10万円でキッチンリフォームはできる?費用を抑えるポイントを紹介

  • 【更新日】2023-12-11
10万円でキッチンリフォームはできる?費用を抑えるポイントを紹介

キッチンは毎日使うスペースのため、経年劣化とともにリフォームする必要があります。しかし、予算には限りがあるため「できるかぎり安くリフォームしたい」と考える方もいるでしょう。

本記事では「予算10万円」でできるキッチンリフォームを紹介します。必要なポイントをうまくおさえ、費用をおさえリフォームを実現しましょう。

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キッチンリフォームは10万円でどこまでできる?

キッチンのリフォームは範囲や設備の種類によって金額の幅が広がります。実際に10万円ではどのくらいの範囲でリフォームが可能でしょうか。ここでは、10万円でできるキッチンリフォームの範囲について紹介していきます。

一部分のリフォームや設備交換

キッチン全体ではなく、一部設備の交換であれば10万円以下でのリフォームが可能です。例えば、レンジフードが古くなってきたのでレンジフード交換だけを行いたいという場合は4~8万円ほどで設備交換できます。

そのほか、10万円で可能なリフォーム・設備交換は以下の通りです。

リフォーム内容 費用の相場
レンジフードの取り換え 4~8万円
コンロの取り換え 5~6.5万円
キッチン水栓の取り換え 3~5万円

キッチンの床や壁のリフォーム工事

キッチンの床や壁のリフォームも10万円以下で対応可能です。しかし、キッチン全体の広さや使用したい素材によっては、価格が上がることもあります。費用を抑える方法については、後述する「キッチンリフォーム費用を抑える7つのポイント」をご参照ください。

ビルトインコンロの交換

ビルトインコンロとは、キッチンと一体型になったコンロのことです。通常、ガスタイプが多く掃除の手間が少ないという特徴があります。ビルトインコンロの交換であれば10万円以下でも両面焼きグリル付きや温度調節機能が備わったものに交換可能です。

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設備別キッチンリフォーム費用を抑える選び方

ここでは、キッチンリフォームの費用を抑える方法を設備ごとに紹介していきます。なるべくリフォーム費用を抑えたい、10万円以下で理想のリフォームを行いたいと考えている方はぜひ参考にしてみてください。

1.レイアウト

キッチンリフォームの費用を抑えるためにまず注目したいのがキッチンのレイアウトです。

タイプ 特徴 リフォーム費用相場
I型キッチン シンクとコンロが1列に配置されている 約45~100万円
II型キッチン シンクとコンロが並行に配置されている 約50~150万円
L型キッチン シンクとコンロがL字型に配置されている 約60~160万円
U型キッチン シンクとコンロ、冷蔵庫がU字型に配置されている 約80~170万円
アイランド型 シンクと調理スペースが独立している 約150~200万円
ペニンシュラ型 キッチンカウンターの片側が壁に接している 約90~200万円

I型キッチンはシンクとコンロが一体化しており、作業スペースも小さく済む配置の為、比較的費用を抑えやすいタイプといえるでしょう。

2.コンロ/グリル

まず、IHクッキングヒーターか、ガスコンロかでリフォーム費用に差がでます。

コンロのタイプ リフォーム費用相場
IHクッキングヒーター 約8~20万円
ガスコンロ 約5~15万円

IHクッキングヒーターはデザイン性に優れていることや掃除が簡単というメリットがありますが、ガスコンロと比較すると費用が高くなってしまいます。リフォーム内容をIHからガスコンロにすることで約3~15万円ほど費用を抑えることができるでしょう。

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3.シンク/水栓

シンクは素材の選び方でリフォーム費用が左右されます。シンクに使われる素材は、ステンレスや人工大理石、陶器製、ホーロー製などです。

素材の種類 リフォーム費用相場
ステンレス 約1~8万円
人工大理石 約3~10万円
陶器製 約5~18万円
ホーロー製 約7~23万円
費用を抑えたいならステンレスがおすすめです。高価なホーロー製と比較すると最大22万円ほど費用を抑えられます。また、ステンレスは費用が安いからといって機能面で大きく劣っているわけではありません。耐熱性や耐久性、掃除がしやすいなど充分メリットがありますので、デザイン性にこだわらないのであればステンレスを選ぶと良いでしょう。

また、水栓についてはハンズフリーや浄水器内蔵など機能が増えれば費用も上がりますので、必要な機能に絞って探すと良いでしょう。

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4.レンジフード

レンジフードは、部品交換または本体交換のどちらかによって費用が大きく変動します。

交換箇所 リフォーム費用相場
プロペラファン 約1.5~2.5万円
スイッチ 約2~3万円
モーター 約2.5~3.5万円
本体 約4.5~20万円

部分交換であれば費用を大きく抑えられるため、レンジフードの不調を感じたら一度専門業者に点検してもらい、何を交換すべきか確認してもらいましょう。

5.扉

扉の費用はデザインや素材で大きく変わります。リフォーム費用の相場は約5~20万円です。リフォーム費用を抑えたいのであれば素材はカッティングシートがおすすめです。約5,000~1万円で交換が可能で、3万円以上になることも多いホーローと比較すると2万円以上お得になる可能性があります。

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6.収納

キッチンの収納リフォームは方法によって費用が異なります。

収納方法 リフォーム費用相場
ウォールキャビネット 約30~50万円
フロアキャビネット 約35~50万円
背面収納 約20~50万円
食器棚収納 約1~6万円

食器棚を利用することで他の収納方法と比較すると数十万円単位で費用を抑えることが可能です。

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7.ワークトップ

ワークトップもシンクと同様に素材でリフォーム費用に差がでます。費用を抑えたいのであればステンレスやタイルがおすすめです。人工大理石や天然石と比較すると約4~12万円の費用を抑えることができます。

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キッチンリフォーム費用を抑える7つのポイント

ここでは、キッチンリフォーム費用を抑えるためのポイントを7つ紹介します。リフォームしたい設備の機能からリフォーム業者まで、費用を抑えるにはチェックしておくことが大切です。安くかつ満足のいくリフォームを行うためにも覚えておきましょう。

1.キッチンを移動させない

キッチンリフォーム費用を大きく抑えるためには、キッチンの場所を移動させないことが大切です。キッチンの配置を変更する場合、水道やガス管の工事も必要となるため、工事の規模が大きくなってしまいます。配管工事には床を剝がすことも必要な為、結果的にフローリングのリフォームも必要です。

2.必要な設備機能の条件を絞る

リフォームしたい設備の機能を必要なものだけに絞ることも、費用を抑えるためには大切です。例えば、コンロであればガスコンロの本体価格は1万5,000~16万円ほどで、工事費用は2万円前後です。IHクッキングヒーターの本体価格は4万~20万円ほどで、工事費用は1万5,000円前後です。機能を比較したときにガスコンロでも自分で生活する上で問題なければ、数万円の費用を抑えられるでしょう。

3.素材を見て選ぶ

キッチンの素材は、ステンレスから人工大理石、天然大理石、タイル材と選択肢が複数あります。素材の種類によっても費用が大きく変わりますので、それぞれの特徴を把握し、条件に合うかつ費用を抑えられる素材を選びましょう。

4.機能をシンプルにする

設備が多機能であるほど費用は高くなります。そのため、必要のない機能は搭載させずシンプルな設備にすることも大切です。まずは、リフォームしたい設備の特徴や機能を調べましょう。また、今までの設備に備わっていた機能、実際に使用していた機能を振り返ってみても良いでしょう。

5.アウトレット品を利用する

展示品や傷ものといったメーカーが割引価格で販売するアウトレット品を利用することでリフォーム費用を抑えられます。選択範囲は多少狭まってしまいますが、現行品の機能そのままに価格が安くなっているので、条件に合う商品があればおすすめの方法です。リフォームしたい設備と機能の条件が決まったら、まずはアウトレット品から探してみると良いでしょう。

6.複数業者で費用を比較する

リフォーム費用を抑えるためには、複数業者で見積もりを比較しましょう。予算内でリフォームができるかつ信用できる会社であるかの確認が大切です。また、複数業者で見積もりをとることで、値段の交渉もしやすくなります。

7.キッチンリフォームが得意な業者を選ぶ

キッチンリフォームを得意としている業者を利用することで価格を抑えられます。例えば、直接キッチンメーカーから設備を仕入れている業者があります。この場合、手数料などが発生しないため、リフォーム費用自体を抑えることができるでしょう。

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キッチンリフォームを行うための準備2パターン

実際にキッチンリフォームを進めていくにあたっての手順は大きく2パターンに分かれます。

  1. 先にキッチンを決めてからリフォーム会社を探す
  2. 先にリフォーム会社を決めて相談しながら進める

 

それぞれの特徴を紹介していきますので、ご自身に合う方法を選択できるようにしましょう。

1.先にキッチンを決めてからリフォーム会社を探す

キッチンリフォームの設備機能や費用などの条件が既に決まっている場合は、先に導入するレイアウトの型や必要な設備を決めておくと良いでしょう。ただし、キッチンリフォームについての知識が全くない場合は、導入したい機能や素材に目星をつけて、その工事ができる業者を探して相談することをおすすめします 。

2.先にリフォーム会社を決めて相談しながら進める

キッチンリフォームが初めての場合や、どのように進めて行けばよいかわからない場合は、先にリフォーム会社を決めましょう。リフォーム会社はこれまで数多くのキッチンリフォームを手掛けてきたプロです。相談してプロの業者の意見を聞きながら進めていく方法は、リフォームに詳しくない一般の方でも安心して進めていける方法でしょう。

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キッチンリフォームを進めるにあたって知っておきたい事

ここでは、キッチンリフォームを進めるにあたって知っておきたいことを紹介していきます。実際の流れを把握して、スムーズにキッチンリフォームを進められるようにしましょう。

キッチンリフォームにかかる工期はどれくらい?

工期とは、建設工事の着工から竣工までの期間を指しています。つまり、リフォーム工事の始まりから終わりのことです。キッチンの交換だけであれば2~4日ほどで完了します。しかし、キッチンの配置を変更する場合は、大きな工事となるため、5日以上かかることもあります。また、キッチンリフォームと同時に内装を合わせて変える場合も2~6日ほどかかるでしょう。

キッチンリフォームにかかる総期間はどれくらい?

総期間とは、工事だけではなくキッチンや業者の選定から、工事が終わり実際に利用できるようになるまでを指します。また、土日休日をはさむとリフォーム会社がお休みとなり、業者の作業が止まる場合もあります。そのため、本来なら2日で終わる工事内容であっても4日かかってしまうこともあるので注意しましょう。また、着工前にキッチンの片付けやご近所への周知などを行う期間も設けておくと良いでしょう。

キッチンリフォームにおける作業の流れ

実際のキッチンリフォームの主な流れは以下の通りです。

  1. ご近所への周知
  2. キッチンの片づけ
  3. キッチン周りの養生
  4. キッチン解体
  5. 配管工事
  6. キッチンの下地工事
  7. キッチン組み立て・導入
  8. 床や壁紙の内装工事
  9. 完成

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DIYでキッチンリフォーム費用を抑えることは可能?

DIYで費用を抑えることは可能ですが、リフォームできる範囲が狭まるためあまりおすすめはできません。壁紙や収納の交換など簡易的なものであれば良いですが、シンクやコンロといった設備ごと交換する場合は、DIYでは難しいためリフォーム業者を利用しましょう。

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まとめ:費用を10万円で抑えるためのコツを覚えておきましょう

本記事では、キッチンリフォーム費用を10万円で抑えるためのコツを紹介しました。キッチン全体のリフォームを10万円以内で行うことは難しいですが、設備や機能を絞って部分的にリフォームを行う場合、10万円以内でリフォームが可能です。本記事の内容を実際のリフォーム時にお役立ていただければと思います。

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