外壁リフォームの基本!費用・リフォームの種類・業者の選び方までを徹底解説

  • 【更新日】2025-04-24
外壁リフォームの基本!費用・リフォームの種類・業者の選び方までを徹底解説

外壁リフォームはチョーキング現象と呼ばれる外壁を手で触ると白い粉がついたり、外壁のひび割れが起こったりしている場合、積極的に検討したいものになります。

こうした劣化症状を放置してしまうと、建物の寿命を縮めるだけでなく、余計な修繕費用がかかってしまう原因にもなるため、早めの対応を意識しましょう

  • この記事では、外壁リフォームが必要な劣化症状から、外壁リフォームの種類、費用相場までを徹底解説します。

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外壁リフォームが本当に必要かの判断方法

外壁は雨風や紫外線などの外的環境が要因で劣化が進みやすい部分になります。

外壁の劣化が進むと色褪せとしまい、見栄えが悪くなってしまうのはもちろんのこと、雨水が侵入してしまい快適な住環境が脅かされてしまいます

  • 劣化症状が見られた場合は早急にリフォームを検討しましょう

外壁リフォームが必要な代表的な劣化症状

以下のような劣化症状が外壁に発生している場合は、すぐに外壁リフォームを依頼することが必要です。

劣化症状 発生する原因 発生しやすい場所 放置すると起こる劣化症状
コケやカビなどの汚れ
外壁リフォームが必要な劣化症状:藻やカビなどの汚れ
風に飛ばされたコケの胞子が付着し、繁殖しやすい環境のため 日当たりの悪い場所
風通しの悪い場所
コケの繁殖、汚れの広がり
建物への浸水
外壁の色褪せや色落ち
外壁リフォームが必要な劣化症状:外装の色褪せ
紫外線に長時間あたることで、塗膜が劣化するため 直射日光が当たりやすい場所 建物の美観低下
防水性の低下
ひび割れや剝がれ
外壁リフォームが必要な劣化症状:外壁のひび割れ
外壁の経年劣化のため
車や電車などの振動のため
地震のため
どこでも
交通量が多い場所
建物の美観の低下
雨水の侵入
カビやシロアリの発生
壁の反り返り・浮き・ズレ
外壁リフォームが必要な劣化症状:サイディングの反り返り
外壁の防水性が切れたため 雨や日光が当たりやすい場所 建物への浸水
側面や裏側からの吸水
外壁をこすると白い粉が手につく(チョーキング現象)
外壁リフォームが必要な劣化症状:チョーキング
紫外線や雨風による塗膜の劣化 紫外線が当たりやすい場所
日陰ができにくい場所
防水機能の低下
藻・コケ・カビの発生
シーリングのひび割れや変色
外壁リフォームが必要な劣化症状:シーリングのひび割れ
コーキングの経年劣化 窓サッシやドアなど
外壁材のつなぎ目
雨漏り

こうした症状を放置してしまうと劣化が進行してしまい、最悪の場合、大規模なリフォームが必要になってしまいます。

早急に対応することで外壁の美しさも甦り、費用も抑えることにつながります。

  • 外壁リフォームによって家に帰るのが楽しみになったという人も少なくありません

目には見えない部分の劣化サインもチェック

見た目では問題がなくても、外壁内部の防水機能や断熱性能が低下しているケースも少なくありません。以下のような症状がある場合も、早急に外壁リフォームを検討しましょう。

目に見えない部分の劣化サイン
    • 室内の気温が冬に極端に下がり、夏は上がりやすい
    • 結露が頻繁に発生する
    • 壁を触ると湿っている、または浮いている
    • 雨が降ると室内の湿度が急上昇する

    室内が極端に寒かったり、暑かったりしている場合は、断熱材が劣化している可能性があります。

    たとえば凍害と呼ばれる現象です。凍害は水分の凍結と融解を繰り返すことで起こる現象で、主に寒冷地の住宅の外壁に度々発生します。

    また壁が湿っていたり浮いていたりする場合は、防水性能が低下し、内部に水が染み込んでいることも考えられます。

    • こうした目に見えない部分でも違和感を感じる場合には、劣化症状が小さいうちに早めの対策を取ることが大切です。

    築年数と耐用年数から外壁リフォームの必要性を判断する

    築年数と耐用年数から外壁リフォームの必要性を判断するについて

    外壁リフォームのタイミングは、使用されている外壁材の耐用年数や建物の築年数からでも、行うべきかどうかを考えられます。

    築年数から外壁リフォームのタイミングを考える

    築年数は、外壁リフォームの必要性を判断するわかりやすい基準のひとつです。特に、日本の住宅では築10〜15年で初回の外壁塗装が推奨されています。

    築年数 ~10年 10年~20年 20年~30年 30年以上
    推奨されるメンテナンス 軽微な補修・清掃 塗装・シーリング補修 塗装・カバー工法 張り替え工事
    リフォームの判断基準 大きな劣化は少ないが、定期点検を推奨 劣化症状が現れ始める時期、早めの塗装でコスト削減 外壁材自体の劣化が進行、リフォームを本格的に検討 外壁内部の腐食や雨漏りのリスクが高まる

    築年数による判断ポイント
    • 築10〜15年:初回の塗装・補修を実施し、防水性を回復

    • 築20年以降:外壁材そのものが劣化してくるため、カバー工法や張り替えを視野に入れる

    • 築30年以降:雨漏りや下地の劣化が進行するリスクが高まるため、定期点検を欠かさない

    耐用年数で外壁リフォーム時期を見極める

    外壁材は種類ごとに寿命やメンテナンスサイクルが存在します。

    • 耐用年数とメンテナンスの目安は、以下の表を参照してみてください
    外壁材の種類 窯業系サイディング 金属系サイディング モルタル外壁 ALCパネル タイル外壁
    耐用年数 約20〜30年 約30〜40年 約30〜40年 約30〜40年 約40〜50年
    メンテナンスの目安 10〜15年ごとに塗装 10〜20年ごとに塗装 10年ごとに塗装 10年ごとに塗装・シーリング補修 目地の補修を10〜20年ごとに実施
    特徴 一般的でコストパフォーマンスに優れる 耐久性が高く、軽量で断熱性も良好 ひび割れが発生しやすいがデザインの自由度が高い 断熱性・耐火性に優れるがシーリング劣化に注意 耐久性が高くメンテナンス頻度は少ない

    耐用年数の判断ポイント
    • 塗装やシーリングの劣化が見られる場合、築10〜15年を目安に点検

    • 外壁材自体の寿命が近づく築25〜30年では、カバー工法や張り替えを検討

    生活環境から外壁リフォームの必要性を判断する

    生活環境から外壁リフォームの必要性を判断するについて

    外壁の劣化スピードは、建物がどのような環境に建っているかによっても大きく左右されます。

    • 気候、建物周囲の影響、構造と立地の影響という3つの観点から解説していきます。

    1. 気候の影響

    以下のような気候環境にある外壁は、劣化スピードが速まる傾向があります。

    気候 影響 検討度合い
    日当たり強い気候 紫外線により塗膜が劣化し、色あせやチョーキング現象(白い粉が付着する現象)が進行しやすい 築10年以内でも塗膜に異変があれば早めの塗装を検討
    雨や風が強い気候 防水層の劣化が早まり、ひび割れやシーリングの隙間から水が侵入しやすい 築8〜10年で外壁リフォームを実施
    海沿いの気候 塩害により金属部分がさびやすく、外壁材も劣化が進行しやすい 防さび処理や塩害対策の塗装を定期的に実施

    2. 周囲の影響

    建物の周辺環境も外壁の状態に大きく影響するため、自宅周りの環境を確認しておきましょう
    周辺環境 影響 検討度合い
    樹木が近くに多い 落ち葉や苔が外壁に付着し、カビや汚れの原因になる 外壁洗浄を定期的に行い、苔やカビが広がる前に対処
    周辺の交通量が多い 排気ガスによる汚れが付着しやすく、外壁の劣化を早める恐れがある 汚れが目立つ場合は早めに洗浄し、塗膜保護を強化

    3. 構造と立地の影響

    建物の構造立地条件によっても外壁の劣化速度は変わります
    構造と立地 影響 検討度合い
    北側の外壁 日当たりが悪く湿気がこもりやすいため、苔やカビが発生しやすい 定期的な洗浄と防カビ塗料の使用を検討
    高台や風が強い立地 雨風の影響を受けやすく、外壁の表面劣化が進行しやすい 築10年以内でも、雨風にさらされる面を重点的に点検

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    外壁リフォームの種類

    戸建て住宅の外壁上裏(軒天)をハケ塗り塗装する職人

    一概に外壁リフォームといってもいくつかの種類があるため、それぞれの種類(工法)についてきちんと理解しておくことが大切です。

    • 外壁リフォームの種類には、「外壁塗装」「カバー工法」「張り替え」の3つがあります。
    リフォーム方法 施工費用の目安 工期 メンテナンス目安 ※窯業系サイディングの場合 おすすめの方
    外壁塗装 約80~140万円 約1~2週間 約7~10年 外壁の劣化が軽度で費用を抑えたい方
    カバー工法
    約160~220万円 約1~3週間 約10~15年 外壁の劣化が進行しているが、費用を抑えて工事をしたい方
    張り替え
    約180~260万円 約2週間~1ヶ月 約30~40年 既存の外壁材の劣化が激しい方

    外壁塗装

    外壁塗装のビフォーアフター事例

    画像出典:ガイソー小平店

    外壁塗装とは、現在の外壁の上に、新たな塗料を塗装するリフォームの方法です。

    張り替えやカバー工法のように、自宅の外壁材を変える大規模なリフォームではないため、費用を安価に抑えることができます。

    築10~15年目で色あせ・細かなひび割れが目立つ場合や、築15年以上で剥がれ・防水機能の低下が見られる場合に、美観を取り戻すリフォームと捉えておくとよいでしょう。
    • 外壁塗装のメリットとデメリットはそれぞれ以下の通りです
    • 張り替え・カバー工法と比べて安い
    • 塗料の種類によって遮熱性や防汚性などの機能を付けられる
    • 使用する塗料によっては20年以上の耐久性も期待できる
    • 大規模な劣化症状が見られる場合はリフォームできない
    • 長い目で見たときにコストパフォーマンスが悪い可能性がある

    外壁の塗装リフォームがおすすめな人

    • 築10年~20年で大規模な劣化が見られない人
    • 今ある外壁の美観を取り戻すことができれば十分な人
    • 今の外壁の性能には不満がない人
    • とにかく安くリフォームしたい人

    カバー工法

    外壁サイディングのカバー工法前後

    画像出典:アイジー工業

    外壁のカバー工法とは、現在の外壁材の上から新たな外壁材を貼り付けるリフォームのことです。

    • 外壁の”重ね張り”と呼ばれることもあります

    外壁のカバー工法の場合、既存の外壁を撤去するための費用がかからないので、外壁の張り替えよりも安くなることが多いです。
    築20年以上で塗装では対処しきれないひび割れ・雨漏りが発生している場合や、外壁がボロボロだが張り替えより費用を抑えたい場合に最適です。

    • 外壁のカバー工法のメリットとデメリットは以下の通りです
    • 既存の外壁の撤去費用がかからない
    • 外壁材が重ねられることで断熱性能の向上が期待できる
    • 新しい外壁材になるので、家の寿命を延ばせる
    • 既存の外壁材を残すため、外壁の下地のメンテナンスができない
    • 外壁材が重ねられることで重くなり、耐震性能が下がる可能性がある

    外壁のカバー工法リフォームがおすすめな人

    築20年以上で一度も外壁リフォームをしていない人
    外壁のデザインを変えるのに、色だけではなく材質も変えたい人
    家の断熱性能を上げたい人
    張り替えよりも工事費用を抑えたい人
    • カバー工法については、以下の記事でより詳しく解説しています

    張り替え

    モルタル外壁から金属系サイディングへのリフォーム例(玄関部)

    外壁の張り替えとは、家の外壁材をすべてはがし、新しい外壁材に交換するリフォームのことです。

    家に使われている外壁材は一生モノではなく、20~50年ほどで耐用年数を迎えるため、寿命を迎えた外壁材を張り替えることで長く今の住まいに住むことにつながります。

    寿命を過ぎた外壁材をそのまま使用していると雨漏りや骨組みの劣化の原因としまうため、交換は必須となります。

    • 張り替える外壁材としては、サイディングボードが主流です
    • 既存の外壁材をすべて取り除くので、外壁の下地のメンテナンスを行うことができる
    • 軽量の外壁材に張り替えることで耐震性を高めることができる
    • 新しい外壁材になるので、家の寿命を延ばせる
    • 既存の外壁の撤去費用がかかる
    • 工期が他の工法よりも長い

    外壁の張り替えリフォームがおすすめな人

    • 築20年以上で一度も外壁リフォームをしていない人
    • 既存の外壁に大きな穴やヒビがあり、雨漏りをしている人
    • 外壁のデザインを変えるのに、色だけではなく材質も変えたい人
    • 家の耐震性能を上げたい人
    • 外壁の張り替えについては、以下の記事でより詳しく解説しています

    ざっくりいくらかかるの?

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    外壁リフォームの費用相場は?

    money

    外壁リフォームを検討する際、「外壁塗装」「カバー工法」「張り替え」のどの工法を選択するかで費用は大きく変わってきます。

    • あくまでも目安になるため、正確な金額は必ず見積もりを確認してください

    外壁塗装の費用

    外壁塗装は、既存の外壁に新たな塗料を塗ることで美観や防水性を向上させるリフォーム方法です。使用する塗料の種類によって価格が変わります。

    • シリコン塗料:耐久性とコストのバランスが良く、一般的に使用される塗料です。費用の相場は60~120万円程度
    • フッ素塗料:耐久性が高く、メンテナンス頻度を減らせますが、その分価格も高めです。相場は80~150万円程度

    カバー工法の費用

    カバー工法は、既存の外壁の上から新しい外壁材を重ねて張る方法です。工期が短く、張り替えに比べてコストを抑えやすいのが特徴です。

    • ガルバリウム鋼板を使用する場合、耐久性に優れメンテナンス頻度が低い反面、費用は120~200万円程度

    張り替えの費用

    張り替えは、既存の外壁を撤去し、新しい外壁材を張るリフォーム方法です。下地の状態により追加費用が発生する場合があります。

    • サイディングボードを使用した張り替えの相場は150~300万円程度

    追加費用として考慮すべきもの

    基本的な施工費用のほかに、リフォームに伴う追加費用が発生する場合があります。

    • 足場代:リフォーム時には足場を組む必要があり、15~30万円程度かかります。
    • 高圧洗浄費:汚れやカビを落とすための洗浄費用が数万円かかることがあります。
    • 補修費用:下地の劣化が進んでいる場合、下地補修費として数万円~数十万円の追加が必要になることがあります。

    相見積もりで費用を抑える時のポイント

    外壁リフォームを適正な価格で行うためには、複数の業者から相見積もりを取ることが重要です。

    複数社から見積もりを取得するメリット

    相見積もりを取ることで、相場に合わない金額を避けたり、不当な金額での工事が可能になります。

    また、各社の対応やサービス内容を比較し、信頼できる業者を見つけやすくなります。

    費用比較のチェックリストと注意点

    見積もりを比較する際には、以下のポイントを確認しましょう。

    Point
      • 見積もりの内訳が詳細に記載されているか
      • 追加費用の発生条件が明記されているか
      • 塗料や外壁材のグレードと価格が適正か
      • 保証内容やアフターサービスが含まれているか

      まずは、見積もりに内訳がしっかり記載されているか確認しましょう。各費用項目(塗料、外壁材、足場設置費用など)が明確に記載されている業者は、透明性が高く信頼できます。

      追加費用が発生する場合、その条件が事前に説明されていることも重要です。追加費用がどのような場合に発生するかを明確に示してくれる業者は、信頼できると判断してよいでしょう

      安価な材料は短期的にはコストを抑えられますが、耐久性やメンテナンス費用を考慮して選ぶことが大切なため、適切な塗料となっているか、なぜその塗料の見積もりなのかを業者に相談することも大切です。

      保証やアフターサービスがあるかもポイントです。施工後の点検や不具合対応が含まれている業者は、単発ではなく長期的な視点から提案してくれていることになります。

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      外壁リフォームで利用される主なサイディングの種類

      外壁の種類について

      現在、住宅に利用されている外壁は「モルタル」「金属系サイディング」「窯業系サイディング」の3つが主流になっています。

      • それぞれの種類の耐用年数やメンテナンス周期は、以下の表の通りです
      サイディングの種類 耐用年数 メンテナンス周期 想定費用単価
      モルタル 約30年 築5~15年 ※再塗装は約10年 1,500~4,000円/㎡
      金属系サイディング 約30~40年 塗装・コーキング:10~15年 3,000~9,000円/㎡
      窯業系サイディング 約20~40年 塗装・コーキング:7~15年 4,000~5,000円/㎡

      モルタル

      モルタル外壁の家

      モルタルとは、セメント・砂・水を混ぜて練り合わせたものを下地として壁に塗り、その上から塗料を塗ったり、塗材をコテで仕上げたりした外壁のことです。

      1980年代までは日本の多くの家庭に利用されていましたが、施工に時間と手間がかかるため、近年では使用される機会が減っています。

      モルタルのメリット

      1. デザイン性に富んでいる
      2. 遮熱性が高い
      3. 耐火性が高い
      • モルタルは白色やクリーム色の他、グレー系のシックな色合いなどさまざまなデザインがあります。

      さらに職人の技術によって個性を発揮できることから、根強い人気を誇っている外壁でもあります。

      モルタルのデメリット

      1. ひび割れが発生しやすい
      2. 汚れがつきやすい
      3. 工期が長くなりやすい

      セメントと砂が主成分のモルタルは、ほかのサイディングよりも防水性が低く、水分が蒸発するとゆるみ、濡れると膨らんでしまう特性があります。

      • 結果としてひび割れが発生しやすいサイディングとされ、耐久性ではほかのサイディング材よりも一枚劣ります

      「モルタル」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。

      金属系サイディング

      金属系系サイディングを使用した家の外観

      金属系サイディングとは、ガルバリウム鋼板やアルミニウム鋼板を使用した外壁のことです。

      モルタルや窯業系サイディングと比べて軽量なため、建物への負担が少ないのが特徴で、耐震性や防水性に優れており、耐久性の面でもメリットがある外壁になります。

      金属系サイディングのメリット

      1. 耐久性・耐火性に優れている
      2. メンテナンスコストが優れている
      3. 加工がしやすい

      金属系サイディングの耐用年数は一般的に約30~40年とされており、ほかのサイディング材よりも耐久性に優れています。

      • メンテナンスも容易に行えるため、長期的なメンテナンスコストも安く見積もることが可能です。

      金属系サイディングのデメリット

      1. 素材が高価
      2. 音が響きやすい
      3. 錆が発生しやすい場合も

      金属系サイディングはほかのサイディング材と比較すると素材は高価になるため、リフォームの初期費用は割高になるケースが多くあります。

      • 金属の素材であるため音が響きやすく、雨音が想像以上に大きいと感じる人もいます

      「金属系サイディング」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。

      窯業系サイディング

      金属系系サイディングを使用した家の外観

      窯業系サイディングとは、セメントに繊維素材を加え、板状に成形した外壁のことです。

      • 現在、新築住宅の約7~8割で採用されており、広く普及しています。

      表面加工のバリエーションが豊富で、木目調やレンガ調などのデザインを選べます。また、耐久性や遮熱性に優れており、機能性を重視した製品も多く展開されています。

      窯業系サイディングのメリット

      1. デザインが豊富
      2. 耐火性が高い
      3. 初期コストを抑えられる

      窯業系サイディングは別名、「防火外壁材」とも呼ばれるほど、高い耐火性が特徴です。

      さらに大量生産が可能なサイディング材であることや、施工方法がシンプルであることから、施工費用を抑えられ、初期コストがほかのサイディング材よりもかからないことがほとんどです。

      窯業系サイディングのデメリット

      1. メンテナンスコストがかかる
      2. 蓄熱性がある
      3. サイディング材が重い

      窯業系サイディングは10~15年ごとに塗装が必要になるなど、ほかのサイディング材と比較すると塗装の劣化が進みやすい傾向にあります。

      • メンテナンスコストは、ほかのサイディング材よりも高く見積もっておくことが必要です

      また蓄熱性もあるため、夏場の室内が高温になりやすくもあります。施工する際は業者と相談しながら、断熱材の設置などを積極的に検討してください。

      「窯業系サイディング」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。

      外壁リフォームで後悔しないために!悪徳業者を見分ける方法

      外壁塗装の業者のイメージ

      外壁リフォームで後悔しないために!悪徳業者を見分ける方法

      外壁リフォームは大きな投資です。そのため、業者選びを誤ると、後々「こんなはずじゃなかった」と後悔することになります。最初にしっかりと業者選びの基礎知識を押さえ、信頼できる業者を見つけることが大切です。悪徳業者の特徴や見分け方を理解することで、リフォームを安心して進めることができます。

      業者選びの基本とチェックポイント

      まずは業者選びの基本を押さえましょう。業者選びにおいては、以下のポイントをチェックすることが重要です。

      Point
      • 資格や免許の確認

      • 見積もり内容の明確化

      • 工期と作業内容の確認

      業者が持っている資格や免許は、施工の品質を担保するものです。建築士の資格や、リフォーム業者が所属する団体への登録があるかどうかを確認しましょう。

      また、見積もり内容が不明確な業者は注意が必要です。きちんとした業者は、詳細な見積もりを提示し、どの部分にどのような費用がかかるのかを説明してくれます。

      さらに仕事が早すぎる業者や、逆に工期が異常に長い業者は問題があるかもしれません。作業内容と工期が合理的かどうかを確認しましょう。

      「この業者、大丈夫?」信頼できる業者を見極めるポイント

      信頼できる業者を見極めるためには、以下のチェックリストを使って確認しましょう。

      チェックリスト
      • 施工実績

      • 口コミやレビュー

      • 資格や認定

      業者が過去に手掛けた外壁リフォームの事例を見せてもらい、実績が豊富かどうかを確認します。具体的な事例が紹介されている業者は信頼性が高いです。

      また、他の顧客からのフィードバックをチェックしましょう。インターネットでの口コミやレビューは、業者の信頼性を知る手がかりになります。

      さらに専門的な資格や認定を持つ業者は、技術的にも信頼できます。例えば、外壁リフォームに特化した資格を持つ業者は、その分野での高いスキルが期待できます。

      悪徳業者を回避するための具体的対策

      悪徳業者の手口は巧妙で、最初は信頼できるように見えても、後々問題が発覚することがあります。そうした業者に引っかからないために、具体的な対策を講じることが重要です。

      「激安」「即決を迫る」は要注意!悪徳業者の手口と対策

      悪徳業者がよく使う手口には、以下のようなものがあります。

      よくある手口
      • 激安価格を提示する

      • 即決を迫る

      • 不明瞭な契約内容

      あまりにも安すぎる価格を提示してくる業者は要注意です。安さを前面に出してきた場合、品質やサービスが妥協されている可能性があります。相場と比較して極端に安い価格には注意が必要です。

       また即決を迫る業者は、決して信頼できる業者とは言えません。リフォームは慎重に検討すべき内容なので、急いで決めるように誘われても冷静に考えましょう。

      なかには、言葉巧みに契約内容が不明瞭な業者もいます。細かい部分まで契約内容を確認し、納得できない点があればその場で契約を結ばないようにしましょう。

      失敗しないために!第三者の評価や無料相談サービスを活用しよう

      第三者の評価や無料相談サービスを活用することも、悪徳業者を回避するための有効な方法です。以下の方法を試してみましょう。

      悪徳業者を回避する方法
      • 第三者機関の評価を確認

      • 無料相談サービスを利用する

      • 他の顧客の評価得を聞く

      日本建築士会など、信頼できる第三者機関が行っている評価や認定を確認することができます。これにより、業者の信頼性や技術力を客観的に把握できます。

      また多くのリフォーム業者は、無料で相談を受け付けている場合があります。複数の業者から相談を受けてみて、比較検討することで、自分に合った業者を見つけやすくなります。

      知人や友人、過去にリフォームを経験した人から評価を聞くのも一つの方法です。口コミやレビューでは見逃しがちな細かい情報を知ることができるかもしれません。

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      外壁リフォームについてのまとめ

      困ったら業者に相談しよう

      外壁リフォームを検討する際は、どんな種類(工法)で行うかを考え、業者と相談したうえで進めていくことが大切です。

      自宅にあった外壁リフォームを施すことで、安心した住まい環境を実現できます。

      • ヌリカエでは、全国1000社以上の優良リフォーム業者の中から、お客様のご希望に沿った業者のみを複数社ご紹介することが可能です。

      自宅の外壁についてプロの意見を参考にされたいかたは、ぜひ一度ヌリカエにご相談下さい。

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