外壁塗装の相見積もりは何社に頼むべき?注目すべき見積もりの内訳とは

  • 【更新日】2023-05-31
外壁塗装の相見積もりは何社に頼むべき?注目すべき見積もりの内訳とは

住宅は定期的な外壁塗装によるメンテナンスが必要です。しかし1回あたりの金額は高額になるため、相場観を養うためにも複数業者へ相見積もりをとっておくのがおすすめです。

本記事では、外壁塗装の相見積もりの必要性と見積もりの内訳で注目すべきポイントについて解説します。

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外壁塗装における相見積もりの必要性とメリット

外壁塗装で相見積もりを取ることによって、相場観や知識が養われること、信頼できる業者が見つけられることがメリットとしてあげられます。

以下ではそれぞれのメリットについて、詳しく説明していきます。

見積もりの比較で相場感や知識が養われる

外壁塗装は家の劣化状況や箇所に応じて、使用する塗料のグレードや塗装回数、足場の組み立てなど、工事内容が変わります。また業者に応じてチェックするポイントや塗装面積の測り方なども様々です。

このように、外壁塗装は定価があるわけでなく、業者によって大きく金額が変わるのが特徴です。そのため、複数の業者から見積もりをとることで、現在の家の外壁における、相場観を養うことができます。

また見積もりを受け取る際には業者から調査や説明を受けるのが一般的です。このように説明を受けることで、知識がない方でも、見積もりの妥当性を判断するための材料を集めることができるようになります。

信頼できる業者を見つけられる

外壁塗装においては金額だけでなく、塗装業者の対応や施工技術をチェックしておくことは非常に重要です。基本的に塗装業者は見積もり依頼後、事前調査として依頼者へのヒアリングや、建物の現況調査を行います。

相見積もりを取ることによって、様々な業者と話すことができるため、その時の対応で信頼できる業者を見つけられます。

依頼者が抱く疑問への対応・工事の説明など、親身になって対応してくれるのかを確認することで、信頼できる業者を選べる可能性が高くなります。

顧客対応の質が、工事期間中のトラブルや、施工後のアフターサービスの質につながるケースもあるため、業者の対応を比べてみましょう。

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相見積もりの取り方や注意点

相見積もりを取る際に注意すべきポイントは以下の通りです。

  • 価格を重視し過ぎない
  • 見積もり条件を合わせる
  • 価格交渉は行いすぎない
  • 条件変更は多くても1回に抑える

それぞれの項目について、具体的に解説します。

価格を重視し過ぎない

相見積もりで金額があまりにも安すぎる業者は避けた方が良いです。というのも、粗雑な塗装を行う業者や、中には悪徳な訪問販売を行う外壁塗装の業者もいるからです。

このようなケースでは、後々になって高額な請求がされたり、粗雑な塗装によって、再度塗り替えが必要になったりと、余計なお金と時間がかかってしまいます。

見積もり条件を合わせる

条件に違いがある場合、比較する対象がバラバラになってしまうため、適切な相場観を養うことが困難になります。

こうした理由から、見積もりの際は、塗装を行ってもらう箇所や塗料、工事期間など、条件を合わせて行ってもらいましょう。

価格交渉は行いすぎない

外壁塗装においては価格交渉を行うことで、金額を安く抑えることができます。特に相見積もりを取ることで、価格交渉は行いやすくなるでしょう。

しかし行き過ぎた価格交渉は控えておくことが大切です。しつこい価格交渉を行うことによって、値段を下げたものの、塗料のグレードを下げられたり、手抜き工事をされてしまう可能性があるからです。

塗装や工事の質を落としてしまうと、再塗装や補修にお金がかかり、長期的に見れば損をする結果となるので注意しましょう。

条件変更は多くても1回に抑える

見積もりの内容や説明を受けることで、予算的に厳しい場合や追加でお願いしたい箇所なども出てきます。しかしこの際、条件変更後の再見積もりは多くても1回までに抑えましょう

何度も見積もりをお願いされることで、業者側はその都度見積もりを作成する必要が出てきます。このようなケースは手間になるため、業者は依頼主であるあなたにあまり良い印象は抱きません

外壁塗装の業者とは定期的なメンテナンスや、アフターケアを含めて長期的な付き合いになります。そのため、業者側の手間なども考えた上で相見積もりを取るなど、良好な関係を作っておくことが大切です。

なお、相見積もりの手段として、「一社に複数パターンの見積もりを依頼する」という方法もあります。

塗料のグレードの変化や、付帯工事の削除などの要望を事前調査の段階で業者に伝えておくことで、どの部分の工事が高くついているのかが把握しやすくなり、見積もりを何度も貰う手間を無くすことができます

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相見積もりは何社に依頼すべき?

外壁塗装の際に相見積もりを依頼する業者数は、多ければ多いほど良いというわけではありません。

依頼する物件が存在するエリアの塗装業者の数によって異なりますが、相見積もりを取る業者の数は目安としては3~4社が妥当と言われています。

相見積もりで大切なのは見積もりを依頼する業者の数ではなく、見積もりの内容が依頼者のヒアリングに基づいて、正確に反映されているものになっているかです。

5社以上など、無闇に見積もりを依頼するのではなく、外壁塗装における悩みや相談したい内容などを予め用意しておき、それらに基づいているのかを確認した上で金額を比較しましょう。

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相見積もりの内訳はここを見よう

相見積もりは多くのメリットがあり、信頼できる業者選びには欠かせない手段の一つです。以下では信頼できる業者に依頼をするために確認しておいた方が良い、見積もりの具体的なチェック項目について解説していきます。

塗装面積

見積の詳細を確認する際には、塗装面積が過大評価されていないかに注意しましょう。塗装面積は、図面やレーザーなど、塗装業者によって測り方や算出方法が変わります。

塗りの回数

外壁塗装では、下塗り、中塗り、上塗りの3度塗りが基本となります。それぞれの塗り方の平米単価も異なるため、より詳細まで確認しておきましょう。

見積もりが過度に安い場合は、塗装の際に使用する塗料の量にも注意が必要です。塗料の量が少ないと通常の外壁塗装よりも薄塗りとなってしまうため、塗装強度が落ちてしまいます

塗装工事期間と作業人数

塗装工事費用は「作業人数×日数」で算出されています。

そのため、「作業人数が他の業者に比べて多すぎる」「作業日数が長期間で予定されている」という場合は、塗装剤の搬入が遅れているなどの特別な事情がない限り見積内容を疑う必要があります。

塗装箇所と足場代の有無

事前調査のヒアリングで依頼した施工箇所の見積内容が反映されているか、見積もり費用に足場・養生・高圧洗浄の費用は入っているか、という点も確認する必要があります。

このチェックを怠ると、契約して工事が開始してから追加で費用を請求されるといったトラブルが発生する可能性もあります。

塗料の品名とグレード

外壁塗料は強度やグレード、効果など、多くの種類があり、商品によって大きく価格が異なります。一般的に用いられる塗料の種類は以下です。

塗料の種類 耐用年数 実勢価格
アクリル塗料 5~7年 1,500円/㎡
ウレタン塗料 7~10年 1,950円/㎡
シリコン塗料 10~15年 2,300円/㎡
フッ素塗料 15年~20年 4,300円/㎡

耐用年数が短いと、次回の塗装が早くなってしまい、結果として高くついてしまうこともあります。そのため外壁塗装においては、耐用年数と価格のバランスがよい、シリコン系塗料がよく使われます

塩害や凍害などが起こりやすい地域は、ひび割れなどが起こりにくい塗料が使われます。また日当たりの悪い箇所にはカビや藻が発生しにくい塗料が用いられます。

このようにして、地域や劣化状況によって使われる塗料は異なります。上述した通り、塗料によって金額も変わるため、相見積もりの際には塗料に金額に併せて、種類や特徴についても聞いておくと良いでしょう。

▼「外壁塗装の見積もり」についてもっと詳しく知りたい方はコチラ

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選ばなかった業者にはしっかりと断りを入れる


各業者の見積もりを比較して、契約する業者を決めた場合、選定に漏れた業者には連絡を入れておきましょう。仮に依頼予定である業者の施工に納得いかなかった場合など、断った業者へ依頼する可能性もあるからです。

なお、断る際のポイントは以下の通りです。

  • できるだけ早く断る
  • 明確に断る
  • 理由の記載は避ける

外壁塗装では足場など、スケジュールを組む必要があります。また複数の工事を請け負っていることが通常のため、迷惑をかけないためにも、できるだけ早く連絡を入れましょう

また、断りの連絡は電話でもメールでも可能です。断る際に、結論は曖昧にせず端的に伝えしましょう。

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相見積もりはあなたと業者が納得するためにある

外壁塗装の相場観を養い、信頼できる業者を見つけるためにも、相見積もりをとることは非常に重要です。見積もりを比較するときには、比較する条件を揃えた上で、塗装面積と塗りの回数、塗装工事期間と作業人数、塗装箇所と足場代の有無、塗料の品目とグレードをしっかりと確認しましょう。

これから外壁塗装の見積もりを依頼したい場合や、相見積もりの一環として相場観を把握したいという場合には、「ヌリカエ」の無料見積もり診断がおすすめです。信頼できるプロへアドバイスを聞けるほか、あなたのお住まいの地域に適切な業者を提案してくれます。

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