • つなぎ目のシーリング(コーキング)の劣化が早く、雨漏りの原因になる
  • コーキング部分の見栄えが悪い

金属系サイディング

[ 画像出典:旭トステム ]


金属系サイディングは、ガルバリウム鋼板やアルミなど表面材の下に断熱材を張り合わせた素材です。
シェアは窯業系サイディングの次に高く、日本の住宅の約10%に使われています。

金属系サイディングの価格は6,000~9,000円/㎡が相場で、工賃を入れると施工費は9,000~13,000円/㎡になります。

金属系サイディングのメリット

  • もっとも軽量で建物への負担が少ない
  • 耐水性、耐凍性に優れている
  • 金属ならではのスタイリッシュな質感

金属系サイディングのデメリット

  • 価格が高く、工事の初期費用が上がる
  • 雨音が気になる場合がある

タイル

[ 画像出典:旭トステム ]


タイルは、板状の石や粘土を高温で焼き固めて作った素材です。
他の素材では出せない立体感や風合いがあり、耐久性が高いのが特徴です。

タイルの価格は約3,000~5,000円/㎡が相場ですが工賃が高く、施工費は8,000~13,000円/㎡になります。

タイルのメリット

  • 独自の存在感、高級感
  • 耐用年数、耐水性、耐候性すべて高い
  • 傷に強い

タイルのデメリット

  • 施工費用が高い
  • タイル同士の継ぎ目(コーキング)が弱点

ALCパネル


ALCパネルとは、コンクリートの内部に無数の気泡を含ませて軽量化した素材です。
耐火性と断熱性に優れていますが、水分に弱い特徴もあります。

ALCパネルの施工費は8,000~15,000円/㎡と幅があります。

ALCパネルのメリット

  • 耐火性、断熱性が高い
  • 表面の仕上げ方法でイメージが変えられる

ALCパネルのデメリット

  • 吸水性が高く、水分でもろくなる
  • 施工費用が高い

8. サイディング張り替えの業者の選び方は?

最後に1点、工事を検討中の方によくある不安を解消したいと思います。
サイディングの張り替え工事をする際、業者の腕や提示費用に不安がある場合は、複数の業者から「相見積もり」をとることがオススメです。

3社ほどの業者から相見積もりをとることで、

  • ・適正金額が見えてくる
  • ・業者の説明力や人柄が比べられる
  • ・感じの悪い業者を避けられる

というメリットがあります。

とくに外壁工事は、業者により得意な素材がバラバラなので、工事にピッタリな得意分野をもった業者に出会えれば、かならず耐久年数は長くなり、工事費用は安くなります。


「そんなにたくさんの業者に心当たりがない…」という方は、よろしければこのページの料金計算ツールや診断ボタンから、相見積もりの照会をぜひご利用ください。
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以上、本記事があなたのご自宅の防水工事の検討に役立てば大変幸いです。


自宅の場合はいくら?

自宅の場合はいくら?

外壁塗装
相見積もり」が重要
【ヌリカエの特徴】
無料で複数業者から一括見積もり可能
中立の立場からスタッフがご相談対応
優良業者紹介・キャンセル代行も可能
この記事の監修者:株式会社POD 代表取締役  長谷川佳広

監修者:株式会社POD 代表 長谷川佳広

塗装歴29年。年間施工件数は200件にのぼる。千葉を中心に戸建・マンション・アパート・工場・店舗等の外装一切を請け負い、経営と現場の両面に携わる。

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