キッチン扉交換の費用相場は?安く抑えるコツも紹介!

  • 【更新日】2023-12-11
キッチンの扉を交換する費用

キッチンの扉が開閉しにくい…」「扉の汚れが目立ってきた…」といった悩みを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

実はキッチン全体のリフォームだけでなく、扉のみの交換も可能です。

本記事ではキッチンの扉の交換にかかる費用、交換費用を安く抑える方法などをご紹介します。

Point
  • キッチンの扉交換の費用相場は5万円~20万円
  • 交換費用を抑えるには、素材に化粧シートやメラミン化粧板を選ぶと良い

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キッチン扉交換リフォームの費用相場

システムキッチンの扉

キッチンの扉のみを交換する費用は、本体価格と施工費用を合わせて5万円~20万円程度が相場です。主に扉や取っ手部分に使用する素材、また交換する枚数が費用を上下する要因となります。

キッチンの扉材5種類の費用

キッチン扉の交換費用を最も上下するのが扉の素材です。主な扉材は5種類あり、それぞれ費用相場が異なります。

素材 費用相場
化粧シート 5,000~1万円
メラミン化粧板 1万円程度
ステンレス 2万円~
木製(天然木) 2万~3万円
ホーロー 2万~3万円以上

扉材① 化粧シート:5,000~1万円

出典:楽天市場

木目調や石材調などの模様が印刷されたシートを、既存のキッチンの扉に貼り付ける方法。化粧シートの使用は、インテリアショップや通販などで多くのデザインから選べることと、安いものなら5,000円程度で済んでしまう費用の安さが魅力です。

一方で、作業はあくまでシートで覆い隠す補修で、 扉のキズや劣化が直るわけではないのがデメリットです。傷みが深刻でない場合のイメージチェンジや、あまり長く済む予定のない場合の対処として有効です。

扉材② メラミン化粧板:1万円程度

出典:タカラスタンダード

メラミン化粧板とは、木質系ボードなどに模様の印刷されたメラミン含有シートを熱圧着・成型した板材のこと。表面のメラミンシートにより、水回りの設備に求められる防水性や汚れにくさを備えることが特徴です。また、一式で材料費は1万円程度と、板材としては安価でもあります。化粧シートと同様にデザインも豊富です。

メラミン化粧板は、ひどく濡らしたり汚したりしなければ、新品の状態から15~20年ほどは充分もつ素材です。新築時点でキッチンの扉に使われていたのも、多くの場合この扉材でしょう。

扉材③ ステンレス:2万円~

ステンレス製のキッチン扉

出典:サンワカンパニー

ステンレスとは、クロムを含んだサビにくい鉄鋼素材です。木製扉と比較して防水性・防汚性が高いことが特徴で、新品から30年以上使い続けることができます。汚れも落ちやすいため、掃除がラクなのも魅力です。

ただし、表面に傷がつきやすいことと、メラミン化粧板などの普及品よりも費用が高額になるのがデメリットです。料理をよくする家や、長く住み続ける予定の家のキッチン扉にオススメです。

扉材④ 木材(天然木):2万~3万円

木製のキッチン扉

出典:ウッドワン

メラミン化粧板の木目は印刷でしたが、本物の木材でできたキッチン扉もあります。費用は2万~3万円程度と高額です。

木材である以上決して防水性が高いわけではないため、扱いに注意が必要となります。ただし、ナチュラルな雰囲気にこだわりがあるなら、他の素材では代えがたい愛着が生まれるでしょう。

扉材⑤ ホーロー:2万~3万円以上

ホーロー製のキッチン扉

出典:タカラスタンダード

ホーロー(琺瑯)とは、表面をガラス質(釉薬)でコーティングした光沢のある見た目の素材です。ガラスの防水性・耐熱性・防汚性に優れるという利点をもちながら、金属の丈夫さもあわせもつ高機能なキッチン扉になります。

ただし、費用相場はやや高めで、20,000~30,000円程度か、グレードによってはこれ以上かかることもあります。ですが、水回りの用の素材としては最高級の素材であり、性能にも弱点はないため、その価値は十分にあるでしょう。

ホーローにこだわった住宅設備を開発し続けているメーカーとしては「タカラスタンダード」が有名です。同社製のホーローキッチンは、ホーローの弱点であるヒビに強いことをウリにしています。

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キッチンの扉を安く交換するコツ

キッチンの扉交換をできるだけ安い(格安)費用で行うためには、以下の5つのコツを押さえましょう。

1枚だけではなくまとめて交換する

劣化が目立つ扉を都度都度1枚ずつ交換するよりも、すべての扉をまとめて交換する方が1枚あたりの交換費用は安くなります。なぜなら、1枚ずつ交換する場合、その都度工事費用以外に出張費・運搬費などの諸経費が必要になるからです。

また、複数枚まとめて行うことで、諸経費を節約できるだけではなく、割引価格で請け負ってくれることもあります。リフォーム1回の費用は高くなるものの、結果的には割安でお得なため、キッチン扉は複数箇所まとめてリフォームするようにしましょう。

キッチンの他箇所の劣化も一緒に修繕する

前項と同じ理由で、リフォームの回数はできるだけ少ない方が諸経費が安く抑えられるため、キッチンで別の箇所も劣化しているなら、扉と同時に直してしまうことがおすすめです。

扉が傷んできているということはキャビネット内部や水栓、コンロも何かしらの不具合が出ているかもしれません。これを機に交換依頼前に事前にチェックしてみましょう。

扉の材質やデザインにこだわりすぎない

キッチン扉の交換だけなら基本的には低コストで交換できますが、扉の材質やデザインにこだわりすぎると際限なく費用は膨らんでしまいます。こだわって扉のデザインを決めたものの、いざ交換してみたらインテリアの中でキッチンだけが浮いてしまったという失敗例も。

周辺のインテリアに調和するようにシンプルなデザイン・カラーを選ぶことが、費用を安く抑えて満足のいく扉交換をするコツです。

交換だけでなく塗装も検討する

キッチン扉の塗装

出典:99%DIY

経年により見た目が古びたり汚れが目立ってきた程度であれば、扉を塗料やニスを塗ってリメイクするという手もあります。費用はDIYなら2万円~、業者に依頼すると6万円~が目安です。

写真は、既存の扉に直接塗料を塗るのではなく、「モールディング」という装飾入りの木材を張り付けたあとに、下塗り・上塗りで仕上げたものです。

複数業者に相見積もりをとる

扉交換工事を依頼する場合は、複数の業者から相見積もりをとり比較検討することが費用を抑えるコツです。同じ工事内容でも業者によって金額が異なることは多く、最初の1社だけで決めてしまうと相場よりも高い費用で契約してしまう可能性もあります。

というのも、業者ごとに扱っている扉材や得意なリフォーム分野は異なるため、それらに合致するかによって見積額は大きく変動するのです。

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キッチン扉交換のまとめ

キッチン扉交換の費用は扉材によって費用が変わります。

また工事は定価が無いため、同じ交換工事でも業者によって費用が変わることは珍しくありません。

複数の業者から見積もりを取得することで、工事の内容や金額を比較することができます。

業者に心当たりがない方は、ヌリカエが運営している全国の優良業者の紹介窓口 をご活用ください。

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