ガルバリウムに塗装は必要?塗装方法と費用を解説!

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皆さんのなかには、屋根や外壁にガルバリウム鋼板を使っている方もいると思います。その目的には見た目を美しくしたり、屋根や外壁を長持ちさせるなどがあげられます。

しかしガルバリウム鋼板の塗装は、年数がたつと劣化します。またガルバリウム鋼板自体もさびることがあります。このため、10年程度をめどに定期的な塗装が欠かせません。

この記事ではガルバリウム鋼板の特徴を踏まえた上で、塗装方法や費用、専門家に任せるべき理由について解説していきます。

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1. ガルバリウム鋼板塗装は、長持ちさせるために必要

ガルバリウム鋼板の塗装は、長持ちさせるために必要です。一方、塗装で使われた塗料の部分(塗膜)はガルバリウム鋼板と異なり、長持ちするとは限りません。このため、定期的な塗装が必要です。

塗膜がはがれてしまうとガルバリウム鋼板がむき出しとなり、劣化の原因となります。このような状況を放置すると、やがて大規模な修繕が必要となり、多くの出費が必要となります。このためガルバリウム鋼板の塗装が必要となった際は、早めの対処が必要です。

1.1. ガルバリウム鋼板の特徴

ガルバリウム鋼板は、アメリカのベスレヘムスチール社で開発された鋼板です。日本では1982年に販売開始され、また新日鐵住金(2019年4月1日からは、日本製鉄)の登録商標となっています。

ガルバリウム鋼板は、めっき成分がアルミニウムと亜鉛の合金という特徴を持っています。新日鐵住金によると、めっきの成分はアルミニウム55%、亜鉛43.4%、シリコン1.6%となっています。めっきがこのような成分となっていることで、ガルバリウム鋼板には以下の特徴があります。

・20年以上長持ちする場合もある。塩害が強く懸念される地域でも、10年以上使える
・表面がつるつる
・さびにくい
・薄くて軽く、建物に負担がかからない

一方でガルバリウム鋼板には、以下のデメリットもあります。

・表面がつるつるであるため、そのままでは塗装しにくい
・金属であるため、屋根に使う場合は瓦屋根よりも室内温度が高くなる
・雨音が家の中に伝わりやすいなど、防音性に劣る
・傷がつきやすい

1.2. ガルバリウム鋼板の塗装が必要な理由

ガルバリウム鋼板はさびにくい特徴があるものの、さびないわけではありません。塗装していない場合は、塩分や酸性の成分により黒く、または白く変色する場合もあります。またコンクリートや銅、さびた鉄などと接触させると、赤くさびるおそれもあります。

ガルバリウム鋼板は傷がつきやすい素材でもありますから、良好に使い続けるためにはめっきだけでは不十分です。適切な塗装をすることでガルバリウム鋼板をより長く、美しい状態で使うことができます。

1.3. 塗装をせずに放置すると劣化が進む

住宅で使われているガルバリウム鋼板は、雨風にさらされた状態となっています。また塗装は時間とともに劣化するものですから、定期的な塗り替えが欠かせません。

このため塗装をせずに放置したままにすると、ガルバリウム鋼板自体にサビが発生してしまいます。さらに進むと、雨漏りなどの被害につながるおそれもあります。この状況に至ると屋根や外壁の貼り替えなどの修繕が必要となる場合もあり、費用がかさみます。

従ってガルバリウム鋼板を長持ちさせるためには、塗装の劣化を早く発見した上で、早めに再塗装を行うことが必要です。

2. 具体的な方法の解説

ガルバリウム鋼板の塗装は、大きく分けて以下の3つのステップで行われます。

・サビや汚れを取り除き、表面をざらつかせる
・下塗りをする
・上塗りをする

これらの作業の前には足場の架設や近所への挨拶、作業後には足場の撤去があります。それぞれの作業について、手順を詳しく解説します。

2.1. サビや汚れを取り除き、表面をざらつかせる

ガルバリウム鋼板は、表面がつるつるしていることが特徴であり、欠点でもあります。このため、そのまま塗料を塗ってもすぐにはがれてしまいます。塗料がきちんと付くためには表面に凹凸が必要ですから、塗装の前に表面をざらつかせる「目荒らし」が必要です。

また塗装の前にはごみや汚れ、サビを取り除くことも欠かせません。これらの作業は塗装をしやすくするだけでなく、住宅を長持ちさせるためにも必要です。

これらの作業をケレン処理や下地処理といいます。ワイヤーブラシやスクレーパー、ケレン棒などが主に使われる道具となります。但し大掛かりに行う場合は、ディスクサンダーや高圧洗浄機などの電動器具も使われます。

なお補修が必要な場合は、塗装に入る前に別途補修作業を実施します。

2.2. 下塗りをする

ガルバリウム鋼板においても、下塗りは必要です。これは上塗りする塗料とガルバリウム鋼板を接着する役割がありますから、省略はできません。

下塗り用の塗料には、防錆プライマーと呼ばれる塗料が使われます。これはサビ止めの機能を持った下塗り用の塗料です。ガルバリウム鋼板といってもさびる可能性はありますから、さび止めを含んだ塗料を選ぶ必要があります。

2.3. 上塗りをする

下塗りを行った後は、乾燥を待って上塗りを行います。優良業者は日にちを変えて、2回塗ることも多いです。2度塗ることでつやが増し、美しい屋根や外壁に仕上がります。

上塗りに使われる塗料はさまざまです。シリコン塗料、ウレタン塗料、フッ素塗料などがあり、予算と好みに応じて選べます。業者が塗装する場合、一般的にはシリコン塗料が使われます。

また業者によっては、熱をさえぎる遮熱塗料を使う場合もあります。遮熱塗料は、特に夏場において室内の温度を抑えるメリットがあります。

3. 工事をする場合の費用相場

ガルバリウム鋼板の塗装工事を業者に依頼する場合、どのくらいの費用がかかるかは気になるところです。ここでは費用の相場を確認していきます。

3.1. 屋根の場合

屋根の塗装工事を行う場合、その費用は塗装する面積や使う塗料、塗装業者によって変わります。屋根の広さが50~60平方メートルの場合、屋根だけを塗装するとしても25~50万円程度の費用がかかります。

費用の主な部分は、塗料です。主な1平方メートル当たりの金額は、以下の通りとなります。長持ちする塗料を使えば、その分塗装費用も高くなります。

・ウレタン系塗料:1,500円~2,200円(耐久年数は8年~10年)
・シリコン系塗料:2,500円~3,200円(耐久年数は10年~15年)
・フッ素系塗料:3,500円~4,000円(耐久年数は15年~20年)

塗装を行う際には、高圧洗浄や足場を組む費用もかかります。これらの費用は1平方メートル当たり、以下の通りとなります。足場の費用は養生費用を含む場合が多く、また塗装部分よりも多くの面積を必要とする場合もあります。

・高圧洗浄:100円~200円
・足場:500円~800円

またひび割れなどの補修が必要な場合は、これに加えて補修費もかかります。業者によっては、下地処理の費用を上乗せする場合もあります。

3.2. 外壁の場合

外壁塗装の場合でも、単価は屋根の場合と大きく変わりません。但し屋根を塗装する場合ほど足場を組む必要がない場合もあり、この場合は足場費用が下がることもあります。

外壁塗装の場合は、部分的に塗るだけか全面塗装かで費用が大きく異なります。例えば10m四方の外壁をすべて塗る場合、部分的に1m四方の塗装で済ませる場合と比較して100倍の塗料が必要です。これは工事費用に跳ね返ることとなります。

なお屋根と外壁を含めた自宅全体を塗装し直したい場合もあるでしょう。例として延べ床面積が100平方メートル、屋根が60平方メートルの場合は、おおむね80万円から120万円となることが多いです。

4. 自宅の屋根や外壁に、塗装が必要な時期の判別方法

ガルバリウム鋼板の塗装を考えるタイミングは、主に2つあります。1つは色あせが目立ってきた段階、もう1つは凹みや穴、傷が発生した段階です。それぞれについて、判別のポイントを解説します。

4.1. 色あせが目立つ段階で塗り直すことがベスト

ガルバリウム鋼板といっても、塗装そのものは年数がたつと劣化します。新築時と比べて、輝きを失っている場合もあるでしょう。

この段階では、ガルバリウム鋼板はまだ塗装により守られている状態です。従ってガルバリウム鋼板自体に影響が及ばないうちに、塗り直すことがベストです。

もしサビが始まっている場合は、さらに劣化が進行した状態といえます。このような状況となった場合は、なるべく早く塗装することが望ましいといえます。

4.2. 凹みや穴、傷がある場合は早急な対処が必要

もし屋根や外壁に凹みや穴、傷がある場合は、そこから赤さびが始まるおそれがあります。特に屋根の場合は近くから見えない場合も多く、思っていたよりも傷が大きい可能性もあります。

このような場合はすでに劣化が進行していますから早急に修繕の上、塗装し直すことが必要です。

5. 自分で塗装はできないの?

ここまで解説した通り、ガルバリウム鋼板の塗装は費用がかかります。このためDIYで塗装をして、費用を節約したいと考えるかたもいるでしょう。

しかしガルバリウム鋼板の塗装は専門家でも難しいため、ご自身で行うことはおすすめできません。その理由はなぜか、以下の項目で説明していきます。

5.1. ガルバリウム鋼板の塗装は難度が高い

ガルバリウム鋼板を塗装する際、表面がつるつるしていることは欠点となります。丁寧な目荒らしをして表面をざらつかせる必要があるため、下地処理には時間がかかり、技術も必要です。もし下地処理がうまくできていないと、せっかく塗った箇所も半年や1年など、短期間ではがれてしまう原因となります。

このためガルバリウム鋼板の塗装を行うには、十分な知識と経験が必要です。業者によっては、ガルバリウム鋼板の塗装を断る場合もあるほど難度が高い方法です。従って、DIYでの塗装はおすすめできません。

5.2. 自分で塗装する場合の注意点

もしガルバリウム鋼板を自分で塗装する場合は、いくつか注意すべきポイントがあります。

自分で塗装する場合、ケレン処理も十分に行う必要があります。特に塗装範囲が広い場合は、ディスクサンダーなどの電動工具も必要となります。従って電源をどこから取るかも、あらかじめ検討が必要です。

塗料の選択にも注意が必要です。上塗り用塗料には「素材に直接塗らないでください」という注意書きがある場合が多いです。このため、別途下塗り用塗料(プライマー)を用意する必要があります。

特にホームセンターで市販されている上塗り塗料の多くは、木や鉄、トタン用となっています。またプライマーについても、ガルバリウム鋼板に適さない塗料が多いです。このため、塗料を選ぶ際には十分な注意が必要です。

さらに塗装作業中にも、注意が必要な事項があります。塗料には有機溶剤を使っているものも多く、乾燥する時期には静電気により火災が起きる可能性があります。このため塗装の際は、以下の注意が必要です。

・水やアルコールが混入しないように注意する
・塗料の容器にアース線をつなぐなど、接地を行う
・塗装中は、火花を発する工具を使わない

もちろん自分自身で塗装する場合は、安全対策も必要です。特に屋根を塗装する場合は、落下しないように注意しなければなりません。多くの屋根には傾きがありますから、バランスを取ることが苦手な人や、高所恐怖症の方が作業するには不向きです。

DIYで塗装する場合には、上記に示した注意が必要です。一方でDIYは安価で済むとは限りません。例えば屋根全体の塗装が必要な場合、30坪程度の家でも下塗りと上塗りの塗料代だけで、少なくとも数万円が必要となります。良い塗料を使えば、10万円を超える場合もあるでしょう。

5.3. 専門業者に任せることがおすすめ

ここまで説明した通り、ガルバリウム鋼板の塗装をDIYで行うには、十分な検討と知識が必要です。また、使用できる塗料も限られます。このため、安価な塗料を選べばうまく塗装できるものではありません。

特に屋根の塗装は、落下の危険も伴います。このため、ガルバリウム鋼板の塗装は専門業者に任せることがおすすめです。

6. 塗装について悩む場合はプロに相談を!

もしガルバリウム鋼板の塗装が必要だが、どうしたらよいか悩む場合は、プロへの相談がおすすめです。塗装業者に問い合わせることも1つの方法ですが、調べる手間がかかります。そのため、塗装の専門家からアドバイスを受けられる紹介サービスを利用することが、よい塗装への近道となります。

プロの目から、塗装が必要かどうか判断してもらえる

ご自宅の屋根や外壁に傷などがある場合は、対処の必要性に気づきやすいものです。一方で色あせは、わかりにくいと感じる方も多いでしょう。新築時の状況をよく覚えていなければ、本当に色あせしているかどうかの判断ができません。

一方でプロは、日々さまざまな建物を見ています。そのため屋根や外壁を見れば、劣化しているかどうか的確に判断できます。

またプロは見積りを行う際、建物を一通り点検します。もしかすると、あなたが気づかない劣化にも気づいてもらえるかもしれません。

従って本などを読んで劣化状況を自分で判断するよりも、プロにチェックを依頼したほうが確実です。また適切な塗装方法などのアドバイスも受けられます。

プロの技術で、美しく仕上げられる

塗装のプロは、日々さまざまな場所で塗装を行い、経験を積んでいます。このため一般の人が行うよりも効率的に、かつ美しく仕上げることができます。

この点については、いくらDIYに詳しい人であっても、プロには及びません。またDIYで行う場合は休日を使った作業となるため、作業できる日に大きな制約が生じます。一方でプロは塗装が仕事ですから、作業日の制約が少ないこともメリットとなります。

7. 最後に

いかがでしたでしょうか?ガルバリウム鋼板はさびにくいものの、長持ちさせるためには定期的な塗装が必要です。また表面がつるつるしているため、塗装には専門の技術も求められます。利用できる塗料にも制約がありますから、専門の業者に任せることをおすすめします。

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