セメント瓦は、川砂を混ぜて作られた屋根瓦のことです。
新築住宅で使われることは少なくなりましたが、今住んでいる家の屋根に使われているという方もいるでしょう。
本記事では、セメント瓦とは何か、セメント瓦の特徴・セメント瓦のメリット・デメリットについてもご紹介します。
- セメント瓦とはセメント瓦とは、セメントに川砂を混ぜて作った瓦のこと
- セメント瓦は陶器瓦よりも表面がザラザラしている
- セメント瓦の塗装費用は、1㎡あたり1,800〜3,500円
>>屋根材10種類をランキングで紹介!メリット・デメリット、価格は?おすすめ屋根材50選まとめ
この記事を監修しました

株式会社Speee
小林 成光
所有資格
外壁アドバイザー、外装劣化診断士、ホームインスペクター
専門分野
外壁工事
職業
外壁アドバイザー、外装劣化診断士、ホームインスペクター
600件以上の現地調査を実施する過程で得た専門性を生かし、日本発のネット見積もりシステムでビジネスモデル特許を取得。ヌリカエにて、外装工事の専門家として、顧客・加盟企業のサポート・コラムの監修に従事。
セメント瓦とはどんな屋根?
セメント瓦とは、セメントに川砂を混ぜて作った瓦のことです。
ほかの瓦と比較すると価格が安かったため、特に1970〜1980年代の住宅が不足していた時期に普及が進みました。
この時期に建てられた住宅に住んでいる場合は、屋根にセメント瓦が使用されている可能性があります。
その後、化粧スレートやガルバリウム鋼板など、コストパフォーマンスに優れた屋根材が多く開発。
そのため、新築住宅ではセメント瓦が使用されることは減りました。
セメント瓦の特徴
セメント瓦の主な特徴は、次のとおりです。
- 見た目が陶器瓦に似ている
- 均一性に優れ、一定した並びになる
- 瓦の中では軽量であり、地震などの災害に強い
- 30年~40年ほどの耐用年数を誇る
瓦屋根の種類と見分け方
瓦形状の屋根には主に以下の4種類があります。
- セメント瓦
- 陶器瓦
- モニエル(コンクリート)瓦
- スレート
ご自宅の屋根がセメント瓦かどうか判断するために、セメント瓦と他の瓦の見分け方を確認していきましょう。
セメント瓦と他の瓦はどのように違うのでしょうか?
この章では、セメント瓦と「陶器瓦」「モニエル(コンクリート)瓦」「スレート」の3つを画像で比較していきます。
セメント瓦と陶器瓦の違い
セメント瓦 | 陶器瓦 |
---|---|
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セメント瓦と陶器瓦は同じような形状ですが、陶器瓦は釉薬が塗られているため表面がツルツルとしているのに対し、セメント瓦の表面はザラザラとしています。
また、セメント瓦は表面を塗装することによって着色しているので、経年とともに塗膜の剥がれや色あせが起こります。
なお、陶器瓦は粘土瓦の一種で、粘土瓦にはほかにも「いぶし瓦」「素焼き瓦」という種類があり、「和瓦」「洋瓦」という瓦も、粘土瓦に含まれます。
セメント瓦とモニエル瓦(コンクリート瓦)の違い
セメント瓦 | コンクリート瓦 |
---|---|
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![]() 画像引用:http://machiyane-shunan.com/column/monieru20190908.html |
セメント瓦とモニエル瓦は、屋根を上から確認しないと判別ができません。
瓦の小口(縁)がフラットなものがセメント瓦、ゴツゴツとして凹凸があるのがモニエル瓦(コンクリート瓦)です。
セメント瓦とスレートの違い
スレートとは、現在の戸建住宅の屋根としてもっとも普及している屋根材です。
スレートの原料はセメントなので、セメント瓦とスレートは大きく捉えると同じものといえるでしょう。
スレートとセメント瓦の定義に明確な基準はありませんが、厚みが1cm以下の薄い屋根材はスレート、1cm以上の厚い屋根材はセメント瓦と捉えるのが分かりやすいです。
>>スレート屋根とは? 特徴・修理方法・メンテナンス周期・費用を全解説
セメント瓦のメリット
現在は新たに使われることはほとんどないセメント瓦ですが、もちろんメリットも多くあります。
主なメリットは以下の3つです。
セメント瓦のメリット
- 工事が簡単であり施工・修理費用が安い
- さまざまなデザインの瓦がある
- 耐火性能が高い
それぞれ詳しくご紹介します。
1.工事が簡単であり施工・修理費用が安い
セメント瓦のメリットのひとつとして、施工・修理費用が安いことが挙げられます。
前述のとおり、製品としての価格が安いだけでなく、工事も比較的しやすいため施工・修理費用も安いのです。
多くの工事業者で対応できることも、メリットといえるでしょう。複数の工事業者から見積りを取り、費用を比較しながら安い業者を選ぶことも可能です。
2.さまざまなデザインの瓦がある
豊富なデザインの瓦があり、好きな形状や色のものを選びやすいことも、セメント瓦のメリットといえるでしょう。
セメントはさまざまな形に加工しやすいため、和風のものや洋風のものなど、多くの種類の瓦があります。
塗装によって色も変えられるため、明るい色や落ち着いた色など、自分好みの屋根を実現できます。3.耐火性能が高い
耐火性能が高いこともセメント瓦のメリットのひとつです。
セメントは燃えにくいため、万が一、火事が発生したときの被害を抑制できます。
火災が隣家などへ燃え広がるのを抑えたり、近所の火災が燃え移ることを防いだりすることにつながるでしょう。
セメント瓦のデメリット
次にセメント瓦のデメリットを解説します。セメント瓦には、主に以下の5つのようなデメリットがあります。
セメント瓦のデメリット
- 紫外線や風雨などで塗膜が劣化し吸水性が増す
- 塗膜が劣化すると衝撃で割れやすくなる
- 1度脆くなってしまったら塗装で強くならない
- 吸水性が高く、防水性が低い
- 建築基準法では重い屋根に分類される
各デメリット荷ついて詳しくご紹介します。
1.紫外線や風雨などで塗膜が劣化し吸水性が増す
セメント瓦の塗装は、紫外線・風雨・温度変化などによって塗膜の劣化が進行します。
これにより屋根に降った雨水が長時間滞留するようになり、カビ・苔が繁殖しやすくなってしまいます。
2.塗膜が劣化すると衝撃で割れやすくなる
ほかの屋根材と比較すると衝撃に弱く割れやすいことも、セメント瓦のデメリットのひとつです。
塗膜が劣化すると、セメントの成分であるカルシウムが流出してしまいます。
そのため、ザラザラとした表面の骨材が現れ、少しの衝撃で割れるようになります。
また、大きな揺れや飛来物などの影響により、セメント瓦がひび割れてしまうこともあるので、注意が必要です。
3.1度脆くなってしまったら塗装で強くならない
セメント瓦の表面には塗料が塗られているため、定期的に塗装する必要があります。
ざらざらとした骨材が表面に出るほど脆くなってしまうと、塗装では耐久性は元には戻りません。
塗装の目安は10年に1度。塗装でのメンテナンスで寿命を延ばしましょう。
4.吸水性が高く、防水性が低い
セメント瓦は、吸水性の高い素材です。
塗膜が劣化することで、表面の凹凸が大きくなり防水性の低下を招きます。
5.建築基準法では重い屋根に分類される
瓦の中では軽量なものの、建築基準法では陶器瓦などと同じく重い屋根に分類されています。
重い屋根は重心の位置が高くなり、地震の揺れを増幅させてしまうと言われます。
耐震診断で壁量が不足していると判断された場合には、屋根材を軽量なものに変えると良いでしょう。
【緊急度比較】セメント瓦を塗装すべきタイミング
セメント瓦が劣化してくると、塗膜の剥がれや色あせなど様々な劣化症状が発生します。
しかし「どんな劣化症状がどのくらいメンテナンスの緊急度が高いのか分からない…」という方も多いのではないでしょうか。
そこで本章では、セメント瓦における代表的な3つの劣化症状ごとに、メンテナンスの緊急度を比較してご紹介します。
以下に、各劣化症状とメンテナンスの緊急度を一覧で比較できる表をご用意しました。
それぞれの劣化症状について、詳しく解説していきます。
セメント瓦の塗料の剥がれ:緊急度高
セメント瓦の塗料の剥がれは、メンテナンスの緊急度が非常に高い劣化症状です。塗膜はセメント瓦を保護する重要な層であり、 剥がれると瓦自体の劣化を急速に進行させます。
セメント瓦の表面を覆う塗膜は、紫外線や風雨、温度変化によって劣化が進むものです。塗膜が剥がれるとセメント瓦本体がむき出しになり、吸水性が増します。水分を吸収しやすくなると、セメント瓦はもろくなり、衝撃で割れやすくなるでしょう。
さらに、吸水した水分が内部で凍結・融解を繰り返すことで、ひび割れや欠落の原因にもなりかねません。塗膜の剥がれを放置すれば、雨漏りや屋根内部の腐食を引き起こす恐れがあるため、早急な塗装による保護が必要です。
セメント瓦の塗膜が剥がれているのであれば、速やかに専門業者へ相談し再塗装を検討してください。
セメント瓦の色あせ:緊急度中
セメント瓦の色あせは、塗膜劣化の初期段階であり、緊急度は中程度ですが放置は禁物です。色あせは、塗膜の保護機能が低下し始めている明確なサインとなります。
セメント瓦の表面は、時間の経過とともに紫外線や雨風にさらされ、塗料の色が薄くなったり変色したりするものです。この色あせは、塗膜が本来持っている防水性や保護能力が衰え始めている証拠となります。
塗膜の防水性が低下すると、瓦が雨水を吸収しやすくなりカビやコケが繁殖する原因にもなるので注意が必要です。また、色あせた部分はザラザラとした手触りになることが多く、さらにコケが生えやすくなってしまいます。
見た目の問題だけでなく、この状態が続けば最終的に塗膜の剥がれや瓦自体の損傷につながり、雨漏りのリスクが高まるでしょう。色あせを発見したら、早めに塗装メンテナンスを行い、さらなる劣化を防いでください。
セメント瓦の表面の膨れ:緊急度中
セメント瓦の表面に塗膜の膨れが見られる場合、緊急度は中程度ですが早期の対応が推奨されます。塗膜の膨れは、塗膜と下地の間に水分や空気が入り込んでいる証拠であり、放置すると剥がれやひび割れに発展するリスクが高いからです。
膨れが発生している箇所は、塗膜が下地にしっかりと密着しておらず保護機能が低下しています。紫外線や風雨にさらされ続けると、膨れた部分が破れて塗膜が剥がれ落ち、セメント瓦本体が直接劣化にさらされることになってしまうため注意してください。
膨れが進行するとひび割れ(クラック)を引き起こし、最終的には雨水の侵入による雨漏りや建物内部の腐食につながる恐れがあります。
美観の回復だけでなく、瓦の耐久性を維持するためにも、膨れを発見したら早めに専門業者に相談し適切な補修や塗り替えを検討してください。
セメント瓦はアスベストに注意が必要
セメント瓦は1970年~1980年代によく使われた屋根材です。
この頃の建材は、断熱性や耐久性の向上を目的としてアスベスト(石綿)が含むものがほとんどでした。
セメント瓦も例外ではなく、アスベストを含む商品が一定数存在します。
セメント瓦はもともと厚みがあるためアスベストを含む商品はそれほど多くありませんが、気になる方は、国土交通省の運営する「アスベスト含有建材データベース」で検索をしてみましょう。
または、瓦を一枚実際に割ってみて、内側に繊維状のもの(アスベスト)が露出するかを見ればアスベストを含むかは判断できます。
ただし上記作業は危険を伴うため、必ず専門業者に依頼して確認してもらいましょう。
なお、アスベストが含まれていた場合でも、瓦が割れていたりしない限りは健康被害が起こる可能性は低いです。
「アスベスト」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>「アスベスト含有住宅の見分け方3つを徹底解説!リスクや除去方法まで知っておこう」
>>「アスベスト入り住宅の外壁塗装前に知っておきたい知識と注意」
セメント瓦の塗装費用
セメント瓦には、定期的な塗装のメンテナンスが必要となります。
セメント瓦の塗装にかかる費用は、屋根の形状や面積、劣化状況、使用する塗料の種類などによって異なりますが、目安としては1㎡あたり1,800〜3,500円程度です。
一般的な30坪の戸建てのセメント瓦を塗装する場合は、40万~50万円ほどかかると考えておきましょう。
以下が、セメント瓦の塗装工事の内訳の相場になります。
費用内訳 | 1㎡あたりの費用 |
---|---|
足場設置 | 700〜800円 |
高圧洗浄 | 200〜300円 |
下地調整 | 400〜500円 |
塗装 | 2,200〜3,500円 |
縁切り | 150〜200円 |
合計 | 3,250〜5,300円 |
>>屋根工事の費用相場は?葺き替え・塗装・カバー工法・雨漏り修理の相場まとめ ▼「塗料」について詳しく知りたい方はコチラ
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セメント瓦の塗装の流れ
セメント瓦を塗装する際は、足場設置や高圧洗浄などを行ったうえで、実際の塗装を進めます。
ここでは、塗装の流れをわかりやすく解説しますので、参考にしてください。
1.建物の周囲に足場を設置する
高圧洗浄や塗装作業の前に、建物の周囲に仮設足場を設置します。仮設足場は、安全かつ効率的に作業を進めるために欠かせません。費用を節約したいからといって、足場設置を省略することは避けましょう。
塗料や道具が落下したり飛散したりしないよう、必要に応じて養生シートを設置することも重要です。
とくに隣家が近い場合は、塗料の飛散により迷惑がかからないよう、しっかりと対策しておきましょう。
2.高圧洗浄によって屋根の汚れを落とす
仮設足場の設置が完了したら、高圧洗浄によって屋根全体の汚れを落とします。
屋根に汚れが残っていると、塗料がうまく付着せず剥がれやすくなったり、美しく仕上がらなかったりするため、高圧洗浄はとても大切な作業です。
3.セメント瓦のひび割れなどを修理する
セメント瓦のひび割れやずれなどが発生している場合は、塗装の前に修理しなければなりません。
高圧洗浄で取り切れなかった細かな部分の汚れも落とします。この作業を下地調整といいます。
下地調整の程度は屋根の劣化状況によって異なり、劣化が激しい場合は塗装以外の修理方法を検討する必要があります。
4.セメント瓦を塗装する
下地調整が完了したら、実際にセメント瓦を塗装していきます。
塗装は、下塗り・中塗り・上塗りの3回に分けて行うのが一般的です。下塗りは、塗装面と中塗り材や上塗り材の密着性を高めるための重要な作業です。下塗りを省略すると、塗料が剥がれやすくなったり、色ムラの原因になったりするため、確実に行いましょう。
下塗り後は適切な乾燥時間を設けてから、中塗りの作業に移ります。乾燥時間も、塗膜に耐久性を持たせるために重要です。
5.上塗りが乾燥したら縁切り作業を行う
上塗りが乾燥したら、縁切りという作業を行います。縁切りとは、セメント瓦の間の塗膜を切断し、水が流れやすい状態を作ることです。
縁切り作業を行わないと、セメント瓦同士が密着しすぎてしまい、雨水が溜まってしまいます。雨漏りの原因になる可能性もあるため、確実に縁切りをすることが大切です。
セメント瓦の塗装以外の修理方法
劣化したセメント瓦の塗装以外の修理方法として、部分差し替えや全面葺き替えが挙げられます。
専門業者に現地を確認してもらったうえで、適切な方法を選ぶことが大切です。ここでは、部分差し替えと全面葺き替えについて簡単に解説しますので、確認しておきましょう。
劣化・雨漏りしたセメント瓦のみを交換する「部分差し替え」
部分差し替えとは、劣化したセメント瓦のみを新しいものに交換する補修方法です。
ただ、セメント瓦はほとんど生産されなくなったため、入手が難しい屋根材といえます。
実際には、シーリングで応急処置をする、塗装や葺き替えなどの方法を選択する、といったケースが多いでしょう。
屋根全体を新しいものに交換する「全面葺き替え」
全面葺き替えとは、セメント瓦を取り除き、新しい屋根材を設置し直す修理方法です。
全面葺き替えを行う場合、ガルバリウム鋼板や化粧スレート(コロニアル)など、コストパフォーマンスに優れた屋根材を用いるケースが多いでしょう。専門業者とも相談しながら、建物の立地や日当たり、建物全体のバランスなどを考慮して、最適なものを選ぶことが大切です。
>>屋根の葺き替えの費用はいくら? 費用の内訳や補助金制度を知ろう
セメント瓦はカバー工法ではリフォームできない
屋根のリフォーム・修理方法として一般的なカバー工法ですが、セメント瓦やモニエル瓦はカバー工法で施工することはできません。というのも、セメント瓦は重く、既存の瓦に新しい屋根材を重ねると重量が増し、構造的な問題を引き起こす可能性があるからです。
また、下地の劣化や瓦の形状によっても新しい屋根材の固定が難しく、雨漏りのリスクが高まります。セメント瓦の修理方法としては、上述のように全面的な葺き替えや部分的な補修が推奨されます。適切な修理方法を決めるときには専門業者のアドバイスをもらうのがおすすめです。
よくある質問
セメント瓦でよくある質問を下記にまとました。
セメント瓦の欠点は何ですか?
セメント瓦とコンクリート瓦の違いは?
コンクリート瓦の寿命は?
セメント瓦は現在も使われていますか?
セメント瓦は、現在使われていません。
1980年~1990年にかけて使われていましたが、耐久性の低さやメンテナンス性の悪さから次第に使われなくなりました。
メーカーが製造を終了しているため、現在は新築でセメント瓦が使われることはありません。
セメント瓦の欠点は何ですか?
セメント瓦の欠点は、主に以下の5つです。
セメント瓦のデメリット
- 紫外線や風雨などで塗膜が劣化し吸水性が増す
- 塗膜が劣化すると衝撃で割れやすくなる
- 1度脆くなってしまったら塗装で強くならない
- 吸水性が高く、防水性が低い
- 建築基準法では重い屋根に分類される
セメント瓦とコンクリート瓦の違いは?
セメント瓦とコンクリート瓦の違いは、瓦の小口(縁)で分かります。
瓦の小口がフラットになっているものがセメント瓦、凹凸があるものがコンクリート瓦です。なお、小口は下からは見えないため、屋根の上に登って確認する必要があります。
コンクリート瓦の寿命は?
コンクリート瓦の寿命は、30年~40年程度です。
こまめなメンテナンスをすることで、50年~60年程度まで寿命を延ばすことができます。
ただし、コンクリート瓦の表面の塗装は10年~15年程度で耐用年数となるため、定期的な塗り替えが必要です。
セメント瓦の施工業者を探すなら
今回は、セメント瓦の特徴やほかの屋根材との違い、メンテナンス方法などについて解説しました。
セメント瓦には、さまざまなデザインの瓦がある、耐火性能が高い、といったメリットがある一方で、衝撃に弱く割れやすい、色あせるため定期的なメンテナンスが必要、というデメリットもあります。
セメント瓦の耐久性や美しさを維持するために、定期的な塗り直しを検討するようにしましょう。
なお、セメント瓦の修理・塗装・葺き替え等を依頼する施工業者をお探しでれば、ぜひ弊社サービス「ヌリカエ」もご活用ください。お住まいの地域で評価の高い施工業者をご紹介するほか、専門スタッフがリフォームの無料相談を行っております。