モルタル外壁とは?仕上げの種類や特徴、他の壁材との違いを解説

  • 【更新日】2021-04-16
モルタル外壁の家

住宅の外壁には様々な建材が使われており、使用されている建材によってモルタル、サイディング、コンクリートなどに分類されます。

壁の種類が異なるとメンテナンスの方法や注意点が異なるので、自分の家の外壁が何なのかはしっかりと把握しておく必要があります。

この記事では、メジャーな外壁であるモルタル外壁の特徴とメンテナンス方法、その他の外壁との見分け方などを解説しています。

「自分の家がどの外壁か分からない…」「多分モルタルだけど、本当にあってるのか確かめたい」

上記のような方はぜひ、本記事をお読みください。

モルタル外壁とは?

モルタル壁とは

 

まずは、メジャーな外壁であるモルタル外壁の特徴を確認していきましょう。

モルタルとは、セメント・砂・水を混ぜ合わせて作る外壁材のことです。

このモルタルを利用した外壁は、コーキングなどの継ぎ目が無く、仕上げの選択肢が広いので、デザイン性の高い外壁として人気がありました。

1970年~1980年頃に建てられた戸建ての住宅はほとんどモルタル外壁だったほどです。

現在はサイディングボードによる外壁が主流となっており、シェアは以前ほど多くありませんが、今もなおメジャーな外壁ではあります。

モルタル外壁の特徴

モルタル外壁の特徴としては、「継ぎ目がない」ことと「クラック(ひび割れ)が起こりやすい」ということが代表的です。

継ぎ目がない

先述の通り、モルタルは塗り壁であり、コーキングなどの継ぎ目を必要としないので、仕上がりがとにかく美しいです。

仕上げの方法も無限にあり、希望に沿ったデザインにしやすいです。

また、継ぎ目がないため、補修工事も簡単です。

モルタル材が剥がれた部分や、クラック(ひび割れ)が起こった部分だけをピンポイントで修理できます。

クラック(ひび割れ)が起こりやすい

デザイン面でのメリットがある一方、モルタル外壁には「クラック(ひび割れ)が起こりやすい」という弱点もあります。

これは、モルタル壁の防水性が高くないことが理由です。

10年に一度ほどの頻度で外壁塗装をする必要があるほか、2、3年に一度は防水効果のある塗料を塗布するなどのこまめなメンテナンスも重要です。

なお、これらのメンテナンスを怠ると、クラックだけでなく、塗膜の浮きなども発生し、住宅内部を傷ませてしまいます。

モルタル外壁の仕上げの種類

「うちは外壁に継ぎ目がないけど、一般的なモルタルとは見た目が違うような……」

そんな方のために、モルタル外壁の仕上げもご紹介します。

モルタル外壁の仕上げは紹介しきれないほど多くありますが、今回は代表的なものを見ていきましょう。

仕上げの種類
リシン吹付け ・表面が細かい砂のようにザラザラしている
・塗膜がやや薄いので、スタッコ仕上げより耐久性や防水性が劣る
スタッコ吹付け ・「化粧漆喰」とも呼ばれる
・リシン吹き付けよりも模様が大きく厚い
・凸凹が激しいので、汚れが溜まりやすい
・リシン仕上げに比べて、厚みがあり、重厚感がある
吹付けタイル ・「ボンタイル」とも呼ばれる
・タイルのようにツルツルしていて、陶磁器調の仕上げになる
・汚れが落ちやすく、塗膜が厚いので耐久性も高い
左官仕上げ(ジョリパット) ・左官職人がコテを使って仕上げる塗り壁
・画像はその一例であるジョリパット
・ジョリパットのほかに漆喰やモルタルなどが仕上げ材に利用される
・豊富なカラーバリエーションとデザインから選べる

上記に当てはまる外壁は、いずれもモルタルの外壁になります。

近年だと吹き付けタイルや左官仕上げ、築年数がある程度経っているものだとリシン吹き付けの仕上げが多いです。

サイディング外壁とは?

先にご紹介したモルタルに対し、現在主流となっているのがサイディングの外壁です。

サイディング外壁とは、パネル状のボード(サイディングボード)を張って仕上げた外壁を指します。

サイディングなら、タイルのように1枚ずつ小さな断片を張り合わせる必要もありませんし、漆喰壁のように広大な壁面を塗る必要もありません。

手間なくきれいに仕上がるのが、サイディングの特徴なのです。

サイディングは窯業系や金属系などボードの種類が豊富

サイディングボードには、窯業系や金属系、木質系、樹脂系など、種類が豊富にあります。

例えば窯業系のサイディングボードは高額ですが、見た目が美しく、レンガ造りのような重厚な雰囲気のものもあり、耐火性に優れているというメリットがあります。

また、樹脂系はサビや寒さに強く、ひび割れしにくいという特徴があり、耐久性に特に優れた素材です。
サイディングボードは、ボード自体をカッティングできますので、家の形に合わせて必要な分だけ購入すればOKです。
オーダーメイドにしなくてもオーダーメイドの仕上がりになることとも、最近ますます人気が高まっている原因の1つです。

メンテナンスが簡単なこともメリット

サイディングは、モルタルに比べるとひび割れや剥がれなどの劣化症状が生じにくいため、こまめなメンテナンスが不要だというメリットがあります。もちろん、永遠にメンテナンスをしなくて良いというわけではありません。

ボードの種類や設置環境によって、寿命が大きく左右されます。

10~30年に一度は、サイディングボード自体を張り替えることが必要になります。

また、5~10年に一度は、サイディングボードの上から保護目的の塗料を塗ることも不可欠です。
定期的なメンテナンスによって、サイディングの寿命を延ばしましょう。

結局どちらが良いの?構造や構法、通気性、価格で違いを比較

サイディングが良いか、それともモルタルが良いかは、どのような外壁を求めるかによって異なります。
いくつかの項目で比較してみましょう。

構造と構法はサイディングの方が複雑

モルタル外壁は、「ラス」と呼ばれる金属網を建物全体に覆い、モルタル材と保護塗料を塗って仕上げます。構造がシンプルですので、1990年代以前に建てられた住宅はモルタル外壁であることが多いです。

一方、サイディングは下地を仕上げてから、サイディングボードをカッティングし、ボードとボードの間をシーリングしなくてはいけません。
下地とサイディングボードの間に結露予防や保温効果の高いシートを張りつけることもあります。
また、シーリング後、サイディングボードの上から防汚効果のある塗料を塗布することもあります。構造と構法に関しては、サイディングの方がモルタルよりもはるかに複雑だと言えるのです。

通気性は窯業系サイディングが優れている

通気性は、サイディングの方が総体的に優れています。特に窯業系サイディングは、通気性に優れ、結露がつきにくいというメリットがあります。

窯業系サイディングについて詳しくはこちら↓

価格はモルタルの方が安価なことが多い

構造がシンプルな分、モルタルの方がサイディングよりも安価に仕上がることが多いです。
とはいえ、サイディングはボードの種類が多いため、どのボードを選ぶかによっても価格が大きく変わってきます。
金属系と樹脂系のサイディングボードは高価なものが多いですが、もっとも人気の窯業系サイディングボードは安価なものが多いです。

外壁工事の前にリフォーム関連の記事を読んでおこう

DIYで外壁を仕上げるときは、外壁関連の記事やブログを読んで、外壁に関する知識を取り入れなくてはなりません。

しかし、プロの業者に任せる場合も、すべてを業者に丸投げにしてしまうのではなく、外壁に関する知識を取り入れる必要があります。

インターネットを駆使して、資材の特徴や費用相場その他の基礎的な情報を取り入れてから、業者に依頼するようにしましょう。

また、投稿記事などにも目を通して、メーカーの説明だけでは分からないメリット・デメリットを調べておきましょう。

ランキング表示されたサイトもチェック

インターネット上には情報が溢れかえっており、ネット検索をすることで返って「何を選んでよいか分からない」状態になってしまうかもしれません。何を選べば良いか迷ったときは、ランキング形式で業者や資材などを紹介しているサイトを参考にするのも1つの方法です。よく閲覧するサイトはタグ付けし、最新情報を入手するようにしましょう。

また、お住まいのふるさとに近い業者を紹介してくれるサイトを利用することもおすすめです。業者が近いと、こまめに相談できますので、理想に近い外壁を完成しやすくなりますよ。

直接業者に問い合わせるよりヌリカエが便利

外壁工事は、絶対に個人でできないというわけではありません。個人でリフォームするとコストを安く抑えられるというメリットがあります。

しかし、外壁工事は専門性が高い作業ですので、失敗の可能性も大きいのは事実です。
モルタル材が早期に剥がれてしまうことや、養生が不十分で玄関やポーチが不潔な印象になってしまうこともあるでしょう。

他方で、プロに依頼すれば、成功の確率は高まるものの、自分でやるのと比べて、コストはかさんでしまうというデメリットがあります。
しかし、どの程度のコストがかかるのかは業者によって異なります。まずはヌリカエの無料建物診断を用いて複数業者から具体的な見積もりを取り、費用対効果を慎重に検討してみてはいかがでしょうか。

私の家だといくら?

まとめ

何を重視するかによって、最適な外壁材は変わります。どう判断して良いか分からないときは、ヌリカエを通じてリフォーム業者に相談してみるのも良いですね。

業者によっては、見積もり前に無料相談を実施してくれることもありますので、気になることや工事の希望を率直に尋ねてみましょう。

最後に、本記事の要点を振り返ってみましょう。

モルタル外壁とは?

セメントと砂を混ぜ合わせた素材で作れた外壁のことです。詳しく知りたい方はモルタル外壁とは?をご覧ください。

モルタル外壁のメリット・デメリットは?

継ぎ目がなく表面のデザインの選択肢が広いのがメリット、水に弱くひび割れが起こりやすいのがデメリットです。詳しくはモルタル外壁の特徴をご覧ください。

モルタル外壁の仕上げの種類は?

4種類あります。細かくザラザラした模様の「リシン吹き付け」、やや模様が大きい「スタッコ吹き付け」、ツルツルとした「吹き付けタイル」、コテで塗り上げる「左官仕上げ(ジョリパット)」です。詳しくはモルタル外壁の仕上げの種類をご覧下さい。

モルタル外壁とサイディング外壁、どちらがいいの?

モルタルのほうが価格が安価です。サイディングのほうが種類が豊富で、通気性が高く、施工しやすいです。現在は、サイディング外壁のほうが人気があります。詳しくは結局どちらが良いの?構造や構法、通気性、価格で違いを比較をご覧ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


 

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