シャワーの取り付け時はここに気をつけて!ポイントや注意点を解説

  • 【更新日】2023-12-11
シャワーの取り付け時はここに気をつけて!ポイントや注意点を解説

シャワーの取り付けを行う際には、浴室の給湯器や湯船のはり方などの特徴をあらかじめ調べる必要があります。

シャワー取り付けの費用は浴室の環境によって大きく変わるので、事前知識を必ずおさえましょう。

この記事では、シャワー取り付け時の注意点や確認するべき事項を紹介します。

記事を読めば、適切な価格・方法でシャワーを浴室に取り付けられるでしょう。

設置業者の選び方も解説するので、シャワーを浴室に取り付けたい方はぜひご覧ください。

【関連記事】
>>お風呂リフォームの費用相場

私のリフォーム費用はいくら?

※1時間以内に74人が ヌリカエで料金診断しました。

シャワーを浴室に取り付ける際に確認するべき事項

シャワーを浴室に取り付ける際には、以下3つのポイントを抑えましょう。

  • 給湯器の種類
  • 湯船のお湯の張り方

 

これらの事項を確認できていないと、実際に取り付ける製品や工事の流れを決めていく流れに支障が出ます。

シャワーの取り付けをスムーズに行うためにも、まずはそれぞれの見るべきポイントを解説していきます。

チェック① どのような給湯器を使っているか

まずは、自宅のお風呂でどのような給湯器を使っているか確認してください。

お風呂の給湯器には「バランス釜」と「非バランス釜」2つのタイプがあります。

バランス釜の場合

バランス釜のお風呂とは、ガスを使ってお湯を沸かす給湯器を指し、浴槽がすぐ横に付いているタイプです。

バランス釜のお風呂には、シャワー付きのものとシャワーがないものがあります。

シャワーのついていないバランス釜の場合、シャワー機能付きのものに交換するか、シャワー用給湯器を新たに追加で設置する必要があります。

非バランス釜の場合

非バランス釜のお風呂は、オート追い炊き機能等を利用して浴槽内の水を加熱して温水にするタイプです。

非バランス釜のお風呂にシャワーを取り付ける場合、新たに風呂釜や給湯器を設置する必要があります。

チェック② どうやって湯船にお湯を張っているか

給湯器の種類について確認したら、次は湯船の張り方をチェックしましょう。

湯船の張り方には、予め温めたお湯を注ぐタイプと浴槽内の水を加熱するタイプの2種類があります。

予め湯を温めるタイプ

温めたお湯を注ぐタイプのお風呂は、既存の給湯設備を使ってお湯を直接作り出せるのが特徴であり、シャワーも比較的取り付けやすいです。

増築する際の費用も抑えやすいため、低予算でシャワー設備を増やせるでしょう。

浴槽内で加温するタイプ

浴槽に張った水を温めるタイプは、バランス釜や追い炊き専用の給湯器が該当します。

お湯が出るシャワーを取り付けるには、新たな給湯器の設置と配管工事が必要です。

予めお湯を温めるタイプよりも工事がしにくく費用もかかるため、予算を多めに用意しましょう。

私のリフォーム費用はいくら?

※1時間以内に74人が ヌリカエで料金診断しました。

シャワーを浴室に取り付ける際のポイント

シャワーを浴室に取り付ける際は、以下3つの観点から施工を行いましょう。

  • 使える予算
  • 取り付けるシャワーの形・タイプ
  • シャワーの設置場所

 

シャワーを浴室に取り付ける際のポイントを、それぞれ深掘りして解説します。

シャワーの取り付けに使える予算を決める

まずは、「シャワーの取り付けにいくら使えるか」を家族内で話し合いましょう。

予算をいくらか決めておけば、どのようなシャワーを設置するか・工事方法はどうするかも決まってきます。

シャワーの取り付けの予算を決める際は、以下の観点を持つのが大切です。

  • シャワーの取り付けを行う準備をする予算
  • シャワー本体に使える予算
  • シャワーの取り付け工事に使える予算

 

取り付けを行う準備には、壁の清掃や道具の設置などあらかじめ行うべき作業や必要な道具も含まれます。

壁の状態が悪い場合や浴室に設置金具がない場合には、追加予算もかかると仮定してください。

3つの観点からシャワーの取り付けに使える金額を考え、家族と話し合って具体的な予算を決めましょう。

取り付けるシャワーのタイプを選ぶ

シャワー取り付けに使える予算が決まったら、取り付けるシャワーをどんな製品にするか決めましょう。

シャワーのタイプを選ぶ際には、以下のポイントを意識してください。

  • シャワーヘッドの水圧・節水率・機能性
  • ホースの長さ・可動域
  • シャワー自体の使いやすさ(シャワーラックなども含む)

 

シャワーヘッドには、さまざまな機能をそなえたものがあります。

代表的なものは、以下の3種です。

シャワーのタイプ 特徴
マイクロバブルタイプ 頭皮や肌ケアに役立つ
節水タイプ 水道代の節約に役立つ
浄水・塩素除去タイプ 水道水に含まれる残留塩素を除去してくれる

それぞれのタイプのシャワーに明確なメリットがあるため、使う方の価値観や必要性に応じて、どの製品を購入するか検討しましょう。

シャワーの設置場所を決める

取り付けるシャワーのタイプ・製品が決まったら、次はシャワーはどこに取り付けるかを考えましょう。

シャワーを取り付ける場所の候補は、以下3つです。

  • 身体を洗うスペース
  • 浴室の大きな鏡の前
  • 浴槽側の壁際

 

シャワーを取り付ける場所を考えるにあたって、意識しておきたいのが「場所の選定」と「高さの考慮」です。

浴室に比較的広めのスペースがある場合、シャワーを取り付けると浴槽に湯船を張りながら頭や身体を洗えるので効率的に入浴が行えます。

浴室に比較的大きな鏡が備わっている場合、付近にシャワーを設置するとボディチェックや髭剃りをしやすくなるのがメリットです。

浴槽側の壁際にシャワーを取り付けるのは、浴室自体が狭い家の場合におすすめです。

その日の状況に応じて、お湯を張らずにシャワーのみで済ませられる環境を整えやすい傾向にあります。

小さな子どもや足腰に不安のある家族が同居しているなら、シャワーの高さを調節できる機器や、自由な姿勢で使えるハンドシャワーの導入も検討しましょう。

私のリフォーム費用はいくら?

※1時間以内に74人が ヌリカエで料金診断しました。

シャワーの取り付けにかかる費用の相場は?

シャワーの取り付けにかかる費用は、浴室の給湯方法やお湯の張り方によって変わります。

  • お風呂場に給湯器がある場合
  • お風呂場に給湯器がない場合

 

シャワーの取り付けにかかる費用をパターン別にそれぞれ解説します。

お風呂場に給湯器がある場合

お風呂場にシャワーに使える給湯器がある場合は作業が比較的簡単に行えるため、かかる費用は3万円ほどです。

既存の給湯器の一部を改修し、新たにシャワーホースを取り付け、シャワーヘッドを装着する改修のみで新しいシャワーが使えます。

シャワー取り付けが予算よりも安価で済むため、合わせて使いやすい設備やグッズの導入も検討できるでしょう。

お風呂場に給湯器がない場合

お風呂場にシャワーに使える給湯器がないケースもあります。

それは、バランス釜や追い炊き専用の給湯器がある場合です。

この場合新規に給湯器を設置する必要があるため、初期費用として給湯機代15〜45万円前後+工事費がかかります。

お湯が出るシャワーを取り付けるためには、給湯器の設置やそれにともなう配管工事も必要です。

場合によっては給湯器が2つ存在し、スペースをとる原因にもなりかねません。

そのため、給湯器自体の交換や浴室の構造自体のリフォームも選択肢に入れる必要があります。

バランス釜をシャワー付きのタイプに変えたり、給湯器を設置してお湯が使える水栓を用意したりといった対処法も可能です。

バランス釜自体がないお風呂の場合は、シャワーを取り付ける位置を決めたうえで、お湯張りにも使える給湯器の設置をしましょう。

私のリフォーム費用はいくら?

※1時間以内に74人が ヌリカエで料金診断しました。

シャワーの取り付けはDIYでも可能?

DIY(Do It Yourself)とは直訳すると「自分自身で行う」意味です。「シャワーの取り付けはDIYでも設置可能か?」と考える方も少なくありません。

シャワーの取り付けはDIYでも行えるかどうかは、取り付ける箇所やお風呂のタイプによって変わります。

シャワーの取り付けにおけるDIYについて、パターン別にそれぞれ解説しますのでぜひ参考にしてみましょう。

シャワーヘッドの取り付けだけならDIYでも可能

シャワーヘッドの部分の取り付や交換だけならDIYでも設置可能です。

多くの家電量販店や通販サイトではシャワーヘッドが単体で売られており、付属の説明書や関連サイトにも設置方法が書かれています。

シャワーヘッドの取り付けに使う工具も工務店などで揃えやすいため、施工に自身のある方や、リフォームに予算をかけたくない方はDIYでの取り付けも視野に入れましょう。

シャワー自体の取り付けはDIYでは困難

シャワー自体を取り付ける場合、既存の湯沸かし設備などに手を入れる必要があるため、DIYで行うのは困難なパターンがほとんどです。

お風呂場は給湯器や水道など、扱うのに専門知識を要する設備が多く存在します。

事前知識のない状態でのリフォームは、漏水や火災など思いもよらぬ事故の原因となりかねません。

なかでもシャワーの取り付けでは、水を引くルートやお湯を沸かす設備が必要である場合が多いです。

お風呂場のリフォームに関する知見がない場合は、プロの業者にリフォームを依頼しましょう。

私のリフォーム費用はいくら?

※1時間以内に74人が ヌリカエで料金診断しました。

シャワーを設置する業者の選び方

シャワーを設置する業者を選ぶ際には事前の相談から事後のフォローまでの全体的なステップや、取り付けの実績があるを判断する必要があるでしょう。

ここでは、シャワー取り付けを依頼する業者を選ぶ際のポイントを3つ、それぞれ解説します。

  • シャワーの取り付けにおける実績があるか
  • 見積もりがわかりやすく、アフターケアは充実しているか
  • トラブル時に安心して問い合わせできる体制は整っているか

 

各ポイントをそれぞれ解説するので、ぜひご覧ください。

シャワーの取り付けにおける実績があるか

依頼を検討している業者は「シャワーの取り付け経験や事例があるか」を、事前にしっかりリサーチしましょう。

リフォームの依頼を検討している業者にシャワーの取り付けにおける施工実績がある場合、設置場所や浴室の状況などを質問するとより具体的なイメージがつきます。

リフォームの実績がたくさん掲載されていても、シャワーの設置工事をあまり実施していない業者への依頼は慎重に検討するべきです。

業者には得意分野・苦手分野があるケースも少なくありません。

シャワーの施工実績がない場合、職人がこの設備を設置するのが苦手な可能性も高いです。

数多くの浴室リフォームを手がけている業者でも、得手不得手はあります。

ホームページにシャワーに関する記事や施工実績があるかどうかを確認し、見つからなかった場合は見積もりの段階で直接質問するのもよいでしょう。

見積もりがわかりやすく、アフターケアは充実しているか

事前の見積もり、事後のアフターケアがしっかりしているかは、シャワー取り付け工事を業者に依頼する前に確認すべきポイントです。

事前の見積もり段階では、シャワーヘッドやラックなどの設置料金の相場を事前にリサーチしたうえで、業者によって提示された金額と見比べましょう。

設置後に何か問題があった場合、迅速に対応できるかも業者を選ぶ際には重要です。

価格が安く評判がよかったとしても、施工後のアフターケアができないなら業者への安心感はどうしても薄れます。

シャワーの取り付け後に問題が発生した際の連絡先・問い合わせ方法も、事前に施工前に業者に確認してください。

アフターサービスの掲載がなく、問い合わせ方法の確認に対し曖昧に応じる業者へ依頼をするのは避けましょう。

トラブル時に安心して問い合わせできる体制は整っているか

故障や異常などのトラブル発生時に問い合わせできる環境が整備されているかは、シャワー取り付けの依頼先を選ぶうえで必ず確認したいポイントです。

シャワーに関するトラブルは、風呂場が使えない状態が続くだけでなく、長時間放置すると浸水やカビの原因になります。

シャワーに関するトラブルが発生した際のサポート体制を確認する際のポイントは、以下の3つです。

  • 問い合わせ可能時間
  • 故障や異常パターン別の対処方法が適切か
  • 問い合わせから到着までの時間
  • 故障時に修理をする際の施工速度

 

夜間でも故障に対応できる業者や、到着までの時間が短い業者を利用すれば、水道トラブルに素早く対処しやすくなるでしょう。

私のリフォーム費用はいくら?

※1時間以内に74人が ヌリカエで料金診断しました。

まとめ

シャワーの取り付けは、既存の浴室の設備をしっかり調べたうえで予算をきめて計画的に行いましょう。

予算が少ない場合は、DIYで費用を抑えるのも検討してください。

給湯方法やお湯の張り方などを見直す必要がある場合、DIYで行うよりもプロの業者に任せたほうが、シャワーの取り付け全体をスムーズに行える場合もあります。

シャワー取り付けをプロに依頼する場合、事前の見積もりからアフターケアまでの体制を複数社見比べた、依頼先はどこにするか家族で話し合いましょう。

お風呂リフォーム あなたの場合の金額は?
TOPへカエル