キッチンの天板だけ交換できる?交換費用や注意点も解説!

  • 【更新日】2024-01-10
キッチンの天板だけ交換できる?交換費用や注意点も解説!

「キッチンのワークトップに傷がついてしまったけれども、天板だけ交換することはできるのだろうか?」

結論から言うと、キッチンの天板だけ交換することは可能ですが、交換部品が用意されていない、寸法に合わないなど交換できないケースも多い工事ではあります。

本記事はキッチンの天板の交換をお考えの方に向けて、天板交換の費用相場や注意点について詳しく解説していきます。

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キッチンの天板だけの交換はできる?

キッチンの天板を選んでいる夫婦とリフォームスタッフ

結論から言うと、キッチンの天板だけを交換することは可能です。

メーカーによっては天板にも品番を表示していることもあります。シンクのないカウンターの場合など、交換部品として在庫があれば天板のみを交換することが可能です。現在使用されているキッチンの天板が交換可能なものであるか、まずはメーカーに直接問い合わせてみましょう

なお、システムキッチンの場合は流し台とコンロが1枚の天板でひと続きになっていることが多く、交換の際にはシンクも含めて交換となる可能性があります。天板と下台がセットになっている従来型のキッチン(セクショナルキッチン)は、構造上丸ごと交換しなければなりません。

その他、キッチンの天板を交換できないケースとして、以下の理由が挙げられます。

  • キッチン本体が耐用年数を超えている(10年~20年程度)

  • キッチンの寸法に合う天板がない

  • メーカーが天板のみの交換に対応していない

  • メーカーが商品の生産・販売を取りやめている

  • 天板の交換ができる施工業者が少ない

天板のみの交換は、シンクや配管など既存部分の破損のリスクがあるため対応できる施工業者は少ないのが現実です。また、実際に現地を確認しないと、交換が可能であるか分からないことも多いです。

そのため施工業者を探す際には、「ヌリカエ 」のような一括見積もりサイトを活用するのがおすすめです。厳選されたリフォーム業者に一括で見積もりの依頼ができます。

「費用を抑えてキッチンの天板を交換したい」と希望される方は、ぜひ無料相談をご利用ください。

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キッチンの天板の種類と費用相場

キッチンの天板のみを交換する費用相場(交換工事+廃棄費用+天板の本体価格の合計)は20~30万円です。

キッチンの天板交換の予算と費用は天板の素材、サイズ、デザイン、作業の複雑さ、地域なども費用に影響を与えます。天板交換の際には、複数の業者から見積もりを取得し、具体的な要件に合わせて予算を検討することが重要です。

以下では、キッチンの天板の種類の特徴と本体価格(幅 2,100~2,300㎜ 奥行 650㎜のフラットな天板を想定)について詳しく解説していきます。

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ステンレス

ステンレスの天板(ワークトップ)

出典:toolbox

ステンレスは英語で”stain(サビ)less(少ない)”の意味がある、非常に錆びにくい素材です。熱や衝撃にも強いことから、プロのキッチンでもよく使用されています。クールでスタイリッシュな印象を与えるのがステンレスの魅力と言えます。

デメリットとしては、傷がつくと補修が難しいことや年数が経つと光沢が薄れてしまうことが挙げられます。気になる方は、表面加工を施した傷が目立ちにくいステンレスを選ぶと良いでしょう。

天板の本体価格は10~12万円程度と比較的リーズナブルです。ただし、オプションで表面加工を施すと追加で2~3万円程度かかります。

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人工大理石

人工大理石の天板(ワークトップ)

人工大理石は大理石を模した人工素材であり、合成化学樹脂を主成分に作られてます。主にアクリル系樹脂とポリエステル系樹脂の2種類があり、耐水性・耐汚性が高いのが特徴です。デザインのバリュエーションが豊富で、インテリアに合わせて天板を選ぶことができます。

懸念点としては耐熱性が他の素材と比べて高くないことです。熱した調理器具を長時間置くと、変色や変形が起きてしまう恐れがあります。また、経年劣化によって汚れやすいのも注意しましょう。

天板の本体価格は15~17万円です。ポリエステル系の方が安価ですが、長期間の紫外線により黄色く変色することがあります。長期的な面を踏まえてアクリル人工大理石を選ぶことをおすすめします。

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人造石(クォーツなど)

人造石(クォーツ)の天板

出典:コンフォート株式会社

人造石とは粉砕した天然の大理石や推水晶などに、樹脂やセメントなどを加えて作られたものです。硬度が高いため衝撃に強く、人工大理石と異なり天然の素材を使用しているため、見た目にも高級感があるのが魅力です。

注意すべき点は天然石や水晶を配合している分重量が重めであり、寸法によっては床の補強工事が必要になるケースもあります。

クォーツストーンの場合、天板の本体価格は20~30万円と他の素材と比べて高額です。しかし、素材の光沢さと高級感を演出する点においては、どの素材よりもおすすめです。

セラミック

セラミックの天板(ワークトップ)

出典:WAILEA

セラミックの天板は陶磁器のような意匠性と高い機能性を兼ね備えています。耐摩耗性や耐熱性に優れているため、高温の調理器具を置いても変形・変色することがありません。表面のざらざらとした素材感も、人造石にはない豊かな質感があります。

懸念点としては表面硬度が高いため、現地での微調整が難しいことが挙げられます。また、後付けで浄水器水栓を追加したいなど、現場で穴を開けようとすると割れてしまう恐れがあります。

天板の本体価格は25~35万円と高額です。値段を気にせずハイグレードなものが欲しい方や、耐久性・耐熱性を特に重視している方におすすめです。

木材

木材の天板(ワークトップ)

出典:エクスリーフ

木の温かみを感じる木材の天板は、他の素材にはない美しい色合いや肌触りを楽しむことができます。時間の経過とともに深みのある色に変色するエイジングも、木材の天板だからこその魅力と言えます。

デメリットとしては他の素材と比べて機能性が低く、温度変化や環境によっては変形・腐食しやすい点が挙げられます。劣化を抑えるためにも、こまめな清掃やオイルの塗布といった定期的なお手入れが必要です。

天板の本体価格は5万円~12万円程度です。木材の価格は使用する木の種類によって変動します。水に強いチークや耐久性の高いクリの木など、キッチンの天板に向いている木材を選ぶと良いでしょう。

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キッチンの天板の選び方

キッチンの天板を選ぶ際には、耐久性や耐熱性といった、5つのポイントを踏まえて検討することが大切です。

以下の一覧は、前章で紹介した天板の種類とポイントをまとめたものです。本章では、天板の選び方について詳しく解説していきます。

耐久性(耐傷性)

キッチンの天板(ワークトップ)は、頻繁にものを置くことの多い場所であるため、耐久性は非常に重要です。表面に傷が付きにくいか、物を落とした時などの衝撃に強いかといった点を確認しましょう。

一般的にクォーツなどの人造石やセラミックの天板は、比較的傷が付きにくいです。ステンレスの天板は傷が付きやすいですが、表面加工を施すことにより細かい傷が目立ちにくくなります。

耐水性(耐汚性)

調理や洗い物で水を使うキッチンは、耐水性・耐汚性に優れている点も大切です。水と一緒に油分などが天板に染み込んでしまうと、水分を飛ばすだけでは汚れが落ちなくなってしまいます。

錆びにくいステンレスや人工大理石、木材の場合はチークやケヤキといった腐りにくい木材から選ぶと良いでしょう。

耐熱性

調理で火を使うキッチンでは、熱いものを置いても変形・変色、ひび割れがしない耐熱性に優れたワークトップが望ましいと言えます。

中でもセラミックは、陶器のように高温で焼き固めて形成されているため、加熱した鍋やフライパンを直接おいても充分に耐えられる、高い耐熱性があります(注:使用の際は鍋敷きなどを置くことが推奨されています)。

コスト

キッチンの天板を選ぶ上でコスト(費用)も欠かせない要素です。人造大理石やセラミックといった機能性の高い天板の場合、コストは高くなります

また、幅と奥行き、レイアウトといった天板の交換面積によっても費用は変動します。フラットな天板ではなく、シンクなどワークトップ以外の部分も変更する場合は、オプションとして加工費用が追加されます。予算に応じて検討しましょう。

メンテナンス性

キッチンは毎日使う場所だからこそ、簡単にお手入れできるメンテナンス性も大切です。油分や水垢などが付きにくく、お手入れに時間がかからない点も確認しましょう。

人工大理石やステンレスは比較的清潔性に優れているため、日常的な清掃だけで済むでしょう。一方、木材の天板は表面にオイルを塗布するなど、定期的なメンテナンスが必要になります。

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キッチンの天板交換の注意点

キッチンの天板を交換する際には、既存の設備や配管に影響が及ぶ可能性があります。

天板の交換作業を行う前に、既存の設備や配管の状態を確認し、必要な調整や修正を計画することが大切です。また、安全を最優先に考え専門知識を持つ人に作業を依頼することをおすすめします。

新しい天板の取り付けやシンクの設置に伴って、以下のような影響が考えられます。

給水・排水配管

新しい天板に合わせてシンクの位置を変更する場合、給水管や排水管の位置を調整する必要があります。また、シンクやコンロのレイアウトを作る際に、配管が通っている部分に注意が必要です。シンクの下にある配管がうまく調整されていないと、水漏れや階下への漏水のリスクが生じる可能性があります。

ガス管

キッチンにガスコンロがある場合、ガス管の位置も考慮する必要があります。天板の交換に伴ってガス管を移動する必要がある場合、専門業者による適切な工事が必要です。ガス管の誤った取り扱いは危険を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。

電気配線

キッチンに電化製品を設置する際の電気配線も考慮する必要があります。コンセントの位置や配線の通路を新しい天板に合わせる必要があるかもしれません。

シンクとシーリング

新しいシンクを取り付ける際には、シンク周りのシーリングを適切に行う必要があります。シーリングがしっかりと密着していないと、水漏れやシンク下の損傷が発生する可能性があります。

排気ファン

キッチンに排気ファンがある場合、新しい天板の交換によって排気ファンの位置が変更される可能性があります。新しい天板に合わせて排気ファンの位置を調整することが必要です。

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キッチンの天板交換はプロに依頼しよう

本記事ではキッチンの天板交換の費用相場や注意点について詳しく解説していきました。

キッチンの天板だけを交換することはできますが、寸法や使用状況など、実際に業者が確認しないと交換可能か判断できないことも多いです。また、既存設備への影響を最小限に抑えるためには、プロの業者や専門家に相談し、適切な調整や工事を行うことが重要です。

キッチンの天板交換をお考えの方はヌリカエがおすすめです。ヌリカエでは全国の業者からあなたにぴったりの業者を探すことができます。

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