外壁塗装の飛び込み営業が来たらどうする?悪徳業者を見極めるコツを解説

  • 【更新日】2022-04-05
外壁塗装の飛び込み営業が来たらどうする?悪徳業者を見極めるコツを解説

外壁塗装の飛び込み営業はアポなしが基本です。そのため気持ちの準備もできずに、流れに任せて応対し、その場で外壁塗装の契約をしてしまった結果、トラブルになるケースが後を絶ちません。

そこで、今回は外壁塗装の飛び込み営業について解説します。本記事を読んで、外壁塗装の飛び込み営業の傾向と対策をしっかりと把握しましょう。

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外壁塗装の飛び込み営業による苦情は年々増加

外壁塗装の営業活動ではアポなしで、自宅に直接訪問する飛び込み営業が行われることもあります

優良な業者も多いですが、中には騙すつもりでセールスをかけてくる悪徳業者も存在します

また「外壁」という、専門知識に薄く、内装と比べても日常生活で気にかけることが少ない場所なので、営業を受けた方の中には、よく事情を理解せずに話を聞いてしまう、もしくは契約してしまうケースも多いと言われています。

実際に国民生活センターの公式サイト「全国消費者生活情報ネットワークシステム(PIO-NET)」によると、飛び込み営業、いわゆる訪問販売・点検商法の相談件数が2018年度から年々増加しています。

訪問販売のリフォーム工事の相談件数 ※2021年6月30日時点

年度 2018 2019 2020 2021
相談件数 7,223 8,000 8,757 1,864(前年同期1,464)

点検商法による相談件数 ※2021年6月30日時点

年度 2018 2019 2020 2021
相談件数 5,684 5,759 7,009 1,424(前年同期1,149)

出典:https://www.kokusen.go.jp/soudan_topics/data/reformtenken.html

上記データのリフォーム工事には「屋根工事」「壁工事」「増改築工事」「塗装工事」「内装工事」が含まれており、外壁塗装も例外ではありません

上記のデータからも、外壁塗装の飛び込み営業が自宅に来た際には、まずは警戒しておく必要があります。

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外壁塗装の飛び込み営業を受けたら、注意すべき3つの特徴

外壁塗装の飛び込み営業が悪徳業者かどうかは接してみなければ分かりません。しかし、悪徳業者が行うセールスには共通する点があります。

以下からは悪徳業者を見極めるコツとして、注意点を紹介します。今後飛び込み営業にあった際の参考にしてください。

外壁塗装の必要がなくても営業してくる

外壁塗装の必要性がなくても営業してくるのは、悪徳業者の特徴の1つです。外壁塗装は基本的に、前回の塗装、もしくは新築の状態から8~10年の目安で行われます

しかし悪徳業者の場合は外壁の経年劣化の兆候がないのにも関わらず「今工事しないと手遅れになる」、「工事しないと二次被害につながる」などと嘘をつき、営業トークを広げてくることがあります。

いつ、外壁塗装を行ったのかなどについても把握しておき、このような言動が目についた場合は、話を聞くことはなく、悪徳業者である可能性を疑いましょう

突然見積もり書を出してくる

外壁塗装の飛び込み営業を行う業者の中には、突然見積もり書を手渡してくるケースもあります

一般的に、外壁塗装工事においては、見積もり前に丁寧な事前調査を行います。外壁状態をしっかりと確認した上で、その劣化状況に合わせた塗料、工数を綿密に計算し、見積もりを出すためです。

そのため、飛び込み営業で会ったその日に突然見積もり書が出されるような事態は絶対になく、事前に作成されている可能性が高いです。

検討する時間を与えず即決を促してくる

悪徳業者の中には応対する人柄を観察し、つけいる隙があると契約の即決を促すケースがあります。中には「ここまで時間を取らせた以上、契約してくれないと困る」と、半ば脅しに近い行為に及ぶ業者もいます。

「今契約すると値引きが利く」などと言ったり、オプションをつけたりして契約へと導こうとしてくる場合は注意が必要です。

そもそも、外壁塗装では数十万単位での大幅な値引きはできません。突然金額を下げてくるなどの対応が見られた場合、仮に工事が実施されても、手抜き工事などが行われる可能性もあります

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外壁塗装の飛び込み営業が来たときの対処法

実際に外壁塗装の飛び込み営業が来た際にはどのように対応すれば良いのでしょうか。外壁塗装の飛び込み営業の中には優良な業者もいるため、以下の対処法を守った上で応対しましょう。

相見積もりをとる

外壁塗装の飛び込み営業が来た際、本当に外壁に対して悩みを持っていれば、まずは見積もりを依頼した上で工事を検討しましょう。ただし、1つの業者のみで金額を判断するのはおすすめできません。最低2~3社程度、相見積もりを取るようにしましょう

相見積もりを取ることで外壁塗装の相場や知識を把握でき、飛び込み営業に来た業者が適正価格を提示しているのかも知ることができます

会社情報を調べる

外壁塗装の飛び込み営業からもらった名刺情報をもとに、会社情報を調べましょう。インターネットでホームページを検索すればどのような会社(住所・代表番号)でどのような実績(施工事例)があるか確認することができます。

上記の他に確認すべき点は、ISO9001などの国際規格を取得しているか会社設立からの年数外壁塗装にまつわる資格取得の有無(塗装技能士、雨漏り診断士、外装劣化診断士)などです。

契約書を確認する

外壁塗装工事においては、工事前に契約書を取り交わします。契約書は主に、工事内容が詳細に記載された「工事請負契約書」、クーリングオフを含む、契約書の内容を詳細に記した「請負契約約款」、工事完了後の不具合などを保証する「保証書」、その他「請負代金内訳書」、「請求書」の5つとなっています。

悪徳業者の場合、そもそも契約書がなかったり、クーリングオフの記載がないなど、契約書に不利な内容が盛り込まれていることもあります。

またトラブルや不具合があった場合、契約書の内容を元に対処されるため、優良業者/悪徳業者問わず、事前にご自身で契約書を確認しておくことが大切です。

分からないところや不明な点は積極的に質問する

業者の外壁塗装における知識があまりにも浅い場合、悪徳業者である可能性が高いです。優良な業者であれば、営業担当者は分かりやすく、そして丁寧に疑問を解決してくれます。

一方で悪徳業者は「どのような塗料を用いるのか」「大体何人くらいで工事を行うのか」「工期はどれくらいなのか」などの基本的な質問に対して具体的に答えられず、「一度社内で持ち帰ります」などの対応で済ませてしまう場合もあります。

特に金額の内訳などを説明してきた際には、金額を入念にチェックした上で、「どうして金額が高いのか」なども聞いておくと良いでしょう。

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悪質な外壁塗装の飛び込み営業と契約した時の対処法

もし、外壁塗装の飛び込み営業と契約した後に「期待と違った」「半ば強引な契約なので取り消したい」という場合、適切な対処を行うことで契約自体を白紙に戻すことができる可能性もあります。下記からはそれぞれの手法について、詳しく紹介していきます。

クーリングオフの制度を利用する

クーリングオフは、一定の期間内であれば契約を解除できる制度のことです。訪問・電話勧誘販売に適用され、契約をした日から8日以内であれば契約を解除できます

外壁塗装においてクーリングオフが適用された場合、着手金などの前金も全て返却してもらった上で、仮に着工が進んでいても無料で原状回復をおこなってもらえます

上述した通り、クーリングオフには期限が設けられており、一般的には「契約書を受け取った日を1日目とし、契約解除通知日が8日目以内」とされていることを覚えておいてください。

また電話やメールではなく、書面での手続きが必要なことなど、適用されるには様々な条件があることを把握しておきましょう

なお、契約書面を受け取っていない場合や、捺印や会社名、契約日などが記載されていないなど、契約書に不備があった場合は8日以上経過しても契約を解除できます

国民生活センターに相談する

正規の手続きを踏み、契約を依頼していたとしても、外壁塗装においては様々なトラブルが起きることが考えられます。使用する塗料などは専門的な知識が必要になる場合もあるため、トラブルが膠着化することも考えられます

そのような場合は第三者機関である「独立行政法人国民センター」や「公益財団法人
住宅リフォーム・紛争処理支援センター」、弁護士などに相談しましょう。

特に公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センターの公式HPでは住宅に関するトラブルの事例が掲載されており、事前に想定トラブルと解決処理の流れなども併せて把握することができます。

●国民生活センター:https://www.chord.or.jp/

また悪徳業者の中には、巧妙に契約書を書き換えるなどの行為を行うケースもあります。このように契約や法律の知識が必要な場合、弁護士へと相談しましょう

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外壁塗装の営業マンが来た際は厳しいチェックが大切

外壁塗装の飛び込み営業は、全員が悪徳業者というわけではありません。

しかし飛び込み営業によるクレームや苦情は年々増えていることは確かです。

そのため、仮に外壁塗装の工事を依頼したいと考えていたとしても、その場で契約を決めるのではなく、相見積もりなどを取り、信用できる業者を探しましょう。

なお信用できる外壁塗装業者をお探しの方は、「ヌリカエ」がおすすめです。全国の施工業者を探すことが可能で、納得のいくまで比較検討できるため、飛び込み営業にあった際も、まずは「ヌリカエ」で諸条件を入力し、比較してみることをおすすめします。

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