屋根リフォームの費用相場は?塗装・葺き替え・重ね葺きの価格帯も!

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POINT
  • 屋根のリフォームは、経年劣化を未然に防ぐことを目的に、7〜10年に一度、専門業者に依頼するべき。
  • 屋根のリフォームには、建物の劣化状況や築年数に応じて、全面補修か部分修繕かの選択と、塗装・葺き替え・葺き直し・カバー工法という4つの工法があり、工事金額と耐久年数が大きく異なる。
  • 屋根の全面リフォームにかかる費用相場は、一般的に、80万円〜200万円と考えておくのが無難。ただし、価格帯は、どの工法を選ぶかによって大きく変わる。
  • 工法別の費用相場は、塗装が40万円〜80万円、葺き替えが140万円〜200万円、葺き直しが100万円〜180万円、カバー工法が80万円〜120万円と、かなりばらつきが大きい。
  • そのため、屋根のリフォーム工事で費用金額を損しないためには、事前の情報収集と業者選定が重要。少しでもわからないことがあれば、当サイト『ヌリカエ』の無料お電話相談窓口まで、お気軽にお問い合わせください!

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    1. 屋根リフォームの費用相場


    屋根リフォームの費用相場は、一般的に、部分修繕で15万円〜35万円、全面補修であれば35万円〜150万円程度と考えておくのが無難でしょう。
    「無難」というのは、後に説明するように、リフォーム費用は工法や家の大きさ、あるいは業者によって大きく金額が異なり、「定価」のような考え方が存在しないからです。

    また、工法別の費用相場や施工期間は、概ね次の通りです。

    修理方法(工法) 作業内容 費用目安 施行期間 こんな場合に
    葺き替え 【全体修理が目的】
    ・土台を再工事
    ・瓦をすべて交換
    約140~200万円 7~15日 ・瓦全体に問題がある
    ・瓦全体にも下地全体にも問題がある
    葺き直し 【下地の修理が目的】
    ・土台を再工事
    ・同じ瓦を敷き直す
    約100~180万円 7~10日 ・下地全体に問題があるが、瓦は問題なし
    カバー工法 【低予算な全体修理が目的】
    ・既存の屋根はそのまま
    ・新しい下地・屋根をかぶせる
    約80~120万円 5~10日 ・葺き替えを行いたいが予算不足
    塗り替え 【メンテナンスが目的】
    ・土台と屋根材はそのまま
    ・瓦を再塗装
    約40~80万円 10~15日 ・美観の回復
    ・異常が起こる前のメンテナンス
    部分修繕 【部分的な異常の解決が目的】
    ・土台や瓦を補修、交換
    ・範囲は限定的
    約5~50万円 1~4日 ・異常範囲が限定的

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    2. 屋根塗装の費用相場

    2-1. 屋根塗装の費用相場は40万円~80万円、中心価格帯は30万円〜70万円

    平均的な大きさの一戸建て住宅(延べ床面積30坪)で屋根塗装を行った場合、「40万~80万円」が相場の目安です。

    以下の図は、ヌリカエの過去300件のデータをもとにした、屋根塗装の費用分布です。
    中心価格帯は、30万円~70万円となっており、最も多いのは40万円台でした。


    また、住宅の坪数を区別しない場合でも、全国で平均をとると40万~50万円かかったユーザーの数が、約4人にひとりと最多でした。


    一般に、屋根リフォームの費用内訳は、主に以下の4つで構成されます(この点は、外壁リフォームの場合と全く同じです)。

    •  ・① 材料費:リフォームに必要な材料の費用(塗装の場合...塗料代+養生代+コーキング材代など)
    •  ・② 人件費:作業員に対しての費用(工賃×人員数×日数)
    •  ・③ 足場代:足場を組み立てる費用(運搬費+足場組立て費)
    •  ・④ 諸経費:交通費、駐車代、保険料、手数料など

    これらの内訳比率は、工法によって大きく異なってきます。
    次の図は、代表的な工法である「塗装」の費用内訳です。


    また、家の大きさは、諸経費を除く工事費用全体に関係しており、十万円単位で工事金額が変わってきます。
    例えば、屋根塗装の場合、延べ床面積が30坪であれば40万円のところを、40坪であれば50万円、50坪であれば60万円かかる、といった具合です。
    一般的には、「延べ床面積が10坪変わると工事金額が10%〜30%ほど変わる可能性がある」という程度の認識だけもっておけば十分でしょう。

    屋根塗装の細かい費用相場について、より詳しく知りたい方は、下記の記事も併せてご覧ください。

    ▼「屋根塗装の費用相場」について詳しく知りたい方はコチラ
    >> 【2020年】屋根塗装の費用相場はいくら?|300人のリアルな実績  

    2-2. 屋根塗装の費用は、塗料の種類によって決まる!

    屋根塗装の工事価格は、「何の塗料を使用するか?」によって大きく異なります。
    なぜなら、屋根塗装の塗料にはグレードと呼ばれる品質の差があり、グレードによって塗料の単価が異なるからです。

    塗料グレードごとの耐久年数・平米単価は次の表を参考にしてみてください。

    グレード 耐久性 単価(㎡)*3回塗りの合計
    アクリル塗料 5~7年 1400~1600円
    ウレタン塗料 8~10年 1700~2200円
    シリコン塗料 10~15年 2300~3000円
    ラジカル制御型塗料 10~15年 2500~3000円
    フッ素塗料 15~20年 3800~4800円
    光触媒塗料 15~20年 4200~5000円
    無機塗料 20~25年 4500~5500円

    これらのうち、頻繁に使用されるのが、ウレタン塗料、シリコン塗料です。

    ウレタンやシリコンに代わる高パフォーマンス塗料として近年注目を集めているラジカル制御型塗料や、高機能塗料として有名な光触媒塗料や無機塗料などは、使用される機会が増えてきているものの、まだまだ本流ではありません。
    また、アクリル塗料は主にDIYなどの簡単なペイントで用いられるグレードの塗料なので、屋根塗装で用いられることはほとんどないといって良いでしょう。

    そのため、初めての塗装を検討される方はまず、ウレタン・シリコンの2種類をメインに見積もりを取得されることをお勧めします。

    ▼「塗料選び」について詳しく知りたい方はコチラ
    >> 【外壁塗装】塗料知識を全公開!種類・特徴・価格・耐用年数・選び方
    (※上記記事は外壁塗装を念頭に置いた内容ですが、屋根塗装と外壁塗装の基本的な考え方には大きな違いはありません。)  

    2-3. 屋根塗装にかかる諸経費

    屋根塗装には塗装以外にも「職人の人件費」・「高圧洗浄費」・「足場代」などの費用が発生します。
    業者により、人件費や足場代は変わってくるため、同じ屋根面積・塗料でもどの業者に施工してもらうかで費用は異なってきます。

    外壁塗装の付帯費用にはどのようなものがあるのかを知ることは、付帯費用をごまかして相場より多く見積もる業者が一部存在するため、非常に大切です。

    ~30坪の付帯費用・諸経費相場~

    •  ・足場代:15~20万円
    •  ・雨どいの交換:15~20万円
    •  ・ベランダ防水:10~30万円(FRP)
    •  ・塗装前の高圧洗浄:約200円/㎡
    •  ・周囲の養生:約200~300円/㎡
    •  ・塗料の飛散防止ネット:約150円/㎡
    •  ・業者諸経費:工事金額の約10%

    3. 屋根葺き替えの費用相場

    3-1. 屋根葺き替えの中心価格帯は140万円〜200万円

    平均的な大きさの一戸建て住宅(延べ床面積30坪)で屋根の葺き替えを行った場合、「140万~200万円」が費用相場の目安です。

    葺き替えは、屋根の修理方法のなかでも、範囲・部材の費用・作業量がもっとも大きく、修理費用が高額になります。
    一般的な30坪住宅で、工事費用が200万円前後になることも珍しくありません。

    また、工事に必要な日数も最も長く、約7~15日必要です。
    工程には、足場設置、既存屋根材の撤去、新しい下地と屋根材の敷設などが含まれます。
    とくに、新しい屋根材を搬入するスペースが必要なため、規模のもっとも大きい工事と言えます。

    具体的な、費用の内訳例は、次の通りです。
    (*足場面積200㎡、屋根面積100㎡、棟12m、軒先・ケラバ30mと仮定)

    【スレートからスレートへ葺き替える場合の例】
    費目 単価 数量 金額 備考
    足場代 750 200(㎡) 150,000 ・単価700~800円が相場
    養生代 200 200(㎡) 40,000
    既存屋根材の撤去・処分 1,600 100(㎡) 160,000 ・単価1,200~2,000円が相場
    下地(野地板)の撤去・新設 2,000 100(㎡) 200,000 ・省略できる場合あり
    防水シートの敷設 650 100(㎡) 65,000 ・省略不可
    新しい屋根材の敷設 5,250 100(㎡) 525,000 単価相場
    ・スレート:4,500~6,000円
    ・ガルバリウム鋼板:約6,000円
    ・粘土瓦:約12,000円
    新しい棟の設置 2,500 12(m) 30,000 ・単価2,000~3,000円が相場。板金の場合
    新しい軒先、ケラバの設置 1750 30(m) 52,500 ・単価1,500~2,000円が相場。板金の場合
    業者 諸経費 - - 122,250 ・工事費の10%と設定
    合計 - - 1,344,750
    税込 - 10% 1,479,225

    先ほどみた屋根塗装の費用相場と比べると、塗装が既存の屋根材を補修するのに対して、葺き替えは全く新しい屋根材と交換する作業であるため、100万円ほど価格が高くなることがわかります。

    また、後にみるカバー工法と比べると、新しい屋根材を張り付けるところまでは同じですが、張り替えは既存の屋根材を撤去する作業が必要になるため、撤去費用の分だけカバー工法よりも高額になります。

    なお、諸経費の内訳に関しては、多少の違いはあるものの、基本的には塗装と同じになると考えて良いでしょう。


    ▼「屋根の葺き替え費用」について詳しく知りたい方はコチラ
    >> 屋根の葺き替え修理の費用はいくら? うちの見積もり額は適正?  

    3-2. 屋根材の種類と葺き替え費用相場

    3-2-1. 屋根材の種類とメリット・デメリット

    では、屋根の葺き替え工事を行う際、どんな屋根材を選ぶのが良いのでしょうか?
    屋根材には様々な種類があり、すべてをみていくのは難しいため、ここでは、代表的な屋根材である「スレート」「金属屋根(ガルバリウムなど)」「陶器瓦」の3種類について簡単にご紹介します。

    今の屋根 新しい屋根 メリット デメリット
    スレート スレート ・もっとも安価に済む
    ・見栄えが変わらない
    ・耐用年数が短め
    金属屋根 ・軽量化、耐震性が向上 ・スレートより費用が高い
    陶器瓦 ・耐荷重量上、行われない
    金属屋根 スレート ・安価に済む ・重量が増すが、多くは問題なし
    金属屋根 ・耐用年数が長い
    ・見栄えが変わらない
    ・スレートの場合より費用が高い
    陶器瓦 ・耐荷重量上、行われない
    陶器瓦 スレート ・もっとも安価に済む ・見栄えが大幅に変わる
    金属屋根 ・大幅な軽量化。耐震性が向上 ・見栄えが大幅に変わる
    陶器瓦 ・見栄えが維持できる
    ・耐用年数がもっとも長い
    ・費用がもっとも高額

    屋根の葺き替えでは、①今の屋根材の種類と、②新しく葺き替える屋根材の種類、の間の変化が重要になります。
    上表は、3種類の屋根材間の葺き替えによるメリット・デメリットをまとめたものです。

    実際の検討の際には、先に紹介した屋根材ごとの費用相場と共にこのメリット・デメリット表を参照して、慎重に屋根材選びを行ってみてください。

    ▼「屋根材の種類」について詳しく知りたい方はコチラ
    >> 【保存版】屋根の種類は結局どれがいい?種類別の特徴・費用・メンテナンス  

    3-2-2. 屋根材ごとの葺き替え費用相場

    屋根の葺き替え費用は、葺き替える屋根材の種類によって異なります。

    葺き替え前 葺き替え後 税込相場目安
    スレート 金属屋根(ガルバリウム鋼板) 約1,560,000円
    石粒吹きガルバリウム鋼板(ジンカリウム鋼板) 約1,890,000円
    金属屋根 金属屋根(ガルバリウム鋼板) 約1,620,000円
    スレート 約1,500,000円
    石粒吹きガルバリウム鋼板(ジンカリウム鋼板) 約1,560,000円
    粘土(陶器)瓦 スレート 約1,790,000円
    金属屋根(ガルバリウム鋼板) 約1,850,000円
    石粒吹きガルバリウム鋼板(ジンカリウム鋼板) 約2,000,000円
    粘土(陶器)瓦 約2,200,000円
    ガルバリウム鋼板 粘土(陶器)瓦 ほぼ行われない(強度不足のため)
    スレート 粘土(陶器)瓦

    例えば、現在が金属屋根の場合、コロニアルなどのスレート屋根に葺き替えると150万円程度、同じ金属屋根であるガルバリウム鋼板に葺き替えると160万円程度と、10万円単位で費用相場が異なってきます。

    そのため、屋根の葺き替え工事では、「どんな屋根材に葺き替えるか?」を考えることが重要です。

    4. 屋根葺き直しの費用相場

    4-1. 屋根の葺き直しってそもそも何?

    「葺き直し」とは、主に瓦を屋根材とする屋根に対して行う、屋根材そのものではなく下地の修理を目的としたリフォーム工法のことです。
    具体的には、①今の瓦を一度外して、②土台を再工事し、③同じ瓦を敷き直す、という一連の作業のことを指しています。

    屋根材の中でも瓦の耐用年数は非常に長く、釉薬瓦(陶器瓦)で60年以上、燻(いぶし)瓦や素焼き瓦で40~50年以上と言われています。
    しかし、その一方で、瓦の周りに使われている建材、防水紙(ルーフィング)や漆喰の寿命はそこまで長くありません。
    周囲の環境によっても異なりますが、防水紙の耐用年数は約20年、漆喰の耐用年数も約20年です。

    この「屋根材と建材の耐用年数のギャップ」を埋めるのが、葺き直しです。
    葺き直しは、既存の屋根材を再利用して耐久性を高めることができる、エコな工法と言えるでしょう。

    4-2. 屋根葺き直しの中心価格帯は100万円〜180万円

    平均的な大きさの一戸建て住宅(延べ床面積30坪)で屋根葺き直しを行った場合、「100万円~180万円」が費用相場の目安です。

    葺き替えと比べると、古い屋根材の撤去費用と、新しい屋根材代がかからないため、工事金額が20万円〜40万円ほど安くなる傾向にあります。
    ただし、工程全体は葺き替えとほとんど変わらないために、人件費は安くならず、工事金額全体にはそこまで大きな差は出ないことが多いでしょう。

    そのため、屋根材自体も新しいものに入れ替えることができる葺き替えの方にメリットを感じる方も多く、質の良い和瓦が敷かれている建物などの場合を除き、葺き直しを希望される方はそこまで多くありません。

    5. 屋根カバー工法の費用相場

    5-1. 屋根のカバー工法ってそもそも何?

    カバー工法とは、傷んだ屋根材を新しい屋根で覆うのリフォーム工法のことです。
    一般的な呼び方としては、「重ね葺き」「重ね張り」と呼ばれることもあります。

    工事に必要な日数も葺き替えよりは短く、約5~10日が目安です。
    屋根を剥がす必要がないため、廃材もほぼ出ず、撤去の工程や費用が削減できます。

    カバー工法は、葺き替えと比べて工事金額が安価に済むというメリットがあり、「傷みが表面の屋根材全体に及んでいるものの「葺き替え」が予算上難しい」といった場合に採用される傾向にあります。
    その一方で、新しい屋根ができることによる「家屋への荷重増加」「再メンテナンス時の工事費増加」などのデメリットがあるため、工法選択には注意が必要です。
    特に、地震の起こりやすい地域で、屋根の重さを気にしている方などは、事前に確認するようにしましょう。

    5-2. 屋根カバー工法の中心価格帯は80万円〜120万円

    カバー工法には、重量が軽く、加工も簡単で既存屋根の種類を選ばないガルバリウム鋼板が多く使われます。
    反対に、重量の増加が大きいため、陶器瓦が使われることはまずありません。

    平均的な大きさの一戸建て住宅(延べ床面積30坪)で、ガルバリウム鋼板による屋根カバー工法を行った場合、「80万円~120万円」が費用相場の目安です。

    【ガルバリウム鋼板でカバー工法を行う場合の例】
    費目 単価 数量 金額 備考
    足場代 750 200(㎡) 150,000 ・単価700~800円が相場
    養生代 200 200(㎡) 40,000
    新しい防水シートの敷設 650 100(㎡) 65,000 ・省略不可
    新しい屋根材の敷設 6,000 100(㎡) 600,000
    新しい棟板金の設置 2,500 12(m) 30,000 ・単価2,000~3,000円が相場
    新しい軒先、ケラバの設置 1750 30(m) 52,500 ・単価1,500~2,000円が相場
    業者 諸経費 - - 93,750 ・工事費の10%と設定
    合計 - - 1,031,250
    税込 - 10% 1,134,375

    先ほど説明したように、葺き替えと比べて撤去費用や新しい下地の設置費用がかからない分のコストメリットが大きく、全体としては60万円〜80万円程度の費用を抑えることができます。
    また、塗装と比べても、耐用年数が大幅に向上するのに対して40万円程度しか費用が上乗せされないことから、近年では、ガルバリウム鋼板を中心とした金属屋根でのカバー工法を行う方が増えていると言えるでしょう。

    ▼「屋根のカバー工法」について詳しく知りたい方はコチラ
    >> 屋根の「カバー工法」の修理費用は? ウチの見積もりは適正? 地震に弱くなるってホント?  

    6. 屋根リフォームの費用実例

    6-1. 屋根塗装の費用実例

    上でみたように、屋根塗装の費用相場は、延べ床面積30坪の家で、40万円〜80万円程度です。
    実際には、この金額は地域や家の大きさ、外壁塗装やベランダ防水、付帯部分(雨樋や軒天等)などの付加工事の有無によって異なってきます。
    そのため、屋根工事を検討する際には、必ず、数ヶ月前に複数社から相見積もりを取るようにしましょう。

    下記は、2020年春にヌリカエでご紹介したお客様が実際にご契約いただいた事例の一部です。
    同じ地域・工事内容・大きさだからといって必ずしも同じ金額になるわけではありませんが、ヌリカエをご利用いただくことで、近い金額でのご契約が可能になります。

    地域 工事内容 築年数 延べ床面積 費用金額
    ケース① 愛媛県西条市 屋根塗装 11年 115.7㎡(約35坪) 345,000円
    ケース② 長野県松本市 屋根塗装 34年 150.0㎡(約45坪) 453,000円
    ケース③ 神奈川県茅ケ崎市 屋根塗装 22年 99.17㎡(約30坪) 572,000円
    ケース④ 和歌山県日高郡 屋根塗装 15年 82.64㎡(約25坪) 728,000円
    ケース⑤ 島根県松江市 屋根塗装 47年 136.26㎡(約41坪) 773,000円
    ケース⑥ 宮城県塩竈市 屋根塗装 40年 132.23㎡(約40坪) 909,000円
    ケース⑦ 東京都福生市 屋根塗装 30年 165.29㎡(約50坪) 1,267,000円

    なお、これらの事例は、価格帯でいえば全体の中間程度の事例をご紹介しております。
    上下30%は価格差が生じることが一般的なので、相見積もりを取る際の参考にしてください。

    6-2. 屋根葺き替えの費用実例

    屋根葺き替えの費用相場は、延べ床面積30坪の家で、140万円〜200万円程度です。
    実際には、この金額は地域や家の大きさ、葺き替え工事前後の外壁材の種類によって異なってきます。
    そのため、屋根工事を検討する際には、必ず、数ヶ月前に複数社から相見積もりを取るようにしましょう。

    下記は、2020年春~夏にヌリカエでご紹介したお客様が実際にご契約いただいた事例の一部です。
    同じ地域・工事内容・大きさだからといって必ずしも同じ金額になるわけではありませんが、ヌリカエをご利用いただくことで、近い金額でのご契約が可能になります。

    地域 工事内容 築年数 延べ床面積 費用金額
    ケース① 埼玉県朝霞市 屋根葺き替え 22年 92㎡(約28坪) 1,046,000円
    ケース② 大阪府貝塚市 屋根葺き替え 35年 99.17㎡(約30坪) 1,296,000円
    ケース③ 千葉県市川市 屋根葺き替え、雨漏り補修 38年 115.7㎡(約坪) 1,409,000円
    ケース④ 神奈川県平塚市 屋根葺き替え 35年 102.48㎡(約31坪) 1,650,000円
    ケース⑤ 北海道千歳市 屋根葺き替え 35年 128.93㎡(約39坪) 1,890,000円
    ケース⑥ 茨城県つくば市 屋根葺き替え 12年(※台風被害の補修のため) 126.0㎡(約38坪) 2,082,000円
    ケース⑦ 静岡県浜松市 屋根葺き替え(※日本瓦) 47年 81.15㎡(約25坪) 2,600,000円

    7. 屋根リフォーム工事の必要性

    7-1. 屋根リフォームの役割

    そもそも、屋根のリフォームには、大きく、下記2つの目的があります。

    •  ・美観の保護
    •  ・防水機能の向上

    1点目は、読んで字のごとく、建物の外観を美しく保つという目的です。
    一見、当たり前のことのように思えますが、多くの方が思っている以上に、建物の印象は屋根の状態によって大きく変わります。
    最近では、風水などを用いて念入りなカラーシミュレーションを行う方もいらっしゃるなど、屋根リフォームにおいて、デザイン面の検討は欠かせない要素です。


    2点目は、建物を雨風や日射などの外的環境から守る「防水機能」を維持・向上させる目的で行うリフォームです。
    一般的に、リフォームを検討し始めるタイミングは、この防水機能が落ち始める前が良いと言われています。
    これは、防水機能が落ちてしまうと雨漏りなどのリスクが高まったり、同じリフォームでもより高額の工事を行う必要性が生じてしまい、長い目で見ると、とても非経済的だからです。


    外壁リフォームを検討する際には、まず、この2点を念頭に置いて様々な条件を慎重に考える必要があります。

    7-2. 屋根リフォームの適切な時期・タイミングは?


    一戸建ての屋根は、7年〜10年に一度の周期で、定期メンテナンスを行うべきだと言われています。
    これは、屋根の防水機能の主役である「塗料」の耐用年数が、7〜10年程度であるためです。
    塗料が劣化すると、屋根材を守る「塗膜」が薄くなってしまうため、雨風や日射によって屋根材が割れたり腐食したりしてしまうのです。

    そのため、新築後7〜10年程度であれば屋根塗装を、新築後15〜20年程度であれば屋根材の葺き替えやカバー工法(重ね張り)を検討する必要があります。
    (※これらの年数は定期メンテナンスの適切なタイミング、という点に注意してください。この年数で屋根がボロボロになるわけではないですし、通常はそのまましばらく放っておいても大きな問題が起こる年数ではありません。メンテナンスは、ボロボロになる前に、余裕をもって行いましょう。


    ただし、これはあくまで一般的な話です。
    実際には、屋根材の種類や塗料のグレード、具体的な劣化状況、建物が面している外的環境など、個別の事情によって屋根リフォームを行うべきタイミングは異なってきます。

    屋根リフォームを検討する時期は、まずは新築後7〜10年のサイクルを意識しながらも、より具体的には、屋根リフォームの専門業者による建物診断を受け、ご自宅の状況をしっかりと把握した上で慎重に考えていく必要があるでしょう。

    7-3. 屋根リフォームと外壁リフォーム、どちらを優先すべき?

    当サイト「ヌリカエ」の無料ご相談窓口にもよくいただくご質問に、

    •  ・「築年数10年なんだけど、屋根と外壁、どっちを先にリフォームしたほうがいいの?」

    というものがあります。

    結論からお伝えすれば、同じタイミングに屋根と外壁を一緒にリフォームすることをお勧めします。

    最も大きな理由としては、一緒に工事したほうが足場代の節約になることが挙げられます。
    というのも、屋根の塗装工事にはほぼ必ず「足場代」(15万円~20万円)がかかり、これが費用の多くを占めるからです。
    そのため、数年以内に外壁塗装の時期が迫っている場合は、屋根塗装と同時に済ませることで足場代を節約することができます。

    屋根塗装 外壁塗装 足場代 合計
    別々に行う 25万円 55万円 40万円(20万円×2回) 120万円
    同時に行う 25万円 55万円 20万円 100万円

    また、屋根塗装のほかにも、「雨樋の修繕」「軒天の補修」なども、3~5年以内にメンテナンス時期が近づいているのであれば、費用的・時間的にも同時に済ませるほうが合理的です。

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    8. 屋根リフォーム工事の注意点

    8-1. 屋根葺き替え工事での建築確認申請

    建築基準法第六条の定めにより、新築工事や一部のリノベーション・リフォーム工事では、「建築確認申請」を行う必要があります。
    建築確認申請とは、建物を新築または増改築する際、その建物が建築基準法や都市計画法等に適合しているかの審査を受けるための手続きで、平たく言えば、「こんな建物はつくってはダメ」「そんな建物だったらつくっていいよ」という法的な承認をもらうことを目的としています。

    建築確認申請は、すべての新築工事で必要となりますが、リノベーション・リフォーム工事の場合は、工事内容や増改築の対象となる建物の種類に応じて、申請の要・不要が異なります。 具体的には、屋根リフォームだと、「第一号〜第三号に該当する建物」に「屋根葺き替え」を行う場合に建築確認申請が必要です。

    ここで、「第一号」「第三号」というのは、建築基準法の第六条に明記されている建物の分類のことで、下記の通り、第一号から第四号にまで分類されます。

    号数 該当条件 建築確認申請
    第一号 映画館・病院・学校・百貨店等に利用する特殊建造物で、その用途に利用する部分の床面積が100㎡を超える建物
    第二号 木造の建築物で3階建て以上、または延べ面積が500㎡、高さが13mもしくは軒の高さが9mを超える建物
    第三号 木造以外の建築物で2階建て以上、または延べ面積が200㎡を超えるもの
    第四号 第一号~第三号以外の建築物のほか、都市計画区域や景観法等で定められた区域内における建物 不要

    上表からわかる通り、第四号に該当する建物、例えば一般的な一戸建て(木造の2階建)では、よほどの大邸宅でもない限り、リフォーム工事で建築確認申請が必要になることはありません
    ただし、3階建以上、鉄骨造といった建物の場合は、建築確認申請が必要になる場合があります。

    一般的な一戸建て以外の建物で屋根の葺き替え工事を検討されている方は、リフォーム業者に建築確認申請が必要かどうかを事前に確認するのが良いでしょう。

    8-2. 屋根リフォームにローンは使えるか?

    屋根修理の工事には、ローンが使える場合と使えない場合があります。
    ローンの可否を分けるのは、工事と業者の規模の大きさです。

    屋根修理は、瓦のずれといった部分的な補修はもちろん、塗装やカバー工法であっても、外壁と比べて施工面積が小さいために最終的な支払金額がそこまで大きくならないケースが多いでしょう。
    そのため、ローン条件としての支払金額を満たせず、ローンの対象とならずに現金での支払になってしまうケースが少なくありません。

    また、そもそもリフォーム業者自体の会社規模が小さいために、現金での即時支払が求められるケースもあります。

    とはいえ、比較的小さな工事であっても、リフォームローンや住宅ローンなどを活用することができる業者がいることもまた事実です。 このあたりの基準はそれぞれの業者やローン内容によってどうしてもまちまちなので、予算に余裕がなく、ローンを積極的に活用されたい方は、ローンを使える業者を探すようにしましょう。

    8-3. 雨漏りの怖さと修理費用相場

    本記事では、主に経年劣化の回復を目的としたリフォーム工事について解説してきましたが、実際には、定期的なメンテナンスを怠ってしまうことで、雨漏りの被害にあってしまった後に対処しなければならなくなる方もいます。
    ここで、注意を促したいのは、、「雨漏りは実は怖い」ということです。

    一般的に雨漏りといえば、「どこかに小さな穴が空いてしまっただけだからそこを塞げばなんとかなるだろう」というイメージをもたれている方が大半です。
    誤解を恐れずにいえば、その程度のイメージで屋根の劣化を甘く見ているために雨漏りが起こってしまう、というのがより正確なところではないでしょうか。
    しかし、実は、雨漏りは次のような「怖さ」を備えています。

    •  ・「雨漏り」と一口に言っても、原因、症状、補修方法は千差万別である
    •  ・したがって、原因特定をしないまま「場当たり的な」処置をしても、ほとんどの場合、またすぐに再発してしまう
    •  ・また、原因特定自体も専門性が高く、半日〜1日がかりでしっかりとした作業を行う必要がある
    •  ・原因特定の結果、「ただの雨漏り」では済まず、屋根全体の補修が必要になるケースも少なくない
    •  ・これらの事情を無視して「1万円で雨漏り補修」をうたっている業者も少なからず存在するが、そのほとんどはアフターサポートのない「やり逃げ」業者である

    まとめると、「雨漏りは適当に対処すると痛い目をみる」ものであり、「いざなってしまったらお金がかかる」ので、「雨漏りになる前にメンテナンスを」という話になるのですが、実際になってしまったら仕方がありません。
    また、中には、ちゃんとメンテナンスをしていたにもかかわらず、台風などによって雨漏りになってしまうという不運なケースもあります。

    そうした場合の目安となる雨漏りの種類と補修費用は、次の通りです。

    雨漏りの箇所 修理費用の相場
    「屋根」からの雨漏り 程度(小):5~30万円 
    程度(中):35~75万円 
    程度(大):80~200万円
    「天井」からの雨漏り 5~15万円
    「ベランダ」からの雨漏り 3~30万円
    「外壁」からの雨漏り 程度(小):5~50万円 
    程度(中~大):80~200万円
    「窓枠・サッシ」からの雨漏り 5~25万円

    上表からも明らかなように、、小規模の修理でも5万円〜30万円、大規模な場合は80万円〜120万円の費用がかかってきます。
    さらに、確実な原因特定を行うための、点検自体にも、8万円〜30万円程度の費用が上乗せされてしまうケースもあります。
    しかし、これは先ほど説明したように、悪徳業者だから足元をみて高額になっているわけでは決してなく、雨漏りはそれほどのお金がかかってしまうものだと考えてください。

    9. 屋根リフォームの工事金額を安く済ませる方法

    9-1. 火災保険を適用する

    屋根リフォームの工事金額を安く済ませる方法の一つに、火災保険があります。
    火災保険は、火災だけではなく、落雷、風災、爆発・破裂など、幅広い災害を対象とした補償で、原状回復を目的としたリフォーム工事であれば、火災保険を適用することで工事金額の一部または全部を補填できる可能性があります。

    一般に、火災保険の適用できるかどうかは、次の条件によって決まります。

    •  ・自然災害によって生じた劣化かどうか?(経年劣化は対象外
    •  ・自然災害による被害が3年以内に生じたものかどうか?(3年以上経過すると対象外
    •  ・工事費用が20万円以上かどうか?(20万円未満は免責になることが多い)

    ここで言う「自然災害」とは、例えば台風や大雪による風災・雹(ひょう)災・雪災といったものです。
    日本保険業界によると、2018年度、2019年度の災害関連の保険金支払総額はいずれも1兆円規模に達していると発表されており、自然災害による被害であれば、火災保険の適用を受けて工事を行える可能性が高いことがわかります。

    ただし、これらはあくまで一般的な条件であり、実際の適用範囲は保険の契約内容に依存するため、具体的にはご自身の契約書を確認する必要がある点に注意が必要です。

    なお、火災保険を適用するまでの申請手続きの流れは、次の通りです。

    •  ①保険会社・保険代理店に連絡する
    •  ↓
    •  ②リフォーム業者に現地調査・見積りを依頼する
    •  ↓
    •  ③「事故状況証明書」と「保険金申請書」を記入する
    •  ↓
    •  ④申請書類を保険会社に提出する
    •  ↓
    •  ⑤保険申請が承認される

    「火災」保険という名前から、屋根リフォームには使えないのではないかと考えてしまう人も多いですが、火災保険はきちんと申請をすれば適用されることも多いので、検討の際には一度確認をしてみることをお勧めします。

    9-2. 方法②:ハウスメーカーでなく、地域の施工店に依頼する

    新築時のハウスメーカーに依頼するよりも、地域の施工店に直接依頼をしたほうが、工事の品質は変わらずに、価格は安く工事をすることができます。
    その理由は、ハウスメーカーや大手の施工店にリフォームを依頼しても、「結局施工に訪れるのは地域の中小の施工店である場合が多い」からです。


    施工店に直接依頼をすることで、ハウスメーカーがとる中間マージンを発生させずに、同様の工事を受けることができます。



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    2章【最適な工事を知る】 屋根瓦を修理する方法とは?5つの注意点
    3章【費用を知る】 [当記事] 屋根修理の費用相場はいくら? 雨漏り、台風、瓦の修繕…部位・トラブル別に全解説
    4章【不安をなくす】 屋根修理のプロを見分ける5つの鍵!悪質業者の手口も紹介

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    この記事の監修者:株式会社POD 代表取締役  長谷川佳広

    監修者:株式会社POD 代表 長谷川佳広

    塗装歴29年。年間施工件数は200件にのぼる。千葉を中心に戸建・マンション・アパート・工場・店舗等の外装一切を請け負い、経営と現場の両面に携わる。

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