キッチン床にタイルを使う魅力とは？おすすめ商品や費用も紹介

調理中の水分や油分で汚れやすいキッチンの床には、汚れにくく耐久性の高いタイルが使われることがあります。

タイル製の床材はデザインやカラーも豊富で、他の素材にはない高級感も出せます。一方、触り心地が冷たく、目地に汚れが溜まりやすいことがデメリットです。

本記事では、キッチン床にタイルを選ぶ魅力やおすすめ商品、タイルにリフォームする際の注意点、交換費用の相場について解説します。

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キッチン床にタイルを使う魅力

キッチン床にタイルを使用する魅力には、次の3つが挙げられることが多いです。

• 汚れに強く掃除がしやすい
• 耐久性が高い
• デザインやカラーが豊富

それぞれ解説します。

汚れに強く掃除がしやすい

床材に使われるタイルは陶磁器製のため、汚れが付着しづらく掃除がしやすい点が挙げられます。

油汚れにも強く、変色やシミが発生しづらいため、きれいな状態のまま長く使うことができます。

フローリングのように定期的なワックスがけも不要で、メンテナンスの手間が少なくランニングコストを抑えられるのも魅力です。

耐久性が高い

タイル製の床材は、傷に強く耐久性が高い魅力もあります。フローリングのように重いものを落として凹むことがなく、クッションフロアのように表面が破れてしまうこともありません。

キャスター付きのキッチンワゴンを使用しても傷がつきにくく、補修や交換の回数を最小限に抑えられます。

デザインやカラーが豊富

出典：LIXIL

タイル素材は各メーカーから豊富なデザイン・カラーが販売されており、おしゃれなキッチンを実現したい方に適しています。

塩化ビニール素材の床材にはない質感も魅力で、複数のカラーを組み合わせたり、並べ方を工夫したりできるのもタイルの特徴です。

北欧風キッチンなど、洋風のキッチンとの相性が良く、キッチンのデザインにこだわりたい方におすすめの素材です。

キッチン床のタイルメーカーとおすすめ商品

キッチンの床材にタイルを検討している方に向け、おさえておきたいメーカーと商品を厳選してご紹介します。

LIXIL

LIXILは100年以上の歴史を持つ建材・住宅設備機器メーカーです。
種類が豊富で、内装用の床タイルだけでも50種類以上が発売されています。

おすすめのキッチン床タイル①アイコニック

出典：LIXIL

高級感のある上質な大理石調のタイルです。
上品なデザインのため、スタイリッシュなキッチンを作りたい人には特に向いています。
磨きタイルのため、天然大理石のように経年劣化による光沢が大きく減退することはありません。

グレー模様が大きく入った「スタッチャリオ」、ヒビのようなスジの入った「マルキーナ」など4色展開です。

おすすめのキッチン床タイル②リネンフェイス

出典：LIXIL

空間にアクセントをつけたい場合はリネンフェイスがおすすめ。
キッチンの床だけタイルにしたいという方は検討してみると良いでしょう。

六角形のセメント調は、他ではあまり見ない特徴的なデザインです。

おすすめのキッチン床タイル③コモドウッド

出典：LIXIL

他ではあまり見ない450×75角の小型の形状となっています。
横方向への抜け感を感じることができ、オープンキッチンと組み合わせることで開放感を出すことができます。

どれもウォールナットの深い色合いを楽しむことができます。

サンワカンパニー

サンワカンパニーは、デザイン系の住宅設備メーカーです。オリジナル商品だけでなく海外からの輸入品も数多く取り扱っています。
ネット販売（メーカー直販）の仕組みを取っているため、費用を抑えられています。

おすすめのキッチン床タイル①ダスト

出典：サンワカンパニー

コンクリート調の上品な色ムラのあるタイルです。
あたたかみがあり、洗練された空間が生み出されます。
リーズナブルな点もおすすめできるポイントです。

ホワイト、パール、スモークの3色が発売されています。
色味の少ないシンプルなキッチンにしたい場合は、打ってつけです。

おすすめのキッチン床タイル②レノス

出典：サンワカンパニー

異なる質感をもった味わいのあるタイルです。
特に北欧風のキッチンと相性がいいですよ。

甘すぎない配色なので、絶妙なキッチン空間に仕上がるでしょう。

おすすめのキッチン床タイル③プレシャス

出典：サンワカンパニー

天然の大理石を再現した、高級感のあるタイルです。
クラシックスタイルだけでなく、モダンスタイルにもマッチするでしょう。
耐水性・耐熱性に優れているので、床だけでなくキッチンの壁にも使用することができます。

スタンダードなホワイトから、最高級の大理石をモチーフにしたカラカッタゴールドなどがあります。

ADVAN

ADVANはヨーロッパやアジアを中心とした世界各国の建材の輸入・販売を行っています。
タイル施工会社が前身だったため、タイルには定評があります。

おすすめのキッチン床タイル①セラミカギヤマンテ400

出典：ADVAN

強度と耐用性を兼ね備えた実用的なタイルです。
保護材を染み込ませているため、油で汚れやすいキッチンには適しています。
メンテナンスも水拭き程度で十分なので、お手入れの負担もあまりかかりません。

カラーバリエーション豊富なので、お好みのキッチンイメージに近づけることができます。

おすすめのキッチン床タイル②ハイウッド

出典：ADVAN

木目調のタイルに光沢を施しています。
華やかさや高級感を出せるだけでなく、簡単な掃除で清潔感を保つことができます。

木目の美しさが際立つ「アーモンド」や、自然な濃淡を持つオークをスモークカラーで仕上げた「スモークオーク」など3色から選べます。

平田タイル

住宅設備や建材を取り扱っている平田タイルは、創業100年超える歴史ある企業です。
デザインやテクスチャにこだわったタイルを多く取り扱っています。
個性的なデザインをお探しの方にはおすすめです。

おすすめのキッチン床タイル①イブラ

出典：平田タイル

シチリア島で採取される石の質感を再現した床タイルです。
一見するとシンプルでマットに見えますが、よく見ると色むらや奥行を感じることができます。

どちらもどんなキッチンにも合わせやすい、オーソドックスな配色です。

おすすめのキッチン床タイル②リトプス

出典：平田タイル

多肉植物「リトープス」をモチーフとしています。
個性的な植物の特徴を、一風変わったストーン柄で表現しています。

ビビッドな色合いが個性と大胆さを演出してくれます。

キッチンの床をタイルにリフォームした事例

続いては、キッチンの床をタイルにリフォームした事例をいくつかご紹介します。

①床と壁のタイルを統一

出典：LIXIL

キッチンの床と壁材を同じ商品にした事例です。色がリンクすることで統一感が生まれ、引き締まった印象のキッチンになりました。

②キッチンの床部分のみをタイルに

出典：サンワカンパニー

フローリングのリビング・ダイニングとは違い、キッチン部分の床のみタイルにリフォームしました。異なる雰囲気を出すことができ、空間にメリハリを持たせることに成功しています。デザイン性の高いおしゃれなキッチンとの相性が良いです。

③床の一部分を個性的なタイルにリフォーム

出典：平田タイル

あえてキッチン全体ではなく、一部分に鮮やかな色合いのタイルを取り入れた事例です。主張を抑えつつも、遊び心がある斬新な柄が印象に残るキッチンとなりました。

キッチン床をタイルに交換する際の注意点

キッチンの床にタイル素材を使う場合、リビング・ダイニングの床材との境目をどう処理するかに注意が必要です。

また、フローリングを剥がしてタイルを1枚1枚貼り付ける工事は、DIYの初心者には難易度が高くなります。

この2つの注意点について、詳しく解説します。

タイルとフローリングの境目を整える

キッチンの床にタイル素材を使う場合には、どの範囲まで使うかを検討する必要があります。

キッチンの作業スペースにのみ採用することが多いですが、アイランド型などのオープンキッチンでは、リビングのフローリング部分と、タイルの境目をどこにするのか判断が大切です。

また、タイルとフローリングで色味や素材感が大きく異なる素材を使うと、ちぐはぐな印象を受けることもあります。

キッチンの間取りやレイアウトを考慮し、リフォーム会社と相談しながら床タイルの施工範囲を決めると良いでしょう。

DIYでタイルに張り替えるのは難しい

しかしタイル素材への交換には職人の技術力が必要となるため、初心者が行うことはおすすめできません。

そのためタイルを使ったキッチン床へのリフォームは、信頼できるリフォーム会社へ依頼するようにしましょう。

DIYをするならタイルシートを活用する

なお、既存のフローリングの上にタイルシート(タイル調のフロアシート)を貼り付けることで、タイル素材の雰囲気を実現することが可能です。

ネット通販などでも非常に多くのデザインが販売されているため、気に入ったタイルシートを見つけられるでしょう。施工も、シートをカットして、シールを剥がして貼るだけで完了するため、初心者でも簡単にDIYができます。

キッチン床をタイルに張り替えるリフォーム費用

採用するタイルのグレードや機能性、タイルを敷くキッチンの広さによって費用は変わります。床暖房を設置する場合には追加工事が必要になるため、費用・工期が増加します。

また、キッチン床の張り替えリフォームでは、既存の床の解体・処分費用もかかる点に注意してください。

キッチン床をタイルに交換する前にメリット・デメリットを押さえておく

キッチン床をタイルに交換する場合、タイル素材のメリット・デメリットについて十分に理解しておく必要があります。

掃除がしやすく耐久性が高い点、デザインが豊富な点がタイル素材のメリットですが、冷たい肌触りや高額なリフォーム費用、目地の汚れやすさといったデメリットもあります。

また、リビング・ダイニングがフローリングの場合、キッチンのタイル床材との調和を考える必要も出てきます。

タイル素材のデメリットを解消するには、フロアタイルやクッションフロアなどの床材を検討しても良いでしょう。

ご自身の住宅の場合はどれくらいのリフォーム費用がかかるのかを相談したい場合には、ぜひ「ヌリカエ」を利用して信頼できるリフォーム会社を探してみてください。

ヌリカエはWeb上から無料で利用できる一括見積もりサイトで、ご希望の条件に合ったリフォーム会社をご提案しています。ぜひお気軽に使ってみてください。

▼まだキッチンの床材を検討段階の方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

キッチンの床材の選び方！おすすめの床材を紹介

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