【2023年】兵庫県で外壁塗装に助成金が下りる市町村は？金額・条件・申請方法も解説

兵庫県にお住まいの方で、家の外壁塗装をお考えでしたら、住んでいる市町村の助成金が使えるかどうかを確認しましょう。

はじめに、兵庫県で外壁塗装の費用の助成制度がある市町村は、以下の19箇所です。

それぞれの助成金額や条件について、これから記事内で解説していきます。

なお、兵庫県の上記以外の自治体は、残念ながら外壁塗装を対象とした助成金制度はありません。

助成金制度以外で「外壁塗装を安くする方法」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>「外壁・屋根塗装を安くする業者選びのポイント」

「外壁塗装の助成金」について一般的な知識を知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>「【最新】外壁塗装で助成金・助成金を受け取るには？条件・地域・申請方法」

執筆者：外壁塗装アドバイザー 中田 大生 日本全国の市区町村1,718すべてのサイトへアクセスして、助成金情報をお届け！外壁塗装アドバイザーの資格保持者が、助成金情報のリサーチ経験を生かして、記事を作成しています。 略歴・プロフィール：執筆者｜中田 大生（株式会社Speee）

兵庫県で外壁塗装に助成金がおりる市区町村は？

兵庫県で外壁塗装に助成金がおりる市町村の制度内容を詳細に紹介します。

明石市の助成金制度

明石市の明石市住宅リフォーム助成事業は、市民が市内の施工業者を利用して20万円以上（税込）のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の10％（上限10万円）です。

明石市で住宅リフォーム助成を受けたい場合は、はがきによる申し込みを行う必要があります。募集人数は40人程度で、申込者多数の場合は抽選となります。

【2023年最新】明石市で外壁塗装におりる助成金は？金額・申請条件も解説

明石市にお住まいの方が外壁塗装を行った場合に申請できる助成金制度と、それぞれの条件・支給金額などをわかりやすく解説しました。

西宮市の助成金制度

西宮市の住宅リフォーム助成事業は、市民が市内の施工業者を利用して40万円以上（税込）のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の10％（上限10万円）です。

助成を受けたい場合は、はがき、または、インターネット（にしのみやスマート申請）による申し込みを行う必要があります。また、当制度は2度に分けて募集されます。1回目の受付期間は、4月24日~5月19日、2回目は8月9日～9月1日です。

【2023年最新】西宮市で外壁塗装におりる助成金は？金額・条件・申請手順も解説

西宮市にお住まいの方が外壁塗装を行った場合に申請できる助成金制度と、それぞれの条件・支給金額などをわかりやすく解説しました。

豊岡市の助成金制度

豊岡市の豊岡市住宅耐震リフォーム助成金は、同市の別制度「豊岡市住まいの耐震化促進事業」を利用して耐震改修工事と同時にリフォームをする場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の16％（上限30万円）です。

市内の業者に発注して工事をすることも支給条件となっておりますので、ご注意ください。

赤穂市の助成金制度①

赤穂市の空家活用支援事業助成金は、交付申請時において、空き家である期間が6か月以上ある住宅に対して100万円以上のリフォームをする場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の25％～50％（上限40万円～200万円）です。

空き家期間に関する条件は、国または市の空き家情報バンクに登録している住宅には適用されません。

また工事に要する費用や、工事する住宅が立地する区域、UIJターン・子育て世帯など施主の属性により助成金額は異なります。

なお、市街化区域または空家等活用促進特別区域外の空き家を工事する場合は助成対象外となります。ご注意ください。

赤穂市の助成金制度②

赤穂市の古民家再生促進支援事業助成金は、県または市の景観条例において重要建造物と指定されている建物に対して500万円以上の李フォーうをする場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の22％～50％（上限250万円～550万円）です。

助成金の金額は、対象となる建築物の種類によって変動し、古民家のうち、空家等活用促進特別区域にあるものである場合は、最大で550万円支給されます。

三田市の助成金制度

三田市の空き家リフォーム助成事業は、若年世帯や子育て世帯、または40歳未満の独身の方が、空き家である期間が6か月以上経過している住宅に対して100万円以上のリフォームをする場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の50％（上限65万円～200万円）です。

区・自治会・まちづくり協議会や、地域を基盤として活動する団体が利用する場を工事する場合は、助成金の上限が200 万円まで増額します。その場合は、空き家を地域交流拠点として活用する必要があります。

【2023年最新】三田市で外壁塗装におりる助成金は？金額・条件・申請手順も解説

三田市にお住まいの方が外壁塗装を行った場合に申請できる助成金制度と、それぞれの条件・支給金額などをわかりやすく解説しました。

加西市の助成金制度

加西市の加西市空き家改修事業助成金は、市民が市内の施工業者を利用して空き家に対して20万円以上のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の50％～75％（上限50万円）です。

丹波篠山市の助成金制度

丹波篠山市の住宅リフォーム助成は、市民が市内の施工業者を利用して20万円以上（税抜）のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の20％（上限10万円）です。

募集件数に満たなかった場合のみ 2次募集が実施されます。当選された方は、令和5年6月13日から8月31日までの交付申請が必要です。また、丹波篠山市産材を使用する場合は、上限2万円まで上乗せ支給されます。

※今年度の受付は終了しました

丹波市の助成金制度

丹波市の空き家利活用促進事業助成金は、住まいるバンク利用登録者や利活用予定者が空き家を工事する場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の50％（上限50万円）です。

工事する空き家は、売買または賃貸借契約完了日から申請日まで、2年が経過していないことが条件となっています。市外業者の利用は、市内業者2社以上から別途見積を徴収し、金額が最安価の場合に限り認められます。また、業者へ工事費用の支払いは金融機関からの振り込みが必須です。

【2023年最新】丹波市で外壁塗装におりる助成金は？金額・条件・申請手順も解説

丹波市にお住まいの方が外壁塗装を行った場合に申請できる助成金制度と、それぞれの条件・支給金額などをわかりやすく解説しました。

南あわじ市の助成金制度①

南あわじ市の南あわじ市多世代同居・近居支援事業助成金は、多世代世帯において、過去1年以内に世帯員が1以上増加している方、または、現在別々に住んでいる場合は、同居または近居を予定している方が、市内の業者を利用して30万円以上のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の30％（上限100万円）です。

予定する工事中にトイレ、風呂またはキッチンのうちどれか1つが含まれる必要があります。受付期間は、2026年3月31日までですが、実績報告は2026年度内に行う必要があるため、ご注意ください。

南あわじ市の助成金制度②

南あわじ市の南あわじ市定住促進空き家活用支援事業助成金は、売買・賃貸借契約後1年以内の空き家に対して30万円以上のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の30％（上限100万円）です。

別荘や販売など営利を目的とする建物は助成対象外となります。

朝来市の助成金制度

朝来市の住宅リフォーム助成事業は、市民が市内の施工業者を利用して20万円以上（税込）のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の10％（上限10万円）です。

集合住宅の場合は、個人の専有部分のみが、店舗や事務所などの併用住宅は、住居部分のみが助成対象となります。

市のその他の住宅改修に関係する助成金を受けていないことも条件となりますので、ご注意ください。

宍粟市の助成金制度

宍粟市の森林の家づくり応援事業は、売買・賃貸借契約後1年以内の空き家に対して市内の業者を利用してリフォームをする場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の33％（上限25万円～50万円）です。

助成金額の上限は、宅地建物取引業者と媒介契約した物件の場合、25万円です。空き家バンク登録物件の場合は50万円まで増額します。

多可町の助成金制度

多可町の住宅リフォーム助成事業は、町民が町内の施工業者を利用して50万円以上のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の5％（上限5万円）です。

外壁塗装だけでなく、壁紙や床などの内装、水回り改修やバリアフリー化などの工事も助成対象となっています。

稲美町の助成金制度

稲美町の稲美町住宅リフォーム助成金制度は、町民が町内の施工業者を利用して20万円以上（税抜）のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の10％（上限10万円）です。

外壁塗装だけでなく、屋根・壁・床・風呂・台所など住宅の幅広い部位が助成対象となっています。

加古播磨町の助成金制度

播磨町の播磨町住宅リフォーム助成制度は、町民が町内の施工業者を利用して20万円以上のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の10％（上限10万円）です。

助成を希望する場合、工事着工のおおよそ2週間前までに役所へ申請をするよう推奨されています。

市川町の助成金制度

市川町の市川町空き家活用支援事業は、空き家である期間が6か月以上経過している住宅に対して、10万円以上のリフォームを行う場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の33％（上限50万円）です。

兵庫県が実施している空き家活用支援事業で定められた要件を満たす工事の場合は、兵庫県が実施する制度に基づいて助成額が支給されます。

福崎町の助成金制度

福崎町の産業活性化緊急支援事業（住宅改修助成制度）は、町民が町内の施工業者を利用して20万円以上のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の10％（上限10万円）です。

施工業者については、同町が指定する「福崎町競争入札等参加資格登録者」である必要があります。本制度は、令和6年度まで実施予定ですが、工事の着工・完了・工事代金の支払は同一年度内に行わなければなりません。

神河町の助成金制度

神河町の若者世帯住宅リフォーム支援事業は、若者世帯が10万円以上のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の10％～19％（上限50万円～90万円）です。

若者世帯とは、下記のいずれかを差します。

• 申請日現在において、夫婦の満年齢の合計が80歳未満である世帯であって、かつ、夫婦が同居している世帯
• 申請日現在において、婚姻を予定している者同士の合計年齢が80歳未満である者であって、住宅取得後6か月以内に婚姻し、夫婦で同居する者
• 申請日現在において、満18歳に到達して最初の3月31日(年度末)までの、生計を一にし同居する子どもがいる世帯

助成額は、町内業者の利用し、かつ町内の製材事業者から地域材を調達して使用した場合で、最大19%（上限90万円）まで増額します。

香美町の助成金制度

香美町の香美町住宅改修費助成金は、町民が町内の施工業者を利用して20万円以上のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は費用の10%（上限50万円~70万円）です。

工事費用によって、助成金金額は異なります。

• 100万円未満の工事の場合：工事費用の5%を支給
• 100万円以上200万円未満の場合：定額5万円を支給

なお、当助成金は現金ではなく商品券にて支給をされますので、ご注意ください。商品券は、香美町商工会会員が経営する店舗等で利用可能です。

新温泉町の助成金制度

新温泉町の新温泉町定住促進住宅取得助成金制度は、市が定める若者・定住者が町内の施工業者を利用して50万円以上のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。

助成金額は施工費用の10%（上限50~70万円）です。

下記のいずれかにあてはまる場合、市が定める若者・定住者に該当します。

• ①町内在住の満45歳未満の方
• ②次のAとB両方を満たす方（U・Iターン者）A：町内に転入日前に1年以上、連続して町外に住所を有していた方　B：町内に転入後3年未満の方又は工事の完成（購入）日までに転入する方
• ③新温泉町地域おこし協力隊員であった方で、隊員の任期満了後3年未満の方

「その他のリフォーム助成金制度」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>「リフォームで使える8つの助成金と一番利用されている制度を紹介」

兵庫県の市町村と助成制度の有無・条件一覧

兵庫県の市町村と、外壁塗装を対象にした助成制度の有無をまとめました。

外壁塗装で助成金を受け取るための条件

助成金制度を利用するためには、前提条件や申請のタイミングを間違えないことが重要です。

助成金を受けるための前提条件には一定の傾向があり、とくに以下のものには当てはまる自治体が多いので気をつけましょう。

工事着工前に申請すること

兵庫県の外壁塗装で使える助成金制度は、すべて利用申請は着工前に行う必要があります。

申請をせずに着工してしまうと、工事内容が制度の対象であっても、助成金が下りないという事態になってしまいますので、お気をつけください。

税金を滞納していないこと

どの市町村でも、助成金の申請者や住居の居住者に市町村税の滞納があると、助成金の対象外となってしまいます。

万一、住民税を支払っていなかったり、過去に支払っていない期間がある場合は、精算してからでないと助成制度は利用できません。

自治体で定められた業者で行うこと

居住の市区町村外の業者を利用して外壁塗装を行った場合、助成制度の対象外となる場合があります。

ただし兵庫県の場合は、赤穂市・三田市・市川町のように、利用業者の制限がない自治体もあります。

「外壁塗装を成功させるコツ」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>「外壁塗装を絶対に失敗しないための5つのコツ」

兵庫県の外壁塗装助成金の申請の流れ

助成金の支給は、多くの自治体では先着順もしくは抽選制になっており、予算も限られています。 助成金を検討するなら、見積もりや申請にかかる時間を見越して、早めに取り掛からなくてはならないのです。

実際の助成金の申請の流れは、おおむね次のようになっています。

Step 1：外壁塗装の見積もりを取る

申請の際には、業者の工事見積もり書が必要なことがほとんどです。見積もり取得にかかる時間を考えると、まずは見積もり依頼から取り掛かるほうがよいでしょう。

また、見積もり書だけではなく、塗料の性能を証明するカタログの提出をもとめられる場合もあるので注意しましょう。

Step 2：自治体のサイトから必要書類を入手

自治体のHPにいくと申請書書がダウンロードできます。記入をすすめ、必要な添付資料などの準備をはじめます。

Step 3：必要書類を提出

窓口か郵送で提出します。自治体によっては郵送不可の場合もあります。

Step 4：審査結果の連絡（2週間前後）

多くの自治体は先着順になっています。新年度から募集が始まるため、早めに応募することが大切です。

Step 5：外壁塗装の契約・工事

外壁塗装に着工します。途中経過や完了後の記録写真が必要な自治体もありますので、改めて要項を確認しましょう。

Step 6：実績報告書と請求書を提出

工事が完了したら、実績報告書と請求書を作成し、提出します。

助成金以外で兵庫県の外壁塗装を安くする方法

本記事では兵庫県で外壁塗装の費用制度がある市町村をご紹介しました。
兵庫県では計19か所の市町村が助成金制度を設けておりますが、残念ながら助成金が貰えない市町村も存在します。

お住まいの市町村で助成金が貰えない場合でも、安くする方法は存在します。

安くする方法についてはこちらの記事もご覧ください。

外壁塗装の費用を安くする方法11選を解説！

外壁や屋根を塗り替えるとなると、100万円程度の費用がかかります。少しでも安い費用で高品質な塗装工事をするために、どの業者を選ぶべきか？どんな方法があるのか？徹底解説します

記事のおさらい

以上、兵庫県の外壁塗装の助成金の知識と、申請前に気をつけたい注意事項についての解説でした。

外壁塗装や補修をお考えの際は、新築時のハウスメーカーよりも、地元の施工業者に相談するほうが、安くて高品質な工事を受けられるためオススメです。
当ページからも、あなたの家のリフォーム適正金額をチェックしたり、業者からの相見積りを取り寄せることができますので、この機会にご利用いただければ幸いです。

最後に、記事の要点を振り返ってみましょう。

兵庫県の市町村で、外壁塗装に助成金がおりるのはどこ？

2023年5月現在、明石市・西宮市・豊岡市・赤穂市・三田市・加西市・丹波篠山市・丹波市・南あわじ市・朝来市・宍粟市・多可町・稲美町・播磨町・市川町・福崎町・神河町・香美町・新温泉町で外壁塗装を対象にした助成制度があります。詳しく知りたい方は兵庫県で外壁塗装に助成金がおりる市町村は？をご覧ください。

兵庫県の市町村で、外壁塗装に助成金がおりないのはどこ？

2023年5月現在、神戸市東灘区・神戸市灘区・神戸市兵庫区・神戸市長田区・神戸市須磨区・神戸市垂水区・神戸市北区・神戸市中央区・神戸市西区・姫路市・尼崎市・洲本市・芦屋市・伊丹市・相生市・加古川市・西脇市・宝塚市・三木市・高砂市・川西市では助成制度がありません。詳しくは助成制度のない市町村をご覧ください。

外壁塗装で助成金が受け取れる条件は？

よくある条件には「塗装の着工前に申請すること」「市町村内の中小業者で施工をすること」の2つがあります。詳しくは外壁塗装で助成金を受け取るための条件をご覧下さい。

助成金の申請はどのような流れで行うの？

多くの場合「見積もり依頼」→「必要書類入手」→「申請」→「審査結果連絡」→「着工」→「実績報告」の流れです。詳しくは兵庫県の外壁塗装助成金の申請の流れをご覧ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。