チョーキング現象とは?原因・対策、放置したらどうなるかを詳しく解説

  • 【更新日】2021-04-16

「チョーキング現象ってなに?」「チョーキング現象の原因は?」

「チョーキング現象を放置しても大丈夫なの?」

外壁のチョーキング現象について、こんな疑問をお持ちではありませんか?

チョーキング現象とは、外壁の劣化症状のひとつです。この記事では、チョーキング現象の原因と対策、確認方法、よくある質問などを解説します。

外壁の劣化症状についてさらに詳しく知りたい人は、「外壁の劣化のサインとは?主な劣化症状・補修費用・対応方法を解説」の記事をご覧ください。

私の家だといくら?

チョーキング現象とは?

チョーキング

(チョーキング現象の例)

チョーキング現象(Chalking)とは、紫外線などの原因によって塗膜が劣化し、塗料に含まれている顔料がチョークのような粉になって表面に浮き出る現象のことです。

チョーキング現象は、白亜化と呼ばれることもあります。

外壁塗装をしてから10年ほど経つと、紫外線・雨水・風などによって塗装面がダメージを受け、チョーキング現象が現れ始めます。

チョーキング現象が起きたということは、外壁の防水性が著しく低下していることなので、はやめに外壁の塗装が必要です。

『チョーキング現象は外壁の塗替え時期のサイン』と考えてもよいでしょう。

なお、チョーキング現象は、外壁だけでなく屋根にも起こります。

屋根は普段近くで見ることがないのでチョーキング現象が起こっていても気づきにくいですが、外壁にチョーキング現象を起こっている場合には高確率で屋根にも起こっています。

参考記事:屋根塗装パーフェクトガイド~費用相場・時期・工法・屋根材・見積り~

チョーキング現象の原因

 

そもそも、チョーキング現象は何が原因になって起こるのでしょうか?詳しく見ていきましょう。

チョーキング現象は、太陽光の紫外線によって塗装面の表層の樹脂が分解され、塗料に含まれる顔料が露出することで発生します。

また、ラジカル(酸素や紫外線、水などが顔料に接触することで発生する劣化因子)の発生により塗膜中の樹脂が分解されることでも起こります。

あるいは、塗装の際に塗料の撹拌が十分でなかった場合にも、原材料の分離・沈殿が起こり、チョーキング現象の原因となります。

チョーキング現象の確認方法

自宅の外壁にチョーキング現象が起きているか確認したい場合、以下の2つの手段で確認することができます。

確認方法①素手で外壁に触る

1つ目のチョーキング現象の確認手段は、素手で直接外壁に触ることです。

素手で外壁に触ったとき、手に色のついた粉が付けば、チョーキング現象が起こっている可能性が高いです。

チョーキングは主に紫外線による劣化で発生するので、日当たりのよい面の外壁で試すのが分かりやすくてよいでしょう。

粉の色は白が多いですが、外壁の色によって変わります。

確認方法②外壁を水に濡らす

自分で落とせるくらいの汚れ

2つ目のチョーキング現象の確認手段は、外壁を水に濡らし、外壁の色の変化を見ることです。

チョーキング現象の起こっている外壁は防水性能が落ちているため、水に濡れたときに外壁が変色します。

雨の日と晴れの日で外壁の色がはっきりと異なるようなら、チョーキング現象を起こしている可能性が高いです。

チョーキング現象の補修と予防

チョーキング現象の概要と確認方法が分かったところで、次は実際にどのように対処したらよいのかを確認していきましょう。

チョーキング現象の補修方法は?

チョーキング現象の補修方法は、基本的には塗装しかありません。

塗装面を塗り替えることで塗膜の防水性を復活させれば、粉吹きは起こらなくなります。

なお、外壁の塗装には、およそ以下のような費用がかかります。

【坪数別の外壁塗装の費用相場】

延べ坪数 塗装面積(㎡) 外壁塗装相場
10坪 40 25万~30万円
20坪 79 50万~60万円
30坪 119 70万~90万円
40坪 158 90万~120万円
50坪 198 120万~150万円
60坪 238 150万~180万円

※シリコン塗料で塗装を行った場合

参考記事:外壁塗装の費用相場はいくら?坪数ごとの工事価格を3000人に調査!

「チョーキングの対策にこんなにかかるの?」と驚かれる方もおられるかと思います。

しかし、チョーキング現象とは外壁の劣化のうち目に見える一部に過ぎず、チョーキング現象が起こっているということは、見えない部分で問題が起こりつつあることを示しています。

家全体に被害が広がる前に、はやめに塗り替えを行うのは非常に重要です。

外壁塗装にかかる費用を安くしたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

参考記事:外壁・屋根塗装を安くする業者選びのポイント

チョーキング現象を予防する方法はある?

実は、チョーキング現象を完全に防ぐ方法はありません。外壁は紫外線による劣化から逃れられないからです。

しかし、耐用年数が長い塗料で塗装をしたり、早めの周期で塗り替えを行うことによって、チョーキング現象の発生を遅らせることはできます。

外壁や屋根に用いる塗料は種類によって耐用年数が異なるので、チョーキング現象の発生を防ぎたい方は、耐用年数の長い「ラジカル制御型塗料」や「フッ素塗料」での塗装がおすすめです。

参考記事:【外壁塗装】塗料知識を全公開!種類・特徴・価格・耐用年数・選び方

チョーキング現象の対策としてやってはいけないこと

なお、「なんとかお金をかけずにチョーキング現象を解決したい!」と思われる方も実は多いかと思います。

外壁塗装は大きなお金のかかる工事なので、すぐに動き出すのはなかなか難しい場合もありますよね。

しかし以下のような行為はチョーキング現象の対策としては不適切なので、行わないように注意しましょう。

チョーキング現象の対策としてやってはいけないこと
  1. DIYによる塗り替え
  2. 水とブラシでの洗浄

「DIYによる塗り替え」では、プロの塗装会社による塗り替えと違って下地処理を徹底できないので、短期間で再びチョーキング現象が起こる可能性が非常に高いです。

また、外壁の塗り替えは高所作業になるため、足場などがない状態で行うと非常に危険でもあります。

「水とブラシによる洗浄」は、一時的には手に粉がつきにくくなり、解決したかのようにみえますが、実際にはさらに塗膜の劣化をはやめ、建物の傷みをはやくします。

このように、チョーキング現象を根本的に解決する方法は、実は外壁塗装以外にはありません。

そのため、チョーキング現象をなるべくお金をかけずに解決したい方は、外壁塗装工事の費用を安くする方法を考えるべきです。

外壁塗装をできるだけ安くしたい方は、以下の記事が参考になります。

参考記事:【2021年版】外壁塗装で補助金・助成金を受け取るには?条件・地域・申請方法

チョーキング現象を放置するとどうなる?

この記事をお読みの方の中には、「チョーキング現象を放置するとどうなるの?」と疑問を持たれた方もおられるかもしれません。

チョーキング現象を放置すると、外壁の内側の住宅の基礎部分などに雨水が侵食し、雨漏りや基礎部分の劣化を招きます。

  • 1.チョーキングが発生すると、塗膜の防水性が低下する。
  • 2.防水性が低下すると、外壁が水分を吸収してカビ・コケ・ひび割れの原因になる。
  • 3.ひび割れを長期間放置すると、雨漏りの原因になる。
  • 4.雨漏りを放置すると、湿気を好むシロアリが住み着き、建物全体にダメージを受ける可能性も

チョーキング現象が発生したことにより、連鎖的に建物へダメージを受けることが分かりますよね。

建物全体に被害が及ぶ前に、チョーキング現象には早めの対処をしましょう。

なお、どうしてもすぐに対処ができない場合には、「幅が0.3mm以上のクラック(ひび割れ)があるかどうか」を確認してください。

ヘアークラック

(クラックの例)

幅が0.3mm以上のクラックがあると、そこから雨水が侵入して雨漏りや家屋内部の傷みを招くので、早急に補修が必要です。

一方、クラックがない場合、あるいはクラックの幅が0.3mm以下の場合は、1~2年ほどはメンテナンスを先延ばしできる可能性があります。

まとめ

チョーキング現象は、経年劣化や施工不良によって塗装が劣化することで発生します。

チョーキング現象起こっているということは、外壁の劣化が進行しているということなので、はやめに外壁の塗り替えを検討しましょう。

チョーキング現象を放置すると、建物全体の寿命を縮める原因となります。

外壁のチョーキング現象に気づいたら、すぐに対処して、安心できる家を目指しましょう。

最後に、本記事の要点を振り返ってみましょう。

チョーキングとは何?

外壁塗料の顔料が、チョークのような粉になって表面に浮き出る現象のことです。原因は、紫外線などによる塗膜の劣化です。詳しく知りたい方はチョーキング現象とは?をご覧ください。

外壁にチョーキングが起こったら、どうすればいいの?

早めに外壁塗装を行うことです。外壁の塗膜の耐久性を復活させれば、チョーキングは起こらなくなります。詳しくはチョーキング現象の補修方法は?をご覧ください。

チョーキングが起こらないように予防するには?

早めの周期で外壁を塗り替えること、耐用年数の長い塗料を使って塗装することです。しかし、完全に防ぐ方法は存在しません。詳しくはチョーキング現象を予防する方法はある?をご覧下さい。

チョーキングが起こった外壁をDIYで塗っても大丈夫?

基本的にはオススメできません。プロの塗装業者でないと、塗装面の下地処理や適切な塗膜の厚みを徹底できないからです。詳しくはチョーキング現象の対策としてやってはいけないことをご覧ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

私の家だといくら?

外壁・屋根塗装 あなたの地域の相場は?
TOPへカエル