窯業系サイディングとは?メリット、デメリット、費用などを解説!

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ご自宅の大切な外壁材、きちんと納得した上で選びたいですよね。
現在、国内の新築住宅で最も多く使われている窯業系(ようぎょうけい)サイディングですが、実際はどんな外壁材なのでしょうか。

本記事では、
「窯業系サイディングを勧められたけど、本当にこれでいいのかな?」
「窯業系サイディングってどんな特徴があって、他のサイディングと何が違うの?」

といった疑問を解消し、実際に導入する上での国内おすすめメーカーや費用相場について解説していこうと思います!

Point
  • ・日本の外壁材はほとんどが窯業系サイディング
  • ・総合力が高く、初期費用が手頃なのが人気の理由!
  • ・木目調、レンガ調、タイル柄などデザインが豊富
  • ・窯業系サイディングの代表メーカーはニチハ、ケイミュー、旭トステム外装

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窯業系サイディングとは?

窯業系サイディングは、セメントに繊維質などを混ぜて製造されます。
モルタルのような塗り壁とは違い、工場で作られたサイディングボードを貼り付けて施工されます。原料であるセメントの強度を最大限に生かした外壁材です。

窯業系サイディングはどんなデザインになる?

デザインによってイメージががらりと変わるのが窯業系サイディングです。木やタイルなどの柄は本物のような見た目になると言われていますが、実際はどんな感じなのでしょうか。
以下でよく使用されるデザインを一部紹介します。

石柄

ジェンマⅡ
ファサードストーン16
カーブストーン

ケイミュー株式会社HP

木目調

よろい4段木目調
木目調(ツートーン)
マイスターウッド調V

ニチハ株式会社HP

タイル・レンガ柄

ニューグレイスタイルVZ
やまがた割肌タイル16E
トラシナーレタイルP

旭トステム外装株式会社HP

窯業系サイディングのメリットは?

サイディングには窯業系、金属系、木質系、樹脂系という4種類が存在します。
その中でも窯業系サイディングは外壁材全体でシェア率78.5%を誇り、非常に多くの方に選ばれています。ここまで窯業系サイディングが主流となった要因は、デザインの豊富さ、総合力の高さなど多くのメリットにあります。
それでは以下で詳しく見ていきましょう。

①シェアが一番多い

窯業系サイディングは日本で一番多く使用されている外壁材です。
市場のシェア率が高いということは自然と、メーカーの商品ラインナップ・商品が扱える業者・施工事例も多くなります。多くの人が選んでいるということは、それだけ大きく失敗することはないということでもあるので、安心感がありますよね。

②デザイン・カラーバリエーションが豊富

窯業系サイディングは大変デザインの自由度が高いです。
「こんな外壁材にしたいな」と思うイメージがあれば、窯業系サイディングはほとんどそのイメージに対応可能でしょう。洋風、和風、モダンなどのテイストはもちろん、上記で紹介した木目調、レンガ調、石柄、タイル柄、ストライプ柄などデザインバリエーションから選べます。

③施工が簡単

メーカーで生産されたサイディングボードという板を外壁の大きさにカットして貼り付けていく施工方法なので、塗り壁と比べてほとんど職人の技術力に頼ることなく施工できるためです。

窯業系サイディングのリフォーム期間

窯業系サイディングにリフォームする場合、「張り替え」なら10~18日程度、「カバー工法」なら7日~14日程度で完成します。

張り替えとは、既存の外壁材を撤去してサイディングに張り替える方法で、カバー工法とは、既存の外壁材はそのままに上からサイディングを貼り付けていく方法です。
張り替えの方が外壁材を撤去する手間があるため期間は長くなります。しかし窯業系サイディングは重量があるため、建物に負担をかけてしまうカバー工法はあまり適していません。
もしカバー工法でリフォームをする予定でしたら、サイディングの中でも重量が軽く負担をかけにくい金属系サイディングの方が一般的です。

金属系サイディングやその他のサイディングに関してはこちら↓

④初期費用が手頃

窯業系サイディングは機能面が総合的に優れていながらも、単価は比較的安いので非常に導入しやすい外壁材です。
外壁材を検討する上で「初期費用の安さも大事だけれど、機能面が劣っていると困る」と考えている方も多いのではないでしょうか。
窯業系サイディングはそんな方にまさにオススメな外壁材です。以下で窯業系サイディングと他外壁材と比較してみましょう。

【表:窯業系サイディングと他外壁材比較】
外壁材 耐久性 耐火性 断熱性 軽さ 単価/㎡ メンテナンス頻度
窯業系サイディング 3,500円~5,000円 7年~10年
モルタル 1,500円~4,000円 7年~10年
金属系サイディング 4,000円~6,000円 10年~15年
樹脂系サイディング 7,000円~9,000円 10年~20年
木質系サイディング 6,000円~8,000円 7年~10年

上記の表を見ると、窯業系サイディングは費用・機能性が総合的に優れていてるのが確認いただけるでしょう。加えてデザインの自由度が高く、施工も簡単なので人気な理由が納得できます。
窯業系サイディングのようにシェアが多いと、メーカーも価格競争するので安くなりやすいですし、さまざまなニーズに合わせてデザインバリエーションで生産されるため選択肢も広がりますね。

しかし耐久性の面では、金属系サイディング、樹脂系サイディングが非常に高いので、お住まい地域の環境と合わせて判断してみましょう。

窯業系サイディングのデメリットは?

多くのメリットがある窯業系サイディングですが、どんな外壁材にも言えるようにデメリットもあります。以下でご紹介するので、導入前にしっかりチェックしておきましょう。

①メンテナンス頻度が多い

窯業系サイディングは外壁材の中でもこまめにメンテナンスや塗装が必要な外壁材です。
一般的な窯業系サイディングの商品であれば10年に1度は塗装が必要で、1回の塗装工事につき約80万~120万円の費用がかかります。

窯業系サイディング自体には防水性がないため、製造時に塗料を吹き付けて出荷していますが、この防水効果はだんだん日が経つにつれ切れてしまいます。
放置すると水が浸入し、外壁材内部まで腐敗が起きてしまうので定期的なメンテナンスや塗装は必要不可欠なのです。
またそれ以外にもサイディングボードにひび割れ、反り、浮きなどの劣化症状が生じれば塗装と一緒に補修をしなければなりません。

シーリングの補修も忘れずに

以下の写真のように、サイディングボード同士のすき間を埋める充填剤のことをシーリングと言います。



シーリングの寿命は5~10年なのでその補修も一緒にする必要があります。
※シーリングの打ち替えは、1㎡あたり900円~1200円の費用がかかります。

窯業系サイディングの塗装に関して詳しく知りたい方はこちら↓

最近ではメンテナンスの頻度が少なくなるよう高耐久塗料が塗布してある商品や、シーリングがない商品もありますので、メンテナンスが気になる方はそちらを検討してみてもいいでしょう。

②熱を溜めやすい

窯業系サイディングは蓄熱性があるので、熱を持ちやすい外壁材です。夏場ですと外壁が熱を持ち、室内にまで影響するので室温調整にエアコンを使う頻度が多くなってします。
これを防ぐため、遮熱・断熱効果のある塗料を使用するお宅も最近増えています。

③本物の質感には劣る

窯業系サイディングはさまざまなデザインバリエーションに対応できるものの、素材は本物ではありません。
例えばタイル柄やレンガ柄といったデザインはありますが、本物のタイル、レンガと比べると質感は負けてしまいます。
また国内でよく使われているからこそ「よくある外壁」といった印象を与えてしまう可能性も高いため、外壁に完全なオリジナリティを求める方には合わないでしょう。

窯業系サイディングはこんな方にオススメ!

窯業系サイディングは総合力、初期費用の安さ、デザインバリエーションの豊富さを重視したい方にオススメな外壁材です。
「まず窯業系サイディングから検討すれば失敗は少ない」と言われるほどなので、特に強いこだわりがない方にとってもオススメですね。

逆にデザインに対してオリジナリティを求める方や、特化した機能が欲しい方にとっては窯業系サイディングよりご自宅にぴったりな外壁材が他に見つかるでしょう。

窯業系サイディングの費用相場はいくら?

窯業系サイディングへのリフォームは、工法によって大きく金額が変化するので、まずは工法をおさえましょう!
既存の外壁を窯業系サイディングに変更する場合、張り替えとカバー工法という2種類の方法があります。

張り替えしたときの費用相場

張り替えは既存の外壁材の撤去をするので、解体撤去費用と廃棄費用がかかります。
30坪程度の住宅の場合、張り替えの費用相場は200万円前後です。

~張り替えの内訳~

  • 窯業系サイディングボード:60万円程度
  • 既存外壁材の解体処分:40万円程度
  • 足場や養生:20万円程度
  • コーキング:20万円程度
  • その他(内部補修など):50万円程度

張り替えの費用についてもっとくわしく↓

カバー工法をしたときの費用相場

カバー工法は張り替えより費用を抑えられますが、上からサイディングボードを貼り付けるため建物に負担がかかり、耐震性が弱くなってしまいます。

そのため塗装しても良くならないモルタル壁の上に、重量が軽い金属系サイディングを貼るケースが多いようです。
他の外壁材から窯業系サイディングに変更したい場合は、建物への負担を軽減するため張り替えの方がオススメです。
30坪程度の住宅の場合、カバー工法の費用相場は160万円前後です。

~カバー工法の内訳~

  • 窯業系サイディングボード:60万円程度
  • 足場や養生:20万円程度
  • コーキング:20万円程度
  • その他(内部補修など):50万円程度

カバー工法の費用についてもっとくわしく↓

窯業系サイディングの選び方

商品数が多い窯業系サイディング。外壁材は窯業系サイディングに決めたけど、「どうやって商品を選んだらいいのか分からない」という方に向けて、窯業系サイディングの選び方についてここからは解説していこうと思います。

デザインのコンセプトで選ぶ

外壁材を決める際、まず施工事例をさまざま調べながら自分のイメージに合う外観を見つける方も多いでしょう。
窯業系サイディングは特にどんなデザインにも対応できるからこそ、デザインで悩む方も多いでしょう。
そこで、オススメする方法はデザインのコンセプトを先に決めることです。

冒頭で紹介したように、モダンテイスト、洋風テイスト、和風テイストなどのざっくりしたテイストはもちろん、デザインコンセプトが決まっていると業者に相談したり、自分で調べたりするときも便利です。


以下でモダン、洋風、和風テイストの施工事例を載せたので、ご自身の好きなイメージを探す参考にしてみて下さい。

施工事例①モダンテイスト


<引用:ニチハ株式会社 わが家の壁サイト


<引用:旭トステム株式会社

施工事例②和風テイスト


<引用:ケイミュー株式会社すまいの外観 Designsite


<引用:旭トステム株式会社

施工事例③洋風テイスト


<引用:ニチハ株式会社 わが家の壁サイト


<引用:ケイミュー株式会社すまいの外観 Designsite

メーカーで選ぶ

窯業系サイディングの代表的なメーカーはニチハ、ケイミュー、旭トステム外装です。ほとんど国内のシェアはこの3社で占められています。それぞれ特徴が違うので、メーカーの機能や、保証などから選んでみるのもいいでしょう。ではシェアが多い順から特徴を見ていきましょう。

【ニチハ】

雨で外壁の汚れを落とせる「マイクロガード」機能や、塗膜の変色・褪色の30年保証に対応した「プラチナコート30」という塗料が塗布している最高グレードの「プレミアムシリーズ」があります。
徹底的にメンテナンスコストを安くしたいと考えている方は、シーリングの打ち替えもいらないFu-geプレミアムがおすすめです。
以下が主要シリーズの特徴です。


【ニチハのおすすめ窯業系サイデイング商品例】
プラトストーン シェードブリック調
出典元:ニチハ株式会社 公式HP

【ケイミュー】

ケイミューの製品は雨が汚れの下に入り込み、汚れを落ちやすくさせる「親水性」が特に高いことに定評があります。
サイディングの継ぎ目であるシーリングは寿命がだいたい5~10年と言われていますが、ケイミューのシーリング「スーパーKMEWシール」は10年経過してもキレイと言われているほどひび割れに強く、汚れにくい製品です。
以下が主要シリーズの特徴です。


【ケイミューのおすすめ窯業系サイデイング商品例】
ポリッシュストーンⅡ ディレクトーン
出典元:ケイミュー株式会社 公式HP

【旭トステム外装】

旭トステムは、色あせ・変色に効果がある「セルフッ素コート」というフッ素を使った塗料が特徴です。
サイディング同士の継ぎ目を目立ちにくくするシーリングレス工法もあり、見栄えの上でサイディングを導入しようか悩んでいた方を後押ししてくれるでしょう。
以下が主要シリーズ別の特徴です。


【旭トステムのおすすめ窯業系サイデイング商品例】
ロッサーノVZ(ガーディナル) ウッドライン16P(AT-WALL PLUS)
出典元:旭トステム外装株式会社 公式HP

まとめ

いかがでしたか。もう一度窯業系サイディングの特徴をまとめてみました。

窯業系サイディングとは?

  • ・初期費用が手頃で、デザインバリエーションも多く、大きな欠点がない外壁材
  • ・現在主流の外壁材なので、施工事例も多く、多くの業者が対応できる
  • ・塗装などのメンテナンスは定期的に必要なので注意

詳しい施工費用や窯業系サイディングの商品についてもっと知りたい方、施工に関してのお悩みや相談がある方は、是非ヌリカエをご利用ください。
専門知識のある相談員が丁寧にヒアリングし、お近くの優良業者をご紹介させていただきます。


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この記事の監修者:株式会社POD 代表取締役  長谷川佳広

監修者:株式会社POD 代表 長谷川佳広

塗装歴29年。年間施工件数は200件にのぼる。千葉を中心に戸建・マンション・アパート・工場・店舗等の外装一切を請け負い、経営と現場の両面に携わる。

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