お風呂が寒い原因と今スグできる寒さ対策を紹介

冬場にお風呂に入ったときに、ヒヤッとしたイヤな寒さを感じたことがある方は多いと思います。

温まろうと思ってお風呂に向かったものの、脱衣所や浴室の空気が冷たいのはつらいものです。
お風呂が寒いと、急な温度差で血圧が急激に上下して倒れてしまう「ヒートショック」などの危険もあります。

本記事では、お風呂場が寒くなる原因や、自分でできる浴寒さ対策などを解説します！

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お風呂が寒い原因は？その危険も解説

温かなお風呂で一日の疲れを取るために浴室へ向かったものの、湯船に入る前の空気の寒さや床の冷たさにゾクっとした経験はありませんか？

お風呂が寒い主な理由は、断熱性が低いことと、床や壁が冷えやすい素材でできていることにあります。
また、窓のあるお風呂の場合は外の冷気が入り込みやすいことも原因です。

外の冷たい空気がまず浴室の床や壁を冷やし、その床壁がお風呂内の空気の温度を下げ、そこに人が入るとヒヤッとした寒さを感じるのです。

お湯に入ればすぐ身体は暖まるかもしれませんが、寒さを感じている状態から湯船に浸かると今度はヒートショックのリスクがあります。

ヒートショックとは、急な温度の変化で血圧が急上昇・急下降することにより、身体に害を及ぼすこと現象のことです。

暖かい部屋から寒いお風呂へ移動すると、血管は収縮し血圧は上昇します。
その状態で温かい湯に入ると、今度は血管が急に広がって血圧が下がり、短時間で心臓に大きなストレスを与えるのです。
その結果、めまいや立ちくらみのほか、ときには心筋梗塞などにつながる危険もあります！

ヒートショックは若い年代の方にも起こることがありますが、とくに高齢者や心の疾患がある方は注意を払うことが必要です。

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お風呂が寒いときに今すぐできる7つの対策

前章のように、お風呂が寒いと快適な入浴時間が損なわれるばかりか、ヒートショック等のリスクもあります。
まずは、プロの手を借りず自分ですぐにできる方法で、寒さ対策をしてみましょう。

今すぐできる対策には以下のようなものがあります。

まずは、お湯を使って床や壁をあらかじめ温める方法があります。
具体的には、入浴前のお湯はりを浴槽の蓋を開けたまま行ったり、熱いシャワーで行ったり、服を脱ぐ前にお風呂の床や壁にお湯のシャワーをまくといった方法です。

また、お風呂の換気を止めることで外気を入れないことでも寒さを軽減できます。入浴の前や最中は窓を閉めるだけではなく、換気扇も止めてみましょう。
床が冷たくてつらい場合は、木製のすのこを敷くことであのヒヤッとしたイヤな感触を感じずに済みます。なお、換気の一時停止や木のすのこで対策をする場合は、カビの発生に注意しましょう。

ほかにも、冷気の主な入口である窓の断熱性を高める工夫も効果的です。
窓ガラスにエアーキャップ（梱包用のプチプチ）や市販の窓断熱シートを張ったり、住宅気密に使う粘着テープで冊子や換気扇のすき間を塞いだりするとよいでしょう。

脱衣所にコンセントがある場合はヒーターを購入して使用すれば、浴室と脱衣所を一気にあたためることができます。

まとめ：お風呂の寒さは自分でできる対策やリフォームで改善！

お風呂が寒くなる主な原因は断熱性が低いことであると解説してきました。
特に窓がある浴室では、外からの冷気が入り込むため寒さが増します。

寒い浴室はヒートショックのリスクを高めるので注意が必要です。

お風呂の寒さを和らげるためには、浴室を暖めるために浴槽のお湯やシャワーの蒸気を使う、冷たい床に直接触れないで済むようすのこやシートを敷く、換気扇を入浴中は止めるなどの対策が効果的です。

これらの工夫でも冷えが解消しない場合、断熱リフォームによる寒さ対策が必要でしょう。
壁、床、天井に断熱材を追加する、窓の断熱リフォームする、床材の交換、床暖房の設置などの対応がよくとられています。

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また、さまざまなお風呂のリフォームの事例も紹介しているので、参考にしてみてください。