キッチン解体はDIYでする?業者に依頼する?解体にかかる費用と注意点も解説

  • 【更新日】2023-12-08
キッチン解体はDIYでする?業者に依頼する?解体にかかる費用と注意点も解説

キッチンの交換・撤去の際には、キッチンの解体が必要になります。

本記事では、キッチンの解体費用の相場と、業者に依頼する場合、自分でDIYを行う場合の注意点、業者の選び方について解説します。

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キッチン解体の費用相場

最初に、キッチン解体を業者に依頼した場合にかかる費用相場について解説します。

キッチンのサイズや、I型L型などのタイプによっても費用は変動しますが、費用相場は3万円~8万円程度となっています。

費用の内訳は以下の通りです。

  • 解体撤去費用 1.5万円~3万円
  • 廃材処分費用 1万円~3万円

なお、業者にもよりますが、キッチンタイルやキッチンパネル、壁紙なども追加のオプションで撤去してもらうことができ、費用相場は次の通りです。

  • タイル撤去費用 1万円~4万円
  • パネル撤去費用 8,000円~1万円
  • 壁紙クロス撤去費用 8,000円~1万円

複数の工事を同時に行う場合には、撤去費用が割引される可能性もあるため、まずは業者に相談してみましょう。

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キッチン解体の方法はDIYと業者に依頼の2つ

キッチン解体を行う方法には次の2つがあります。

  • DIYで自分で解体する
  • 業者に解体を依頼する

それぞれのメリット・デメリットと注意点を解説します。

DIYで自分で解体する方法

DIYで自分でキッチンを解体することができるのか、検討される方も少なくありません。

キッチン解体を自分で行うメリットは、費用を安く抑えられること、好きな時間に作業ができることが挙げられます。

一方、デメリットとしては、業者に比べるときれいに撤去することができないこと、時間がかかってしまうこと、自分で道具を準備する必要があることなどが挙げられます。

DIYで行う最大のメリットは費用の節約ですが、業者に支払う数万円の撤去費用を削減できても、道具の準備や廃材の処分には費用がかかります。

DIYの経験や技術にもよりますが、配管工事なども発生するため、結果として業者に依頼した方が安全かつ短時間で済む場合が多いです。

目先の費用だけではなく、全体的な費用や時間、安全性の観点からも、自分で解体するか業者に依頼するかを決めましょう

業者に依頼して解体する方法

キッチン解体をプロである業者に依頼するメリットは、安全なことと、自分で解体するよりも短時間で済むことが挙げられます。

一方、デメリットは業者に作業費用の支払いが発生する点です。

DIYの経験があまり多くない場合には、業者に依頼することをおすすめします。

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キッチン周りの解体・撤去費用相場

キッチンを解体する時に、同時にキッチン周りの設備も撤去することがあるでしょう。

ここからは以下の設備の撤去費用を解説します。

  • 吊り戸棚
  • キッチンカウンター
  • キッチンパネル
  • キッチンの垂れ壁
  • キッチンの袖壁

いずれも、撤去費用は1.5万円~2万円程度となっています。

それぞれ、補修費用などもあわせて解説していきます。

吊り戸棚の解体・撤去費用相場

吊り戸棚とは、壁の上部や天井に直接取り付けられた収納棚のことで、ウォールキャビネットとも呼ばれています。

キッチンの吊り戸棚の撤去費用は1.5万円~2万円程度です。

もし、撤去後の補修も併せて行う場合は、7万円程度となります。

キッチンカウンターの解体・撤去費用相場

キッチンカウンターとは、キッチンとダイニングとの仕切りを兼ねた台のことです。

キッチンカウンターの撤去は1.5万円~2万円程度で可能です。

撤去後に壁や床の補修も一緒に行う場合、追加で10万円程度かかります。

キッチンパネルの解体・撤去費用相場

キッチンパネルは、ガスコンロなどの加熱機器周辺の壁面に取り付けるパネルのことです。

キッチンパネルの撤去費用の目安は1.5万円~2万円程度です。

この費用は、一般的なキッチンパネルの広さである1平方メートルから2平方メートルの相場のため、面積によって変動します。

キッチンの垂れ壁の解体・撤去費用相場

キッチンの垂れ壁とは、キッチンと他の居室との間にある、天井面から50センチメートル以上下がった垂れ壁のことです。

キッチンの火元から火災が発生した場合に、ほかの部屋に煙が充満しないことを目的として設置されています。

キッチンの垂れ壁の撤去は1.5万円~2万円程度で可能です。

撤去後に壁の補修も一緒に行う場合、追加で10万円程度となっています。

キッチンの袖壁解体・撤去費用相場

袖壁とは、キッチンの目隠しや防火のために、壁に対して直角に張り出している壁のことです。

キッチンの袖壁の撤去は1.5万円~2万円程度です。

撤去後に壁の補修も併せて行う場合は上記項目と同様に、追加で10万円程度かかります。

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キッチン解体をDIYで行うときの4つの注意点

ここからは、DIYでのキッチン解体を検討されている方に向けて、次の4つの注意点を解説します。

  • 業者に依頼するよりもキッチンが利用できない時間が長くなる
  • 廃材処分費を用意する
  • 怪我をしないよう安全性に注意する
  • 資格が必要な工事もある

ひとつずつ詳しく解説します。

業者に依頼するよりもキッチンが利用できない時間が長くなる

キッチン解体を業者に依頼した場合、半日から1日程度で完了します。

一方で、DIYに慣れていない人が、キッチンの解体作業を行った場合、2日~3日程度かかることがあります。

解体作業中はもちろん、新しいキッチンを設置するまでは、キッチンが使用できないため、自炊ができないことを予定しておきましょう。

廃材処分費を用意する

上述のように、キッチンの解体には廃材処分費用が1万円~3万円かかります。

この廃材処分費用は、自分で解体する場合にも発生する費用です。

廃材処分費用は1立方メートルの容積換算で算出し、費用相場は1立方メートル当たり約3000円から約8000円です。

ただ、石膏ボードなどの有害物質を含む廃材の場合は、1立方メートル当たり1.5万円程度になるため注意しましょう。

怪我をしないよう安全性に注意する

DIYにあまり慣れていない人が解体作業をするときには、怪我のリスクがあります。

電動工具を使っての解体作業などをするときには、使い方を誤ると大怪我につながります。

慣れている業者でも怪我をすることはあるため、安全性に細心の注意を払いましょう

また、仕事中の事故であれば労働災害保険の休業補償が適用されますが、職人ではない一般の方のDIYによる事故は、労災認定を受けることができません。

そのため、安全性の観点から、できれば業者への依頼をおすすめします。

資格が必要な場合もある

既存のキッチンを解体する際には、資格が必要となる場合もあります

キッチンに付属の設備機器を取り外す場合などは、電気工事やガス管工事の資格などが必要となる場合があるため注意が必要です。

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キッチンを業者に解体してもらうときのポイント

ここからは業者にキッチンを解体してもらう際の2つのポイントを解説します。

  • 有資格者がいる業者に依頼する
  • キッチン交換の場合はリフォーム業者に依頼する

一つずつご紹介します。

有資格者がいる業者に依頼する

キッチンなど内装の解体工事の場合には、建物の解体工事のような資格は必要がないため、建設業許可を持っている業者から、無資格の便利業者までさまざまです。

正しく安全な手順で解体してもらうためには、解体工事業や土木工事業、建設工事業など、いずれかの建設業許可を持っている業者や、解体工事業登録を行っている業者に解体を依頼すると安心です。

解体時にガス・水道などの配管工事が必要となる場合には、配管技能士のような資格も必要となるため、解体業者に依頼するときには、配管工事業者と連携して解体作業を進めてくれるかも確認するとよいでしょう。

キッチン交換の場合はリフォーム業者に依頼する

キッチン解体後に、また新たなキッチンを導入する場合には、解体から設置までを同じリフォーム業者に依頼するとよいでしょう。

同じ業者が担当することによって、解体と設置の工事期間も短くなり、費用も割引してくれる可能性があります

もし設置に不具合や不備があった場合でも、同じ業者であれば対応を依頼しやすいため、安心です。

「キッチン交換の時期・費用」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。

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キッチンの解体は有資格者のいる業者に依頼しよう

この記事では、キッチン解体について、費用相場やDIYで行う場合の注意点について解説しました。

DIYで自分で解体することもできますが、安全性の観点や、キッチンが使えない期間が長くなることなどから、業者に解体作業を依頼することをおすすめします。

もし、解体するだけではなく、新しいキッチンを設置することも決まっている場合には、リフォーム業者に依頼すると、工期の短縮や費用の面でも便利でしょう。

なお、リフォームに関して、業者選びでお悩みの方はぜひ「ヌリカエ」をご利用されてはいかがでしょうか。全国2,000社以上の中からご自身の地域に近く、条件の合った業者をご提案させていただきます。インターネットから複数の業者の見積もりを取り寄せられるので、ぜひお気軽にお試しください。

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