【一覧有り】ガルバリウム鋼板メーカーと、製品の特徴とは?

  • 【更新日】2023-05-22
【一覧有り】ガルバリウム鋼板メーカーと、製品の特徴とは?

ガルバリウム鋼板は、さびにくいことが共通した特徴です。しかし外壁材や屋根材に使うためには塗装だけでなく、防音性や遮熱性の強化なども必要です。
このためガルバリウム鋼板メーカーは、特色のある製品を製造しています。本記事では主なメーカーと製品を紹介し、それぞれの特徴を解説していきます。

メーカーの製品情報は2019年1月時点の情報ですので、ご注意ください。

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ガルバリウム鋼板メーカーについて

ガルバリウム鋼板メーカーとは、どのような企業なのでしょうか。本記事ではこの点から説明していきます。

ガルバリウム鋼板を加工・塗装して製造するメーカーのこと

ガルバリウム鋼板メーカーとは、ガルバリウム鋼板を加工・塗装して製造するメーカーのことです。

住宅事情や予算などにより、ガルバリウム鋼板に求める機能は人それぞれ異なります。そのなかでも、防音性や遮熱性は求められる主な機能の1つです。また家のイメージや近隣との兼ね合いにより、どのような色が求められるかにも違いがあります。

このため各メーカーでは、以下のようなガルバリウム鋼板を製品化して、需要にこたえています。

・断熱性や遮音性に優れた材料を貼る
・遮熱塗料、また色あせに強い塗料を塗る
・さまざまな色から選べるようにする

大手鉄鋼メーカーからガルバリウム鋼板の供給を受けている

ガルバリウム鋼板メーカーの多くは、自社で鋼板そのものを製造しているわけではありません。多くは日鉄住金鋼板やJFE鋼板など、大手鉄鋼メーカーから鋼板の供給を受け、自社で加工しています。なお日鉄住金鋼板は2019年4月1日以降、社名が日鉄鋼板となります。

ガルバリウム鋼板のメーカー選びに迷ったら、専門家への無料相談がおすすめ!

この先、ガルバリウム鋼板のメーカー各社の特徴や代表製品の性能についてご紹介していきます。
しかし、実際に自宅に用いるガルバリウム鋼板を決めるとなると、自分の判断だけでは不安が残りますよね。
外装材選びは専門性の高い作業なので、専門家の意見を聞いてから最終的な決定をしたいところです。

「でも、専門家を自分で見つけてくるのは面倒くさい……」

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主なメーカーが製造する製品の特徴

ガルバリウム鋼板はメーカーごとに、さまざまな色やデザイン、機能を備えた製品があります。ここでは主なメーカーの製品*について、解説していきます。

アイジー工業

アイジー工業は、代表的なガルバリウム鋼板メーカーの1つです。製品は大きく分けて、屋根用の「アイジーサイディング」と、外壁用の「アイジールーフ」があります。ここではそれぞれの製品について、主なポイントを解説していきます。

アイジーサイディング

アイジーサイディングは、外壁用の製品です。以下の加工を行うことで、断熱性が高いことが特徴です。

・断熱材として、熱を伝えにくい「ポリイソシアヌレートフォーム」を使用
・熱を伝えにくい「アルミライナー紙」を使用

またフッ素樹脂塗装を行うことで耐候性・耐久性はもちろん、色あせにも強くなり、遮熱性も持たせることができます。長期間美しさが保てるため、アイジー工業では再塗装の目安を20年としています。但しベーシックシリーズの塗装は、フッ素樹脂ではありません。

外壁用の「アイジーサイディング」の製品は、塗装のデザインにより3種類に分けられています。選べる色は、製品ごとに異なります。

シンプルモダンシリーズは、金属らしさを生かしていることが特徴です。かっこよく、あるいは渋く仕上げたいかたにおすすめです。

アイジーサイディング シンプルモダンシリーズ
製品の種類 SF-ビレクト、SF-ガルスパンJ、ガルスパンSEi フッ素

SF-ガルブライトJF、SF-ガルステージクリアJ

SF-ガルステージシャインJ

ブラック、メタリック、ブラウン、ネイビー、グレー、ホワイトなど
厚さ 15mm
1㎡当たりの重さ 3.6~5kg
防火・不燃材料 防火、45分~1時間準耐火
準不燃材料(SF-ビレクト、ガルスパンSEi フッ素を除く)
保証期間 赤さび・穴あき10年保証、変褪色10年保証
製品URL アイジー工業 アイジーサイディング

ナチュラルシリーズは木やタイルなど、あたたかい風合いが持ち味です。製品の特徴は以下の通りです。但し「ガルフィーユ i /モード1柄/ヒカリス」は変褪色10年保証がなく、塗装もフッ素樹脂ではありません。

アイジーサイディング ナチュラルシリーズ
製品の種類 ガルフィーユ i /モード1柄/ヒカリス

NFT-モンターニュ、NFT-アーセルロック、NFT-コーディアルウッド

NF-テセルブリックN、NF-シャドーライン、NF-マイルドウェーブ

NF-ファブリックライン、NF-ブレンダスタ

ブラウン、ホワイト、ミルク、ベージュ、グレーなど
厚さ 15mm
1㎡当たりの重さ 3.6kg
防火・不燃材料 防火、45分準耐火
保証期間 赤さび・穴あき10年保証、変褪色10年保証(一部を除く)
製品URL アイジー工業 アイジーサイディング

ベーシックシリーズには明るい色が多いため、家の見た目を明るくしたいかたに向いています。

アイジーサイディング ベーシックシリーズ
製品の種類 銘壁スタッコJ、ガルバ伸壁i柄/ニューメロン
共通:グレー、ニューブラウン、アイボリー、ホワイト

銘壁スタッコJのみストーングレーも選択可

厚さ 15mm
1㎡当たりの重さ 3.6kg
防火・不燃材料 銘壁スタッコJ:防火対応、準不燃材料認定

ガルバ伸壁i柄/ニューメロン:防火対応、45分準耐火

保証期間 赤さび・穴あき10年保証
製品URL アイジー工業 アイジーサイディング

アイジールーフ

屋根用の製品としては、アイジールーフがあります。めっきにマグネシウムを使っているため、耐久性が強化されていることが特徴です。これにより、穴あき25年保証を実現しています。

また熱を室内に取り入れにくくするため、以下の工夫も行われています。

・ガルバリウム鋼板には、遮熱性塗装を実施
・断熱材として、熱を伝えにくい「ポリイソシアヌレートフォーム」を使用

このためスレート屋根と比較して、屋根の表面温度が10℃低くなる効果があります。あわせてアイジールーフには、湿気を通しにくい「アルミライナー紙」も使用されています。

製品の主な特徴は、以下の通りとなります。

アイジールーフ
製品の種類 スーパーガルテクトフッ素、スーパーガルテクト、スーパーガルテクトC
共通:ブラック、ブラウン

スーパーガルテクトのみブルー、モスグリーン、チャコールも選択可

厚さ 最大16mm
1㎡当たりの重さ 5.0kg
防火・不燃材料 飛び火性能認定
保証期間 スーパーガルテクトフッ素:変褪色20年保証、赤さび・穴あき25年保証

スーパーガルテクト、スーパーガルテクトC:塗膜15年保証、赤さび20年保証、穴あき25年保証

製品URL アイジー工業 アイジールーフ

ニチハ

ニチハは屋根材として、ガルバリウム鋼板を使った「横暖ルーフ」を製造しています。使用している鋼板と断熱材の厚さによって、4種類の製品に分けられます。ここでは、それぞれの製品の特徴を解説していきます。

横暖ルーフS

「横暖ルーフS」は、ニチハが製造するガルバリウム鋼板のなかでは基本的な性能を持つ製品です。とはいえ、軽くて遮熱性がある優れた製品であることには変わりありません。これは、以下の材料を使って製造されていることによります。

・厚み0.35mmの、ポリエステル塗装高耐食ガルバリウムめっき鋼板を使用
・芯材は硬質ウレタンフォームを使用

製品の特徴は、以下の通りです。

ニチハ 横暖ルーフS
製品の種類 横暖ルーフS
ブラック、ブラウン、グリーン
厚さ 最大12mm
1㎡当たりの重さ 約5.0kg
防火・不燃材料 飛び火性能
保証期間 塗膜15年保証、赤さび20年保証、穴あき25年保証
製品URL ニチハ 横暖ルーフS

横暖ルーフα S

「横暖ルーフα S」は、「横暖ルーフS」の断熱材を厚くしていることが特徴です。このため製品の厚さも最大17mmと、「横暖ルーフS」と比べて4割厚くなっています。但し製品の重さは、「横暖ルーフS」と変わりません。

また「横暖ルーフα S」は、左右・上下継ぎ部分の機密性を高めていることも特徴です。このため、太陽の熱を室内に伝えにくくなっています。

製品の特徴は、以下の通りです。

ニチハ 横暖ルーフα S
製品の種類 横暖ルーフα S
ブラック、ブラウン、グリーン、ギングロ
厚さ 最大17mm
1㎡当たりの重さ 約5.0kg
防火・不燃材料 飛び火性能
保証期間 塗膜15年保証、赤さび20年保証、穴あき25年保証
製品URL ニチハ 横暖ルーフα S

横暖ルーフ プレミアムS

「横暖ルーフ プレミアムS」は、フッ素樹脂遮熱鋼板を使っていることが特徴です。これにより「横暖ルーフS」よりも長い、変色・褪色・塗膜20年保証を実現しています。

製品の特徴は、以下の通りです。厚さや重さ、選べる色は、「横暖ルーフS」と同じです。

ニチハ 横暖ルーフ プレミアムS
製品の種類 横暖ルーフ プレミアムS
ブラック、ブラウン、グリーン
厚さ 最大12mm
1㎡当たりの重さ 約5.0kg
防火・不燃材料 飛び火性能
保証期間 変色・褪色・塗膜20年保証、赤さび20年保証、穴あき25年保証
製品URL ニチハ 横暖ルーフ プレミアムS

横暖ルーフα プレミアムS

「横暖ルーフα プレミアムS」にもフッ素樹脂遮熱鋼板が使われており、変色・褪色・塗膜20年保証を実現しています。また断熱材の厚さは「横暖ルーフα S」と同じ17mmであるため、断熱性に優れることも特徴です。

選べる色は3種類で、「横暖ルーフα S」とはギングロが選べない点が異なります。

ニチハ 横暖ルーフα プレミアムS
製品の種類 横暖ルーフα プレミアムS
ブラック、ブラウン、グリーン
厚さ 最大17mm
1㎡当たりの重さ 約5.0kg
防火・不燃材料 飛び火性能
保証期間 変色・褪色・塗膜20年保証、赤さび20年保証、穴あき25年保証
製品URL ニチハ 横暖ルーフα プレミアムS

福泉工業

福泉工業もガルバリウム鋼板メーカーの1つで、外壁材を3種類、屋根材を4種類製造しています。それぞれについて、特長を解説していきます。

外壁材「ラングロン」

福泉工業の外壁材は、ラングロンという名称で製造されています。「OD18」「RX18」「BR18」の3種類がありますが、これらの違いはデザインです。福泉工業では、以下の特徴をアピールしています。

福泉工業 ラングロン 製品ごとの特徴
製品名 特徴
ラングロン OD18 くしびき柄で和風も洋風も選ばず、どんな外観にも調和する
ラングロン RX18 ヨーロッパ調の石積みとレンガ調を再現した、上品なイメージ
ラングロン BR18 立体感あふれるレンガ調で、個性あふれるデザイン

外壁材の内側には、最も厚い箇所で18mmのウレタンフォームが吹き付けられています。これは窯業系サイディング塗装の84mmに相当する厚さであるため、断熱性や遮音性に優れています。

福泉工業 ラングロン
製品の種類 ラングロンOD18/RX18/BR18
OD18:アイボリーホワイト、ソフトグレー、ウッディーブラウン、ブラック

RX18、BR18:ティントローズ、ライトオークル、ブラウン、ブロンズ(BR18のみ、コッツウォルズハニーも選択可)

厚さ 18mm
1㎡当たりの重さ 約3.4kg
防火・不燃材料 記載なし
保証期間 赤さび・穴あき10年保証
製品URL 共通部分:福泉工業 ラングロン

OD18:福泉工業 ラングロン OD18

RX18:福泉工業 ラングロン RX18

BR18:福泉工業 ラングロン BR18

屋根材

福泉工業の屋根材は、「MFシルキー」「efルーフ」「CRESPAルーフ」「FSストーン」の4種類です。それぞれの製品は、形状や塗装が異なります。

屋根材の裏面には硬質ウレタンフォームを吹き付けているため、断熱・防音効果があります。吹き付けにあたっては空気の層を含むように工夫しているため、結露も抑制できます。

また福泉工業の屋根材は、石綿屋根材への重ね葺きも可能です。これにより、石綿を撤去する際のアスベストを気にせず設置できます。一方で日本瓦の場合は、いったん撤去が必要です。

MFシルキーは「遮熱顔料入りポリエステル系樹脂大柄ちぢみ塗膜」で塗装されています。このため遮熱性・耐久性・摩耗性に優れ、快適で美しい屋根で長く過ごせます。

福泉工業 MFシルキー
製品の種類 MFシルキー
ブラック、ダークブラウン、グリーン、ワインレッド
厚さ 9.35mm(硬質ウレタンフォームの吹き付け部分を含む)
1㎡当たりの重さ 約5.2kg
防火・不燃材料 飛び火認定
保証期間 塗膜15年保証、赤さび20年保証、穴あき25年保証
製品URL 福泉工業 MFシルキー

efルーフは、表面が「高耐候性ポリエステル樹脂塗装」となっています。また表面に使う添加剤や加工を工夫することで、以下の機能を備えています。

・フッ素樹脂塗膜に近い耐候性、耐食性
・上品かつ深みのある外観を長期間保つ

またつや消しであるため光の反射が少なく、近隣にも迷惑をかけにくいことも特長です。

福泉工業 efルーフ
製品の種類 efルーフ(エフルーフ)
ブラック、ブラウン
厚さ 9.35mm(硬質ウレタンフォームの吹き付け部分を含む)
1㎡当たりの重さ 約5.2kg
防火・不燃材料 飛び火認定
保証期間 塗膜15年保証、赤さび20年保証、穴あき25年保証
製品URL 福泉工業 efルーフ

CRESPAルーフ(クレスパルーフ)は、瓦状の屋根材です。11山で1枚となっているため、屋根に設置すると11枚の瓦がつながっているように見えます。和風の雰囲気にも合うため、「屋根はやっぱり瓦」という人でも満足できる製品です。

表面は焼付フッ素樹脂塗装を施しており、耐久性に優れています。また重さも日本瓦の14%程度であり、屋根への負担も大きく軽減できることがメリットです。

福泉工業 CRESPAルーフ
製品の種類 CRESPAルーフ(クレスパルーフ)
ブラック、ブラウン、グリーン
厚さ 9.5mm(硬質ウレタンフォームの吹き付け部分を含む)
1㎡当たりの重さ 約6.4kg
防火・不燃材料 記載なし
保証期間 塗膜15年保証、赤さび20年保証、穴あき25年保証
製品URL 福泉工業 CRESPAルーフ

FSストーン(エフエスストーン)は、ガルバリウム鋼板の上にストーンチップを密に接着している製品です。ストーンチップはベースコートでしっかり接着され、アクリルトップコートで覆われています。FSストーンには、以下の特徴もあります。

・丸みを帯びているため、ほこりや汚れがつきにくい
・雨音を小さくする効果があるため、遮音性が向上する
・雪を表面の凹凸が支えるため、積雪する地域でも雪止めが不要(但し4/10以上の勾配は必要)

福泉工業 FSストーン
製品の種類 FSストーン(エフエスストーン)
スペクトルブラック、アンティークブラウン
厚さ 0.4mm(鋼板とストーンチップ部分。硬質ウレタンフォームの有無について記載は無し)
1㎡当たりの重さ 約6.5kg
防火・不燃材料 不燃材料認定
保証期間 美観10年保証、材料品質30年保証
製品URL 福泉工業 FSストーン

稲垣商事

稲垣商事も、複数のガルバリウム鋼板を取り扱うメーカーです。ここでは屋根材である「ICひらぶき スーパーヒランビーきわみ」と「ICひらぶき スーパーヒランビーハイブリッド」を取り上げます。

ICひらぶき スーパーヒランビーきわみ

「ICひらぶき スーパーヒランビーきわみ」は、JFE鋼板の「極み-MAX」が原料となっています。この裏面に、ガラス系繊維でつくられた断熱材「カルフォミクス」が貼られています。カルフォミクスは断熱性や遮音性に優れているため、夏でも快適に室内で過ごせます。

ICひらぶき スーパーヒランビーきわみはつや消しであるため、周囲の環境と調和します。また、近隣に光が反射しにくい効果も期待できます。

製品の主な特徴は、以下の通りです。

稲垣商事 ICひらぶき スーパーヒランビーきわみ
製品の種類 ICひらぶき スーパーヒランビーきわみ
ダークブラウン、シルバーブラック、ジェットブラック
厚さ 8.5mm
1㎡当たりの重さ 5.9kg
防火・不燃材料 記載なし
保証期間 塗膜15年保証
製品URL 稲垣商事 ICひらぶき スーパーヒランビーきわみ

ICひらぶき スーパーヒランビーハイブリッド

「ICひらぶき スーパーヒランビーハイブリッド」は、淀川製鋼所のガルバリウム鋼板が使われています。これは「ICひらぶき スーパーヒランビーきわみ」と異なる点です。一方で裏面に「カルフォミクス」が貼られている点は同じです。

「ICひらぶき スーパーヒランビーハイブリッド」にも、つや消しという特徴があります。製品の主な特徴は、以下の通りです。

稲垣商事 ICひらぶき スーパーヒランビーハイブリッド
製品の種類 ICひらぶき スーパーヒランビーハイブリッド
茶、いぶし銀、黒
厚さ 8.5mm
1㎡当たりの重さ 5.9kg
防火・不燃材料 記載なし
保証期間 塗膜・変褪色15年保証
製品URL 稲垣商事 ICひらぶき スーパーヒランビーハイブリッド

「ガルバリウム外壁材のデザイン種類」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>「ガルバリウム鋼板外壁材のデザインパターンと施工事例15選。イメージ通りにリフォームするには?」

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ガルバリウム鋼板を選ぶ際のポイント

ガルバリウム鋼板を選ぶには、どのメーカーの製品を選ぶかということ以外にも、いくつかのポイントがあります。ここでは重要な3つのポイントについて、説明していきます。

色やデザインは、家の印象を決めるため重要

どのような素材を選ぶ場合でも、色やデザインは家の印象を決める上で重要です。どのような印象を与えたいか、また近隣と調和するかということをよく検討の上、色やデザインを決めましょう。

縦葺きと横葺きで防水性が変わる

項目 縦葺き 横葺き
施工例 ガルバリウム鋼板屋根(縦葺き) ガルバリウム鋼板屋根(横葺き)

画像出典:村賢瓦店(宇都宮市)宮本工業(西東京市)

ガルバリウム鋼板製の屋根は、板金を縦と横のどちらの方向に葺くかで、完成後の屋根の防水性が変わります。
縦葺きと横葺きでは使用する屋根材の種類が違うため、あらかじめどちらの葺き方にするか決めておく必要があります。

縦葺きは、屋根の防水性が高く、施工費用も若干安いのですが、デザインがややワンパターンになります。
横葺きは、デザインの選択肢が多い代わりに、防水性・施工費用ともに縦葺きに比べると不利になります。

オススメなのは、縦葺きの一種で、最も防水性に優れる「縦ハゼ葺き」という工法です。

>> 「縦ハゼ葺き」について詳しく知りたい方はこちら

遮熱性と近隣に迷惑を与えないかどうかも、十分な検討を

屋根や外壁が金属の場合は、どのように塗装・加工したかによって、室内の温度は大きく変わります。特に屋根は日光が直接当たるため、室温への影響は大きくなります。このためガルバリウム鋼板を選ぶ際には、遮熱性のある製品を選ぶことがおすすめです。

遮熱性を実現するにはいくつかの方法がありますが、遮熱塗料を使った製品を選ぶ際には注意が必要です。遮熱塗料は光を反射することで屋根の温度上昇を抑えるため、そのぶん近隣に光が多く浴びせられることになります。このため近隣の迷惑にならないか、あらかじめ工務店などに相談することをおすすめします。

それぞれの工務店が扱うメーカーは限られる

ガルバリウム鋼板はさまざまなメーカーが製造しています。一方で工務店は、すべてのメーカーの製品を扱っているわけではありません。通常は、限られたメーカーから選ぶ場合が多いでしょう。

このため、工務店によってはあなたが希望するデザインや色が選べない場合があります。施工を依頼する場合は見積もりを依頼する時点であなたの希望を伝え、実現可能かチェックすることが必要です。

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まとめ

ひとくちにガルバリウム鋼板といっても、さまざまな色やデザイン、機能を持つ製品があります。このためどのような家にしたいか?ということをよく考えた上で、製品選びを進めることが重要です。


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