サイディングを張り替え工事する際の相場は?一般的な価格相場

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サイディングの張り替えは種類にもよりますが、日本で一番普及している窯業系サイディングでおよそ7~10年。一番対持続性のある樹脂系サイディングでも10年~20年の間に行うのが良いとされています。 この記事では各サイディングの種類ごとの張り替え工事にかかる費用の相場と適切なメンテナンス時期の目安について記載していきます。 「いったいどれくらいの費用がサイディング張り替えにはかかるのか?」と気になる方は是非参考にしてみてください。





1. サイディングの張り替えにかかる費用

サイディングの張り替え工事にかかる費用は、サイディングの種類と工事の方法により様々です。自分で捻出できる費用と、持たせたいメンテナンス期間により業者と相談して決めていきましょう。価格も相場以上にならないようしっかりと知識をつけることが大切です。一般的な30坪の住宅でかかる張り替え工事の価格相場とメンテナンスのタイミングを、以下の表にまとめました。







1-1.窯業系サイディングの費用とメンテナス期間

窯業系サイディングは、日本では約7割の住宅で使用されているといわれる最もポピュラーなサイディング材です。費用の相場としては1㎡あたり3500円~5000円で、メンテナンス期間は約7年~10年です。 窯業系サイディングのメリットとしては、幅広く利用されていることからデザインやカラーのバリエーションが多く耐震性、防音性などに優れている反面、費用も比較的抑えて工事を行うことができることから最も多く利用されています。 一方で、雨が降った時などに吸水性が高いためそのままの状態で使用していると防水機能がないことから劣化が早まってしまうというデメリットもあります。

1-2.樹脂系サイディングの費用とメンテナンス期間

樹脂系サイディングは海外での利用率が高く、アメリカやカナダなどの外国でよく利用されているサイディングです。費用の相場としては1㎡あたり9000円~10000円で、メンテナンス期間は約10年~20年です。 樹脂系サイディングのメリットとしては、水や湿気を吸収しにくく、さびや腐食の心配がないことから持続性の高い効果を発揮することができます。 日本での普及率はまだ少ないため、工事を依頼すると金額が高くなってしまうのがデメリットです。

1-3.木質系サイディングの費用とメンテナンス期間

木質系サイディングは名前の通り天然の木を加工、塗装してつくられたサイディングです。費用の相場としては1㎡あたり6000円~8000円で、メンテナンス期間は約7年~10年です。 木質系サイディングのメリットは、部分的に使用することでメリハリのある家や、ログハウスのような温かみのある家をつくることができる点です。 玄関部分やデザインを気にする方は、一部分だけ使用してもいいでしょう。しかし、木を加工するには職人の手間がかかりますので、金額は少し高めになってしまうことがデメリットです。

1-4.金属系サイディングの費用とメンテナンス期間

金属系サイディングは外壁材が金属やスチールでできており、断熱材の入ったものや入っていないものなどがありそれにより値段も変わってきます。費用の相場としては1㎡あたり4000円~6000円で、メンテナンス期間は約10年~15年です。 金属系サイディングのメリットとしてはメンテナンス期間が長いことから耐久性が高く、雨水の浸食なども心配しなくていい反面、金額が高くなることや外観の表現力に比較的弱いところがデメリットです。

1-5.サイディングの一部張り替えは可能か?

サイディング張り替えをする際は、一部分だけ張り替えることも可能です。前述の木質系サイディングのように一部分だけデザイン性を重視して行うことでメリハリのある外観をつくることができます。しかし、その反面で新しいサイディング材を張るわけですから、既存の外壁材が色あせていたり劣化している状態では見た目に大きな差が生じてしまいます。その点に注意して工事をしていくことが大切です。 ポイントとしては、補修のために一部張り替えてそのあとしっかりと塗装をするか、外壁面で分けてしまって面ごとに張り替えるなど、部分的な箇所だけが目立ってしまわないように気を付けましょう。

2. サイディングの張り替え方法

サイディングの張り替え方法は、基本的には2種類で、既存の外壁材を残したまま新しいサイディングを張る【重ね張り】というものと、既存の外壁材を全部はがして、一から新しいサイディング材を張る【張り替え】という方法があります。以下に表を記載いたします。 参考:ケイミュー

2-1.サイディングの重ね張り

既存のモルタルや外壁材を残したまま上から新しいサイディングを張り替える方法です。メリットとしては比較的既存の外壁をすべて撤去して張り替える方法よりも低価格で済むことが多く2重の壁ということになるので遮音性に優れています。しかし、既存外壁の状態が悪いと内部から劣化が進行してしまったり、重量が多くなるため地震などが起きた際の揺れの感覚が大きくなってしまうことがデメリットです。

2-2.サイディングの張り替え

既存の外壁材を全部はがして新たにサイディングを張りなおす方法です。メリットとしては、全部既存の外壁材をはがすので目では確認しずらい劣化や下地をしっかりと補修できる点や、断熱材などもついでに新しいものにすることで新築の状態に近い復元ができる点です。しかし、手間と期間がかかるため既存外壁材の撤去費用やコスト面がデメリットです。

Point ・しっかりと相見積もりを取る
・自分の知識もつけていく
・プロの業者にしっかり張り替え前の点検をしてもらう  


サイディング張替えするときはしっかり相見積もりを取り、業者に見積もりをもらう前の段階で自身の自宅の状態をしっかりと点検してもらうことが大切です。費用の相場もそうですが、適切なメンテナンス期間をしっかり守って家を保っていくことで、持続性や耐久力の効果も保てるようになります。ご自身の知識もしっかりとつけていくことが悪質な業者や高額な請求、手抜き工事を未然に防いでいく最善の防護策となります。

3. サイディングの張り替えが必要な劣化症状

サイディングは数年経過すると劣化の症状があらわれます。劣化の症状が出たときに放置しておくと、更なる悪影響を及ぼしかねません。代表的な症状を記載いたしますので、このような症状があらわれたときは、張り替えの検討をしていく必要がありますので、ご自身の自宅の状況と照らし合わせてみましょう。代表的な劣化症状は以下の通りです。

3-1.サイディングのクラック、ひび割れ

サイディングにはあらかじめ塗装されており、塗膜で保護されているケースが多いのですが、その塗膜の防水機能が低下してくると、サイディング自体にひび割れが起きてしまします。 ひび割れのことをクラックと言い、この状態になるとそのひびの部分から雨水などが侵入して外壁材の中の部分が腐食してしまいます。腐食が進むとサイディング自体の耐久力も低下し、ぼろぼろと剥がれてきてしまい最終的には何かのきっかけで外壁から落ちてしまったりします。

3-2.チョーキング現象

サイディングに施されている塗膜が長期間紫外線を浴びて粉をふいたような成分が浮き上がってきてしまいます。手でがいへきを触ると白い粉のようなものがつくことから、チョークがつくことをイメージしてチョーキング現象と言われています。 通常塗料というものは、樹脂と顔料という成分が分子で結合されているのですが、その結合が紫外線によって分解されてしまいこのような現象が起こります。一般的にはチョーキング現象が起こった時には、塗料の寿命のサインであるといわれています。

3-3.シーリング部分のひび割れ

サイディングは一枚を張ることができないため、どうしてもサイディング同士の結合部分が生まれてきます。その結合部分から雨水が入ったりカビが生えてこないように結合部分をシーリングと呼ばれるゴムのような塗料を使用します。伸縮性に優れており、少し結合部分が動いたくらいでは追従できるようになっていますが、長年紫外線にさらされることにより経年劣化してゴムの伸縮性が失われていきます。 そうすることによって結合部分の動きについていけずひび割れを起こしてしまいます。この症状が出たら雨水が入り込んでしまってサイディング自体を劣化させることになる可能性が高いので注意が必要です。

3-4.サイディングの反りかえり

サイディング材自体も、経年劣化によりボードが反りかえりを起こしてしまします。反りかえりが起きるとサイディングボードを抑えるために打ち込んでいた釘や結合部分のシーリングなどが反動に耐えられず浮いてきてしまったり、釘やシーリングの部分が強ければ、ボード自体が割れてしまいクラックの原因となります。外壁の浮きが目に見えてわかるようになったら、対策が必要です。

3. サイディングの張り替えが必要な劣化症状まとめ

サイディングの張り替え前に上記に挙げたような劣化症状が現れた場合は、早めの対策が必要です。長く放置していると更なる劣化を促進させてしまったり、早めに対策をした時よりも高額な工事費用が掛かってくるようになってしまします。 劣化症状はご自宅のが悲鳴を上げていると考え、メンテナンス期間と合わせてしっかりと対策していきましょう。もし、張り替えが難しい場合は、塗装による対策でも可能です。
サイディングの塗装について知りたい方はこちら↓

4. サイディングの張り替えの完成イメージ

ここまで、サイディング張り替え工事にかかる費用の相場と適切なメンテナンス時期、張り替えのサインとなる劣化症状について解説してきましたが。 「張り替えのことは分かったけど、何となくイメージが湧かない」という方もいるのではないでしょうか。 ここからは、実際にサイディングの張り替え工事をした家の完成のイメージ画像を掲載いたします。ご自身の家を新しく生まれ変わらせる際の参考にしていただきたいと思います。参考画像は窯業系サイディングを張り替え工事したものです。 出典:マモル塗装




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この記事の監修者:株式会社POD 代表取締役  長谷川佳広

監修者:株式会社POD 代表 長谷川佳広

塗装歴29年。年間施工件数は200件にのぼる。千葉を中心に戸建・マンション・アパート・工場・店舗等の外装一切を請け負い、経営と現場の両面に携わる。

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