トイレのリフォームを行う際には、どのメーカーの商品を導入するかが重要です。メーカーごとの商品の特徴は違い、求める機能によっておすすめのものは変わります。
また、リフォームを成功させるには、施工業者の選び方も重要です。おすすめの商品から業者の選び方まで知り、トイレのリフォームをスムーズに成功させましょう。
POINT
- トイレメーカーは、「TOTO」「Panasonic」「LIXIL」がおすすめ
- 床材や壁材によって施工期間が長くなる点に注意
- リフォーム業者に依頼する前に経験や実績、リフォーム以外のサービスの充実度などを確認することが大切
トイレリフォームのおすすめメーカー4社
トイレをリフォームする際は、まずはどのメーカーのトイレを選ぶのか、商品から決めていくとよいです。いきなり商品単位で絞り込むことは難しいため、最初にメーカーごとの違いを比較し、そこから選択肢を絞り込んでいくとよいでしょう。
有名なのはこれら4社ですが、それぞれ特徴が異なるため、メーカーごとの強みを把握しておきましょう。
ジャニス:価格重視

コスト重視で選ぶなら、値引き率が高いジャニスがおすすめです。ジャニスは他社と比べるとややマイナーなブランドであるため、販売促進のために安価で商品を販売しています。安くても基本性能は充実しており、掃除のしやすさや節水機能などが搭載されていて、利便性は高いです。
トイレにそれほど高い性能を求めず、基本的な機能だけで安価に導入したい人におすすめでしょう。また、サポート体制も充実しており、商品の修理や調整なども行ってくれます。
ホームページにはセルフチェックの方法も掲載されており、自分でメンテナンスをしたい人にもおすすめです。
参考リンク:ジャニス
TOTO:機能性重視

トイレメーカーの中で特に知名度が高い「TOTO」は、高い技術による高性能な商品展開が特徴です。全国的な普及率も高いメーカーで、自宅だけではなく、公共施設やお店などでも広く使用されています。より高性能で機能的なトイレにしたい人におすすめで、メーカーの知名度も高いため安心して利用しやすいです。
TOTOのトイレでは、自動で菌の繁殖を予防できる「きれい除菌水」という機能があります。水を電気分解することで、汚れや菌の繁殖を抑えられるきれいな除菌水を作り、それを定期的に流すことで簡単に菌の繁殖予防が可能です。
これは、トイレを使っていない間にも流れているため、24時間体制で清潔なトイレを保つための環境が整っているといえるでしょう。
充実した商品展開も魅力で、好みに応じて豊富なプランからリフォーム内容を決められます。便器や便座の種類はもちろん、手洗い器やその他のアクセサリーの種類も豊富です。組み合わせの数は多岐にわたるため、こだわって決めたい人や、多くの選択肢からリフォーム内容を考えたい人におすすめです。
また、トイレの広さに応じたプランも用意されており、一からプランを考えることが難しい人にも向いています。多くの選択肢が用意されていることで幅広い住宅環境に合わせやすく、万人が利用しやすいメーカーといえます。
TOTOではリフォームサポートも充実しており、ホームページからおすすめのリフォーム業者を探せます。リモデルクラブ店に加盟している店舗は5,000以上あり、TOTO独自の基準を満たしているため、安心して利用できます。
リモデルクラブ店で商品を購入すると、10年の延長保証や、リフォーム後のトラブルに24時間対応してもらえるなど、特典も多いためおすすめ度は高いです。
TOTOのホームページではリフォームの相談窓口もあり、サポートデスクに相談できます。ネットは24時間受け付けていますが、電話での受付は9~19時までです。
参照サイト:リモデルクラブ店検索
参照サイト:リモデルサポートデスク
LIXIL:デザイン性重視

LIXILでは「アクアセラミック」という独自の素材を使用しており、汚れが落ちやすいため掃除がしやすいです。ただ素材が優れているだけでなく設計も細部までこだわり、汚れが溜まりづらく掃除がしやすくなる工夫が施されています。
例えば、便座の継ぎ目をなくすことで、継ぎ目部分に溜まりやすかった汚れを解消したり、便座の隙間の汚れも取りやすいように、リフトアップがあり機能は多岐にわたります。清潔に保ちやすく、メンテナンスの手間もかからないため、長く便利に使えるトイレといえます。
LIXILはリフォームプランのわかりやすさも魅力で、選択肢が多いことやコストが把握しやすいことが人気の理由です。トイレのリフォーム一つとっても選択肢は豊富で、細かいオプションや便器と便座の組み合わせなど、自宅の環境に合わせたリフォームが実施しやすいです。
また、広さに合わせてプランを考えやすくもあり、幅広い住宅のトイレに対応している点も魅力といえます。コストの明確さも特徴で、ホームページの参考価格には工事費と商品の代金が含まれています。そのため、別途費用を自分で計算して全体のコストを考えなくてよく、簡単に費用を把握できる点は大きな魅力です。
さらに、LIXILでは工事中と工事後のそれぞれで、合計3つの補償が受けられます。
- 建設工事保険(工事中)
- 請負賠償責任保険(工事中)
- 生産物賠償責任保険(工事後)
工事中に起きた破損やそれによるケガなど、工事後の設備の不具合によってケガを負った場合などに適用されます。サポートの範囲が広いため、安心して工事を任せやすいことは大きな魅力です。
また、工事後は担当者が定期的に自宅を訪問してくれるため、設備についての相談などもしやすく、長くにわたってサポートを受けられることも特徴のひとつです。さらに、LIXILリフォームショップで工事をした場合は、該当のショップに限りTポイントを貯められます。
200円で1ポイント貯まるため、数十万円程度かかることも多いトイレのリフォームなら、一気にポイントが貯められてお得です。ポイント分を考慮するなら実質の割引とも考えられるため、金銭的なメリットは大きいです。
参照サイト:LIXILリフォームショップ検索
Panasonic:多機能 / 節約重視

多機能で、かつランニングコストの削減も図りたいなら、「Panasonic」がおすすめです。Panasonicは、電機メーカーならではの特徴を持ったトイレが多く、他社とは違った機能を搭載する商品も少なくありません。便利に低コストで使えることは大きな魅力で、省エネ化を図りたい人にもおすすめです。
Panasonicのトイレは汚れにくい素材を使用しているため、掃除の手間を省きやすいことが魅力です。ただ汚れにくいだけでなく、もし汚れたとしても簡単に掃除できる点も強みの一つです。
また、洗剤を投入すると流す際に泡の力で汚れを落とせるため、ゴシゴシとこする必要もなく、手間をかけずに掃除ができます。省エネモデルながらもパワフルな水流れで、水と泡の力で汚れを簡単に落としやすいでしょう。
さらに、Panasonicは電機メーカーであるため、独自の技術が搭載されており、他社とは違った機能を有しているトイレが多いです。例えば「アラウーノ」というアプリと連携すると、電気や水道の使用量をチェックしたり、清掃時期や遠方の家族のトイレの使用状況など、さまざまな情報をスマホで確認できたりします。
アプリ以外では省エネ性能も優れており、洗浄力の高さは保ったままで少ない水の量で流せるため、ランニングコストは安いです。少量でもきちんと流れるため、トイレの詰まりや汚れの蓄積などを心配する必要もあります。
緊急事態に備えた機能も優れており、万が一停電したとしても乾電池による給排水が可能です。日常的な利用から非常事態の対策まで、幅広いシーンでの利用を前提としており、便利に使いやすいトイレといえます。
Panasonicでは「リフォームショップ紹介サービス」を提供しており、無料でリフォームの相談をすることが可能です。建築士などの資格を有する、リフォームの専門知識を持った人に相談でき、サポート体制は充実しています。
また、紹介サービスを利用すると、リフォーム時にローンを組む場合に金利の優遇を受けられます。スムーズにリフォームがしやすいだけでなく、金銭的なメリットも得られることは魅力的なポイントでしょう。
- 参照サイト:Android版アラウーノ
- 参照サイト:iOS版アラウーノ
- 参照サイト:リフォームショップ紹介サービス
トイレリフォームおすすめ製品4選
大手不動産・建設会社で長年の経験を持ち、1000件以上の住宅リフォーム・リノベーションに携わる監修者が、依頼者から指定される製品は次のとおりです。
実際にトイレをリフォームする人がどのような製品を指定するのか、人気の高いものを知ることも大切です。
- 1.TOTO:レストパル
- 2.TOTO:GG
- 3.LIXIL:リフォレ
- 4.Panasonic:アラウーノS2
メーカーや製品ごとの違いを知り、どのような特徴を持っているかも把握しておきましょう。
TOTO:レストパル

TOTOのレストパルは、収納力が高く、デッドスペースを有活用できる点が魅力です。トイレは物が多くなりやすいですが、収納力を高めることで備品の管理もスムーズに行いやすいくなります。
収納一体型のトイレで人気が高いことはもちろん、知名度の高いメーカーの製品であるということも、人気を集めているポイントです。
TOTO:GG

同じTOTOでも、GGという製品はタンク式でありながらコンパクトさが特徴で、個室が狭い場合でも設置しやすい点から人気があります。コンパクトで個室を広々と使えるため掃除がしやすく、メンテナンス性の高さも魅力です。
また、トルネード洗浄や蓋のオート開閉、エコ機能なども搭載されており、各種機能が揃っていることで日常的な使い勝手もよいです。
LIXIL:リフォレ

コンパクトさで選ぶなら、LIXILのリフォレもおすすめです。便器を交換するだけで簡単に導入でき、かつ従来のタンク式よりもすっきりとしたデザインが特徴です。タンク回りはキャビネットで隠し、そこを収納スペースに変更できるため、トイレ内の片付けもしやすいです。
また、個室のスペースがすっきりとすることで掃除もしやすくなり、常に清潔な空間を保ちやすくなる点も魅力のひとつです。
Panasonic:アラウーノ

タンクレストイレを選ぶなら、Panasonicのアラウーノがおすすめです。見た目がすっきりとして個室が広くなるだけではなく、スタイリッシュなデザインでインテリア性も合わせ持っています。
また、汚れを落とす「激落ちバブル」といった機能も搭載されているため、お掃除も簡単でメンテナンスもしやすいです。タンクレスでありながら安価で導入がしやすく、人気の高い製品といえます。
リフォーム業者選びの7つのポイント
トイレのリフォームを成功させるためには、よりよいリフォーム業者に依頼することが大切です。業者を選ぶ際には、次の7点に注意しましょう。
- 1.経験や実績を確認する
- 2.リフォーム以外のサービスを確認する
- 3.便器の製造元を確認する
- 4.価格の表示方法に注意する
- 5.建設業認可を受けているか確認する
- 6.工事施工は自社で行っているか確認する
- 7.補償やアフターサービスの内容を確認する
これら7点を意識することで、質が高く信頼できる業者を見つけやすくなります。
経験や実績を確認する
リフォーム業者はホームページを持っているところも多く、ここで過去の実績や建築士などの資格を持った人材が在籍しているかなどを、しっかりと確認しておくことが大切です。十分な実績があって有資格者がいる業者なら、知識や技術力がきちんと蓄積されている可能性が高く、信頼度も高いでしょう。
反対に有資格者がいなかったり、過去の実績がまったく掲載されていなかったりする業者には注意が必要です。また、リフォームの実績が多くても、それらが本当に信頼できるとは限りません。
サクラのサイトや、広告目的のアフィリエイトサイトの場合もあるため、口コミやネットの情報を参考にする場合は、二重、三重に情報をチェックすることが大切です。
リフォーム以外のサービスを確認する
リフォームをきちんと行ってくれることも大切ですが、業者の質を見極めるためには、リフォーム以外のサービスにも目を向けなければなりません。リフォーム以外の部分でチェックしたい項目は、次の通りです。
- 代金の支払い方法
- 見積もり内容の詳細な説明
- 工事中・後のサポートの有無
- リフォームプラン相談時の対応
丁寧な対応で、わかりやすいシステムを導入している業者なら、信頼度が高くて安心して任せやすいでしょう。反対に対応がずさんだったり、支払いやサポートの制度などが複雑だったりすると、利用時にトラブルになることも多いため注意しなければなりません。
便器の製造元を確認する
業者が取り扱っている便器の製造元を確認することも大切なポイントです。国内で大手といわれるメーカーには、パナソニック、LIXIL、TOTOの3社が挙げられます。
製品の性能やデザイン性が優れているのはもちろん、アフターフォローもしっかりしてもらえるかがメーカーを選ぶ基準にもなります。トイレは毎日使用する場所であることから、いざ壊れたときにすぐに部品が取り寄せられる、修理への対応が早いという点は確認しておく必要があるでしょう。
価格の表示方法に注意する
メーカーについて理解したら、次は価格に注目してください。家電量販店のチラシや工務店のチラシなどに書かれている格安の料金に飛びついて即契約するのは要注意です。
トイレのリフォームには、便器本体の価格に加えて床や天井、クロスの張り替え費用など細かな費用がかかります。記載されている価格にどこまでの工事費用が含まれているのかは事前にしっかりと確認しておく必要があります。
そのためにも事前に見積もりをとって費用の内訳を把握することが大切です。
建設業認可を受けているか確認する
工事を依頼する業者を見つけたら、国土交通省の建設業許可を受けているかを確認しましょう。たとえば、500万円(税込)に満たない工事であれば法的には簡単な建設工事ということになるため、許可がなくても工事をすることが可能です。
トイレのリフォームに500万円以上かかることは考えにくいため、残念ながら業者の中には無許可で工事を請け負っているところもあります。工事の前に、どのような許可証を持っているか、どのような資格を持ったスタッフがいるかを確認して起きましょう。
工事施工は自社で行っているか確認する
トイレのリフォームを行うには、リフォームするトイレを実際に確認して、見積もりを行なって、工事に入るというのが一般的な流れです。この際、確認しておきたいのは工事施工を行うのはどこかという点になります。
ほとんどの業者が自社で行うのが通常ですが、中には営業だけ行なって工事は下請け会社にさせているというところもあります。問題がある訳ではありませんが、新築と異なりリフォームは既存の建物の一部を工事するため難易度が上がります。
営業から工事までを一貫して行なっている業者と比べて、下請け業者を介している場合には、細かな意思疎通がうまくいかずに不備が起こる可能性がゼロではありません。自社で工事を施工している業者であるかを確認することも大切なポイントです。
補償やアフターサービスの内容を確認する
価格や工事の内容はもちろん、工事後のアフターサービスが充実しているかも重要なポイントです。生活に必要なトイレであるからこそ、故障したときの対応が早いかどうか大切になります。
保証期間、アフターサービスの内容はしっかりと確認しましょう。土日祝日の対応、夜間の対応があるかもポイントです。メーカー保証以外に、万が一工事上の不具合が見つかった場合の保証があるかも確認しておくと安心です。たとえば「リフォーム瑕疵保険」、または自社独自の保証サービスを行なっているかをチェックしておきましょう。
【目的別】トイレリフォームの床材の選び方
トイレのリフォームを行う際には、便器だけではなく床材の変更という選択肢もあります。床材は種類によって特徴が違い、導入する目的も異なります。床材別の目的の違いを知り、どのようなシーンになにを導入すべきかを知っておきましょう。
クッションフロア:価格 / 掃除のしやすさ重視
安価でメンテナンス性を重視したいなら、導入しやすいクッションフロアがおすすめです。クッションフロアは平米あたりの単価が安いことに加えて、施工もしやすいため、短期間かつ低コストで張り替えられます。また、拭き掃除が可能であるため、汚れてもすぐに掃除しやすい点も魅力のひとつです。
タイル:高級感重視
インテリア性を高めたいなら、高級感のあるタイルもおすすめです。タイルは単価は高いものの、重厚感と高級感があるため、ゴージャスな雰囲気に仕上げたい場合に適しています。目地の汚れは定期的に掃除しなければなりませんが、床材自体の耐久性は高く、長持ちする点も魅力です。
フロアタイル:デザインバリエーション重視
豊富なデザインから選びたいなら、フロアタイルがおすすめです。フロアタイルは各メーカーが広く販売している床材であり、選択肢は豊富です。色柄など幅広い選択肢から選べ、かつ流通量も多いため、安価で導入しやすい点も特徴です。
フローリング:周囲との一体感を重視
自宅が洋室でフローリング続きになっているなら、周囲との一体感を重視してトイレにもフローリングを導入するのもひとつの方法です。リビングや廊下からトイレまで、同じ床材を使用することで、家全体に統一感が出て、デザインもまとめやすいです。
ただし、フローリングは水に弱いため、耐久性はそれほど高くありません。長く使うには定期的なメンテナンスが不可欠であり、劣化しないように注意して使用する必要があります。
【目的別】トイレリフォームの壁材の選び方
トイレの雰囲気を変えたいなら、壁材を変更することもおすすめです。壁材も床材と同様で、どのような材質を選ぶかによって雰囲気や機能などは大きく変わります。目的によって選ぶべき壁材も異なるため、自分の場合はどれが適切なのかを考えておくことで、選ぶときに悩まないですみます。
クロス:価格重視
コストを重視して選ぶなら、安価で導入できるクロスがおすすめです。クロスは施工が簡単で素早く導入でき、平米あたりの単価も安いです。また、一般的な壁材でもあるため種類も豊富であり、幅広い選択肢から選べる点も魅力でしょう。
パネル:耐久性重視
耐久性やメンテンス性を重視するなら、壁材にパネルを選ぶこともおすすめです。パネルは耐水性が高いため、トイレに使用する材質として適しています。また、壁全面を変更するだけではなく、水がかかりやすい部分のみに使用し、使い勝手をよくしたり、アクセントとして使うのもよいでしょう。
タイル / 塗り壁:意匠性・機能性重視
機能性やデザイン性を重視するなら、タイルや塗り壁という選択肢もあります。タイルは高級感があるだけではなく、調湿作用を高めるなど機能的なものも多く、便利に使いやすいです。また、塗り壁も同様で、使用する塗料によって断熱性の向上や調湿作用の追加などもできます。
さらに、塗り壁の場合はDIYによるメンテナンスも可能であり、自分で好きなようにデザインを変更でき、かつ低コストでのリフォームも可能です。
トイレリフォームを成功させるポイント
せっかくリフォームをするのであれば、今よりも快適な空間にしたいものです。必要な設備や便利な設備、インテリアや照明の明るさを把握して、事前の準備をしっかりしておきましょう。ここからは、トイレリフォームを成功させるために確認しておきたいポイントについて紹介します。
必要な設備/便利な設備
トイレリフォームの際に必要な設備を紹介しましょう。
- 換気扇
- トイレリモコン
- アース付きコンセント
- ペーパーホルダー
これらの設備は最低限必要な設備となるためチェックしておくことが大切です。あると便利な設備は以下のとおりです。
- 手洗いカウンター
- 緊急ブザー
- 温風ヒーター(パネルヒーター)
- 収納ボックス
あると便利な設備については、ライフスタイルにあわせて必要性を家族で話しあって選択するとよいでしょう。
狭い空間だからこそインテリアにこだわる
一般的な住宅のトイレは、幅1.0m×高さ1.5m程度とされています。狭い空間ではありますが、生活の中では1日に何度も使う場所です。家族だけでなく、お客さまが使うこともある空間です。
リビングや自室のインテリア同様にトイレのインテリアにもこだわりを持たせることでおしゃれ感がアップします。家全体のスタイルにあわせてトイレのインテリアにもこだわりましょう。
照明は明るすぎない40W程度
トイレの照明について考えることはあまりないかもしれません。リフォームは、照明を取り替えるよいチャンスです。トイレの明るさは40wを目安にすることをおすすめします。
明るすぎると夜、トイレに起きたときに目が覚めてしまうこともあるでしょう。掃除のときに細かい部分も見えて明るすぎない40w程度がおすすめです。蛍光灯よりも電球色や昼白色を選ぶのもポイントとなります。
1日に何度もON/OFFする点でも蛍光灯は不向きでしょう。センサーライトを選ぶというのもひとつです。ただし、センサーライトの場合は長時間座ったままだと消灯してしまうこともあるので注意が必要です。
トイレリフォームを依頼する際の2つの注意点
スムーズにトイレのリフォームを行うには、次の2つの注意点も頭に入れておく必要があります。
- 1.床や壁材にこだわるほど施工期間は長くなる
- 2.トイレを使えない時間帯を確認する
これらのポイントを意識して、滞りなくリフォームの完了を目指してください。
床や壁材にこだわるほど施工期間は長くなる
使用する床材や壁材にこだわると、施工期間は長くなり、費用も高くなりやすいです。簡単に張り替えができるクロスなら半日程度ですぐに施工できますが、タイルなどは1〜2日と時間がかかりやすいです。
使用する材質や張り替える面積によってかかる期間は異なるため、事前に業者と相談しておき、詳細な期間を確認しておくとよいです。
トイレを使えない時間帯を確認する
トイレのリフォームをしている間はトイレが使えなくなるため、どれくらいの期間使えないかのかもチェックしておかなければなりません。1日で終了する簡単なリフォームでも、数時間から半日程度はトイレが使えなくなります。どうしても使用できない時間帯が出てしまうため、近隣にお借りできるところがあるかなど、対応も含めて考えておきましょう。
トイレのリフォームは導入する製品を慎重に選定しよう
自宅のトイレをリフォームする際には、どのメーカーのどの製品を導入するか慎重に選定しなければなりません。併せて、使用する床材や壁材の選び方も重要です。理想とする環境に合った便器や床材、壁材などを選択して、自宅のトイレを快適な空間にリフォームしましょう。