外壁塗装も含んだリフォームの相談事例は毎年20,000件以上寄せられ、そのうち1割が法的解決が必要とされています。もはや、外壁塗装の詐欺は他人事ではありません。
しかし…
「外壁塗装の詐欺は、どんな手口があるの?」
「外壁塗装の詐欺はどうやって防げばいいの?」
「実際に詐欺に遭ったらどうすればいいの?」
といった疑問を持っていませんか?
そこで、この記事では外壁塗装の詐欺の疑問を解決するため、「詐欺の手口」「詐欺に遭わないための注意点」「詐欺に遭った時の対処」について、わかりやすく解説します。
記事を読めば、あなたを騙そうとする外壁塗装の詐欺を見分けられます。ぜひ、ご覧ください。
- 費用が割高だったり、大割引されたり、追加請求を受けると詐欺。
- 詐欺を防ぐには「書類を確認する」「即決しない」「相見積もりをする」を守る。
- 外壁塗装の詐欺に遭っても、8日以内ならクーリングオフできる。
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外壁塗装の詐欺かもしれない特徴6選
悪徳業者の被害に遭わないためにも、詐欺の手口を知っておきましょう。手口を知ることで、目の前にいる業者が悪徳業者か優良業者か見分けられます。
これで、大割引する業者が詐欺だと瞬時に分かりますよ。ぜひ、参考にしてください。
もし、優良業者の特徴を知りたい人は、以下の記事をご覧ください。
詐欺の特徴1:費用を大割引する
費用を大割引した場合、詐欺である可能性が高いです。なぜなら、大きく割引すると業者の利益を確保することが難しくなるからです。
そもそも外壁塗装の相場は80~120万円なのに、ここから30~50万円も割引されると、残り5割程度で塗装を行う必要があります。つまり費用を大割引するということは、利益を確保するため、粗悪な工事で誤魔化すということです。
このような事態にならないためにも、費用を大割引する業者には注意しましょう。
外壁塗装の相場について詳しく知りたい人は、以下の記事をご覧ください。
詐欺の特徴2:費用が割高
費用が割高の場合、詐欺である可能性が高いです。これは、顧客が正しい相場を知らないことを理由に、割高な費用を請求しているのです。
よく調べずに業者を信用していると、もしかしたら費用を高く請求されているかもしれませんよ?もし割高な費用を請求された場合、注意しましょう。
詐欺の特徴3:自社開発の塗料を勧める
自社開発の塗料を勧める場合、詐欺である可能性が高いです。なぜなら、膨大な費用と時間がかかる塗料の開発を、簡単に行えるはずがないからです。
自社開発の塗料と聞くと良さそうに感じますが、中身は大手メーカーよりも質の低い塗料を使っています。質の低さを「自社開発」で誤魔化し、大手塗料よりも利益を確保したい思惑があるのです。
もし業者が自社開発の塗料を勧める場合、注意しましょう。
外壁塗装の塗料について詳しく知りたい人は、以下の記事をご覧ください。
詐欺の特徴4:見積もりや契約書が雑

見積もり・契約書が雑な場合、詐欺である可能性が高いです。これは、雑にすることで責任から逃れられるからです。
例えば、見積書に「一式」と書かれているだけだとします。この場合、使用した塗料も、缶数も、単価も分からないため、一体何にお金を使ったのか、無駄遣いしていないか、工事が適切に行われたのか分かりません。
また契約書を雑に書かれると、あとでミスが発覚しても業者に言い逃れの余地を与えてしまいます。このように、見積もり・契約書が雑な場合は注意しましょう。
外壁塗装の見積もりについて詳しく知りたい人は、以下の記事をご覧ください。
詐欺の特徴5:追加請求される
追加請求される場合、詐欺である可能性が高いです。これは、悪徳業者が利益を確保したいため、または手を抜いたために発生するものです。
もちろん、優良業者でも追加請求を行いますが、多くはありません。
では、悪徳業者はなぜ追加請求をするのかというと、利益を上乗せしたかったり、現地調査の手を抜いたり、安く見せた費用を追加請求で埋めたいからです。
このような事態に遭遇しないためにも、追加請求には注意してください。
詐欺の特徴6:前払いを要求される
前払いを要求される場合、詐欺の可能性が高いです。これは、塗装を行わず、持ち逃げされてしまうからです。
外壁塗装の多くは後払い、または前払いと後払いと半々で行うことが一般的ですが、悪徳業者の場合は違います。
彼らは前払いを要求することで、塗装を一切行わない、または途中までやって費用を持ち逃げします。もちろん、その後は連絡しても応答は返ってきません。
そのため、前払い要求には応じないように注意してください。
外壁塗装の支払いについて詳しく知りたい人は、以下の記事をご覧ください。
ここまで外壁塗装の詐欺の手口について解説しました。さらに詳しく知りたい人は、以下の記事をご覧ください。
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外壁塗装の詐欺を防ぐための3つのポイント
外壁塗装の詐欺は、注意点を知っているだけで防ぐことができます。なぜなら、詐欺に遭うときは注意する暇もなく引っかかっているからです。
まず外壁塗装に関する問題の大きさを把握しておきましょう。2000年以来、住宅リフォーム・紛争処理支援センターは、外壁塗装も含むリフォームの相談を受け付けています。そして毎年20,000件を超える相談が寄せられ、そのうち約1割が法的解決を必要とする案件です。
これは、年々拡大する外壁塗装の市場に合わせて、詐欺も増えているということです。依然として、悪徳業者は私たちを騙しています。このように、外壁塗装の詐欺は他人事ではありません。より一層、優良業者を見極めることが不可欠になっています。
ですので、事前に注意点をしっておき、詐欺に合わないための予防をしておきましょう。外壁塗装での詐欺を防ぐ予防法を3点紹介します。
予防法1:書類を確認する
書類をしっかり確認しましょう。悪徳業者は見積もり・契約書を雑に書くことで、責任の追及から逃れようとしているからです。
逆に言えば、見積もり・契約書をしっかり書いている業者は「優良業者」と判断できます。
悪徳業者の判断軸としては、見積書が「一式」だらけで詳細に書かれていない、契約書に保証内容がしっかり書かれていない場合、注意が必要です。
業者から見積もり・契約書を渡されたら、雑な点は無いかしっかり確認しましょう。
予防法2:即決しない
即決してはいけません。悪徳業者は、すぐの決断を迫り、正確な判断を鈍らせようとしているからです。
彼らのやり方として、突然訪問して外壁の不備を説明することで危機感を煽ります。そして不安にさせた顧客を、期間限定の割引価格で塗装を行うと誘惑するのです。
このような相手に一切余裕させないテクニックで、じっくり検討させないようにします。なぜなら、最悪、悪徳業者であることがバレてしまうかもしれないからです。
そのため、どんなに不安されても、即決してはいけませんよ。
予防法3:相見積もりをする
相見積もりを行いましょう。相見積もりを行うことで、適正価格で、優良業者であるか検討できるからです。
もし、一社からの見積もりを取っても、これが信用していいのか、安いのか分かりませんよね。しかし相見積もりを取れば、複数の業者から比較検討して、最安値で、優良な業者はどれかじっくり選ぶことができます。
そのため、必ず相見積もりを行いましょう。
外壁塗装で詐欺に合った時の対処法
外壁塗装をする際、詐欺に合った時にどうすれば良いのか対処法をお伝えします。そもそもそ外壁塗装での悪徳業者に関する相談は身近なものであることも理解しておきましょう。
万が一詐欺に遭ってしまったときは、契約してから8日以内なら「クーリングオフ制度」を活用しましょう。電話で「解約します」と業者に伝え、内容証明郵便で解約通知書を送付すればOKです。
契約してから8日を過ぎている場合には、消費生活センターか住宅リフォーム・紛争処理支援センターに電話をかけて相談してみましょう。1日早く相談すると1日早くトラブルが解決します。一人で悩むのではなく、迅速に行動するようにしてください。
相談窓口 | 電話番号 | 営業時間 |
---|---|---|
消費生活センター | 局番なしの188 | 24時間 |
住宅リフォーム・紛争処理支援センター | 0570-016-100 | 10:00~17:00(土日祝日と年末年始を除く) |
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