【初心者必見】在来浴室リフォームの費用や注意点を解説

  • 【更新日】2021-09-15

浴室のリフォームは現存の浴室の種類によっても予算や方法などが異なります。今回は、在来浴室をリフォームする際に知っておきたいポイントをまとめました。

記事内容は在来浴室リフォームを初めて行う人へ向けて、「基礎知識」から「在来工法のリフォーム方法」「注意点」を分かりやすく解説していきます。

POINT

  • 在来浴室のリフォーム費用相場は20万~200万円と幅広く、工事期間は6~10日ほどかかる
  • 在来浴室のリフォームは、在来浴室にする、ユニットバスにする、ハーフユニットバスにする、ユニットバス風にするなど4つの方法がある
  • 在来浴室をリフォームする際は、長い目で見て使い勝手を考慮しながらプランを立て、補強工事が必要になる可能性も知っておくとよい

私の場合だといくら?

在来浴室リフォームの費用相場

在来工法でつくられた浴室の例
在来工法の浴室は、壁や床が主にタイルやモルタルで作られている

ユニットバスリフォームに比べ、在来浴室リフォームは工事費用が割高です。オーダーメイドといわれる在来浴室は、使用する素材やサイズによって価格に差が出ます。まずは、在来浴室のリフォーム費用相場を確認しましょう。

リフォームの費用相場は20~200万円

在来浴室をリフォームの費用相場は20~200万円と幅が広くなります。費用相場に開きがある理由は、パーツのグレードの違いによるものです。

浴室のリフォーム対象は浴槽だけではなく、床や壁、天井などが含まれます。そのパーツ全てをハイグレードのものにすれば、費用も高額になります。また、在来浴室にリフォームするのか、ユニットバスにリフォームすのかによっても価格は変動します

私の場合だといくら?

在来浴室リフォームの3つの基礎知識

在来浴室リフォームを失敗しないためには、基礎知識である「在来浴室とユニットバスの違い」「リフォームする流れ」「期間」について知ることが大切です。この3点を知ることで、リフォームの計画を立てやすくなります。また、悪徳な業者につかまらないためにも、知っておくべき重要な項目です。

在来浴室とユニットバスの違い

在来浴室は在来工法によって作られますが、浴室の広さや好みに合わせて、自由に素材を組み合わせて作るオーダーメイドの浴室です。

在来工法の浴室の例
在来工法の特徴は、浴室のサイズや材質に自由がきくかわりに、工事の費用が高いこと

一からすべて自由に作れるため、浴槽をヒノキにしたり、壁をタイル張りにしたりなど選択肢が広く、こだわった浴室が作れます。ただし、職人によってひとつずつ作り上げるため、その分工期は長くなり費用もかかります

対してユニットバスは、浴槽や壁、床、天井、設備などがすべてセットになっており、それぞれのパーツを組み立てて浴室が完成します。ユニットバスは断熱性に優れ、簡単に設置できるため工期が短くて済み、価格も抑えられます。

ユニット工法の浴室の例
ユニット工法の特徴は、工事の費用が安く工期も短いかわりに、浴室のサイズや材質は決まったパターンから選ぶ必要があること

在来浴室をリフォームする流れ


現状を調査してもらうのは面倒に感じますが、正確な相場を知るためには現状確認が欠かせません

また、浴室のパーツはネットやカタログだけではなく、ショールームなどで実物を見て、触れて確認することが大切です。

工事期間は最長で10日

在来浴室のリフォームの工事期間は6~10日程度です。在来浴室のリフォームが長くなるのは、解体や下地補修に手間がかかることが原因です。

下地補修にどのくらいの期間がかかるかは、解体してみないと分からないことが多く、在来浴室のリフォームは予備日を設けて、長めの工期を設定することもあります。

他にも、マンションのように工事時間が、管理規約で9~17時までというように決められていると、工事できる時間が短いので通常よりも工期が長くなる原因になります。ちなみに、業者へ見積もりを依頼してから施工が完了するまでは、約2カ月程度かかります

私の場合だといくら?

在来浴室のリフォームの4つのパターン

在来浴室リフォームには4つのパターンがあり、それぞれの特徴があります。特徴を押さえ、どのパターンが自分の浴室に合っているか、考えてみましょう。

  • 1.在来浴室→在来浴室
  • 2.在来浴室→ユニットバス
  • 3.在来浴室→ハーフユニットバス
  • 4.在来浴室→ユニットバス風リフォーム

オリジナルティが出せる新たな在来浴室

在来浴室は自由度が高く、スペースに合わせてオリジナルの浴室を作れることが魅力です。浴槽はもちろん、床や壁、天井、窓の大きさから位置まで自由に設定することができます。

例えば、バリアフリー対策をする際も、ドアの大きさや手すりの位置、浴槽周りの高さなど、ユニットバスでは叶わなかった、快適な浴室を作り上げることができます

ただし、在来浴室は防水機能がユニットバスよりも劣るので、しっかりと防水処理を行う必要があります。この処理に不備があると、水漏れしてしまう可能性があります。

また、コストがかかりやすい点にも注意が必要です。施工にはさまざまな業種の職人が必要になったり、材料費がかかるため、コストがかさんでしまう場合もあります。

断熱性が高いユニットバスへのリフォーム

ユニットバスの魅力は、何といっても保温性に優れ掃除がしやすい点です。お風呂はリラックスできる環境であることも重要ですが、ほとんど毎日利用するものなので、電気代に優しい保温性や、掃除のしやすさは重要になります。

また、浴槽から床や壁、天井、ドア等が一体となっているので施工しやすくリフォームの工期が短いのも特徴です。ただし、在来浴槽と異なりサイズやデザインには限定的になります。そのため、オリジナリティのある浴室を作りたい人には、少し物足りないかもしれません。

2種類の工法のいいとこどりハーフユニットバス

ハーフユニットバスとは、在来浴室とユニットバスのいいとこどりをした浴室です。見た目はユニットバスで、浴槽、床、壁の下部分がユニットバスと同じくセットで、壁の上の部分や天井が好みの素材でオーダーメードできます。

どんな浴室のサイズでも、施工することができる点が最大の魅力です。浴槽の位置やドアの位置などもある程度変更できるのでオリジナルの浴室を作り上げることができます。

ただ、ハーフユニットバスは、取り扱いメーカーや商品のバリエーションが少ないという欠点があります。よって、ハーフユニットバスを検討する際は、一度メーカーや商品を確認してみるといいでしょう。

解体なしのユニットバス風のリフォーム

ユニットバス風とは、ユニットバスに見える在来浴室を指します。浴室を解体せず、壁や床にパネルやシートを被う工法です。

解体がないので費用かからず比較的安価にリフォームをすることができます。また、解体期間を省けるため工期も2〜4日程度で済みます。ユニットバス風の浴室は、ユニットバスのサイズがないような狭い浴室も、リフォームすることができる点も魅力です。

ただし注意点として、床の上からパネルやシートで覆うため、床下を確認できません。そのため、腐敗や水漏れが起きても、確認できないことが難点になります。

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在来浴室リフォームで知っておきたい4つのポイント

在来浴室のリフォームをスムーズに行うには、次の4つのポイントを頭に入れておきましょう。 湿気・換気対策 他室との温度差をできる限りなくす 在来浴室リフォームの必要設備 / あると便利な設備 お風呂の照明 これらを踏まえてリフォームを行うことで、よりよい浴室環境を実現しやすくなります。

湿気・換気対策

浴室は湿気がたまりやすい場所であるため、湿気や換気対策は念入りに考えておきましょう。きちんと対策ができていないと、異臭がしたりカビが発生したりする原因になります

対策としては、内装材は水はけのよいものを選び、複数種類の換気を組み合わせることがおすすめです。換気は窓からの自然換気だけでなく、換気扇による機械換気も搭載していると、よりスムーズに湿気や臭いを排出しやすいでしょう。

他室との温度差をできる限りなくす

在来浴室は、構造上ユニットバスよりも冷えやすいため、ヒートショックの危険性を下げるためにも、他の部屋との温度差ができにくいようにしておきましょう。接触温感性の高い内装材を用いたり、浴室乾燥や暖房などの設備を導入したりすると、温度差の問題は解消しやすいです。

また、お風呂に入る数十分前には浴室内や脱衣所を温められるようにしておくと、温度差によるヒートショックのリスクは低減できるでしょう。

在来浴室リフォームの必要設備 / あると便利な設備

在来浴室のリフォームでは、「必要な設備」と「あると便利な設備」の2つあり、それぞれ把握しておくとよいでしょう。

必要な設備 あると便利な設備
・風呂リモコン
・手すり
・緊急ブザー
・鏡
・天井換気扇
・換気暖房乾燥機
・ミストサウナ
・収納ボックス

必要な設備は基本的に必須と考え、積極的に導入することがおすすめです。あると便利な設備は、必須ではありません。あれば機能性は高まりますが、導入する数が増えるとコストもかさむため、予算を確認しながら必要に応じて取り入れるものを決めましょう。

お風呂の照明

浴室に取り入れる照明は、次の4つの点を踏まえて選ぶことがおすすめです。

  • 心身を癒す温かみのある白熱灯を選ぶ
  • 浴室の広さ1.8m × 1.8mで60Wの明るさを目安にする
  • 窓の影が映ることを防止する
  • 足元まで明るくする

照明の明るさや色は、快適性を左右するため特に重要視しましょう。暖色系の照明を設置して、ある程度の明るさを確保することで、癒しの空間を実現しながら機能性も高められます。

明るすぎると落ち着きませんが、暗すぎても転倒などのリスクが高まるため、足元まで明るくなることを考慮して、照明の強さを選びましょう。また、影ができると転倒リスクも高まるため、窓の影が映らないように、照明や窓を設置する位置にもこだわることをおすすめします。

私の場合だといくら?

在来浴室のリフォームで失敗しない5つの注意点

在来浴室リフォームを失敗させないために、5つの注意点を紹介します。

  • 1.リフォーム費用は複数の業者で見積もり
  • 2.古い在来浴室では補強工事を想定しておく
  • 3.リフォームは将来の使い勝手を考える
  • 4.元の構造によってはユニットバスに制限
  • 5.自治体の補助金が使えるか確認

リフォーム費用は複数社の業者で見積もり

リフォーム会社へ依頼する際は、複数社へ見積もりをすることを強くおすすめします。理由は、複数社へ見積もりを依頼することで、費用の相場感をつかむことができるためです。

同じリフォーム内容でも、業者によって商材の価格や工事費用に差があります。また、リフォーム会社の対応を比較することができます。

p>ただし、過度な相見積もりを行うと、業者から敬遠されてしまう場合もあるのでやり過ぎには注意が必要です。

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古い在来浴室では補強工事を想定しておく

築年数のいった古い在来浴室は、湿気が溜まり劣化や腐食している可能性があります。その場合、解体時に壁や床下の補強工事を行う必要がでてきます。

劣化や腐食の補強工事は、5~10万円程度かかります。そのため、古い在来浴室の場合は、初めから追加で工事費用を予算に入れておくことが大切です。

リフォームは将来の使い勝手を考える

人間は必ず年を重ねていくものですが、年齢が上がっても、安心して入れる浴室を目指すことが大切です。また、お年寄りが入りやすい浴室は、小さな子供や大人も快適に入れるお風呂

ということになります。

まず1つ目は、メンテナンスのしやすさです。汚れやカビが付きにくく掃除がしやすい素材を選びましょう。2つ目に重要なのは、ヒートショック症候群対策です。ヒートショック症候群とは、急激な温度差によって血圧が大きく変動し、失神や心筋梗塞、脳梗塞などの症状を引き起こすことを指します。

温かい部屋から冷えた浴室に移動し、また温かいお湯につかるという流れは、ヒートショック症候群を起こしやすいといわれています。そして、この症状はお年寄りに限ったことではありません。ヒートショック症候群を対策するためには、浴室の温度を下がり過ぎないようにする断熱材などの対策が大切です。

最後に重要なのは、バリアフリー対策です。年をとると、大きな動作がしづらくなります。段差があったり床が滑りやすかったり、手すりがなかったりすると、転倒する可能性があります。そのため、浴室の床をフラット化したり、床を滑りにくい素材を利用し対策するとよいでしょう。

元の構造によってユニットバスに制限

在来浴室は特殊な形状をしていることがあり、柱や梁をよけられないため、規格品のユニットバスを設置することができない場合があります

特注品のユニットバスを、オーダーメイドで販売しているところもありますが、通常の規格品よりも高額になることには注意が必要です。また、オーダーメイドのユニットバス製作期間は、1カ月以上かかる場合があります。

窓がある場合は打ち合わせ時に確認する

浴室に窓がある場合は打ち合わせをする際に、どのように処理すべきかを業者に確認しておきましょう。在来浴室では、リフォーム内容次第で窓の位置変更が必要な場合があります

また、窓自体が不要になるケースもあり、どのようなリフォームをするかによって、必要な対応は異なります。打ち合わせの際に確認しておかないと、あとから位置変更や撤去などの作業が加わり、コストが上がることもあるため、事前にチェックしておくことが大切です。

費用を抑えたいならメーカーにこだわらない

リフォームの費用を抑えるなら、導入する設備のメーカーにはこだわらないことがおすすめです。ほとんど同じ機能の設備でも、知名度の高いメーカーとノーブランドでは、金額が異なることも少なくありません。ノーブランドや知名度の低いメーカーでも、安くて快適に使えるものは多いため、コストを削減したいならメーカーへのこだわりはなくしたほうがよいでしょう。

また、依頼するリフォーム業者のおすすめメーカーを利用することで、コストが下がることもあります。リフォーム業者と提携しているメーカーなら、割引してもらえることもあるため、どのメーカーのものがもっとも安くなるのかを、事前に確認しておきましょう。

自治体の補助金が使えるか確認

浴室のリフォームを行う場合、条件が合えば、介護保険制度や次世代住宅ポイント制度を利用できる可能性があります。介護保険制度とは代表的な補助金制度で、上限20万円の補助金が支給されます。

主な条件は、家族に要支援、要介護認定を受けている人がいることが前提で、床のフラット化や手すりの設置、引戸への交換などバリアフリー対策を行った工事か対象になります。

もう1つの次世代住宅ポイント制度とは、2019年10月1日から始まった制度です。対象工事ごとに決められたポイントをもらえて、ポイントは1ポイント1円相当になります。

対象工事は、エコ住宅設置や家事負担軽減に資する設備の設置などです。浴室リフォームでは、高断熱浴槽や高効率給湯器、節湯水栓、浴室乾燥機などが該当します。

私の場合だといくら?

在来浴室リフォームのよくあるQ&A

最後に在来浴室リフォームに関する、耳にする疑問についてお答えしていきたいと思います。

【Q1】DIYで在来浴室からリフォームできる?

在来浴室の、DIYは可能です。

ただし、DIYできるのは床と壁が限界といえます。バスタブなどのリフォームは難しく、最悪の場合は、水道管を破損させてしまう可能性があります。

浴槽の取り外しなど大掛かりなことは無理でも、床や壁の塗装をやりなおしたり、新しいパネルやシートを被せたりすることは、DIYで行うことができます。

塗装を行う場合は、塗装しないところにマスキングテープを貼り、下塗り剤を塗ってから仕上げの塗装を塗れば完成です。下塗り剤は仕上げ塗装を馴染ませたり、剥がれにくくさせたりする効果があるので、必ず塗りましょう。

タイルやシートを上から被せる場合は、念入りに掃除をする必要があります。汚れやカビがあると、上手く接着できない可能性があるので注意しましょう。

このように、在来浴室リフォームのDIYは可能ですが、自信がない人にはおすすめはできません。DIYは失敗をしたりケガをしたりしても自己責任となり、失敗をして結局無駄に出費してしまう可能性もあります。

在来浴室のリフォームは、無理をせずプロの業者へ依頼するのがおすすめです。

【Q2】在来浴室に出窓が付いている場合に内窓は取り付けられる?

浴室にすでに出窓がある場合でも、内窓の取り付けは可能です。ただし、浴室の奥行が広いと、内窓が取り付けられないこともあるため、この点には注意しましょう。取り付けの可否は事前に確認しておくことが大切で、このときに別途追加工事が必要かどうかもチェックしておくことをおすすめします。

内窓を付ける際には、別の部分で改修工事が必要なケースもあるため、追加工事の有無と費用がいくら増額するかは、打ち合わせ時点で確認しておきましょう。

【Q3】早くリフォームを完成させる方法はある?

リフォームを早く完成させる方法はあります。

1つ目の方法は、「在来浴室」ではなく工期が比較的短い「ユニットバス」を選択する方法です。

2つ目の方法は、リフォームの工事を月曜スタートにしてもらう方法です。理由は、休日が挟むと工期が伸びてしまうためです。

3つ目は、在庫にある材料でリフォームをしてもらう方法です。在庫にない材料は取り寄せになり完成を長引かせます。そのため、リフォーム会社と相談しながら早く完成できるものがあるか確認しながら決めるのも一つの手です。

またメーカーにこだわらなければ、安価で設置できます。

【Q4】分譲マンションでは自由にリフォームできない?

マンションの規約を守る必要があるため、自由にリフォームできない場合があります。また、マンション特有の梁があるので排水管の位置や移動は難しく、浴槽の位置を変更できません。

マンションの在来浴室をリフォームする際は、必ず規約を確認してリフォームの工事届けを行い、承認されてから工事を実施しましょう。

規約では、作業時間が決められていることが多く、しっかりと守る必要があります。また共有の廊下やエレベーターの養生や清掃をし傷を付けないよう注意を払う必要があります。工事中は、近隣トラブルを防ぐため、漏水や騒音対策も必要です。

私の場合だといくら?

在来浴室リフォームの知識を深めて失敗しないように進めよう

在来浴室リフォームが失敗しないための知識として、費用からリフォーム申し込みから工事の流れや工期期間の相場を紹介いたしました。そして、理想の浴室を完成させるために、在来浴室リフォームのパターン、注意点を解説しました。

在来浴室リフォームを失敗しないためには、知識を深め理想とするリフォームプランをまとめておくことが大切です。浴室は家族全員が利用するものなので、家族の意見も取り入れながら必要なものは何か考えてみましょう。

リフォームを一から始めると期間を有するので、早めに行動しましょう。リフォームプランがまとまったら、複数のリフォーム業者に見積もりを依頼して比較してみてください。

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