ガイナでの塗装の失敗例と対策方法を紹介

  • 【更新日】2022-12-27
ガイナでの塗装の失敗例と対策方法を紹介

ガイナは遮熱・保温・消臭・防音などの効果をもつ高性能の塗料です。
その分どうしても費用が高くなる傾向にあり、「高い費用を支払うのだから、絶対に失敗したくない」と考えるのは当然でしょう。
そこで当記事では、ガイナで塗装した場合に考えられる失敗例や、元々ガイナでの塗装に向いておらず失敗しやすい住宅について解説します。

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ガイナで塗装した場合の失敗例

ガイナで塗装した場合の失敗例
ガイナで塗装した後に「思っていたのと違う」「塗料選びに失敗した」と感じやすい点をご紹介します。
ガイナで失敗したくない方は、必ず目を通しておきましょう。

効果が実感がない

遮音や断熱といった、ガイナが謳っている機能の効果が実感できない・実感できても微々たるものになるかもしれません。
せっかく高機能なガイナを選んだのに効果が感じられないと、「コストパフォーマンスが悪い」「ガイナで塗装した意味がなく失敗した」と思うでしょう。

汚れがつきやすい

ガイナは多機能ではありますが、残念ながら防カビ性・防菌性がありません。
ですので、カビ・藻・コケといった菌類が繁殖する場合があり、どうしても汚れがつきやすいです。

塗装から数年経ってカビやコケなどが目につくと、塗料選びに失敗したと捉える人もいるでしょう。

ツヤがないので劣化が目立つ

ツヤがないので劣化が目立つ
ガイナはツヤがないタイプしかラインナップがなく、塗装後はマットな見た目になります。
そのため、カビ・砂ぼこり・排気ガスを始めとする汚れや、ひび割れ・塗膜の剥がれなどの劣化症状が目につきやすいです。

ツヤがある仕上がりを求めていたり、劣化が目立たない外観が良かったりする人にとっては失敗と感じるでしょう。

塗膜の凸凹が気になる

ガイナには「特殊セラミック」という成分を含んでおり、この成分が断熱や遮音といった効果を発揮します。
塗料にビーズが入っているという性質上、塗装すると表面に凹凸感が生まれるので気になる場合があり、フラットな壁面を好む人には失敗と見えることがあります。

また、見本で見るのと竣工後に実物を見るのでは凹凸の感じ方が異なる可能性があり、見本よりも凹凸感が強くて不快だ、という人もいるでしょう。

補助金・助成金の仕組みを理解しきれていない

ガイナを含め、遮熱・断熱塗料を使って住宅のリフォームをすると、自治体によっては補助金や助成金が支給される場合があります。
補助金や助成金が支給されれば、塗装の費用を数万円~数十万円も節約できます。
しかし、補助金の制度をしっかり理解していないと「補助金がもらえると思ったのに、実際には申請がおりなかった」「申請がおりないと思っていたら、実はおりたと後から気づいて損をした」という悲しい結末を迎えかねません。

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ガイナに適さない失敗しやすい家の特徴

ガイナに適さない失敗しやすい家の特徴
外壁に塗装する際、自宅に以下のような特徴があるとガイナの効果が出づらいので、失敗しやすいです。
ガイナの性能が発揮できない造り・立地の住宅なら、そもそもガイナで塗装すること自体が失敗であると言えます。
「他の塗料を使えば良かった…」と後悔しないために、自宅の特徴についてしっかり把握しておきましょう。

隣家が近い・北向きで日当たりが悪い

隣家との距離が近かったり、北向きに立地していたりして日当たりが悪いと、ガイアの性能が充分に現れづらいです。
ガイナには防汚性がないので、乾燥しにくく湿った環境ではカビや汚れがつきやすいためです。
また、日光が当たりづらければガイナがもつ遮熱・断熱の効果を実感しづらく、「わざわざガイナを使ったのに暑い・寒くて失敗した」と思うかもしれません。

外壁に断熱材がない・古い

外壁に断熱性が入っていない、または入っていても低品質だったり、劣化していたりすると、ガイナの断熱性は満足に発揮できません。
外壁自体に充分な断熱効果がなければ、いくら断熱性のある塗料を使っても室内の温度は下がりづらいです。
ガイナを塗装しただけでは断熱はできないので、外壁に断熱材があるか、古いものを使用していないか(古くなっていないか)を確認しておきましょう。
本気で断熱したいなら、ガイナに頼りきるのではなく「断熱リフォーム」を検討してください。

外壁の面積が大きい

外壁の面積が大きい
住宅が広かったり階数が多かったりして外壁の面積が大きい場合、ガイナは最適な塗料とは言い難いです。
当たり前ですが、外壁が面積が大きければ、太陽光が当たる面積も大きくなります。
そのため、外壁表面が熱くなりやすく、比例して室内も暑く感じやすい環境になります。
断熱性・遮熱性を期待して大きな家にガイナを使って塗装しても、思ったほどの効果は得られないでしょう。

外壁の面積が大きな家で断熱・遮熱したいなら、断熱リフォームを施すと失敗しづらいです。

大通りに面している

大通りに面している住宅にも、ガイナでの塗装は向いておらず失敗しやすいです。
車の排気ガスで外壁が汚れやすく、エンジンやクラクションなどの大きな音は塗料だけでは防ぎきれないからです。
幹線道路沿いや高速道路に近い場所に立地していて、防汚性や遮音性を強く求める方は、ガイナの性能だけに頼りきると期待を裏切る結果となるでしょう。

遮音効果は塗料よりも外壁材の方が高いので、予算に余裕があるならば外壁材ごと取り換える工事を検討してください。

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ガイナでの塗装で失敗しないための注意点

ガイナでの塗装で失敗しないための注意点
ガイナで塗装したときに失敗したくなれけば、塗料選びや業者に発注する前に、ガイナや制度についてしっかり下調べ・検討をしておく必要があります。
以下の注意点を守れば、ガイナを使っても満足・納得がいく外壁に仕上げられるでしょう。

効果を過信しない

ガイナの謳っている「断熱」「防音」「消臭」といった効果には科学的な裏付けが取れているため、高性能であることは虚偽・誇大広告ではないです。
しかし、人間の感性には少なからず差があるので、万人が同じように効果を感じるのは難しいです。

ガイナのもつ効果は過信せず、「実感できたら嬉しい」「あったらいいな」くらいに捉えておきましょう。

抗菌タイプのガイナを使う

ガイナは多機能な塗料ではありますが、抗菌性がないので注意してください。
カビや藻などの菌類の繁殖を抑えたい方は、「防カビ抗菌タイプ」のガイナで塗装してもらいましょう。

北向きで日当たりが悪い立地だったり、できるだけ綺麗な外壁・屋根を保ちたかったりする場合は、抗菌タイプのガイナで塗装できないか業者に相談することをおすすめします。

ツヤや凹凸感を妥協できるか検討する

ツヤや凹凸感を妥協できるか検討する
ガイナはツヤがなく凹凸感が出やすい塗料です。
そのため、塗装後に「ツヤがある塗料を使えばよかった」「凹凸感が気に食わない」と後悔しないように、しっかり検討しておきましょう。
ツヤの有無や凹凸の具合はどこまで妥協できるか、どこからを失敗したと捉えそうか、今のうちに決められることをおすすめします。

補助金・助成金の制度について理解しておく

補助金・助成金が支給される条件や内容は、自治体ごとに異なります。
そもそも自分が住んでいる自治体に補助金制度が設けられているのか、いつまでに・どうやって申請したらよいかなど、事前によく調べておきましょう。

また補助金制度は、ガイナ以外の遮熱塗料を選んでも、塗装以外の工法で施工しても適用されますので、調べておいて損することはありません。
何かしら外壁や屋根のリフォームを考えている場合は、まず補助金・助成金制度について調査・理解しておくことをおすすめします。

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まとめ

まとめ
ガイナで塗装すると「結露抑制」「空気質改善」「建物の長寿命化」など、メリットがたくさんあります。
しかし、高機能であるばかりに、塗装後に思っていたより効果が感じられないと「失敗した」とガッカリする場合があります。
期待外れの結果とならないように、事前に心構えをしたり、しっかり下調べをしておいたりすることが賢明です。

こちらの記事をふまえたうえで、外壁塗装の塗料の基礎知識から知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
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