家の隙間風の原因と対策を解説!新築やリフォーム直後の場合に取るべき対応とは?

  • 【更新日】2022-02-28
家の隙間風の原因と対策を解説!新築やリフォーム直後の場合に取るべき対応とは?

隙間風が起こりやすい家であれば、寒い季節や強風時には急激に室温が下がり、快適な室温を保つことができなくなります。エネルギー効率も悪くなり、電気代の負担が増えるなど、様々な影響が出てきます。

本記事では、家の隙間風の原因と対策、新築やリフォーム工事完了直後に生まれた隙間風の対応について解説します。

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家の隙間風が与える影響

家の隙間風が与える影響は大きく分けて「室温調整がしづらくなる」「エネルギー効率が悪くなる」の2つです。隙間風が起きている場合、光熱費が無駄にかかってしまっている可能性もあります。以下からはこの2つの影響について詳しく解説します。

室温の調節がしづらくなる

隙間風は家のさまざまな隙間から風が入り込む現象です。外気と部屋の中の空気が常に触れ合っている状態のため、冷たい外気が室内に入り、暖かい室内の空気は外に流れてしまいます

このように、隙間風が生じる家では常に室内に外気が流れ込んでいる状態のため、エアコンや暖房機器を利用したとしても一定の快適な温度を保つことが難しくなります

エネルギー効率が悪い

住宅を建てる際、外気の影響を受けないよう、外壁や屋根裏に断熱材を使用するのが一般的です。結果として、少ない電力とエネルギーで室内の温度調節ができるため、省エネにつながります

しかし、上述した通り、隙間風が入り込むような部屋では、快適な温度を一定に保つことが困難です。このような場合、エアコンや暖房機器の設定温度を過剰に高くしたり低くしたりする必要があるため、電気代やガス代も多くかかってしまいます

断熱材は安価なものでも約40坪の住宅で1棟当たり約25~30万円の費用が必要です。これだけの費用をかけたにもかかわらず、隙間風の措置をしていないだけで室内温度が安定しない、毎月の電気代が高くなるのはもったいないですよね。

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家の隙間風の原因とは?

隙間風は室内の空気を一定に維持しづらいだけでなく、エネルギー効率を低下させ、毎月のコストも増えてしまいます。では、なぜ家の隙間風は生まれるのでしょうか。ここからは、隙間風が生まれやすい場所とポイントについて解説します。

窓の断熱性が低い

家の隙間風の原因の一つとして窓の断熱性・気密性の低さが挙げられます。窓は、空気の出入りがもっとも多く、外気と部屋の中との間に設置されています。

窓は完全に閉まっているわけではなく、窓のサッシの部分、つまりアルミ枠と窓の接続部分から外気や冷気が流れ込み、部屋や家全体を寒くしてしまう原因となります。

窓の断熱性は、窓ガラスが単数枚か複数枚かという点と、サッシの素材によって大きく変化します。

一般的に、単数ガラスより複数ガラスのほうが断熱性能が大きくアルミサッシより樹脂サッシのほうが気密性も高く断熱効果があります。

家の中で隙間風を感じるという方は、窓の気密性や断熱性を調べましょう。

室内のドアなど扉の建て付け不良

住宅は時間が経つにつれ、地盤沈下によって傾いたり、地震によってゆがんでしまう場合があります。

このようなひずみによって、ドアや扉などの建て付けが悪くなる可能性があります。こうして、建て付けの悪くなったドアや扉などから隙間風が入ることもあります。

建物自体の断熱性能の低さ

建物の中で外気と接する面積が多いのが外壁です。外壁の断熱性能が低いと室内の空気が外気の影響を受けやすくなります

一般的に、外壁や屋根裏は建築時に断熱材で覆いますが、施工時に生まれた断熱材の隙間や断熱性能が低い断熱材を使用している場合、建物自体の断熱性能の低さに直結します。

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家の隙間風の確認方法

隙間風には様々な原因がありますが、どこから隙間風が入ってきているのか特定できないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。天候や風の強さにも左右されるため、目視による隙間風のチェックは難しいです。

このようなケースでは線香やろうそくを使用するのがおすすめです。まず、部屋の壁や押し入れ、棚、通路、部屋の仕切り部分などの隙間風が入っているであろう場所に線香やろうそくを置きます。

そして線香やろうそくの煙や火が流れる方向を見て、隙間風の方向や場所、影響の大きさを特定します。

なお、この際には家の換気扇の電源は全て切り、窓やドアなどもしっかりと閉め切った上で行うことに注意しましょう。

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新築やリフォーム直後の家も隙間風のチェックを

住宅を新築した方や大規模なリフォームを行った方も隙間風はしっかりとチェックしておく必要があります。

理由としては工事によって建物に歪みが生じている可能性があること施工業者の保証期間があるためです。

新たに住宅を建設する場合や大規模なリフォームは手抜き工事や工事期間中の天候による問題によって雨漏りが発生したり、建付けが悪いために断熱性能が低くなってしまう場合があります。そのため、万が一に備えて引き渡し後のチェックは怠らないようにしましょう。

また、一般的に工事を行った業者は保証期間を定め、一定期間内における住宅の不都合や問題点の解決をしてくれます。しかし、保証期間が過ぎてしまった後、施工業者は意図したミスによる建物損傷ではない限り、その住宅の修繕義務はなくなります

さらに、保証期間外の修繕工事は追加工事として扱われます。新築住宅やリフォーム後の住宅の隙間風が気になる場合は、施工乗車や発注業者にすぐに連絡を入れるようにしましょう。

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家の隙間風の対策方法

ここまで、家の隙間風の発生原因や新築住宅やリフォーム直後の住宅の隙間風が発生した場合の対処法について解説しました。以下からは、家の隙間風がある場合の対処法について解説します。お金をかけずに対策できる方法もあるため、是非実践してみてください。

窓や扉の隙間をテープやシートなどで埋める

隙間風が起きているであろう場所が窓や扉の場合、その隙間を埋めてしまうことが有効です。業者による大掛かりな工事をせずとも、市販されているゴム、スポンジ、パッキンなどで対策を行うことができます

また最近では隙間風対策用のシールなども販売されています。ドアや窓など、隙間が起きているであろう場所に、好きな形状に切り取って使用できるため、賃貸でも使用することができます

気泡緩衝材を貼り付ける

通称、ぷちぷちと呼ばれる気泡緩衝材を窓全面に貼るというのも有効的です。気泡緩衝材には断熱効果があり、最近では断熱用の気泡緩衝材も販売されています

なお貼り付ける際は突起のある方を窓へ貼り付けることでより断熱効果が上がります。気泡緩衝材による対策は気温が低下する冬だけでなく、気温が上昇する夏にも効果的です。断熱効果を持っているため、冷房の効きも早くなります。

断熱ボードやパネルを設置する

断熱ボードは特に隙間風が入ってきやすい窓やドアの下に設置するボードのことです。設置することによって、カーテンではカバーできない隙間風や冷気を防いでくれます

コンパクトに収納できるタイプや好きな大きさにカットできるタイプなど、様々な製品があるため、自身の用途に応じて選択してください。

カーテンを厚手にする

建て付けが悪い、もしくは窓からの隙間風が気になる方は厚手のカーテンに替えるという方法もあります。

なお、この際には長めのカーテンを選ぶことで、より隙間が埋まり、隙間風や冷気を和らげてくれます

雨戸

一軒家の場合、雨戸を閉めることでドアや窓の隙間がなくなり、隙間風を防ぐことができるようになります。なお、雨戸は後付けで設置することも可能です。

規模や設置する雨戸の大きさやタイプにもよりますが、数万円〜数十万円で設置することができます。防犯対策にもなるため、リフォームを考えられている方は選択肢の1つに入れておくと良いでしょう。

リフォームを行い、窓やサッシを取り替える

窓の断熱性は単数ガラスより複数ガラス、アルミサッシより樹脂サッシのほうが高くなります。築年数が古い建物の多くは、単数ガラスのアルミサッシである場合が多く、隙間風の原因となっていることが多いです。

そのため、一軒家の場合、窓のリフォームにより複数ガラスの樹脂サッシに取り換えを行うことで断熱性能の向上が期待できます。

取り付ける商品のグレードや大きさ、規格によって値段は変わってきますが、一か所につき約10万円で取替工事が可能です。

家中すべての窓を取り替えるというよりは、リビングや寝室など、普段頻繁に出入りする部屋の取り換えを行うだけでも、隙間風を感じにくくなり、生活の質が向上するでしょう。

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家の隙間風を確認したらすぐに対処しよう

家の隙間風は通常よりも多くの電力やエネルギーを使用するため、エネルギー効率が悪くなり、毎月の電気代やガス代などもかさんでしまいます。

家の隙間風は窓の断熱性能の低さやドアや扉の建付けの悪さ、築年数とともに経年劣化していく建物自体に問題がある可能性があります。本記事でご紹介した対策方法を参考にして、快適な生活が送れるようにしましょう。

なお、隙間風を理由に家のリフォームを考えている場合、専門家のアドバイスが必要になります。ヌリカエでは信頼できる外壁塗装業者やリフォーム業者を探すことができます。見積もりは無料になりますので、外壁の相談など、お気軽にお問い合わせください。

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