キッチン用クッションフロアのメリット・デメリット!おすすめ製品も紹介

  • 【更新日】2023-12-11
キッチン用クッションフロアのメリット・デメリット!おすすめ製品も紹介

クッションフロアは、キッチンで人気の床材のひとつです。

弾力性があるため足腰の負担が軽減でき、立ち仕事をするキッチンに適した床材と言われています。

本記事では、

  • クッションフロアの商品例
  • リフォームするうえでの注意点
  • 床材としてのメリット・デメリット

 

などをお伝えします。

Point
  • クッションフロアはある程度の耐水性があり、施工が早く費用も安いのが利点
  • クッションフロアのリフォーム方法は「張り替え」か「重ね張り」の2通り
  • 汚れが目立ちやすい白色をベースとしたクッションフロアは避けるのが無難

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キッチンの床をクッションフロアにするメリット

クッションフロアには、次のような特徴やメリットがあります。

  • 耐水性に優れている
  • 張り替え費用が安い
  • 足腰の負担を軽減できる

 

それぞれの項目を解説します。

耐水性に優れている

クッションフロアの原材料は塩化ビニール系の素材で、耐水性に優れています
そのため水や油をこぼしても布巾で簡単に拭き取れて汚れが落とせるため、キッチンの床材としてとしてはもってこいです。

張り替え費用が安い

クッションフロアは、タイルや木材のフローリングに比べると扱いやすく、現場での加工も簡単です。
そのため、クッションフロアのリフォーム費用は、他の床材と比べても安価になるため、予算をかけずキッチンリフォームをしたい場合にピッタリです。

足腰の負担を軽減できる

クッションフロアには、弾力性があるため、キッチンに立っているときの足腰の負担を軽減できるというメリットもあります。
例えばビニールタイルのような固い床材の場合は、キッチンで長時間作業をすると膝やかかとが痛んできたり、冬は指先が冷たくなったりしやすいでしょう。

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キッチンの床をクッションフロアにするデメリット

一方で、キッチンの床材にクッションフロアを選択するデメリットには、主に以下の2つがあります。

  • 熱に弱い
  • キズやへこみができやすい

 

それぞれについて、以下で詳しく解説します。

熱に弱い

塩化ビニール素材であるクッションフロアは、熱に弱いことがデメリットです。
フローリング等と比べて、熱い料理や調理器具を落として焼け焦げや溶けた跡ができてしまうことが多いため注意しましょう。

キズやへこみができやすい

クッションフロアは柔らかいため、キズやへこみの跡が付きやすいこともデメリットです。
食器や器具を落としてキズや切れ込みが入ってしまったり、棚やワゴンなどの重いものを長時間クッションフロアの上に置くことで、へこみができてしまったりします。

クッションフロアのへこみ対策

クッションフロアのへこみは、置いてあるものの配置を定期的に変えることである程度回避できます。

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キッチン用クッションフロアのおすすめ製品10選

キッチンに使用可能なクッションフロアの定番商品・人気商品と、それぞれのデザイン・価格・特徴などを写真つきで解説します。

商品名 材料費 特徴
サンゲツ「ジオメトリーウッド」サンプル
ジオメトリーウッド
4,250円/㎡ 個性的な幾何学組みの木目柄
サンゲツ「ネットシーリング」
ネットシーリング
4,250円/㎡ アンティーク調・北欧調に合う
ABC商会「カルムパッソ」
カルムパッソ
5,800円/㎡ 衝撃吸収性が高くお子様にも安心
ABC商会「アルトロアクエリアス」
アルトロアクエリアス
8,200円/㎡ 素足でも靴履きでも滑りにくい
東リ「オーサムクロス」
オーサムクロス
4,150円/㎡ シンプルな布柄。抗菌抗ウイルス性あり
ABC商会「ドライチェスナット」
ドライチェスナット
4,150円/㎡ くっきりとした板目柄。多機能
TAJIMA「デニムフロアFS」
デニムフロアFS
4,000円/㎡ デニム生地の色と質感を再現
TAJIMA「消臭クリンセフ」
消臭クリンセフ
5,600円/㎡ キッチン・水回りのニオイを抑制
ロンシール「ロンMoku CT」
ロンMoku CT
4,400円/㎡ 木目調で色柄が圧倒的に豊富
サンゲツ「コルクタイル」
コルクタイル
10,500円/㎡ 天然のコルクを使用

ジオメトリーウッド(サンゲツ)

商品名 ジオメトリーウッド CM-11231
価格 4,250円/㎡
色数 全1色

薄いホワイトオーク色の木目柄を幾何学的に並べたデザインのクッションフロア。
ほどよく個性があるので「ただの木目調では普通すぎる……」とお考えのかたにぜひオススメです。

「ジオメトリーウッド」の価格は1㎡あたり4,250円で、張り付け工賃と合わせた費用は7,000円/㎡~7,500円/㎡となります。抗菌性能つき。

ネットシーリング(サンゲツ)

商品名 ネットシーリング CM-11216
価格 4,250円/㎡
色数 全2色(グレー、ライトグレー)

米国の著名デザイナー「ウィリアム・モリス」によって作られたパターンを使用。
使う場所を選ばない薄いグレーと、草花を万華鏡風にあしらった模様が非常に上品なクッションフロアです。

キッチンを北欧風デザインでまとめたい場合や、インテリアや食器がアンティーク調の空間にどうぞ。
「ネットシーリング」の価格は1㎡あたり4,250円で、張り付けと合わせた費用は7,000円/㎡~7,500円/㎡となります。

カルムパッソ(ABC商会)

商品名 カルムパッソ(衝撃吸収シート床材)
価格 5,800円/㎡
色数 全5色(すべて茶色系)

適度な弾力があり、歩行時の足や膝への負担を軽減し、万一の転倒時もケガを防止に貢献きるクッションフロア。
幼稚園や塾の床で多く採用実績があり、小さいお子様がよく歩き回る家などに最適です。

模様はベーシックなフローリング調で、色は薄いブラウン、赤茶色、焦げ茶色などブラウン系が全5色あります。
「カルムパッソ」の価格は1㎡あたり5,800円で、施工費用をあわせると8,500円~9,500円/㎡ほどとなります。
油性マジックをはじく防汚性、音が響かない滅音性、ノーワックスで長期間使える機能もアリ。

アルトロアクエリアス(ABC商会)

商品名 アルトロアクエリアス(特殊防滑シート床材)
価格 8,200円/㎡
色数 全5色

「アルトロアクエリアス」は、プールの更衣室でもよく使われるほど防水性と防滑性に優れるクッションフロアです。
素足でもスリッパ履きでもすべりにくく、凹凸が少ないため表面に汚れが溜まりにくいのもポイント。
使用頻度が多く水はねが多いキッチンや、転倒の危険をできる限り防ぎたい場合に向いています。

模様はシンプルな石肌調で、ブルー・ベージュ・薄紫など全5色のカラーがあります。
価格は1㎡あたり8,200円とクッションフロアとしては少し高めです。施工費用をあわせると11,000円~11,500円/㎡ほどとなります。

オーサムクロス(東リ)

商品名 CFシート-P NW オーサムクロス
価格 4,150円/㎡
色数 全4色

シンプルなテキスタイル(繊維)柄のクッションフロア。
ベーシックな柄なので、写真のように素材の存在感がしっかりあるキッチンの床によく合うでしょう。
カラーはアイボリー、茶、焦げ茶、青緑の4種類あります。

「オーサムクロス」の価格は1㎡あたり4,150円です。張り付け作業費と合わせると合計で1㎡あたり6,900円~7,400円で施工できるでしょう。
抗菌・抗ウイルス・防カビ・衝撃吸収など多くの機能を備えているのも魅力です。

ドライチェスナット(東リ)

商品名 CFシート-P NW ドライチェスナット
価格 4,150円/㎡
色数 全1色

板目がはっきりと目立つフローリング柄のクッションフロア。
色味の違う木目柄のインテリアで統一したダイニングキッチンや、エスニックな雰囲気の部屋で使用したりするとよく似合うでしょう。

「ドライチェスナット」の価格は1㎡あたり4,150円です。張り付け工賃と合計で1㎡あたり6,900円~7,400円で施工できるでしょう。
抗菌・抗ウイルス・防カビ・衝撃吸収など多機能なのも特徴です。

デニムフロア(TAJIMA)

商品名 デニムフロアFS
価格 4,000円/㎡
色数 全3色

ジーンズなどに使われるデニム生地の色と質感をシート上に再現したクッションフロア。
カジュアルなキッチンにも、シックな部屋にも合わせられるデザインです。

「デニムフロアFS」の価格は1㎡あたり4,000円で、施工費用と合計で6,700円/㎡~7,300円/㎡でリフォームできるでしょう。
ビニール製のため耐水性も問題ありません。

消臭クリンセフ

商品名 消臭クリンセフ 石目柄・抽象柄
価格 5,600円/㎡
色数 全8色

「消臭クリンセフ」は、表面に消臭コーティングが施されたクッションフロアです。
また、防滑性・耐熱性・汚れの落ちやすさも備えておりキッチンの安全性や衛生面を高く保ちたい方に向く商品と言えます。

デザインは石目柄で、色はグリーンやイエローなども含む全8色。別パターンで板目模様のもの(茶色系のみ全2色)もあります。
価格は1㎡あたり5,600円で、施工費用と合計で8,300円/㎡~8,800円/㎡でリフォームできるでしょう。

ロンMoku CT(ロンシール)

商品名 ロンMoku CT
価格 4,400円/㎡
色数 柄6種・各4色~8色

「ロンMoku CT」は木目調だけで34種類ものパターンが用意されているクッションフロア。
色や柄が非常に豊富なため、家具や内装とのコーディネートにとことんこだわりたい方に向いています。

柄には、「ナチュラルオーク」「オーク」「シックウォールナット」「ウォールナット」「アッシュ」「チェリー」の6種類で、それぞれ4色~8色のカラーバリエーションがあります。

価格は1㎡あたり4,400円で、施工費をあわせたリフォーム費用は7,100円/㎡~7,600円/㎡が目安となります。

コルクタイル(サンゲツ)

商品名 コルクタイル KR-11287
価格 10,500円/㎡
色数 全4色

厚さ4mm・30cm四方に成形した天然コルクを敷き詰めて使用するクッションフロアです。
高いクッション性はもちろん、自然素材であるため人体や環境にやさしいのもポイント。

「コルクタイル」には全4種のタイプ(色味)がありますが、キッチンに使用する場合は適度な耐久性と防水性のある「アクリルUV仕上げ(KE-10277)」が向いています
同商品の本体価格は1㎡あたり10,500円/㎡です。天然素材のためやや高価な製品となっています。

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キッチンの床材をクッションフロアにする前の注意

それでは、キッチンの床材をクッションフロアにする場合の注意点は、どのような点でしょうか。以下、ポイントを詳しく解説します。

白色系の選択を避ける

白色をベースとしたクッションフロアは、タイル調のものやフローリング調のものを中心に人気があります。一方、キッチン周りは汚れやすいため、白色系のクッションフロアにしてしまうと、汚れが目立ちやすくなってしまいます

油のとびはねや、人が頻繁に立ち歩くスペースのため皮脂汚れなどもつきます。また、直射日光が当たれば変色して黄ばんでしまう場合もあるでしょう。

白色系に特にこだわりがなければ、汚れが目立ちにくい茶系やブラック系のデザインが床材には適しているといえます。

店舗用のクッションフロアを検討する

冷蔵庫や食器棚などの重いものを置きたい場合には、店舗用のクッションフロアも選択肢として検討しましょう。

先述のように、店舗用のクッションフロアは一般的な住宅用のクッションフロアに比べると高くなりますが、その分、汚れにくく厚みがあるため、へこみ跡や細かいキズもつきにくいメリットがあります。

住宅への施工の費用や可否については、念のためリフォーム業者に相談することをおすすめします。

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まとめ:キッチンの床を最適な素材にリフォームしよう

キッチンの床材は、耐久性や耐水性に優れ、利用者の気持ちが上向くデザイン性があればなお良い、というポイントがあります。

その点でクッションフロアは、耐水性に優れ、機能とデザインはバラエティに富み、なおかつ加工がしやすいという特徴とメリットがあります。また安価なため、費用を抑えてリフォーム工事を行えることも魅力です。

キッチンの床材の交換を検討中の方は、クッションフロアも考慮してみてはいかがでしょうか。

もしキッチンを含む、リフォームでお悩みの方は、無料見積もりサイトの「ヌリカエ 」の利用がおすすめです。「ヌリカエ」は複数の業者から一括して見積もりを取り寄せられるだけでなく、見積もりを行う業者の紹介や施工実績の紹介まで、リフォーム工事を幅広くサポートしてくれます。この機会にぜひご利用ください。

キッチンの床材でお悩みの方は、こちらの記事を参考にしてください。

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