【2023年】奈良県で外壁塗装に助成金が下りる市町村と条件・申請方法

奈良県にお住まいの方で、家の外壁塗装をお考えでしたら、住んでいる市町村の助成金が使えるかどうかを確認しましょう。

奈良県は盆地ということもあって寒暖差が激しく、比較的外壁がダメージを受けやすいエリアです。
だからこそ、塗料は良いものを選びたいところですが、費用が高くなってしまうのも事実。
そんなときはぜひ助成金の利用を検討してみましょう！

はじめに、奈良県で外壁塗装の費用の助成制度がある市町村は、以下の24箇所です。
※五十音順・クリックすると、制度の解説箇所にジャンプします。

それぞれの助成金額や条件について、これから記事内で解説していきます。

なお、奈良県の上記以外の自治体は、残念ながら外壁塗装を対象とした助成金制度はありません。

助成金制度以外で「外壁塗装を安くする方法」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>「外壁・屋根塗装を安くする業者選びのポイント」

「外壁塗装の助成金」について一般的な知識を知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>「【最新】外壁塗装で助成金・助成金を受け取るには？条件・地域・申請方法」

執筆者：外壁塗装アドバイザー 佐藤 舞花 日本全国の市区町村1,718すべてのサイトへアクセスして、助成金情報をお届け！外壁塗装アドバイザーの資格保持者が、助成金情報のリサーチ経験を生かして、記事を作成しています。 略歴・プロフィール：執筆者｜佐藤 舞花 （株式会社Speee） 記事の制作過程：助成金記事の制作過程

奈良県で外壁塗装に助成金がおりる市区町村一覧

奈良県で外壁塗装に助成金がおりる市町村の制度内容を詳細に紹介します。助成金が下りる市町村の一覧をご覧になりたい方は、記事の冒頭へお戻りください。

生駒郡斑鳩町の助成金制度

生駒郡斑鳩町のまちなか観光景観形成事業助成金は、歴史的街並みに調和する外観に住宅を改修するリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の66％（上限300万円～1000万円）です。

外壁塗装の場合、既存の住宅部分が和風で、使用する色や仕上げ方法が町の基準と合致すれば、助成対象と認められる可能性があります。
詳しくは担当課に事前にご相談ください。

生駒郡三郷町の助成金制度

生駒郡三郷町の空き家リフォーム助成金は、町内の空き家に対してリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の50％（上限50万円）です。

こちらの制度は以下の加算条件があります。

宇陀郡御杖村の助成金制度

宇陀郡御杖村の多世代による同居・近居推進事業助成金は、村内での多世帯同居のため、村内業者を利用した30万円以上のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の50％（上限50万円～100万円）です。

通常、本制度の支給上限額は50万円ですが、「申請者か配偶者が45歳未満」か「中学修了前の子がいる」場合は、若者定住促進の観点から上限額が100万円に増額されます。

宇陀市の助成金制度

宇陀市の結婚新生活支援助成金は、2022年1月以降に婚姻届を提出した新婚世帯が、市内の自宅に対してリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は一律30万円です。こちらの助成金は定額の支給になります。

橿原市の助成金制度①

橿原市の既存木造住宅省エネルギー改修工事等助成事業は、市民が木造住宅に対して行う、省エネルギー化リフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は上限50万円です。

外壁塗装の場合、遮熱・断熱塗料を使用したうえで、一定の基準を満たせば、制度の対象となる可能性があります。

橿原市の助成金制度②

橿原市の結婚新生活支援助成金は、2023年4月以降に婚姻届を提出した新婚世帯が、市内の自宅に対してリフォームした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は一律30万円もしくは60万円です。

こちらの助成金は定額の支給になります。通常30万円ですが、夫婦とも29歳以下の場合は60万円が支給されます。

【2023年最新】橿原市で外壁塗装におりる助成金は？金額・条件・申請手順も解説

橿原市にお住まいの方が外壁塗装を行った場合に申請できる助成金制度と、それぞれの条件・支給金額などをわかりやすく解説しました。

北葛城郡王寺町の助成金制度

北葛城郡王寺町の三世代ファミリー定住支援リフォーム助成金は、町内での多世帯同居のために、20万円以上（税込）のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は一律20万円です。

王寺町の制度では、外壁塗装に限らず、屋根や雨どい、内装、住宅設備など、幅広いリフォーム工事が助成対象となっています。

北葛城郡河合町の助成金制度

北葛城郡河合町の住宅リフォーム助成事業は、町民が、町内業者を利用して行う10万円以上（税抜）のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の10％（上限10万円）です。

河合町では、外壁塗装のほか、屋根の工事、段差解消などのバリアフリー化などの幅広いリフォーム工事が助成対象となっています。

北葛城郡広陵町の助成金制度

北葛城郡広陵町の住宅リフォーム助成金助成制度は、広陵町に4年以上居住している町民が、町内業者を利用して20万円以上（税抜）のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の10％（上限10万円）です。

【2023年最新】広陵町で外壁塗装におりる助成金は？金額・条件・申請手順も解説

広陵町にお住まいの方が外壁塗装を行った場合に申請できる助成金制度と、それぞれの条件・支給金額などをわかりやすく解説しました。

五條市の助成金制度

五條市の結婚新生活支援事業助成金は、2023年3月以降に婚姻届を提出した新婚世帯が、市内の自宅に対してリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は一律30万円もしくは60万円です。

こちらの助成金は定額の支給になります。通常30万円ですが、夫婦とも29歳以下の場合は60万円が支給されます。

御所市の助成金制度①

御所市の多世代同居助成金は、若年世帯（夫もしくは妻が45歳以下）が親世帯と同居するためのリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の50％（上限50万円）です。本制度は令和6年度まで実施となっています。

御所市の助成金制度②

御所市の空き家・町家バンク活用住宅支援助成金は、市の空き家バンク登録物件に対してリフォームした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の50％（上限50万円）です。

磯城郡田原本町の助成金制度

磯城郡田原本町の結婚新生活支援事業は、2022年1月以降に婚姻届を提出した新婚世帯が、市内の自宅に対してリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は一律30万円です。

こちらの助成金は定額の支給になります。

磯城郡三宅町の助成金制度

磯城郡三宅町の三宅町移住定住促進助成金（結婚新生活支援分）は、2023年3月以降に婚姻届を提出した新婚世帯が、町内の自宅に対してリフォームした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は一律30万円もしくは60万円です。

こちらの助成金は定額の支給になります。通常30万円ですが、夫婦とも29歳以下の場合は60万円が支給されます。

高市郡明日香村の助成金制度

高市郡明日香村のリフォーム工事助成金（居住用）は、村内の空きバンク登録物件に対してリフォームした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の50％（上限200万円）です。

高市郡高取町の助成金制度①

高市郡高取町の結婚新生活支援事業は、2023年4月以降に婚姻届を提出した新婚世帯が、市内の自宅に対してリフォームした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は一律30万円もしくは60万円です。

こちらの助成金は定額の支給になります。通常30万円ですが、夫婦とも29歳以下の場合は60万円が支給されます。

高市郡高取町の助成金制度②

高市郡高取町の空き家リフォーム工事助成金は、町内の空き家に対してリフォームした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の50％（上限100万円）です。

天理市の助成金制度

天理市の三世代同居･近居のための住宅費用助成金は、市内で子ども世帯が親世帯と同居を目的として40万円以上のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は一律10万円です。募集件数は16件となっています。

奈良市の助成金制度

奈良市の空き家・町家バンク活用住宅支援助成金は、市の空き家バンク登録物件に対してリフォームした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の50％（上限50万円）です。

【2023年最新】奈良市で外壁塗装におりる助成金は？金額・条件・申請手順も解説

奈良市にお住まいの方が外壁塗装を行った場合に申請できる助成金制度と、それぞれの条件・支給金額などをわかりやすく解説しました。

大和郡山市の助成金制度

大和郡山市の住宅エコリフォーム助成商品券交付事業は、市民が必須工事を含んだ工事を、市内業者を利用して40万円以上（税込）のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は一律5万円です。

本制度は外壁塗装のみでは対象外となり、以下の必須工事と同時に行うことで助成対象となります。

山辺郡山添村の助成金制度

山辺郡山添村の空き家改修事業等助成金は、市の空き家バンク登録物件に対して、村内業者を利用してリフォームした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の50％（上限200万円）です。

吉野郡上北山村の助成金制度

吉野郡上北山村の移住定住促進助成金は、村内の中古住宅を購入もしくは相続・贈与して、100万円以上のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の50％（上限150万円）です。

吉野郡川上村の助成金制度

吉野郡川上村の豊かな暮らしづくり住宅助成金は、村民が、村内業者を利用してのリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の50％（上限100万円～200万円）です。

なお、川上村産の吉野材を1.5㎥以上使用したリフォーム、または、村指定の耐震診断を受診した耐震リフォームについては、支給上限が200万円に増額されます。

吉野郡黒滝村の助成金制度

吉野郡黒滝村の空き家リフォーム工事助成金は、村内の空きバンク登録物件に対して村内業者を利用して5万円以上のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の50％（上限50万円）です。

村内業者利用が必要となりますが、村内業者で施工できない工事内容の場合は村外業者が許可されることがあります。

吉野郡下北山村の助成金制度

吉野郡下北山村の住宅活用促進事業助成金は、50歳未満の定住者または移住者が、空き家取得にともなうリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の50％（上限100万円）です。

外壁塗装単独では助成されず、空き家取得と同時に行う必要があるため、ご注意ください。

吉野郡東吉野村の助成金制度

吉野郡東吉野村の定住促進空き家改修事業助成金は、村内の空き家バンク物件に対して10万円以上のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の50％（上限100万円）です。

吉野郡吉野町の助成金制度

吉野郡吉野町の定住促進空き家改修事業は、町内の空きバンク登録物件に対して、町内業者を利用してリフォームしたのリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の50％（上限50万円）です。

「その他のリフォーム助成金制度」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>「リフォームで使える8つの助成金と一番利用されている制度を紹介」

奈良県の市町村と助成制度の有無・条件一覧

奈良県の市町村と、外壁塗装を対象にした助成制度の有無をまとめました。
なお、塗装を対象とした制度があっても、空き家や結婚など特殊条件がある場合がありますので、お気をつけください。

外壁塗装で助成金を受け取るための条件

助成金を受けるための条件は自治体ごとに異なりますが、一定の傾向もあります。とくに以下のものには当てはまる自治体が多いので注意をしましょう。

• 受付期間内かつ工事着工前に申請をすること
• 自治体で定められた業者で工事をすること
• 必要な書類を揃えること
• 税金を滞納していないこと

助成金に予算が設けられている場合は、予算に達した時点で受付終了となります。

また、申請の際には必要書類として見積もり書が必要になることがほとんどです。お住いの市町村内の業者を利用して工事することを条件とする自治体も多いため、申請前に市町村内の業者から見積もりを取るようにしましょう。

最後に、一部の制度では、ただ外壁塗装をしただけでは対象にならないものがあります。「空き家のみ対象」や「遮熱塗料で塗装する省エネ化工事」等、特別な条件を設けている自治体もあるので、注意をしてください。

奈良県の外壁塗装助成金の申請の流れ

助成金の支給は、多くの自治体では先着順もしくは抽選制になっており、予算も限られています。 助成金を検討するなら、見積もりや申請にかかる時間を見越して、早めに取り掛からなくてはならないのです。

実際の助成金の申請の流れは、おおむね次のようになっています。

Step 1：外壁塗装の見積もりを取る

申請の際には、業者の工事見積もり書が必要なことがほとんどです。
見積もり取得にかかる時間を考えると、まずは見積もり依頼から取り掛かるほうがよいでしょう。

また、見積もり書だけではなく、塗料の性能を証明するカタログの提出をもとめられる場合もあるので注意しましょう。

Step 2：自治体のサイトから必要書類を入手

自治体のHPにいくと申請書書がダウンロードできます。
記入をすすめ、必要な添付資料などの準備をはじめます。

Step 3：必要書類を提出

窓口か郵送で提出します。自治体によっては郵送不可の場合もあります。

Step 4：審査結果の連絡（2週間前後）

多くの自治体は先着順になっています。新年度から募集が始まるため、早めに応募することが大切です。

Step 5：外壁塗装の契約・工事

外壁塗装に着工します。
途中経過や完了後の記録写真が必要な自治体もありますので、改めて要項を確認しましょう。

Step 6：実績報告書と請求書を提出

工事が完了したら、実績報告書と請求書を作成し、提出します。

助成金以外で奈良県の外壁塗装を安くする方法

本記事では奈良県で外壁塗装の費用制度がある市町村をご紹介しました。
奈良県では計24の市町村が助成金制度を設けておりますが、残念ながら助成金が貰えない市町村も存在します。

お住まいの市町村で助成金が貰えない場合でも、安くする方法は存在します。

安くする方法についてはこちらの記事もご覧ください。

外壁塗装の費用を安くする方法11選を解説！

外壁や屋根を塗り替えるとなると、100万円程度の費用がかかります。少しでも安い費用で高品質な塗装工事をするために、どの業者を選ぶべきか？どんな方法があるのか？徹底解説します

まとめ

以上、奈良県の外壁塗装の助成金の知識と、申請前に気をつけたい注意事項についての解説でした。

外壁塗装や補修をお考えの際は、新築時のハウスメーカーよりも、地元の施工業者に相談するほうが、安くて高品質な工事を受けられるためオススメです。
当ページからも、あなたの家のリフォーム適正金額をチェックしたり、業者からの相見積りを取り寄せることができますので、この機会にご利用いただければ幸いです。

最後に、記事の要点を振り返ってみましょう。

奈良県の市町村で、外壁塗装に助成金がおりるのはどこ？

令和5年6月現在、生駒郡斑鳩町・生駒郡三郷町・宇陀郡御杖村・宇陀市・橿原市・北葛城郡王寺町・北葛城郡河合町・北葛城郡広陵町・五條市・御所市・磯城郡田原本町・磯城郡三宅町・高市郡明日香村・高市郡高取町・天理市・奈良市・大和郡山市・山辺郡山添村・吉野郡上北山村・吉野郡川上村・吉野郡黒滝村・吉野郡下北山村・吉野郡東吉野村・吉野郡吉野町で外壁塗装を対象にした助成制度があります。詳しく知りたい方は奈良県で外壁塗装に助成金がおりる市町村一覧をご覧ください。

外壁塗装で助成金が受け取れる条件は？

よくある条件には「塗装の着工前に申請すること」「市町村内の中小業者で施工をすること」の2つがあります。詳しくは外壁塗装で助成金を受け取るための条件をご覧ください。

助成金の申請はどのような流れで行うの？

多くの場合「見積もり依頼」→「必要書類入手」→「申請」→「審査結果連絡」→「着工」→「実績報告」の流れです。詳しくは奈良県の外壁塗装助成金の申請の流れをご覧下さい。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。