ガイナの耐久性や断熱効果は?塗料の費用!メリット・デメリットを解説

  • 【更新日】2023-05-31
断熱塗料「ガイナ」徹底解説

高い断熱効果を持つことで知られる、日進産業の塗料「ガイナ」

築10年以上の自宅の外壁を塗装したくて、営業から「ガイナは遮熱性に優れ20~30年持ちます」などとおすすめされたけど、

「本当に我が家の外壁塗装に向いている塗料なのかな?」

などと不安ではありませんか?
断熱塗料「ガイナ」

画像出典:ガイナ公式

ガイナにはメリットだけでなく、見逃されがちなデメリットも存在します。

この記事では、ガイナの特徴や費用相場、実際に利用した方の声などをご紹介します。ガイナでの施工を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。

なお、断熱塗料・遮熱塗料について詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

尚、こちらの記事での価格・耐用年数は執筆時点の情報をもとに紹介しています。

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ガイナの耐久性は本当に高いのか?他の塗料と比較してみた

一般的な塗料の2倍~3倍長く持つと言われているガイナ。

  • 耐用年数は15~20年と安価なアクリル系の塗料の3倍ほどです。

 

耐用年数が長いガイナですが、塗装・リフォームのお仕事をされている方からは「汚れやすい」という意見も。

水性塗料であるガイナには、ツヤがありません。油性の塗料のように拭き取ることができず、一度汚れがつけばそのままになってしまうんです。

汚れ防止に特化した塗料には、光触媒塗料などがあります。

汚れにくさという点では、ガイナでは光触媒塗料に勝てないでしょう。

関連記事:光触媒塗料のメリット・デメリットは?代表商品の特徴・価格相場も解説

高性能塗料ガイナはどんな人におすすめ?

ガイナは、断熱塗装を求めている人(夏は涼しく、冬は暖かくしたい人)に向いています。

断熱材(熱の伝わりを絶つ材料)が入っていない、もしくは少ない建物にはおすすめの塗料ですよ。

一方で、汚れやすいので土ぼこりなどの影響を受ける住宅には、適さないかもしれません。

(前略)雨の跡も数年で目立ってきます。
黄砂等の汚れは気持ちの良いくらいへばりつきます。(後略)
出典:Yahoo!知恵袋

また、汚れが目立ちやすい「白系」の外壁への塗装を検討しているお宅にも、向かない塗料と言えるでしょう。

ガイナの坪(平米)あたりの費用相場は?

以下↓の表では、ガイナと有名な塗料を耐用年数や坪あたりの費用相場で比較しました。
塗料 耐用年数 費用相場(30坪) 1㎡(平米)単価の相場
光触媒系塗料 16~22年 130万円~ 4,000~5,500円
ガイナ 15~20年 105万円~135万円 3,800円~4,500円
フッ素系塗料 15~20年 105万円~120万円 3,000~4,500円
シリコン系塗料 10~15年 70万円~95万円 2,200~3,500円
ウレタン系塗料 8~10年 60万円~80万円 1,600~2,000円
アクリル系塗料 5~8年 55万円~75万円 1,000~1,200円

↑ガイナが高い理由は、「塗料そのものが高額であること」に加えて、「高い塗装技術が必要」だからです。

外装塗装の検討をする際の情報は、30坪が基準とされていることが多いですね。これは、30坪の延床面積の戸建て住宅が多いと言われているからです。

↑上記の相場は、工賃や足場などの仮設工事費、一般経費や現場経費などを含んだ総額となります。

※外壁塗装の費用は、塗装会社や外壁の状態などで前後することがある点をご留意ください。

ガイナの坪ごとの費用相場や屋根塗装込みの相場は、>>このリンクをクリックで確認できます

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断熱塗料「ガイナ」とは?

ガイナの性能

ガイナ」とは、日進産業というメーカーが開発した、屋根・外壁用の新しい断熱塗料です。

ガイナは、配合されている特殊中空セラミックの働きにより、温度の高い側から届いた熱を積極的に戻す性能があります。
これにより、ガイナで塗装された屋根や壁を境に、温度の流れや変化を減少させることができ、住居の快適性や省エネ性に高く寄与するのです。

ガイナの効果

主成分となる特殊セラミックビーズの断熱効果により、ガイナを塗装した家は「夏は涼しく、冬は暖かくなる」と言われています。

メインとなる断熱効果だけでなく、「遮音・防音」「空気質改善(臭い対策)」「防露」「高耐久」「低VOC(揮発性有機化合物)」「不燃」等の様々な性能を持つのも、ガイナの特徴です。

断熱効果を持つ塗料はガイナ以外にも多く存在しますが、実績と機能性という点では、ガイナが頭一つ抜けています。

「多少値段が張っても実績が確かな断熱塗料を選びたい!」という方におすすめの塗料です。

ガイナの実績

ガイナは、JAXA(宇宙航空研究開発機構)が開発した、宇宙ロケット用の断熱技術を応用して生み出された塗料です。

ガイナは、日本の宇宙開発技術から生まれた民生用製品が認定される「JAXA COSMODE」という公認ブランドの第1号商品にもなっています。

また、その高い性能と先進性から、2017年度には省エネ大賞「審査委員会特別賞」を受賞しました。

ガイナの基本データ

塗料名 ガイナ(GAINA)
販売元 株式会社日進産業
メーカー公式ページ https://www.gaina.co.jp/
耐用年数 15~20年
色数 52色
塗料価格 14kg缶 66,000円(1kgあたり約4,700円)
メリット
  • 断熱性に強い
  • ブランドイメージが高い
デメリット
  • 価格が高い
  • 色はツヤなしのみ
  • 表面が汚れやすい

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ガイナの断熱効果はどのくらい?

ガイナが実際に暑さ・寒さを何℃ぐらい和らげるのか、省エネ性能で電気代が具体的にいくら安くなるのかを説明できるデータを紹介します。

ガイナの暑さ対策効果の実験データ

ガイナを建物の外装に塗装することで、夏場の室温は平均4.5℃下がることが第三者機関であるJICA(国際協力機構)の実験により判明しています。

室温が4.5℃下がることによって節約できる電気代は、ヌリカエ編集部の調査によると、月に約5,000円です。

金属製ロッカーを使用した実験結果

ロッカーを使用したガイナの断熱性能試験

夏の屋外にロッカーを放置し、内部温度の推移を計測したところ、最高気温31.1℃の時点で、ガイナ塗装したロッカー内部は37.2℃、未施工のロッカー内部は43.8℃と、ガイナを塗ったほうが最大約7℃下がるという結果になりました。

なお、昼間(11時~15時)のロッカー内部の平均温度差は、4.5℃となっています。

ロッカー表面のサーモグラフィー撮影結果
ガイナで塗装したロッカー 未施工のロッカー
ガイナ施工したロッカーのサーモグラフィー ガイナで施工していないロッカーのサーモグラフィー

画像出典:JICA報告書 40~43ページ(2018年4月)

節約できる電気代の試算結果

JICAによる同報告では、1,500㎡ある海外の工場の屋根にガイナを塗布した場合、年間240万5,770円の電気代の削減になるという結果が出ました(電気料金単価を、日本の水準「20円/kWh」としてヌリカエ編集部が再計算)。

これを、平均的な2階建ての戸建て住宅に置き換えると、夏のピークの電気代が1ヶ月約5,346円節約できる計算になります。

電気料金削減の試算条件
屋根面積 80㎡
屋根材 カラー鋼板 0.8mm
使用塗料 ガイナ白色(N-95)
外気温 32.3℃
室内温度 28℃

出典:JICA報告書 44~45ページ(2018年4月)

ガイナの寒さ対策効果の実験データ

ガイナの寒さ対策効果の試験に使われた実験棟

島根大学による実験結果では、内装をガイナで仕上げた実験棟と、内装がビニールクロス仕上げの実験棟でそれぞれ就寝した人の体温を比べた結果、室温が温かい状態に長く保たれるという結果が出ています。

ガイナの寒さ対策実験の対照サーモグラフィー

出典:ガイナ「寒さ対策 断熱・保温」

また、ガイナの製品カタログには、暖房をつけても朝には室温が0℃以下になる家が、内装と外壁をガイナで塗装したあとは、就寝前に温めておけば朝まで10℃以上の室温が保たれるようになった、という体験談が掲載されています。

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ガイナのメリット

ガイナには、以下の8つのようなメリットがあります。

ガイナのメリット
  1. 断熱機能
  2. 遮熱機能
  3. 遮音・防音機能
  4. 空気質の改善機能
  5. 結露の抑制機能
  6. 建物耐久性の向上
  7. 高い安全性
  8. 工事に補助金がおりる可能性がある

1.断熱機能

ガイナを建物内部(内壁・天井)に塗布し冬季室内で暖房を使用すると、塗布面の温度が瞬時に上昇し、室内側へ赤外線を効率的に放射することで暖かい室内環境を創出します。

壁・天井の表面温度が高くなれば体感温度も上がるので、効果を実感しやすく、結露防止対策としても有効です。また、熱の移動を抑制するため保温効果につながり、光熱費を節約できます。

2.遮熱機能

ガイナを屋根や外壁に塗装すると、日射を効率よく反射するため、熱の発生を抑え、夏の暑さ対策として効果を発揮します。

更に一部吸収した熱についても、遠赤外線を放射することにより、外からの日射を逃がし、遮熱効果を高めます。またガイナを塗ると、壁・天井の表面温度が下がるので、体感温度も低くなります。

3.遮音・防音機能

ガイナは塗膜表面の大部分がセラミックで構成されていて、一般塗料と比較して塗膜の表面積が大きくなっています。音は表面積の大きさに比例して反射されるので、ガイナで塗装された建物は音を効率的に反射し、音の侵入を抑えることができます。

車や電車の音、建物外部から侵入してくる音を和らげ、人の話し声や生活音などの建物内からの音漏れを抑えることができます。

4.空気質の改善機能

ガイナを建物内部の天井や内壁に塗装すると、臭いや汚れ物質の影響を抑えます。また、空気中の物質の浮遊を抑えるため、消臭効果や空気質の改善効果があります。

これらは、ガイナの塗膜表面を構成するセラミックから放射される遠赤外線の働きによって、マイナスイオン優位の環境となることが要因です。

5.結露の抑制機能

ガイナの塗膜は、周辺の温度変化に適応する特性を持っているため、内壁や天井に塗装すると、塗装面は室温に近づきます。その結果、温度差が小さくなることで、結露の原因となる熱の移動が少なくなるため、発生を抑えることができます。

6.建物の耐久性向上

ガイナは、紫外線に最も強いセラミックを多層化した塗料です。紫外線吸収率が高い(93~95%)ので通常の塗料の1.5~2倍の耐久性(約15年)を持ち、さらに断熱・遮熱性能により、建物の膨張・収縮を最小限に抑えるとができます。

これらの特徴により、建物の耐久性を向上させることができます。なお、ガイナの耐久性は、「15年~20年」といわれています。

7.安全性

水性であるガイナは、「VOC」(揮発性有機化合物)の含有量が油性塗料に比べて少なく、塗料独特のシンナー臭がほぼ発生しない安全・低刺激な塗料です。その証拠として、室内空気環境の安全性の目安となる「F☆☆☆☆」を取得しています。

さらにガイナは、国土交通大臣から「不燃材料」として認定を受けた防火性能の高い塗料でもあります。

8.工事に補助金がおりる可能性がある

ヒートアイランド対策に有効な「高反射塗料」を使って外壁塗装を行う場合、補助金・助成金を支給する自治体も存在します。

ガイナはこの「高反射塗料」に含まれるため、ガイナで外壁・屋根を塗装する場合には補助金をもらえる可能性があります。

補助金・助成金制度は自治体によっても条件が異なるので、どのような工事が補助金の対象になるのか?を事前にしっかりと把握しておくことが重要です。

外壁塗装工事の助成金・補助金については以下↓の記事をご覧ください。

参考記事:【2022年最新版】外壁塗装の助成金・補助金とは?基礎知識から市区町村別の情報まで解説

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ガイナのデメリット

次にガイナのデメリットについて見ておきましょう。

ガイナは高機能な塗料ですが、以下のようなデメリットも持っています。

ガイナのデメリット
  1. 汚れがつきやすい
  2. ツヤあり仕上げができない
  3. 選べる色の数が少ない
  4. 塗膜が凸凹になる
  5. 塗料の使用可能期間が短い
  6. 塗装業者にとって扱いにくい

1.汚れがつきやすい

ガイナの塗膜には汚れが付着しやすく、目立ちます。ガイナ塗料には光沢の種類が「ツヤ消し」しかないのに加え、塗膜の表面が粗くザラザラした状態になっているため、汚れが付着しやすいのです。

2.ツヤあり仕上げができない

「ツヤ消し」しかないガイナ塗料は、光沢のある塗膜を好む方には不向きな塗料です。

3.選べる色の数が少ない

ガイナの基本色は「白」です。基本のカラーバリエーションは52色で、混合によって200色以上のカラーに対応できるといわれていますが、白に色を混ぜてカラーを作るため、黒や赤などの濃い色にはできません。

屋根にガイナを塗装する場合も、薄めの色になります。

ガイナで使用可能な色についてより詳しく知りたい方は、「ガイナのカラーバリエーション」の章をご覧ください。

4.塗膜が凸凹になる

ガイナ塗料には中空ビーズ(これによって高い断熱・吸音効果を発揮することができる)が含まれているため、塗膜の表面に細かい凹凸ができてしまいます。 フラットな塗膜を望む方にはオススメできません。

5.塗料の使用可能期間が短い

ガイナ塗料は全て受注生産なので、注文してから納品するまでに時間がかかります。また、一般的な塗料のほとんどが、生産後3~4年程度の使用可能期間があるのに対し、ガイナの場合は未開封の状態でも3か月しかもちません。

ストックができないため、ガイナを使用する場合には、事前にしっかりと必要量を把握しておく必要があります。

6.塗装業者にとって扱いにくい

ガイナは主成分がセラミックのため、業者にとっては他の塗料と比べて扱いにくく、塗りにくい塗料といわれています。

ガイナの性能を十分に発揮させるためには、下地に応じた適切な施工方法で塗装を行わなければいけません。

また、ガイナを塗布する際には、電動撹拌機で十分に撹拌してセラミックを均等に散らす必要があります。

このようにガイナの特徴をしっかり理解した塗装業者でないと、塗料の性能を十分発揮できない可能性があります。

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ガイナの施工費用の相場

ここまでで、ガイナの概要や特徴はご理解いただけたかと思います。

次にこの章では、実際にガイナで外壁塗装・屋根塗装を行う際の工事価格の相場をご紹介します。

【ガイナ塗装の工事価格相場】

延べ坪数 塗装面積 外壁塗装相場 外壁・屋根塗装相場
10坪 40㎡ 37.5万~45万円 45万~52.5万円
20坪 79㎡ 75万~90万円 90万~105万円
30坪 119㎡ 105万~135万円 120万~165万円
40坪 158㎡ 135万~180万円 150万~195万円
50坪 198㎡ 180万~225万円 195万~270万円
60坪 238㎡ 225万~270万円 270万~315万円

延べ坪数・延床面積(㎡)とは?

延べ坪数・延床面積(㎡)とは、お家の床面積の合計です。

例えば、2階建てで1階部分が20坪、2階部分が15坪の場合、延べ坪数は35坪です。

階ごとの坪数が不明な場合は、1階の坪数×階数で概算の延べ坪数を出すことができます。

なお、1坪=約3.3㎡なので、延べ坪数×3.3㎡で延床面積を算出します。

上記の表からわかるように、ガイナでの外壁塗装は、一般的な30坪の戸建ての場合は100~140万円ほどかかるのが相場です。

これは外壁のみ塗装した場合なので、屋根もガイナで塗装する場合は、120万~170万円ほどかかります。

参考記事:外壁塗装の費用相場を坪数・都道府県ごとに解説!自宅の工事費用を確認しよう

「ガイナの価格」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>「ガイナ価格についての詳細|他塗料とのリフォーム価格相場比較など」

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ガイナのカラーバリエーション

ガイナで使用可能な色数

ガイナの標準色は、下記の52色です。

ガイナの標準色52パターン

希望する色がこの一覧に無い場合も、調合によりある程度は使用可能ですが、調色の手間賃が別途かかる場合があります。

ガイナの塗料の色は明るいカラーが中心

ガイナのカラーラインナップは、一般的な塗料よりも薄い色が多くなっています。
下の図は、大手塗料メーカー「日本ペイント」の代表製品パーフェクトトップの色見本です。前項目のガイナの標準色と比べると、ガイナのほうが明るい色が多いことがわかりますね。

画像出典:ナサホーム

ガイナで選べる色に薄いものが多い理由は、塗料の断熱・遮熱性を高めるために白に近い色のほうが都合がよいのと、ガイナに配合されているセラミック粒子の影響もあると思われます。

屋根の場合は濃い色のほうが一般的なため、ガイナの色が合わないと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
その場合、屋根だけは「遮熱塗料」で塗装するのがよいでしょう。
遮熱塗料ならば、ガイナに近い夏場の室温抑制効果をもちながら、濃色系のカラーバリエーションも豊富だからです。

ガイナの仕上がりの質感

ガイナで塗装した外壁や屋根は、光沢のないマットな色になります。
これは、断熱効果のあるセラミック粒子が、表面に微細な凹凸となってあらわれるためです。

また、ガイナはローラー、刷毛、コテ、吹付け、櫛引きの5種類の道具で塗装可能で、使用した道具によって表面の質感・味わいが異なります。

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ガイナを使った塗装の仕上がり事例

ここでは、実際にガイナを使って外壁や屋根を塗装リフォームした一戸建ての写真をご紹介します。

①「ホワイト」のガイナで塗装した例

ホワイトのガイナで塗装リフォームした一戸建て

画像出典:日進工業|施工例

施工年月日 2018年7月
地域 愛知県瀬戸市
塗装部位 外壁、雨樋、サッシ等

外壁全体を白色のガイナ塗料を使って塗り替えた例です。
くっきりとした明るいホワイトを使うことで、既存部分のオレンジの屋根瓦もさわやかに見えます。

②「ブラウン」のガイナで塗装した例

ブラウンのガイナで塗装リフォームした一戸建て

画像出典:日進工業|施工例

施工年月日
地域 三重県鈴鹿市
塗装部位 外壁、屋根

一戸建ての1階と2階部分の外壁をガイナで塗り替えた例です。
ガイナのカラーバリエーションのなかで、もっとも濃い色はこのお宅のカラーが目安です。

③「イエロー」のガイナで塗装した例

イエローのガイナで塗装リフォームした一戸建て

画像出典:日進工業|施工例

施工年月日 2016年6月
地域 愛知県春日井市
塗装部位 外壁、屋根

外壁をクリーム色よりは濃い目のイエロー、屋根をビビッドをそれぞれ使って塗装した例です。
ベランダの張り出し部分にも白色のガイナが使われています。

ガイナの光沢をおさえた色味を活かし、明るい色同士の組み合わせながら派手すぎない仕上がりです。

④「ブルー」のガイナで塗装した例

ブルーのガイナで塗装リフォームした一戸建て

画像出典:日進工業|施工例

施工年月日 2015年12月
地域 広島県広島市
塗装部位 外壁、内装

淡いブルーのガイナを使って外壁の塗り替えを行った事例です。
板張り調の外壁材とライトブルー組み合わせが、ログハウスのような清涼感を与えています。

ガイナで内壁塗装をしている様子

また、ガイナを内壁にも使いって、断熱効果をより高めています。

⑤「グリーン」のガイナで塗装した例

グリーンのガイナで塗装リフォームした一戸建て

画像出典:日進工業|施工例

施工年月日 2013年8月
地域 三重県津市
塗装部位 外装

ライトグリーンのガイナを使い、外壁全面を塗装リフォームした事例です。
角地にあるため非常に日当たりが良いお宅ですが、ツヤをおさえたガイナを使うことで、明るい色を使いながら晴れの日でも眩しくない外壁に仕上がっています。

⑥「ホワイト」×「グレー」のガイナで塗装した例

ホワイトとグレーの2色のガイナで塗装リフォームした一戸建て

画像出典:日進工業|施工例

施工年月日
地域 三重県鈴鹿市
塗装部位 外壁、屋根

2階部分をクリーム色に近いホワイト、1階とベランダ部分をグレーで塗り分けた例です。
1階の屋根の色も外壁と同じグレーになっていますが、あまり広くない屋根のため、違和感なく外壁にとけ込んでいます。

屋根にもガイナを使用したい場合、外壁のツートンカラーの片方の色に合わせることで、明るい色しか選べないガイナの違和感を緩和できるかもしれません、

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まとめ

ここまで、ガイナの基本情報やメリット・デメリット、塗装リフォームの費用について解説しました。
最後に、本記事の要点を振り返ってみましょう。

ガイナで塗装すると、本当に暑さ・寒さは和らぐ?

はい、効果はあります。ガイナは決して眉唾な塗料ではなく、2006年から販売されている実績のある塗料です。一般住宅でも多く使われてきており、実際に多くの住宅の断熱効果を高める役に立ってきました。詳しくは断熱塗料「ガイナ」とは?をご覧ください。

ガイナを使うメリットは?

主効能である断熱・遮熱機能のほか、遮音・防音機能、空気質の改善機能など数多くあります。詳しくはガイナのメリットをご覧ください。

ガイナにデメリットはある?

選べる色が明るめの色に限られること、汚れがやや付着しやすいこと等です。詳しくはガイナのデメリットをご覧下さい。

ガイナの施工にかかる費用は?

一般的な30坪の戸建てで、100~140万円ほどかが相場です。外壁と同時に屋根もガイナで塗装する場合は、合計で120万~170万円ほどかかります。詳しくはガイナの施工費用の相場をご覧ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

他の外壁塗装の塗料について知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>「【2022年最新】外壁塗装の塗料6種類の特徴・価格は?選び方と人気塗料ランキングも紹介」

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