ディスポーザーが動かない!どうしよう?6つの原因と対策を具体的に解説

  • 【更新日】2023-12-11
ディスポーザーが動かない!どうしよう?6つの原因と対策を具体的に解説

ディスポーザーは、生ごみを砕いて台所の排水口に流せる装置です。

見栄えの悪い三角コーナーが不要になり、生ごみによる異臭や害虫の発生も防止できるのは、大きなメリットです。現在は分譲マンションなどを中心に普及が進んでいます。

しかし、ディスポーザーは家電製品なので、様々な原因で動かなくなることがあります。

うんともすんとも言わなくなったり、ピーピーいうだけで生ゴミを処理できなくなったりと症状もさまざまです。

急に動かなくなると、生ごみが処理できずに不便ですし、故障してしまったのかと不安になってしまいます。

この記事では、ディスポーザーが動かない6つの原因と、その直し方を解説します。

ディスポーザーが動かない原因と対策、修理や交換が必要になる目安、そして修理や交換の相場から業者選びのポイントまで解説しています。

ぜひ、最後までチェックしてください。

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ディスポーザーが動かない!6つの原因と対策を解説

ディスポーザーが動かないと、生ごみを効率よく処理できなくなります。

普段からディスポーザーを活用している場合、急に動かなくなっても生ごみ用のゴミ袋や三角コーナーがなく、生ごみの処理に困ってしまうことがあります。

また、生ごみの発生はゴミ出しなどの負担につながり、生活にも影響が出てしまいます。

そのような状況は一刻も早く解決したいので、すぐに修理や交換をしたくなってしまいますよね。

しかし、ディスポーザーは色々な原因で動かなくなるので、故障と決めつけるのは早いかもしれません

まずは動かない原因を探り、自分でできる範囲の対応を試みましょう。

以下のように、ディスポーザーが動かない6つの原因と、その直し方を解説していきます。

  • 原因その1: コンセントが抜けている
  • 原因その2: 過熱保護装置の誤作動
  • 原因その3: スプーンなどの混入
  • 原因その4: 食べ物カスの嚙み込み
  • 原因その5: 漏電ブレーカーの作動
  • 原因その6: 部品の劣化や故障

原因その1: コンセントが抜けている

ディスポーザーが動かない原因の1つ目は、コンセントが抜けていることです。

ディスポーザーは家電製品と同じく電力で動いているため、コンセントが抜けていると動きません。

まずは、電源プラグがコンセントから抜けていないかを確認してください。

コンセントを入れ直すだけで、問題なく動き始めることがあります。

また、ブレーカーが落ちていても電力が供給されないので、コンセントを入れても反応がない場合は、ブレーカーを確認してください。

電力が供給されていなかっただけの場合、修理や交換は不要となり、安心して使用を継続できます。

原因その2: 過熱保護装置の誤作動

ディスポーザーが動かない原因の2つ目は、過熱保護装置の誤作動です。

加熱保護装置とは、ディスポーザーのモーターが発熱で壊れてしまわないよう、一定の温度を超えると作動するものです。

この装置の作動有無は、機種ごとに設けられたリセットボタンを見ることで確認ができます。

よくあるタイプでは、ディスポーザー本体の底や横にボタンがあり、動作中はボタンが飛び出ていることが多いです。

もし、何らかの拍子でこの装置が誤作動を起こした場合、ディスポーザーが動かなくなってしまいます。

まずはお使いの機種の取扱説明書を確認しつつ、リセットボタンの状態を確認してください。

もし誤作動が理由であれば、ボタンを解除することでいつも通り使用できるようになります。

しかし、それでも使用できず、再びリセットボタンが解除前の状態に戻ってしまう場合は、誤作動ではなく異物混入の可能性が高いです。

次の原因その3で、詳細と対策を解説していきます。

原因その3: スプーンなどの混入

ディスポーザーが動かない原因の3つ目は、スプーンなどの異物混入です。

原因その2で説明した加熱保護装置は、通常の使用ではあまり作動することはありません。

しかし、食器類やプラスチックなどの硬い異物がディスポーザーに挟まると、それをいつまでもすり潰せないことでモーターに負荷がかかり、装置が作動することがあります。

そのため、ディスポーザーが動かなくなり、加熱保護装置のリセットボタンを押しても解決しない時は、異物の混入を確認してください。

確認の際には安全のため、ディスポーザーの電源プラグを抜いてから作業するようにしましょう

異物が見つかったら取り除き、加熱保護装置のリセットボタンを押します。

その後、ディスポーザーが安定して作動するようになれば、引き続き使用しても問題ありません。

もし、明らかな異物があるが取れない場合は、業者に相談しましょう。

異物混入はトラブルにつながりやすいので、普段から生ごみ以外のものを落とさないよう、注意して使えると良いですね。

原因その4: 食べ物カスの嚙み込み

ディスポーザーが動かない原因の4つ目は、食べ物カスの噛み込みです。

明らかな異物が見られなくても、硬めの生ごみが噛み込んでしまい、モーターに負担をかけ加熱保護装置が作動するケースがあります。

また、処理しきれないほどの量の生ごみを投入した場合も噛み込みが生じて、装置が作動する可能性もあります。

こうした噛み込みの対策時には、機種によってレンチなどの噛み込み解除用ツールが付属しているので、それを用いると良いです。

まずは安全のため、ディスポーザーの電源プラグを抜いてから作業するようにしましょう

​​解除ツールを投入口から挿入して、左右に回してみて、円盤の部分が回れば成功です。

加熱保護装置のリセットボタンを押し、ディスポーザーが作動するようになれば問題ありません。

噛み込みの対策は手間がかかるので、繊維質の野菜や魚の骨など、硬めの生ごみを投入する時は機種ごとの対応状況に基づき、慎重に判断することが望ましいです。

原因その5: 漏電ブレーカーの作動

ディスポーザーが動かない原因の5つ目は、漏電ブレーカーの作動です。

ディスポーザーは、故障による事故や火事を防ぐための漏電ブレーカー付きの電源プラグを採用しているものが多いです。

これが何らかの理由で作動している場合、通電されないので、ディスポーザーが動かなくなります。

漏電ブレーカーが作動しているかどうかは、まずは電源プラグを確認します。

漏電を示すランプが点灯している場合、漏電ブレーカーが作動しています。

これを復旧させるには、通常はランプの横にあるボタンを押し込みます。

ランプの消灯を確認後、ディスポーザーを動作させ、安定的に動作して再び漏電ブレーカーが作動しなければ復旧完了です。

もし、ボタンを押し込んでもランプが消えない、ディスポーザーが動作しない、再び漏電ブレーカーが落ちてしまう場合は、故障の可能性があるため業者に相談しましょう。

原因その6: 部品の劣化や故障

ディスポーザーが動かない原因の6つ目は、部品の劣化や故障です。

これまで説明してきた5つの原因にあてはまらない場合は、故障の可能性があります

速やかに業者に連絡して状況を説明し、必要に応じて修理や交換を相談しましょう。

ディスポーザーも他の家電製品と同様、耐用年数があり、長年の使用で部品が劣化します。

しかし、耐用年数を超えて使用できるか、短期間で修理が必要になるのかは、日々の使い方に左右されます。

便利なディスポーザーも、故障が多発し修理や交換の負担が重くなってしまうと困ってしまいますよね。

次のパートでは、ディスポーザーの故障を防ぎ、長く使うための注意点を解説していきます。

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ディスポーザーが動かなくなるのを防ぐ6つの注意点

ここからはディスポーザーの停止や故障を防ぐためにできる、6つの注意点を紹介していきます。

  • 注意点その1: 処理できない物をしっかり把握する
  • 注意点その2: 熱湯を流さない
  • 注意点その3: 漂白剤を流さない
  • 注意点その4: 油を流さない
  • 注意点その5: 適切な方法で洗浄する
  • 注意点その6: 取付は必ずプロに依頼する

 

投入口に流すべきではないもの、正しいお手入れの仕方など、少しの心がけで実施できるものを多く紹介しています。長く使い続けたい方は、ぜひ参考にしてください。

ディスポーザーが動かなくなるトラブルを回避できれば、日々の生活が楽になります。

注意点その1: 処理できない物をしっかり把握する

ディスポーザーが動かなくなるのを防ぐ1つ目の注意点は、処理できない物をしっかりと把握することです。

一般的に、ディスポーザーに入れてはいけないものは、繊維質のもの、硬いもの、大量のものがあります。

繊維質のものとは、長ねぎ、とうもろこしの皮やヒゲ、玉ねぎの皮など。

これらはディスポーザーの粉砕刃に絡まりやすく、停止の原因となります。
硬いものとは、肉の骨、サザエや卵などの殻、とうもろこしの芯、果物の種など。

硬すぎるものは粉砕できず、モーターが回らなくなり、停止の原因となります。

大量のものとは、投入するものの硬さは問わず、一度に大量のものを投入すること。

処理が追いつかなくなることで、モーターの負荷が高まり、停止の原因となります。

注意点その2: 熱湯を流さない

ディスポーザーが動かなくなるのを防ぐ2つ目の注意点は、熱湯を流さないことです。

水道や食洗機からの温水程度は問題ありませんが、熱湯を流すと、本体内部の熱変形や腐食を引き起こす可能性があります

それが水漏れを引き起こすと、漏電の発生や基盤の故障につながりかねません。

調理途中で発生するゆで汁などは、水道水で冷ましてから流すと安心です。

また、熱湯は煮沸消毒のイメージから、ディスポーザーを衛生的な状態に保つイメージがあり、意図的に流している方もいるかも知れません。

しかし、本体にとってはダメージが大きいので控えてください。

注意点その3: 漂白剤を流さない

ディスポーザーが動かなくなるのを防ぐ3つ目の注意点は、漂白剤を流さないことです。

水回りで用いられるキッチンシンクやディスポーザーは通常、錆に強く作られています。

中でもステンレス製の部品は、錆びにくいことが特徴ですが、完全に錆びないわけではありません。

部品に漂白剤が付着し、それが長く続くと「もらいサビ」が発生する場合があります

これは、部品の表面に付着した微細な鉄粉がサビて、こびりついてしまう現象です。

サビから穴が空いてしまうと、漏水などの原因につながるため、漂白剤の使用は控えましょう。

注意点その4: 油を流さない

ディスポーザーが動かなくなるのを防ぐ4つ目の注意点は、油を流さないことです。

油は普段の調理で発生するので、ついディスポーザーに流しがちかも知れません。

しかし、油を流してしまうと、ディスポーザーの部品や排水管が劣化しやすくなります

また、排水管の中でオイルボールという油の塊が形成され、詰まりの原因になることがあります

油を流すことが劣化につながるのは、ディスポーザーに限らず、通常のキッチンシンクでも同様です。

調理時に出た油は、冷まして固めるか紙で拭き取るなどして、可燃ごみとして出すようにしましょう。

注意点その5: 適切な方法で洗浄する

ディスポーザーが動かなくなるのを防ぐ5つ目の注意点は、適切な方法で洗浄することです。

週に2〜3回はお手入れをすることで、動かなくなることを防ぎ、製品寿命の延長にもつながります

お手入れの方法は、目的やパーツ箇所により異なります。

ディスポーザーの投入口は、電源プラグを抜いてからパーツを外し、食器用の抽選洗剤で洗います。

内部のお手入れは、氷と一緒に食器用の中性洗剤を入れて、ディスポーザーを運転させると、ぬめり取りや残った生ごみに効果的です。

配管のお手入れは、バケツなどに貯めた大量の水を一気に流す方法があります。

また、熱湯は厳禁ですが、60℃程度のお湯を流すことで配管内の油に働きかけ、詰まりを解消することができます。

注意点その6: 取付は必ずプロに依頼する

ディスポーザーが動かなくなるのを防ぐ6つ目の注意点は、ディスポーザーの取り付けは必ずプロに依頼することです。

ディスポーザーは個人で購入して、取り付けることは可能です。工賃などを節約できるので、短期的にはお得になるかも知れません。

しかし、漏水や廃水処理のトラブルにつながりかねず、長い目で見るとおすすめできません。

業者に依頼し、プロの力を借りた方が正しく取り付けられ安心です。

また、アフターサービスの相談などにも応じてもらうことも期待でき、長く使用できる可能性も高まります。

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ディスポーザーの耐用年数は7年程度

ディスポーザーの耐用年数は機種によるものの、7年程度だといわれています。

普段の使い方によっては、さらに短い場合もあるため、これまで見てきた注意点を参考に使い方やお手入れに気をつけましょう。

しかし、丁寧な手入れをしたり、耐用年数を超えて長く使えたとしても、結果的に修理が不可能になる場合があります。

なぜなら、家電製品はメーカーごとに、故障時の修理に必要な部品の最低保有期間を定めています。

ディスポーザーの場合、最低保証期間を6〜7年としているものが多く、その期間を超えると必要な部品が手に入らなくなる可能性があるためです。

なお、最低保有期間は、その製品が製造してからの期間のため、終売近くの製品を買う際には注意が必要です。

また、ほとんどのディスポーザーには保証期間があり、この期間の自然故障などは無料で交換してもらえます。

しかし、非正規ルートでの購入は保証が受けられなくなる恐れがあるため、業者を通じての取り付けがおすすめです。

>>キッチンの耐用年数は何年?

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ディスポーザーが動かない時の修理・交換の相場

ここまでの記事で、ディスポーザーが動かない時の原因と直し方、防止方法を説明してきました。

しかし、本当に動かず修理や交換となる場合、費用がいくらになるのか気がかりですよね。

修理は業者や機器の状況にもよりますが、1〜2万円程度の工事費に加えて、パーツが必要な場合はその費用と、不要なパーツの処分費が数千円という場合が一般的です。

交換を依頼する場合は、本体が6〜7万円、作業費が2〜3万円と、10万円程度は見ておきましょう。

なお、普通のシンクに戻すこともでき、その場合は約2万円が相場となります。

修理と交換を比べると、修理の方が安いですが、使用年数が比較的経っている場合は交換の方が長期的には安くなる場合もあります。

まずはキッチンリフォームの無料相談を活用し、業者に相談してみるのがおすすめです。

>>キッチン本体・機器を交換する費用相場

次項からは、ディスポーザー交換のリフォームに際して、良い業者を選ぶにはどのような点を注意すべきか、解説していきます。

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ディスポーザーが動かない時の業者選びの3つのポイント

ディスポーザーのリフォームは、業者によって質や値段がまちまちです。

良い業者にお願いすると、満足できるディスポーザーの交換をリーズナブルな価格で実現できます。また、しっかりしたアフターサービスも期待できます。

しかし、良くない業者の場合、ニーズに合わない製品を提案されるだけでなく、割高な費用の請求や、交換後のトラブル対応が不十分などのリスクが高まります。

  • ポイントその1: キッチンに強い
  • ポイントその2: 水道局指定工事店である
  • ポイントその3: アフターサービスや保証がしっかりしている

 

上記のとおり、良い業者を見極める3つのポイントを深堀りしていきます。

ポイントその1: キッチンに強い

ディスポーザーの交換は、色々なリフォーム業者にお願いできますが、業者ごとに得意分野に違いがあります。

評判の業者や、大手のリフォーム業者だからといって、安心できるとは限りません。

キッチン関連の対応には慣れておらず、的はずれな提案や見積もりをされる恐れがあるためです。

まず、ディスポーザーの交換の相談をする際には必ず、キッチンリフォームに強い業者を選びましょう。

中でも、ディスポーザーのリフォーム実績がある業者を選ぶのがおすすめです。

予算やニーズに合わせて、最適なディスポーザーを提案してくれる可能性が高まります。

ポイントその2: 水道局指定工事店である

ディスポーザー交換の業者を選ぶにあたり、水道局指定工事店であるかを確認しましょう。

水道局指定工事店とは、各地の水道事業者より、「給水・排水装置工事が適切に行えるもの」として指定を受けた工事店です。

指定を受けていない業者との大きな違いは、対応できる工事内容に違いがあることです。

ディスポーザーの交換において、指定業者しかできない工事が発生するにもかかわらず、非指定業者に依頼してしまうと、後々のトラブルにつながるケースがあります。

例えば、将来的に指定業者に依頼し直す必要が生じたり、本来必要な工事が行えず非指定の範囲で済まされたりする場合があります。

どのような工事が必要になるかは素人では判断が難しいので、業者を選ぶ際には、水道局指定工事店であることを必ず確認しましょう

ポイントその3: アフターサービスや保証がしっかりしている

リフォーム業者を選ぶ際には必ず、アフターサービスや保証制度を確認しましょう。

ディスポーザー本体の価格や交換に関する費用自体は同じでも、業者によっては保証の内容や期間が異なることがあるため注意が必要です。

ディスポーザーには寿命がありますし、注意して使っていてもうっかり故障してしまうリスクはあります。

アフターサービスや保証がしっかりしていれば、気軽に相談や修理の依頼が可能です。

せっかく交換したディスポーザーを長く使い続けるためにも、注意深く調べるのがおすすめです。

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ディスポーザーが動かない時は早急に対応しよう

ディスポーザーが動かなくなることは、使い続ける中でいつか起こります。

その際はまず、故障だと決めつける前に、コンセントや漏電ブレーカーの状態や、異物が混入していないかを調べるようにしましょう。

それでも問題が解決しない場合、キッチンリフォームに強く、水道局指定工事店であり、アフターフォローがしっかりしている業者に相談しましょう。

業者によって条件や提案が違うので、複数のリフォーム業者を比較することが大事です。

ぜひ、キッチンリフォームの無料相談を活用して、良い業者を見つけてくださいね。

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