ヌリカエ屋根リフォームの費用相場は?葺き替え・塗装など工法ごとの価格まとめ

屋根リフォームの費用相場は?葺き替え・塗装など工法ごとの価格まとめ

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1. 屋根葺き替えリフォーム工事とは?

1.1 屋根の葺き替えとは?

屋根の葺き替えとは、屋根の修理方法の一つで、屋根材を全て新しいものに交換する工事のことです。
葺き替えは、屋根材全体の経年劣化、屋根材の広範囲に及ぶ破損、屋根材に加え下地も傷んでいる場合などに、最適な工事となります。
「葺き替え」とは、和瓦屋根の全交換工事だけを指す語ではなく、スレート屋根や金属屋根の交換工事も含まれます。

1.2. 葺き替え工事の費用相場や工期は?

屋根の葺き替えの費用相場は、一般的な30坪住宅の場合で120~200万円です。
費用の主な内訳は、新しい屋根材の購入費と設置費が45~90万円、下地の補修が20~30万円、既存の屋根の撤去費用が12~20万円となっています。

葺き替えは、屋根の工事方法のなかでも最も費用が高額な作業になります。

工事に必要な日数も最も長く、約7~15日必要です。
工程には、足場設置、既存屋根材の撤去、新しい下地と屋根材の敷設などが含まれます。
とくに、新しい屋根材を搬入するスペースが必要なため、規模のもっとも大きい工事と言えます。

1.3. 葺き替え工事が行われるのはどんな場合?

屋根の修理方法として葺き替えが選択されるのは、下記の3つの場合です。

  1. 屋根瓦と下地が全体的に傷んでいる
  2. 屋根瓦が全体的に傷んでいる
  3. 傷んでいるのは下地のみだが、屋根瓦がスレート瓦か金属瓦である

葺き替えは「1.」のとおり屋根の「瓦」と「下地」両方が新しくなる工事です。
ただし「2.」の場合は、瓦の交換のみで、下地の交換は省略されます。

「3.」の場合はなぜ葺き替えになるかというと、スレート瓦や金属瓦(屋根材)は、剥がしたあとの再利用ができないためです。
スレート瓦や金属瓦は、それぞれ薄いセメント板・薄い金属板であるため、剥がす際にどうしても変形してしまい、同じ瓦を再利用する「葺き直し」工事ができないのです。

「和瓦」「スレート瓦」「金属瓦」の判別については、下の表をご参照ください。

【代表的な3つの屋根材(瓦)】

和瓦(陶器瓦) スレート瓦 金属瓦

1-4. 葺き替えの時、新しい屋根材は何を選べばいい?

今の屋根 新しい屋根 メリット デメリット
スレート スレート ・もっとも安価に済む
・見栄えが変わらない
・耐用年数が短め
金属屋根 ・軽量化、耐震性が向上 ・スレートより費用が高い
和瓦 ・耐荷重量上、行われない
金属屋根 スレート ・安価に済む ・重量が増すが、多くは問題なし
金属屋根 ・耐用年数が長い
・見栄えが変わらない
・スレートの場合より費用が高い
和瓦 ・耐荷重量上、行われない
和瓦 スレート ・もっとも安価に済む ・見栄えが大幅に変わる
金属屋根 ・大幅な軽量化。耐震性が向上 ・見栄えが大幅に変わる
和瓦 ・見栄えが維持できる
・耐用年数がもっとも長い
・費用がもっとも高額

葺き替えの際は、屋根材を今までのものから変えることも可能です。

1-5. 屋根葺き替えに建築確認申請は必要?

建築基準法第六条の定めにより、新築工事や一部のリノベーション・リフォーム工事では、「建築確認申請」を行う必要があります。
建築確認申請とは、建物を新築または増改築する際、その建物が建築基準法や都市計画法等に適合しているかの審査を受けるための手続きで、平たく言えば、「こんな建物はつくってはダメ」「そんな建物だったらつくっていいよ」という法的な承認をもらうことを目的としています。

建築確認申請は、すべての新築工事で必要となりますが、リノベーション・リフォーム工事の場合は、工事内容や増改築の対象となる建物の種類に応じて、申請の要・不要が異なります。 具体的には、屋根リフォームだと、「第一号〜第三号に該当する建物」に「屋根葺き替え」を行う場合に建築確認申請が必要です。

ここで、「第一号」「第三号」というのは、建築基準法の第六条に明記されている建物の分類のことで、下記の通り、第一号から第四号にまで分類されます。

号数 該当条件 建築確認申請
第一号 映画館・病院・学校・百貨店等に利用する特殊建造物で、その用途に利用する部分の床面積が100㎡を超える建物
第二号 木造の建築物で3階建て以上、または延べ面積が500㎡、高さが13mもしくは軒の高さが9mを超える建物
第三号 木造以外の建築物で2階建て以上、または延べ面積が200㎡を超えるもの
第四号 第一号~第三号以外の建築物のほか、都市計画区域や景観法等で定められた区域内における建物 不要

上表からわかる通り、第四号に該当する建物、例えば一般的な一戸建て(木造の2階建)では、よほどの大邸宅でもない限り、リフォーム工事で建築確認申請が必要になることはありません
ただし、3階建以上、鉄骨造といった建物の場合は、建築確認申請が必要になる場合があります。

一般的な一戸建て以外の建物で屋根の葺き替え工事を検討されている方は、リフォーム業者に建築確認申請が必要かどうかを事前に確認するのが良いでしょう。

2. 屋根葺き替えリフォームの費用相場

2.1 屋根の葺き替え費用と単価の相場一覧

工事内容・費用項目 費用(単価)相場
足場費用 700円~1,000円/㎡
養生費用 200~300円/㎡
既存屋根の撤去費用 1,200円~2,000円/㎡
下地(野地板)の補修費用 2,000円~3,000円/㎡
防水シートの敷設費用 600円~1,000円/㎡
新しい屋根材の材工費 【和瓦】9,000円~1万5,000円/㎡
【スレート】4,500円~6,500円/㎡
【ガルバリウム鋼板】6,000円~9,000円/㎡
棟の設置費 2,000円~3,000円/m
軒先、ケラバの設置費 1,500円~2,000円/m
アスベストの撤去設置費( 60万円~200万円/戸

屋根の葺き替え工事にかかる費用を決めるのは、「屋根の面積」と「屋根材の選択」の2つです。
この他にも、屋根の形状や既存屋根の種類などによっても単価や合計費用は変化します。

既存屋根がアスベストを含んでいる場合は、法令により特別な撤去方法が必要なため、別途60万円~200万円という高額な費用がかかります()。
この出費を回避するために、アスベストを含む屋根ではカバー工法が採られることも多くあります。

2.2 葺き替え工事の費用内訳の例

【スレートからスレートへ葺き替える場合】

費目 単価 数量 金額 備考
足場代 750 200(㎡) 150,000 ・単価700~800円が相場
養生代 200 200(㎡) 40,000
既存屋根材の撤去・処分 1,600 100(㎡) 160,000 ・単価1,200~2,000円が相場
下地(野地板)の撤去・新設 2,000 100(㎡) 200,000 ・省略できる場合あり
防水シートの敷設 650 100(㎡) 65,000 ・省略不可
新しい屋根材の敷設 5,250 100(㎡) 525,000 単価相場
・スレート:4,500~6,000円
・ガルバリウム鋼板:約6,000円
・粘土瓦:約12,000円
新しい棟の設置 2,500 12(m) 30,000 ・単価2,000~3,000円が相場。板金の場合
新しい軒先、ケラバの設置 1750 30(m) 52,500 ・単価1,500~2,000円が相場。板金の場合
業者 諸経費 - - 122,250 ・工事費の10%と設定
合計 - - 1,344,750
税込 - 10% 1,479,225

*足場面積200㎡、屋根面積100㎡、棟12m、軒先・ケラバ30mと仮定

ここでは、現在最も普及している化粧スレート屋根から、同じスレート屋根へ葺き替える際の、工事手順と費用についてご説明します。

1.足場の敷設、周囲の養生

まずは高所作業用の足場を設置した後、足場とその周辺に飛散防止用の養生シートをかけます。

足場代は平米単価で700円~800円/㎡、養生代は200円/㎡前後が目安です。

足場代を節約しようとして足場の一部を省略すると、安全性や作業性が低下して良い仕事ができません。
葺き替えを、外壁塗装と同時におこなうと、足場代が一度で済むので効率的です。

▼「足場代」について詳しく知りたい方はコチラ
>> 足場料金の単価・費用相場はいくら?見積もりで損しないコツとは?  

2.既存屋根材の撤去・処分

続いて、もとからある屋根材を剥がします。

アスベストが含まれていない場合、作業費は1,200円~2,000円/㎡が目安です。
費用には処分費用も含まれています。

アスベストが含まれている場合は、さらに高額になります。
平米あたり3,000円~4,000円/㎡の撤去費用と、別途処分費用として2,000~3,000円/㎡、さらに処分場への運搬費として約30,000円~50,000円がかかります。

3.下地(野地板)の撤去・新設

屋根材を撤去した既存の野地板の上に、下地の合板を重ねて貼ります。野地板自体を新設する場合もあります。
費用は材料と施工費を合わせて、2,000円/㎡前後です。

野地板の補強は省略できる場合もありますが、野地板の経年劣化は屋根瓦より早いので、屋根材を新しくする際に同時に工事しておいた方が安心でしょう。

4.防水シート

下地(野地板)の上に防水シート(ルーフィング)を設置します。
費用は材料と施工費を合わせて、650円/㎡程度です。
葺き替え作業では、下地合板(野地板の補強)を省略する場合でも、防水シートは必ず施工します。

5.新しい屋根材

防水シートの上に新しい屋根材を葺きます。
一般的にはスレートで葺き直すか、より軽量でかつ耐久性の高いガルバリウム鋼板で葺き替えを行います。
費用はスレートの場合4,500円~6,000円/㎡、ガルバリウム鋼板の場合約6,000円/㎡です。

葺き替えでは、元が瓦屋根であった場合以外、瓦材はほぼ使われません。
屋根の重量が7~10倍になるため、住宅が重さに耐えられなくなったり、耐震性が下がってしまうからです。

6.棟板金、軒先・ケラバ板金等

葺き替え工事の最後に、棟や軒先、ケラバなどの納まり上、板金の加工が必要になります。
費用は板金の長さで決まり、棟板金が2,000円~3,000円/m、軒先・ケラバ板金が1,500円~2,000円/mです。

「スレート屋根からスレート屋根へ」以外の場合の葺き替え費用は?

葺き替え前 葺き替え後 税込相場目安
スレート 金属屋根(ガルバリウム鋼板) 約1,560,000円
石粒吹きガルバリウム鋼板(ジンカリウム鋼板) 約1,890,000円
金属屋根 金属屋根(ガルバリウム鋼板) 約1,620,000円
スレート 約1,500,000円
石粒吹きガルバリウム鋼板(ジンカリウム鋼板) 約1,560,000円
和瓦 スレート 約1,790,000円
金属屋根(ガルバリウム鋼板) 約1,850,000円
石粒吹きガルバリウム鋼板(ジンカリウム鋼板) 約2,000,000円
和瓦 約2,200,000円
ガルバリウム鋼板 和瓦 ほぼ行われない(強度不足のため)
スレート 和瓦
本章で解説した以外の組み合わせでは、葺き替え工事の価格は上記が目安になります。価格差は、新しい屋根材の材工費によって生まれます。影響は少ないですが、既存屋根の撤去費用も屋根材により変わる場合があります。

2-3. 屋根葺き替えの見積もり事例

屋根葺き替えの費用相場は、延べ床面積30坪の家で、140万円〜200万円程度です。
実際には、この金額は地域や家の大きさ、葺き替え工事前後の外壁材の種類によって異なってきます。
そのため、屋根リフォームを検討する際には、必ず、数ヶ月前に複数社から相見積もりを取るようにしましょう。

下記は、2020年春~夏にヌリカエでご紹介したお客様が実際にご契約いただいた事例の一部です。
同じ地域・工事内容・大きさだからといって必ずしも同じ金額になるわけではありませんが、ヌリカエをご利用いただくことで、近い金額でのご契約が可能になります。

地域 工事内容 築年数 延べ床面積 費用金額
ケース① 埼玉県朝霞市 屋根葺き替え 22年 92㎡(約28坪) 1,046,000円
ケース② 大阪府貝塚市 屋根葺き替え 35年 99.17㎡(約30坪) 1,296,000円
ケース③ 千葉県市川市 屋根葺き替え、雨漏り補修 38年 115.7㎡(約坪) 1,409,000円
ケース④ 神奈川県平塚市 屋根葺き替え 35年 102.48㎡(約31坪) 1,650,000円
ケース⑤ 北海道千歳市 屋根葺き替え 35年 128.93㎡(約39坪) 1,890,000円
ケース⑥ 茨城県つくば市 屋根葺き替え 12年(※台風被害の補修のため) 126.0㎡(約38坪) 2,082,000円
ケース⑦ 静岡県浜松市 屋根葺き替え(※日本瓦) 47年 81.15㎡(約25坪) 2,600,000円

3. 屋根塗装リフォームの費用相場

3-1. 屋根塗装の費用相場は40万円~80万円、中心価格帯は30万円〜70万円

平均的な大きさの一戸建て住宅(延べ床面積30坪)で屋根塗装を行った場合、「40万~80万円」が相場の目安です。

以下の図は、ヌリカエの過去300件のデータをもとにした、屋根塗装の費用分布です。
中心価格帯は、30万円~70万円となっており、最も多いのは40万円台でした。


また、住宅の坪数を区別しない場合でも、全国で平均をとると40万~50万円かかったユーザーの数が、約4人にひとりと最多でした。

屋根塗装の細かい費用相場について、より詳しく知りたい方は、下記の記事も併せてご覧ください。

▼「屋根塗装の費用相場」について詳しく知りたい方はコチラ
>> 【2020年】屋根塗装の費用相場はいくら?|300人のリアルな実績  

3-2. 屋根塗装の費用は、塗料の種類によって決まる!

屋根塗装の工事価格は、「何の塗料を使用するか?」によって大きく異なります。
なぜなら、屋根塗装の塗料にはグレードと呼ばれる品質の差があり、グレードによって塗料の単価が異なるからです。

塗料グレードごとの耐久年数・平米単価は次の表を参考にしてみてください。

グレード 耐久性 単価(㎡)*3回塗りの合計
アクリル塗料 5~7年 1400~1600円
ウレタン塗料 8~10年 1700~2200円
シリコン塗料 10~15年 2300~3000円
ラジカル制御型塗料 10~15年 2500~3000円
フッ素塗料 15~20年 3800~4800円
光触媒塗料 15~20年 4200~5000円
無機塗料 20~25年 4500~5500円

これらのうち、頻繁に使用されるのが、ウレタン塗料、シリコン塗料です。

ウレタンやシリコンに代わる高パフォーマンス塗料として近年注目を集めているラジカル制御型塗料や、高機能塗料として有名な光触媒塗料や無機塗料などは、使用される機会が増えてきているものの、まだまだ本流ではありません。
また、アクリル塗料は主にDIYなどの簡単なペイントで用いられるグレードの塗料なので、屋根塗装で用いられることはほとんどないといって良いでしょう。

そのため、初めての塗装を検討される方はまず、ウレタン・シリコンの2種類をメインに見積もりを取得されることをお勧めします。

▼「塗料選び」について詳しく知りたい方はコチラ
>> 【外壁塗装】塗料知識を全公開!種類・特徴・価格・耐用年数・選び方
(※上記記事は外壁塗装を念頭に置いた内容ですが、屋根塗装と外壁塗装の基本的な考え方には大きな違いはありません。)  

3-3. 屋根塗装の見積もり事例

上でみたように、屋根塗装の費用相場は、延べ床面積30坪の家で、40万円〜80万円程度です。
実際には、この金額は地域や家の大きさ、外壁塗装やベランダ防水、付帯部分(雨樋や軒天等)などの付加工事の有無によって異なってきます。
そのため、屋根リフォームを検討する際には、必ず、数ヶ月前に複数社から相見積もりを取るようにしましょう。

下記は、2020年春にヌリカエでご紹介したお客様が実際にご契約いただいた事例の一部です。
同じ地域・工事内容・大きさだからといって必ずしも同じ金額になるわけではありませんが、ヌリカエをご利用いただくことで、近い金額でのご契約が可能になります。

地域 工事内容 築年数 延べ床面積 費用金額
ケース① 愛媛県西条市 屋根塗装 11年 115.7㎡(約35坪) 345,000円
ケース② 長野県松本市 屋根塗装 34年 150.0㎡(約45坪) 453,000円
ケース③ 神奈川県茅ケ崎市 屋根塗装 22年 99.17㎡(約30坪) 572,000円
ケース④ 和歌山県日高郡 屋根塗装 15年 82.64㎡(約25坪) 728,000円
ケース⑤ 島根県松江市 屋根塗装 47年 136.26㎡(約41坪) 773,000円
ケース⑥ 宮城県塩竈市 屋根塗装 40年 132.23㎡(約40坪) 909,000円
ケース⑦ 東京都福生市 屋根塗装 30年 165.29㎡(約50坪) 1,267,000円

なお、これらの事例は、価格帯でいえば全体の中間程度の事例をご紹介しております。
上下30%は価格差が生じることが一般的なので、相見積もりを取る際の参考にしてください。

4. 屋根重ね張りリフォーム(カバー工法)の費用相場

4-1. 屋根のカバー工法ってそもそも何?

カバー工法とは、傷んだ屋根材を新しい屋根で覆うのリフォーム工法のことです。
一般的な呼び方としては、「重ね葺き」「重ね張り」と呼ばれることもあります。

工事に必要な日数も葺き替えよりは短く、約5~10日が目安です。
屋根を剥がす必要がないため、廃材もほぼ出ず、撤去の工程や費用が削減できます。

カバー工法は、葺き替えと比べて工事金額が安価に済むというメリットがあり、「傷みが表面の屋根材全体に及んでいるものの「葺き替え」が予算上難しい」といった場合に採用される傾向にあります。
その一方で、新しい屋根ができることによる「家屋への荷重増加」「再メンテナンス時の工事費増加」などのデメリットがあるため、工法選択には注意が必要です。
特に、地震の起こりやすい地域で、屋根の重さを気にしている方などは、事前に確認するようにしましょう。

4-2. 屋根カバー工法の費用相場は80万円〜120万円

カバー工法には、重量が軽く、加工も簡単で既存屋根の種類を選ばないガルバリウム鋼板が多く使われます。
反対に、重量の増加が大きいため、陶器瓦が使われることはまずありません。

平均的な大きさの一戸建て住宅(延べ床面積30坪)で、ガルバリウム鋼板による屋根カバー工法を行った場合、「80万円~120万円」が費用相場の目安です。

費目 単価 数量 金額 備考
足場代 750 200(㎡) 150,000 ・単価700~800円が相場
養生代 200 200(㎡) 40,000
新しい防水シートの敷設 650 100(㎡) 65,000 ・省略不可
新しい屋根材の敷設 6,000 100(㎡) 600,000
新しい棟板金の設置 2,500 12(m) 30,000 ・単価2,000~3,000円が相場
新しい軒先、ケラバの設置 1750 30(m) 52,500 ・単価1,500~2,000円が相場
業者 諸経費 - - 93,750 ・工事費の10%と設定
合計 - - 1,031,250
税込 - 10% 1,134,375

先ほど説明したように、葺き替えと比べて撤去費用や新しい下地の設置費用がかからない分のコストメリットが大きく、全体としては60万円〜80万円程度の費用を抑えることができます。
また、塗装と比べても、耐用年数が大幅に向上するのに対して40万円程度しか費用が上乗せされないことから、近年では、ガルバリウム鋼板を中心とした金属屋根でのカバー工法を行う方が増えていると言えるでしょう。

▼「屋根のカバー工法」について詳しく知りたい方はコチラ
>> 屋根の「カバー工法」の修理費用は? ウチの見積もりは適正? 地震に弱くなるってホント?  

5. 雨漏り補修リフォームの費用相場

雨漏りの種類と補修費用相場は、次の通りです。

雨漏りの箇所 修理費用の相場
「屋根」からの雨漏り 程度(小):5~30万円 
程度(中):35~75万円 
程度(大):80~200万円
「天井」からの雨漏り 5~15万円
「ベランダ」からの雨漏り 3~30万円
「外壁」からの雨漏り 程度(小):5~50万円 
程度(中~大):80~200万円
「窓枠・サッシ」からの雨漏り 5~25万円

上表からも明らかなように、、小規模の修理でも5万円〜30万円、大規模な場合は80万円〜120万円の費用がかかってきます。
さらに、確実な原因特定を行うための、点検自体にも、8万円〜30万円程度の費用が上乗せされてしまうケースもあります。
しかし、これは先ほど説明したように、悪徳業者だから足元をみて高額になっているわけでは決してなく、雨漏りはそれほどのお金がかかってしまうものだと考えてください。

6. 屋根リフォームの費用相場まとめ

屋根リフォームの費用相場は、一般的に、部分修繕で15万円〜35万円、全体補修であれば60万円〜150万円です。

工法別の費用相場や施工期間は、概ね次の通りです。

修理方法(工法) 作業内容 費用目安 施行期間 こんな場合に
葺き替え 【全体修理が目的】
・土台を再工事
・瓦をすべて交換
約140~200万円 7~15日 ・瓦全体に問題がある
・瓦全体にも下地全体にも問題がある
葺き直し 【下地の修理が目的】
・土台を再工事
・同じ瓦を敷き直す
約100~180万円 7~10日 ・下地全体に問題があるが、瓦は問題なし
カバー工法 【低予算な全体修理が目的】
・既存の屋根はそのまま
・新しい下地・屋根をかぶせる
約80~120万円 5~10日 ・葺き替えを行いたいが予算不足
塗り替え 【メンテナンスが目的】
・土台と屋根材はそのまま
・瓦を再塗装
約40~80万円 10~15日 ・美観の回復
・異常が起こる前のメンテナンス
部分修繕 【部分的な異常の解決が目的】
・土台や瓦を補修、交換
・範囲は限定的
約5~50万円 1~4日 ・異常範囲が限定的

7. 屋根リフォーム費用の支払方法

7-1. リフォームローン

屋根修理の工事には、ローンが使える場合と使えない場合があります。
ローンの可否を分けるのは、工事と業者の規模の大きさです。

屋根修理は、瓦のずれといった部分的な補修はもちろん、塗装やカバー工法であっても、外壁と比べて施工面積が小さいために最終的な支払金額がそこまで大きくならないケースが多いでしょう。
そのため、ローン条件としての支払金額を満たせず、ローンの対象とならずに現金での支払になってしまうケースが少なくありません。

また、そもそもリフォーム業者自体の会社規模が小さいために、現金での即時支払が求められるケースもあります。

とはいえ、比較的小さな工事であっても、リフォームローンや住宅ローンなどを活用することができる業者がいることもまた事実です。 このあたりの基準はそれぞれの業者やローン内容によってどうしてもまちまちなので、予算に余裕がなく、ローンを積極的に活用されたい方は、ローンを使える業者を探すようにしましょう。

7-2. 火災保険

屋根リフォームの工事金額を安く済ませる方法の一つに、火災保険があります。
火災保険は、火災だけではなく、落雷、風災、爆発・破裂など、幅広い災害を対象とした補償で、原状回復を目的としたリフォーム工事であれば、火災保険を適用することで工事金額の一部または全部を補填できる可能性があります。

一般に、火災保険の適用できるかどうかは、次の条件によって決まります。

  •  ・自然災害によって生じた劣化かどうか?(経年劣化は対象外
  •  ・自然災害による被害が3年以内に生じたものかどうか?(3年以上経過すると対象外
  •  ・工事費用が20万円以上かどうか?(20万円未満は免責になることが多い)

ここで言う「自然災害」とは、例えば台風や大雪による風災・雹(ひょう)災・雪災といったものです。
日本保険業界によると、2018年度、2019年度の災害関連の保険金支払総額はいずれも1兆円規模に達していると発表されており、自然災害による被害であれば、火災保険の適用を受けて工事を行える可能性が高いことがわかります。

ただし、これらはあくまで一般的な条件であり、実際の適用範囲は保険の契約内容に依存するため、具体的にはご自身の契約書を確認する必要がある点に注意が必要です。

なお、火災保険を適用するまでの申請手続きの流れは、次の通りです。

  •  ①保険会社・保険代理店に連絡する
  •  ↓
  •  ②リフォーム業者に現地調査・見積りを依頼する
  •  ↓
  •  ③「事故状況証明書」と「保険金申請書」を記入する
  •  ↓
  •  ④申請書類を保険会社に提出する
  •  ↓
  •  ⑤保険申請が承認される

「火災」保険という名前から、屋根リフォームには使えないのではないかと考えてしまう人も多いですが、火災保険はきちんと申請をすれば適用されることも多いので、検討の際には一度確認をしてみることをお勧めします。

8. まとめ

以下に、本記事の要旨をまとめました。
屋根リフォームの大まかな内容を思い出したいときに、ぜひ、ご活用ください。

屋根葺き替えの費用相場はいくら?
平均的な大きさの一戸建て住宅(延べ床面積30坪)で屋根の葺き替えを行った場合、「140万~200万円」が費用相場の目安です。
屋根塗装の費用相場はいくら?
30坪の家の場合、外壁塗装の中心価格帯は80万円~130万円で、平均価格は109万円です。屋根塗装もセットで行うと、120万円~140万円が相場です。
屋根リフォーム工事の支払い方法は?
屋根リフォームの支払いには、リフォームローンや火災保険が適用できる場合があります。

リフォームローンが適用されるためには、適用条件となる金額を満たす必要があるため、工事内容と実際の見積もりをもとに、業者に相談してみましょう。

火災保険は、自然災害ではない純粋な経年劣化は適用対象になりません。
また、リフォームローンと同じく、免責金額(多くは20万円)を超える工事のみが対象となることがほとんどのため、注意が必要です。


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この記事の監修者:株式会社POD 代表取締役  長谷川佳広

監修者:株式会社POD 代表 長谷川佳広

塗装歴29年。年間施工件数は200件にのぼる。千葉を中心に戸建・マンション・アパート・工場・店舗等の外装一切を請け負い、経営と現場の両面に携わる。

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