外壁メンテナンスをするべき時期と劣化症状を解説!費用相場や方法も併せて紹介

  • 【更新日】2021-04-19

新築から10年たつと「そろそろ外壁のメンテナンスを!」という声を聞いたり、セールスを受けるようになりますね。

「確かに、うちの外壁ちょっと劣化してきたかも…?」と、外壁のメンテナンスをしないと!とお考えの方のために、この記事では外壁をメンテナンスすべき時期や目安となる劣化症状を解説!

併せて、外壁のメンテナンス方法や気になる外壁のメンテナンス費用についても詳しく解説します。

外壁メンテナンスが必要な目安の時期

一般的に外壁の耐久年数は、新築もしくは前回のメンテナンスから10年後が目安となります。

自宅に使用されている外壁の種類(外壁材)や塗料ごとに耐久年数が変わるため一概には言えませんが、主要な外壁材・塗料は7年~15年となります。

だいたい中間となる10年目にメンテナンスすることが、外壁を長持ちさせる秘訣となります。

また、10年ほど経過すると段々と外壁に劣化症状が現れてきます。

では、どのような劣化症状が出てきたらメンテンナンスするべきか確認していきましょう。

外壁メンテナンスが必要な劣化症状・サイン

年数が経過すると、外壁には必ず劣化症状が現れてきます

軽度な劣化症状もありますが、中には雨漏りや最悪家の倒壊の原因となりかねない症状もあります。

ここからはメンテンナンスの緊急性が高い順に、外壁の劣化症状を紹介していきます。

【緊急度:高】外壁にできたひび割れ(クラック)

自宅の外壁にひび割れができている場合は要注意です。

ひび割れの大きさによっては即時メンテンナンスを行う必要があるので注意をしましょう。

幅が2~3㎜以上のひび割れには要注意

外壁のひび割れ(構造クラック)

こちらの画像のように外壁にできる大きなひび割れのことを構造クラックといいます。

構造クラックは地震や地盤の影響など、建物に大きな力が加わりできることが多いです。

言うまでもなく見るからに危険な状況で、最悪の場合家が倒壊する危険性があります。

ただのひび割れか構造クラックかを判断する方法としては、外壁にできたひびの幅が2㎜以上ある場合は構造クラックに該当します。

ひびの幅が2㎜以下だとしても、放置することでどんどん幅が広がっていくので、早急に外壁のメンテナンスを行いましょう!

外壁のひび割れ(クラック)についての詳しい記事はこちら

【緊急度:中】外壁塗装の剥がれ・浮き

塗装剥がれ

塗料の効果が弱まることで、画像の様に外壁の塗装が剥がれたり浮いたりすることがあります。

今すぐ生活に支障が出るわけではありませんが、塗装が剥がれる・浮くということは塗料本来の防水効果が弱まっているということなので、放置することで雨漏り・浸水を引き起こします

こちらの劣化症状は一目でわかるので、判断がしやすいと思います。症状を発見したら、そろそろメンテナンスの時期だと考えましょう。

外壁塗装の剥がれ・浮きについての詳しい記事はこちら

【緊急度:中】コーキング(シーリング)の割れ・剥がれ

外壁のコーキング(シーリング)

画像の溝になっている箇所を埋める材料のことをコーキングまたはシーリングと呼びます。

この画像の様にコーキングが劣化し割れたり剥がれてしまうと、そこから浸水し雨漏りの原因になったり、外壁材同士が衝突しひび割れが生じます。

外壁自体に異常がなくても、コーキングは5年~10年ほどで劣化してきます。

コーキングの表面がひび割れていたり、反り返っている、剥がれ落ちている場合は劣化している状態ですので、早めのメンテナンスを行いましょう。

【緊急度:中】外壁が粉を吹いている(チョーキング現象)

チョーキング現象

画像の様に、外壁に触れた際に塗料の粉のようなものが手に付着することをチョーキング現象と呼びます。

新築や塗装から5~10年ほど経過すると起きやすい現象です。

外壁の剥がれや浮きと同様で、チョーキング現象も塗料の防水効果が弱まっている証拠ですので、放置することで浸水の原因となります。

チョーキング現象が起きているかどうかは、外壁を触るだけでわかるので一度触れてみることをおすすめします。

【緊急度:低~中】外壁の苔・カビ、黒ずんだ汚れ

苔だらけの外壁

お家の外壁に苔が生えていたり、

カビが生えた外壁

こちらのように黒っぽくカビのような汚れがついていませんか?

程度によって変わりますが、基本的にはメンテナンスの緊急性が高くない場合が多いです。

少しであれば重大な問題にはなりにくいのですが、放置し盛り上がるほどの苔が生えてしまっている場合や、カビで真っ黒になっている場合は菌が根深く生えている状態ですので、早急なメンテナンスをしましょう。

また健康面で確実に良い状態といえないのと、お家の美観が損なわれるので、少しのカビなどでもメンテンナンスしておくことをおすすめします。

外壁の苔(コケ)についての詳細な記事はこちら

外壁汚れに関する詳細な記事はこちら

外壁のメンテナンス時期は劣化症状の他に、使用されている外壁材によっても異なります。

外壁材ごとのメンテンナンス周期・時期の目安について

ここからは、自宅の外壁材が何かわからないという方も多いと思いますので写真付きで外壁材の種類とメンテナンスが必要な周期・時期を紹介します。

外壁材 写真 メンテンナンス周期 劣化しやすい場所・症状
窯業系サイディング 窯業系サイディングを使用した家の外観 7~8年 コーキングの変色、ひび割れ、剥がれ
金属系サイディング 金属系系サイディングを使用した家の外観 10~15年 外壁の錆(サビ)
モルタル モルタルを使用した家の外観 5~10年 外壁のクラック・チョーキング現象
タイル タイルを使用した家の外観 10~15年 外壁の浮き・剥がれ、苔・カビ、コーキングの劣化

このように外壁によって、年数と現れる劣化症状が異なります。ご自宅の外壁材はなにで、現れやすい劣化症状を把握しておくと、外壁メンテナンスのタイミングが分かります。

外壁のメンテナンス方法

外壁のメンテナンス方法は「外壁塗装」「カバー工法」「外壁の張り替え」が主になります。

それ以外にも、自分で定期的にメンテナンスをする方法があります。

自分でできるもの、業者に依頼しないとできないものがあるので、それぞれ分けて紹介していきます。

まずは業者に依頼してメンテナンスするケースについて解説していきます。

業者に依頼するメンテナンス方法

先ほど触れた外壁の塗装、カバー工法、外壁材の張り替えの3つは業者に依頼しないとできないメンテンナンス方法になります。

外壁にひび割れができたり、チョーキング現象が起きているなど、補修に職人の技術が必要な劣化症状が起きると、これらのメンテンナンス方法が用いられます。

外壁塗装時に使用する塗料は素人でないと扱うことが難しい点と、高所での作業になるので大変危険になります。

カバー工法とは、古くなった外壁の上に新しい外壁材を重ね張りする工事となります。

外壁材の張り替えは、古くなった壁を取り除き、新しい外壁材に貼りなおす工事です。

どれも到底素人にできるメンテナンスではないので、外壁のひび割れやチョーキング現象が起きている場合は、業者にメンテンナンスの依頼をしましょう。

自分でできるメンテナンス方法(DIY)

自分で落とせるくらいの汚れ

画像のような排気ガス等でできる黒ずみであれば、業者に依頼しなくても自分でメンテナンスすることが可能です。

軽い汚れであれば特別な清掃道具も必要なく、壁の上部から水をかけ、汚れた部分をやわらかいスポンジでこするだけで簡単にメンテナンスが可能です。

少ししつこい汚れの場合は、上記の工程に加え、スポンジでこする前に外壁用クリーナーを使用することで綺麗にできます。

高圧洗浄機を使ったメンテナンスについて

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CMで見かけるケルヒャーなどの高圧洗浄機を使用し、外壁のメンテナンスをする際は注意が必要です。

高圧洗浄機を同じ箇所に当て続けてしまうと、外壁についている塗料を剥がしてしまったり、外壁材自体を傷付けてしまう可能性があります。

一時的に見た目が綺麗になっても、塗料の防水性がなくなりひび割れや塗料が浮く原因になるので、もしちゃんと扱える自信がない場合は使用を避けましょう。

また先ほど解説した通り、高所の作業はとても危険です。

ハシゴの上など、ただでさえ慣れない場所での作業になるので、転落しケガをしてしまう可能性もあります。

自分の背より高い箇所で作業を行う必要がある場合は、必ず業者に依頼しましょう。

外壁のメンテナンスをしないことで起き得るリスク

ここからは劣化症状を放置したり、そこまでひどくない場合でも外壁のメンテナンスを怠るとどのようなリスクが生じるのかについて解説していきます。

1.塗料の防水性が損なわれ、雨漏りの原因になる

家の構造部分に浸水し、雨漏りの原因になる

先ほど解説したように、長い時間が過ぎると外壁にチョーキング現象やひび割れ(クラック)といった劣化症状が出始めます。

それらの劣化症状を放置してしまうとどうなってしまうのでしょうか?

チョーキング現象や塗装の剥がれ・ひび割れをしている外壁には塗料の防水性はほぼ無いと考えましょう。

防水性のない箇所に雨風が吹き付けると、徐々に内部に浸水してしまいます。

そうなるとこの画像の様に、木材でできたお家の構造部分に浸水していき雨漏りが始まります。

雨漏りだけでも生活に支障が出てきますが、最悪の場合濡れた部分が腐ってしまう可能性もあります。

2.構造部分に浸水し続けると建物が倒壊する恐れも

家の倒壊

本来硬い木材は腐食すると柔らかく、もろくなりますよね。

木でできた家の構造部分ももちろん同様で、家を支えている構造部分が腐食し続けると折れやすくなり、最悪の場合倒壊する危険性があります。

鉄筋コンクリートや鉄骨造のお家の方は「うちは木造じゃないし大丈夫!」と思うかもしれませんが、それは大きな間違いです。

確かに鉄は腐りはしませんが、木と違い錆が発生します。鉄も錆び続けるともろくなり、崩れやすくなるんです。

爆裂現象

鉄が錆び続けると膨張し始め、こちらの画像の様に内部から破壊が起こる爆裂現象を引き起こします。

倒壊はもちろん、今は倒壊していなくても寸前の状態になると外壁メンテナンスの比ではない金額がかかってくるので、外壁メンテナンスは早めに行いましょう。

では、いったい外壁メンテナンスにはいくらかかるのか?について解説していきます。

外壁メンテナンスの費用相場

外壁メンテナンスにかかる費用相場は、塗装しなおす場合は70万~120万円となります。
劣化症状が深刻で、外壁の重ね張り(カバー工法)が必要な場合は150万円前後外壁の張り替えを行い場合は150万~200万円が費用相場となります。

※塗装面積が30坪~40坪の場合の費用相場です

外壁塗装の費用相場に関する詳細な記事はこちらから

外壁の重ね張り(カバー工法)に関する詳細な記事はこちらから
外壁の張り替えに関する詳細な記事はこちらから

外壁メンテナンスに必要な工程ごとにいくらが相場なのかについて解説します。

外壁メンテナンスに必要な各工程の費用相場

業者から見積りをもらい、外壁メンテナンス費用が適正か判断するには工事の流れとそれぞれの費用感を知っておくことが重要となります。

工程 費用相場
足場 1000円/平米(㎡)
高圧洗浄 250~300円/平米(㎡)
養生 300円/平米(㎡)
下塗り 600~1000円/平米(㎡)
上塗り(二度塗り) 1000~5500円/平米(㎡)
付帯部分の塗装 50000~100000円(塗装する場所によって変動)
諸経費 業者によって変動

上記の金額を合算したものが外壁のメンテナンス時にかかる費用となります。

この相場の金額から大きくずれていたり、諸経費が全体の数十%を占めることがあると悪徳業者の可能性が高いです。

また見積もり内容で「一式」などと記載されている場合も、金額を水増ししている可能性があるので、そのような見積もりでは絶対に契約しないようにしましょう。

私の家だといくら?

外壁のメンテナンス頻度を減らし楽にする方法

最後にお家の外壁メンテナンスの頻度を減らす方法を紹介します。

約10年に1回とはいえメンテナンスには100万前後の費用がかかるので、なるべく頻度を減らしたいですよね。

メンテナンス頻度を減らす方法は主に2つ、耐久年数の長い塗料を使って塗装しなおすか、メンテンナンス周期の長い外壁材に張り替えることです。

耐用年数の長い塗料を使って塗装をする

おすすめの耐用年数が長い塗料は3つ「フッ素塗料」「ラジカル塗料」「無機塗料」です。
各耐用年数と費用相場は下記になります。

塗料名 耐用年数 費用相場
フッ素塗料 12~15年 3,800~4,800円/㎡
ラジカル塗料 14~16年 3,000~4,500円/㎡
無機塗料 15~20年 5,000~5,500円/㎡

最も一般的に使用されるシリコン塗料の費用相場は2,300~3,000円/㎡なので、比較するとかなり高くは感じます。

ですがシリコン塗料の耐用年数は約10年ほどですので、これらの塗料は1.5~2倍近くの耐用性があります。

「築年数が40年だから次はリノベーションするかもしれない。」という場合はシリコン塗料など安い塗料で塗装しなおす方が良いです。

ですが新築から初回のメンテナンスという場合は、長い目で見た時にメンテナンス頻度を減らすことができ、出費を抑えられる可能性があるので検討してみると良いでしょう。

外壁塗料についての詳しい解説はこちらから

メンテナンス周期の長い外壁材に張り替える

塗料以外にも、メンテナンス周期の長い外壁材自体に張り替えることで頻度を減らすことができます。

外壁材名 メンテナンス周期 費用相場
樹脂系サイディング 10~20年 7,000~9,000円/㎡
金属系サイディング 10~15年 4,000~6,000円/㎡
タイル 10~15年 7,000~9,000円/㎡

塗料よりも費用は掛かりますが、外壁材自体がもろくなると再塗装しても意味がないので、いっそ新たな外壁材に張り替えることも検討しましょう。

ただ、外壁材を張り替えると見た目(外観)がガラッと変わってしまうので、デザインはそのままにしたい等の希望がある場合には適しません。

サイディングはメンテンナンスフリーって本当?

「面倒だからメンテナンスをしたくない」という本心をつくために、『サイディングはメンテナンスフリーの外壁材なので、塗装しなおす必要がなくなります!』と営業マンが提案してくることがあります。

前述の通り、確かにサイディング系の外壁材はメンテナンス周期が長く楽ではありますが、現時点でメンテナンスが不要になるメンテナンスフリーの外壁材は存在しません。

これは塗装よりも外壁材の張替えの方が費用が高く、施工会社としては儲かるために使う営業トークにすぎません。

本当にメンテンナンスが不要かどうかは10年以上経過しないと分からないため、悪徳業者が良く使う手口です。

「この外壁材はメンテナンスフリーなので、今後費用は発生せずお得ですよ!」などと提案されても、絶対に信用してはいけません

まとめ

いかがでしたでしょうか? 初めての外壁リフォームについての概要をイメージしていただけたら嬉しく思います。

外壁塗装は、家の立地に合わせて美観や機能、耐用年数を考慮に入れた塗料選びが大切です。地元の複数の業者から相見積もりを取り、比較検討することも重要です。

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↓↓「まずは外壁塗装の見積もり・相場の基礎知識を知りたい」という方は、こちらの記事も併せてお読みください↓↓
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