予算300万でマンションのフルリフォームはできる?工事内容と安く抑えるコツ

  • 【更新日】2024-09-04
予算300万円でマンションをフルリフォーム

予算300万円でもマンションの水回り設備やお部屋を複数箇所リフォームすることができます。ただし、1から10までフルリフォームできる予算ではないため、どこにお金をかけるのか優先順位を考えることが大切です。

この記事では、予算300万円でできるマンションのフルリフォームプランの例や、300万円以内に抑えるコツをご紹介します。

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300万円でマンションのフルリフォームはできる?

マンションの内装の張り替えを行っている様子

2LDK以上のマンションを想定する場合、予算300万円ですべての部屋・設備をフルリフォームすることは現実的ではありません

内装や壁などを撤去して、骨組みにまで戻してから全体を作り直すスケルトンリフォームを行う場合、2LDKの目安金額は600万円~1,100万円です。

スケルトンリフォームまでは行わずとも、水回り4点の交換と全ての部屋の壁紙・床の張り替えのフルリフォームでも、2LDKで500万円~800万円が費用相場になります。

そのため、リフォームプランを立てる際には、優先順位の高い箇所にしぼることが大切です。

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私のリフォーム費用はいくら?

※1時間以内に74人が ヌリカエで料金診断しました。

【箇所別】マンションリフォームの費用相場

実際に掛かるマンションのリフォームの費用相場について、箇所別に解説します。

>>マンションリフォームの費用相場

水回りのリフォーム

水回りリフォームのイメージ

水回り設備(キッチン・お風呂・トイレ・洗面所)のリフォーム費用の目安は以下の通りです。

  • キッチンの交換:50万円~150万円
  • ユニットバスの交換:50万円~150万円
  • トイレの交換:20万円~50万円
  • 洗面台の交換:20万円~50万円

主に製品のサイズやグレードによって費用が変動します。

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内装のリフォーム

内装リフォームのイメージ

マンションの内装リフォームにかかる費用は以下が目安です。

  • 壁・天井の張り替え(6畳):6万円~8万円
  • 床の張り替え(6畳):13万円~27万円
  • 和室から洋室へ変更(6畳):50万円~60万円

マンションでは遮音フローリングを使用する都合上、戸建ての内装リフォームよりもやや費用が高くなります。

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間取り変更

間取り変更リフォームのイメージ

マンションの間取り変更リフォームにかかる費用は以下が目安です。

  • 間仕切り壁の設置(1か所):8万円~25万円
  • 間仕切り壁の撤去(1か所):8万円~25万円

総費用は間取り変更の度合いによって大きく異なり、おおよそ20万円~350万円の価格帯となります。

また、マンションの構造的に撤去できない壁がある可能性はご承知おきください。

>>リフォームで間取り変更する費用相場

私のリフォーム費用はいくら?

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300万円でできるマンションのフルリフォームプラン

前述の通り、マンションのすべての部屋予算300万円でフルリフォームすることは現実的ではありません

予算を抑えてプランニングする際には、優先順位が高いところからリフォームしましょう。

ここでは予算300万円でのリフォームプランを3例ご紹介します。費用相場の把握やプランニングにお役立てください。

>>マンションのフルリフォームの費用相場

プラン① 水回り4点+玄関・廊下

予算300万円でのマンションフルリフォームのプラン例①

水回り4点(キッチン、お風呂、洗面台、トイレ)の交換に加えて、玄関・廊下の内装リフォームを行うプランです。

設備・内装材はいずれもシンプル~ミドルグレードの製品となります。

玄関・廊下

予算300万円でのマンションリフォームプラン①玄関

・内装の張り替え
・収納部のリフォーム
90万円

キッチン

予算300万円でのマンションリフォームプラン①キッチン

・シンプルグレードのL型キッチンに交換
・内装の張り替え
80万円

お風呂

予算300万円でのマンションリフォームプラン①浴室

・ユニットバスに交換
80万円

洗面所

予算300万円でのマンションリフォームプラン①洗面所

・横幅90cmの洗面台に交換
・内装の張り替え
30万円

トイレ

予算300万円でのマンションリフォームプラン①トイレ

・タンク式トイレに交換
・内装の張り替え
15万円

合計:295万円

参考・画像出典:いま注目のくすみカラーを楽しむ/築32年MSフルリフォーム – TOTOリモデルライブラリー

プラン② 水回り3点+リビングの拡張

予算300万円でのマンションフルリフォームのプラン例②

予算の大部分をLDKのリフォームに割き、間取り変更によって広々としたリビングを実現するプランです。

キッチン、お風呂、トイレはシンプルグレードの製品となります。

LDK

予算300万円でのマンションリフォームプラン②LDK

・間仕切りを解体してLDKを拡張
・シンプルグレードのI型キッチンに交換
・内装の張り替え
200万円

お風呂

予算300万円でのマンションリフォームプラン②浴室

・ユニットバスを交換
75万円

トイレ

予算300万円でのマンションリフォームプラン②トイレ

・タンク式トイレに交換
・内装の張り替え
20万円

合計:295万円

参考・画像出典:築31年MSフルリノベーション – TOTOリモデルライブラリー

プラン③ 水回り2点+和室のリフォーム

予算300万円でのマンションフルリフォームのプラン例③

キッチン、トイレの交換に加えて和室の内装を一新するリフォームプランです。

リフォーム箇所を少なく絞る代わりに、キッチンとトイレはそれぞれハイグレード製品を選ぶことができます。

LDK

予算300万円でのマンションリフォームプラン③LDK

・ハイグレードの対面キッチンに交換
・内装の張り替え
165万円

和室

予算300万円でのマンションリフォームプラン③和室

・内装の張り替え
73万円

トイレ

予算300万円でのマンションリフォームプラン③トイレ

・タンクレストイレに交換
・内装の張り替え
52万円

合計:290万円

参考・画像出典:妻へ・・。感謝の気持ちを込めて – TOTOリモデルライブラリー

私のリフォーム費用はいくら?

※1時間以内に74人が ヌリカエで料金診断しました。

マンションのフルリフォームを300万円以内に抑える6つのコツ

高額になりがちなフルリフォームですが、工夫次第でリフォーム費用を300万円以内に抑えることは可能であることがわかりました。

マンションのフルリフォームを300万円に抑えるコツとして、以下の6つをご紹介します。

マンションのフルリフォームを300万円に抑えるコツ
  • 複数の業者から見積もりをとる
  • 地元の工務店に依頼する
  • 部分リフォームに切り替える
  • ブランドやメーカーにはこだわらずにグレードを下げる
  • 作業時間の長い工事は避ける
  • 補助金や減税制度を利用する

複数の業者から見積もりをとる

リフォーム内容が同じでも、業者によって費用が異なることは多いです。そのため、コストを削減したいなら複数業者から見積もりを取ることが大切です。

業者ごとに工事費の設定金額が違うだけでなく、部材の仕入れ値が異なることもあります。複数比較すると、より安く仕上げてもらえる業者を見つけられるため、最低3社程度を目安に見積もりを取っておくとよいでしょう。

なお、複数社で比較するなら、「ヌリカエ」 のような一括見積もりサイトの利用がおすすめです。

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※1時間以内に74人が ヌリカエで料金診断しました。

地元の工務店に依頼する

フルリフォームの費用は依頼先の業者によって異なります。300万円以内の低予算に抑えるのであれば地元の工務店がおすすめです。

大手のハウスメーカーやリフォーム業者に工事を依頼しても、実際にリフォームをするのは下請けの業者である場合が大半です。下請けに出す場合は仲介手数料が発生し、その分費用が上乗せされてしまい高額になる傾向があります。

しかし、地元の工務店なら下請けなしで直接工事をしてもらえるため、仲介手数料なしで済ませることができます。

部分リフォームに切り替える

マンションのフルリフォームはどうしても費用が高額になってしまう傾向があります。リフォーム費用を300万円以内に収めるためには、フルリフォームではなく部分的なリフォームに切り替えることも検討しましょう。

水回りや壁紙や床の張り替え、リビングの間取りの変更までリフォームすると300万円を超えることも少なくありません。予算の範囲内でリフォームするのであれば、まずはどこからリフォームすべきかを考え、優先度の高い場所に限定して行うことが大切です。

業者によっては複数箇所同時にリフォームをすることにより、セット価格など割引が適用されることもあります。そのため、1箇所だけ行うよりは2~3箇所程度はまとめて行ったほうが結果的に費用は安くなり、予算内でリフォームできる可能性は高くなるでしょう。

ブランドやメーカーにはこだわらずグレードを下げる

同じ箇所のリフォームでも、使用するブランドやメーカー、グレード次第で費用は大きく変動します。300万円の予算内に収めるのであれば、ブランドやメーカーなどにこだわらず、コストパフォーマンスを重視して選ぶことも大切です。

有名なブランドやメーカーの製品は機能性やデザイン性に優れており、費用が高い傾向にあります。しかし、コスト削減を重視するなら少しでもグレードを下げることが重要です。

さらにオーダーメイドは既製品に比べて大幅に高くなる傾向があるため、避けることをおすすめします。

作業時間の長い工事は避ける

リフォーム業者に正式に依頼する前に、作業時間がどのくらいかかるのか確認しておきましょう

一般的に作業時間の長い工事は工事費用がかさむ傾向があります。打ち合わせをしっかり行い、可能であれば作業時間の長い工事はできるだけ避けるように心がけましょう。

補助金や減税制度を利用する

リフォームをする場合、補助金や減税制度を積極的に利用しましょう。補助金制度には、バリアフリー、耐震、省エネに対応するものもあります。

具体的な制度は自治体によって異なるため、お住まいの地域で調べてみましょう。

制度 特徴 補助金や控除 期間
住宅ローン控除 リフォームの際に住宅ローンの控除が受けられる 最大減税額400万円 10~13年
耐震リフォーム 耐震改修をした際に所得税や固定資産税の控除が受けられる 【所得税】最大減税額25万円 1年間
【固定資産税】2分の1 翌年1年間
バリアフリーリフォーム バリアフリー改修をした際に所得税や固定資産税の控除が受けられる 【所得税(投資型)】20万円控除 1年間
【所得税(ローン型)】62.5万円控除 5年間
【固定資産税】3分の1 翌年1年間
省エネリフォーム 省エネ改修をした際に所得税や固定資産税の控除が受けられる 【所得税(投資型)】25万または35万円控除 1年間
【所得税(ローン型)】62.5万円控除 5年間
【固定資産税】3分の1 翌年1年間

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※1時間以内に74人が ヌリカエで料金診断しました。

まとめ

本記事では、予算300万円でできるマンションのフルリフォームプランや費用を抑えるポイントなどを紹介してきました。

予算300万円で全てをリフォームすることは難しいですが、優先順位や工夫次第でリフォーム費用を300万円以内に抑えることは可能です

この記事を参考にして、事前にできるだけ具体的なイメージを持ち、計画的にリフォームを進めていきましょう。

なお、マンションリフォームの業者探しや見積もり依頼がまだ済んでいないという場合には、優良リフォーム業者紹介サービス「ヌリカエ」 の利用もおすすめです。

入力した条件によってリフォーム業者を検索できる他、一括で相見積もりの依頼をすることも。無料で利用できますので、ぜひお気軽にご利用ください。

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