流し台(シンク)交換の費用は?選び方や工事期間、安く抑えるコツ

  • 【更新日】2023-12-11
流し台(シンク)交換の費用は?選び方や工事期間、安く抑えるコツ

キッチンの流し台(シンク)は長く使うと傷や汚れが目立つようになっていきます。特に本体が木製のキッチンは湿気により腐食してしまうことも。

流し台の交換を行う際には、キッチン全体の交換ではなく、流し台だけを交換する工事も可能です。今回は流し台(シンク)の交換について解説していきます。

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監修者:鳥井 洋介(とりい ようすけ)

株式会社クラスリフォーム 代表取締役社長。30年以上に渡り住宅の解体・リフォーム業に従事する。現在は代表として、経験の長い専門スタッフによる安心な施工で豊かな暮らしをサポート。同社には一級建築士、1級建築施工管理技士、インテリアコーディネーターほか数多くの資格を保有する社員が在籍。

▼略歴・プロフィール
「監修者|鳥井 洋介(株式会社クラスリフォーム)」

http://www.classreform.jp/

流し台(シンク)だけの交換はできる?

結論、流し台とコンロ台が分かれているキッチン(セクショナルキッチン)であれば、流し台だけの交換は可能です。

セクショナルキッチンにおける流し台交換

素材出典:TOTO

一方、流し台とコンロが1枚の天板でひと続きになっているキッチン(システムキッチン)の場合は、流し台部分だけを交換することは原則できません。代案としてはキッチン全体の交換、もしくは天板ごとの交換となります。

また、どちらのタイプのキッチンも天板とシンクは一体化していることが多いため、シンク(水槽部分)だけの交換は原則できません

>>システムキッチンとは?

▼天板とシンクが一体のキッチン

ただし、例外として海外製のキッチンに多い「オーバーシンク」というタイプであれば、シンクだけを取り外して交換することも可能です。

▼海外製のキッチンに多い「オーバーシンク」

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流し台(シンク)の素材

流し台に使用される素材は主に以下の3種類があります。それぞれにメリット・デメリットがあるため、特徴を理解したうえでベストな製品を選びましょう。

流し台の素材 特徴
ステンレス
  • 錆や汚れに強い
  • 耐熱性が高い
  • お手入れが楽
  • 水垢が目立つ場合がある
人工大理石/人造大理石
  • 色やデザインが豊富で高級感がある
  • 耐熱性や耐久性が高い
  • 天板からシンクまでつなぎ目のないキッチンにできる
  • 着色汚れに注意が必要
ホーロー
  • 耐熱性が高い
  • 傷がつきにくいので掃除がしやすい
  • 臭い移りが少ない
  • 強い/鋭い衝撃によって表面が剥がれることがある

>>キッチンシンクの種類と選び方

ステンレス

ステンレスの流し台は、昔からよく使われている定番の素材です。ステンレス素材は「錆や汚れに強い」「耐熱性が高い」「お手入れが楽」などのメリットがあるほか、市場に多く流通していることから価格がもっとも安い素材です。
一方、掃除を怠ると水垢によりステンレスの光沢がなくなってしまうことも。ただし、ステンレスの美しさを保つコーティングがされた商品も各メーカーから出ており、機能性とデザイン性を兼ね備えたコスパの高い選択肢だといえます。

▼ステンレス素材の流し台

人工大理石/人造大理石

大理石を使った流し台には、「人造大理石」と「人工大理石」の2種類があります。
「人造大理石」とは、主な原料である天然大理石を粉砕してセメントや樹脂などで人工的に固めたもの。一方、「人工大理石」は天然大理石を一切使わず、アクリル樹脂やポリエステル樹脂を主な原料にして固めたものです。

人工および人造大理石は「色やデザインが豊富で高級感がある」「耐熱性や耐久性が高い」「天板からシンクまでつなぎ目のないキッチンにできる」「明るいキッチンになる」というメリットがあります。
一方、経年劣化による黄ばみが出やすかったり、熱やシミによる変色が起きたりなどのデメリットもあります。醤油などが垂れた場合に放置していると、茶色いシミが残ってしまう場合もあるのですぐに掃除しましょう。

▼人造大理石の流し台

出典:アートリフォーム/「toclas(トクラス)」の大人気キッチン「Bb」

>>人工大理石シンクの機能と特徴

ホーロー

ホーローとは、金属にガラスの釉薬(ゆうやく)を高温で焼きつけた素材です。「耐熱性が高い」「傷がつきにくいので掃除がしやすい」「臭い移りが少ない」などのメリットがある一方で、重いものを落としてしまったときにヒビが入ったり、経年劣化により表面の釉薬(ゆうやく)がはがれてさびやすくなったりするデメリットもあります。

▼ホーロー素材の流し台

出典:キャンドールキッチン/ホーローキッチン

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流し台(シンク)の標準サイズ

一般的なシステムキッチンのサイズは以下が目安になります。

流し台(シンク)の標準サイズ

素材出典:TOTO
間口(横幅) 70~80cm
奥行 40~50cm
深さ 17~20cm

(※システムキッチンの場合のサイズ目安です。セクショナルキッチンのシンクの場合は横幅60cm程度が目安となります。)

シンクのサイズが「大きい」または「深い」ほど、大きな鍋やフライパンを洗いやすいですが、その分作業スペースが小さくなってしまいます。キッチンに立つ人数にもよりますが、基本的には作業スペースを45cm以上確保することが望ましいです。

また、シンクが標準サイズよりも浅い場合は水ハネが多くなってしまい、食器洗いがしにくくなったり、掃除の手間が増えたりする可能性があるので、特にこだわりがない場合は標準サイズのシンクをおすすめします。

ただし、上記はあくまでも目安。メーカーや商品シリーズによってシンクサイズは異なりますので、設置できないサイズを選ばないようにご注意ください。

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流し台(シンク)の正しい選び方

流し台交換をする際の選び方としては主に以下の6つあります。

  1. 耐久性
  2. 汚れにくさ
  3. カウンターとの相性
  4. 形状や深さ
  5. 静音性
  6. デザイン性

これら6つのポイントを参考にして、シンク選びの際に役立てましょう。

耐久性

シンクの耐久性の高さについては、耐熱性が高いか、衝撃に強いかを重視しましょう。シンクにはお湯や洗剤を流すことが多いため、耐熱性や耐久性が低いものだとすぐに劣化してしまいます。設置費用は安くても、劣化が早いとすぐに交換となって費用が高くつくため、多少値は張っても、長く使えるものを選んだほうがよいでしょう。

また、衝撃への強さも重要で、万が一お皿やコップ、その他のものを落とした際に、シンク自体が割れたり欠けたりする場合もあります。素材ごとに性質が異なるため、耐久性や耐熱性などはきちんと確認してから選びましょう。

汚れにくさ

シンクに汚れがつきづらいことやすぐにきれいに掃除できることも重要です。特に油汚れは洗い物をしていても周囲に飛び散ったままになっていることが多いためです。シンク自体を定期的に掃除することはもちろんですが、できるだけ汚れがつきづらく、簡単に落とせる素材を選びましょう。

カウンターと相性

シンクのみの交換で、カウンターは既存のものにする場合は相性もチェックしておきましょう。同じ素材にすると全体的にまとまった印象を与えられます。
ただし、人造大理石のカウンターはカラーステンレスが合い、ホーローカウンターの場合はどのシンクでも合わせやすいといった特徴もあります。

形状や深さ

シンクはかまぼこ型と四角型があります。かまぼこ型はおしゃれなデザインのものが多く、かつ排水溝に向かって段差や高低差ができているため、水切れがよく汚れが溜まりづらいです。

それに対して、四角型はシンクが広く角にものを置きやすいことが特徴です。シンク内に三角コーナーを置きたいなら四角型を、排水溝のみで対応できるならかまぼこ型がおすすめです。

サイズ 奥行 深さ
小型シンク 600mm 480mm 175mm
大型シンク 850mm 500mm 200mm

小型と大型の2つで、目安のサイズを比較すると、幅や深さに大きな違いがあるため、選ぶ際には注意しなければなりません。実際にTOTOの商品を参考に、さらに詳細を見ていくと、サイズの違いは次の通りです。

シンクのシリーズ 奥行 深さ
スクエアすべり台シンク 760mm 405mm 180mm
ステンレススクエアすべり台シンク 760mm 405mm 180mm
スマイルクリーンS 614mm 488mm 173mm
スマイルクリーン ・764mm
・614mm
488mm 173mm
スペースアップシンクS 594mm 465mm 180mm
スペースアップシンク 744mm 465mm 180mm

>>TOTOのキッチンの特徴・製品

一部幅を選択できるタイプもあり、キッチンのサイズ状況や使い勝手などによって、変更できることもあります。

また、キッチンの理想的な高さは、「身長の半分に2.5~5cmを足したもの」とされています。しかし、シンクの使い勝手を考えると、これよりもやや高めに設定することがおすすめです。例えば、身長が160cmなら理想的なキッチンの高さは、82.5~85cmになります。

しかし、これはワークトップ(天板)の高さで、シンクの位置はこれより下に下がります。つまり、理想のキッチンの高さでは、シンクが浅くなってしまうこともあるということです。よって、シミュレーションをしながら、実際にもっとも使いやすい高さはどれくらいなのかを、体験的に測っておくとよいでしょう。なお、コンロでは反対にごとくの分高さが上がりますので、こちらも考慮に入れた設計をご検討ください。

静音性

水を流したときにどれくらいの音がするのかや、静音性も確かめておく必要があります。シンクによっては、水を流してもほとんど音がせず、静かに使えるものがあります。
また、静音設計のものは周囲への水跳ねが少ないものも多く、汚れが飛び散らないため、メンテナンスの手間が減りやすい点も魅力です。

デザイン性

シンプルな流し台にしたい場合はステンレスおしゃれなデザインや質感を追求したいなら人工大理石やホーロー製、カラーステンレスがおすすめです。自分の理想に合ったデザインを追求することで、流し台だけではなくキッチン全体の雰囲気が変わり、より満足度の高いリフォームができるでしょう。

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流し台交換にかかる費用

流し台には、大きくシステムキッチンとセクショナルキッチン(従来型キッチン)の2つがあり、それぞれでリフォームにかかる費用が異なります。

システムキッチン セクショナルキッチン
システムキッチンとは セクショナルキッチンとは
コンロ・シンク・調理台がすべて一体になったキッチン 別々のパーツを組み合わせるキッチン
素材出典:(左)TOTO(右)クリナップ

システムキッチンの場合・セクショナルキッチンの場合、それぞれの費用相場は以下の通りです。

キッチンの種類 費用相場
システムキッチン(全交換) 35~50万円
システムキッチン(流し台のみ交換) 7万円
セクショナルキッチン(全交換) 45~60万円
セクショナルキッチン(流し台のみ交換) 10万円

全交換の場合、費用にはキッチン本体の購入費用と解体と設置の施工費用の2つがかかります。キッチン本体の費用は、15~30万円(壁付け型・間口2500mmのの場合)、施工費用が20万~30万円です。

ただし、ペニンシュラキッチンやアイランドキッチンのように、特殊な形状をしたものはコストが高くなり、合計100万円以上するケースもあります。

システムキッチンの場合

システムキッチンのシンク
システムキッチンとは、流し台・コンロ・作業台が1枚の天板で繋がっているキッチンのこと(画像出典:LIXIL

天板と流し台が一体化している場合

流し台と調理台、コンロの3つが天板でひとつなぎになっていることが、システムキッチンの特徴です。天板はワークトップとも呼ばれ、流し台のリフォームではシンクとワークトップの交換のみのため、費用相場は15万~20万円程度とそれほど高くありません。

システムキッチンでも下の台とつながっている場合は、流し台全体を交換しなければならないため、相場以上の費用がかかってしまうことがあります。

天板が工事なしで取り外せるキッチンの場合

天板を外すことで、シンクのみを交換できるシステムキッチンは、シンクだけを取り替えるなら7万円程度と費用は安いです。

また、もしもシンクのみでサイズが合わない場合は、下の台ごと取り替えることになり、コストアップすることもあることは把握しておきましょう。

>>キッチンの天板交換の費用・注意点

セクショナルキッチンの場合

セクショナルキッチンの流し台
コンロが別売りで、置く場所が一段下がっていればセクショナルキッチン(画像出典:LIXIL

流し台を含む全体を交換する場合

流し台とコンロが横並びになっていて、各セクションごとに下の台がセットになっていることが、セクショナルキッチンの特徴です。セクショナルキッチンのリフォーム費用相場は25万~30万円程度で、システムキッチンと比較すると約10万円程度高額になります。

システムキッチンよりも高額になるのは、交換する際に水切りステンレス板の交換が生じたり、接続している下台ごと取り替えなければならないためです。セクショナルキッチンの場合、構造上丸ごと交換せざるを得ないことが多いため、費用は多少高くなりやすいでしょう。

流し台だけを交換する場合

セクショナルキッチンでは、シンクの交換時には下台ごと取り替えなければなりませんが、ビルトイン設備が存在しないため、ガスコンロなども一緒に交換する必要はありません。シンク部分のみの交換であれば、工事費は解体費込みで10万円前後です。

キッチン全体を交換すると、50万~200万円程度かかることもあるため、費用を安く抑えたいなら、シンク部分のみ交換することがおすすめです。

流し台の扉を交換する場合

流し台の扉の交換費用は、新しい扉のグレードや枚数によって変動します。枚数が少なくてグレードも抑えた場合は9万円程度か、それ以下で済みますが、こだわって選ぶと20万円程度かかることもあります。

扉交換の費用相場は、概ね9万~20万円程度と考えましょう。また、扉は交換せずに、専用のシートを貼ってリフォームすることも可能です。この場合は4万5千~8万円程度で済むことが多く、扉を丸ごと交換するよりも費用は安いでしょう。

>>換気扇交換の費用・方法

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流し台交換にかかる工事期間

ひとくちに流し台をリフォームするといっても、どのような内容で行うかによって、施行完了までの期間は異なります。キッチン全体の交換だと、解体で2日程度、搬入や組み立てで3日程度の計5日程度かかることが多いですが、流し台のみの交換やその他作業を追加する場合は、期間が変わります。

施行内容 期間の目安
流し台の入れ替えのみ 半日~1日程度
壁の張り替えや修理も行う場合 3~4日程度
キッチンのレイアウトを変更する 10~14日程度

ただし、施工期間は業者によって多少前後することがあり、数日程度の誤差が出る場合があることは理解しておきましょう。

流し台の入れ替えだけで済む場合

流し台を入れ替えるだけならそれほど手間はかからず、半日~1日程度と、比較的短期間で終わることも少なくありません。特に、システムキッチンで天板のみを交換したり、取り外してシンクのみを交換したりする場合は、数時間程度で終わることもあるでしょう。

ただし、下台を丸ごと交換しなければならない「セクショナルキッチン」は長くかかりやすいため、期間には余裕を持って依頼することが大切です。

壁の張り替えや修理を依頼する場合

流し台の交換に伴い、キッチンの壁や床、キッチンパネルの張り替えや修理をする場合は、3~4日程度かかることも少なくありません。作業面積によって貼り替えの期間は異なりますが、一度キッチンを片付けてから張り替えることが多いため、日数が長くなりやすいことは理解しておきましょう。

流し台のみの交換を含め、キッチン設備の入れ替えは数十年程度になることが多いです。そのため、多少時間がかかったとしても、壁や床などをまとめてリフォームすることがおすすめです。

>>キッチンの壁紙を張り替える費用相場

キッチンのレイアウトを変更する場合

レイアウトごと変更する工事は大掛かりになるため、期間が10~14日、あるいはそれ以上と長くなってしまうことも少なくありません。これは、既存のキッチンの解体や運び出しだけでなく、新たに設置する場所の給排水の設備の移設や、元々キッチンが設置されていた場所の補修工事もしなければならないためです。

場合によっては壁の取り壊しや設置、電気・ガス・水道などの配管工事も必要になるため、期間は長く費用も多くかかりやすいでしょう。レイアウト変更によって、キッチンを含めた家の印象は大きく変わりますが、100万円単位で費用がかかりやすいことは覚えておく必要があります。

>>キッチンレイアウトのパターンと決め方

リフォーム時にはキッチンのものを撤去する

スムーズにリフォームを進めてもらうためには、流し台の中身やキッチンに置いている荷物、玄関からキッチンまでの動線にあるものなどを、撤去しておくことが大切です。

ものが多いと片付けをしながらの作業になり、工期が伸びて費用が上がることもあります。事前に片付けておくことで、作業のみに集中してもらえるため、最短での完成を目指すことができ、余計な出費を出さずに済みます。

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流し台の交換費用を抑えるコツ

流し台のリフォームでは、数十万円程度の費用がかかりますが、次のような工夫次第でコストカットを目指せます。

①他箇所の工事も一緒に依頼する
②シンクの素材のグレードを落とす
③費用の見積もりは複数の業者に依頼する

他箇所の工事も一緒に依頼する

流し台のみに限らず、リフォームは1箇所のみを依頼するよりも、複数箇所まとめて依頼したほうが費用が安くなりやすいです。これは、複数箇所依頼することで業者も作業がしやすく、ある程度まとまった利益が出るためです。

仕事としても効率がよいため、複数箇所行う場合は、セット価格として割引を適用してくれることも少なくありません。業者によっては、水回りのセットパックなどを用意していることもあり、これを利用することでリフォームの質を落とすことなく費用を削減できます。

ただし、やはり業者側としては本来の価格での受注が理想的です。お互いに気持ちの良い取引となるよう、割引が当たり前というスタンスにはならないようにご注意ください。

施主支給でリフォームを行う

リフォーム費用を抑えるためには、依頼者自身で設備を用意する「施主支給」という方法でリフォームすることもおすすめです。

施主支給のメリット・デメリット

メリット デメリット
・商品の選択肢が広がる
・安価に購入できる
・初期不要の場合、対応を自分でする必要あり
・対応してもらえない業者もある
・形状/サイズを間違えないよう注意が必要

施主支給では、自分で商品を自由に選べるため、業者に依頼するよりも選択肢が広がりやすいです。うまく選べば安価で済ませられるため、コスト削減も目指しやすいでしょう。

ただし、設備についての不具合があった場合は、リフォーム業者ではなくメーカーに直接問い合わせる必要があります。そのため、問題が起きたときの責任の所在が不明になりやすいです。

また、施主支給に対応していない業者もあるため、この点にも注意しましょう。設備を購入する際には、次の4つのポイントを踏まえて、購入先を選ぶことがおすすめです。

  • 設備機器の保証が長い会社
  • 電話やメール等の対応が良い会社
  • 対応が早い会社
  • 何かのポイントや特典がついてくる会社

信頼できる業者を選ぶことで、施主支給でメリットを得やすくなるでしょう。施主支給によるリフォームをスムーズに行うためには、販売会社に相談して、施主支給に対応しているリフォーム業者を紹介してもらうこともおすすめです。

シンクの素材のグレードを落とす

導入するシンクのグレードを落とすことも費用削減の方法の一つですが、素材によって価格帯は大きく違っています。

シンクの素材 価格
ステンレス 約1~8万円
人工大理石 約3~10万円
陶器製 約5~18万円
ホーロー製 約7~23万円

もっとも安いのはステンレスで、他の素材と比較すると費用は大幅に削減できます。安いからといって機能的ではないとは限らず、耐熱性や耐久性、使い勝手のよさは申し分ありません。ただし、デザイン性は他の素材のほうが高いため、見た目にもこだわりたい人はよく検討しましょう。

グレードを上げると機能的になりやすいことはもちろん、デザイン性が高くおしゃれな空間を演出しやすいといった魅力があります。

費用の見積もりは複数の業者に依頼する

仮に同じ工事内容で依頼しても業者によってかかる費用が違うことや、職人の経験により段取りが異なることもあります。そのため、適正価格で工事をするためには、複数社から見積もりをもらい、それぞれを比較することが大切です。最低3社を目安に見積もりを取ることで、金額を比較していくらくらいが相場かを判断でき、結果的にコスト負担も抑えられるでしょう。

どの業者に依頼すべきか悩むなら、一括見積もりサイトの「ヌリカエ」にお任せください。希望する工事内容に合った業者を紹介させていただくため、信頼できる業者を見つけやすく、適正価格で工事をすることができます。

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記事のおさらい

流し台のリフォームをして、使い勝手のよさを向上させるためには、どのようなシンクを選ぶかが重要です。シンクによって機能やサイズ、デザインは異なるため、複数の観点で見て納得できるものを選ぶ必要があります。費用面にも注目しながら自分に合ったものを選び、流し台のリフォームを上手に行いましょう。

最後に記事のおさらいです。

流し台(シンク)に使われる素材は?

流し台に使われる素材には主に3種類あります。①サビや汚れに強い「ステンレス」 ②色やデザインが豊富で高級感がある「人工/人造大理石」 ③傷がつきにくく臭い移りが少ない「ホーロー」|詳しくは流し台(シンク)の素材をご覧ください。

流し台(シンク)の取り付けタイプには何がある?

シンクの種類は「オーバーシンク」と「アンダーシンク」の2つがあります。オーバーシンクは、カウンターの上からシンクをはめ込んだタイプ、アンダーシンクは、カウンターの下からシンクをはめ込んだタイプのシンクです。詳しくは流し台(シンク)だけの交換はできる?をご覧ください。

流し台(シンク)の正しい選び方は?

流し台交換をする際の選び方としては主に以下の6つあります。①耐久性 ②汚れにくさ ③カウンターとの相性 ④形状や深さ ⑤静音性 ⑥デザイン性|これら6つのポイントを参考にして、シンク選びの際に役立てましょう。|流し台(シンク)の正しい選び方をご覧ください。

流し台の交換費用を抑えるコツは?

流し台のリフォームでは、数十万円程度の費用がかかりますが、次のような工夫次第でコストカットを目指せます。 ①費用の見積もりは複数の業者に依頼する ②シンクの素材のグレードを落とす ③他箇所の工事も一緒に依頼する|詳しくは流し台の交換費用を抑えるコツをご覧ください。

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