知らないと損!外壁塗装の見積もりの4つのチェックポイントとは?

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外壁塗装は人生で数回しかないイベントであり、専門性の高い工事です。そのため、外壁塗装の見積もり書の内容が適正かどうかを自分で判断することは難しいです。

事実、多くの外壁塗装の経験者は「工事費用が適正かどうか判断できない」「見積もり書の内容に不安がある」という課題を抱えてます。

資料:内閣府消費者委員会資料(2011年)を基に筆者作成

100万前後の費用がかかる可能性のある外壁塗装。

見積もり書のチェック方法・一般的な相場・業者選定の方法を知っているのと知っていないのでは、満足度に大きな差が出ます。しかし、失敗しないために一から全て自分で調べるのは、とても手間とストレスがかかります。

そこで、今回は「最低限知っておきたい外壁塗装の見積もりチェック方法」をテーマに、見積もり書の見方・見積もりに差がでる理由・おススメの業者の特徴をお伝えしてまいります。

この記事の結論
  • 外壁塗装には定価がなく、価格は条件次第なため、適正価格かどうか見積もり書を見極める必要がある
  • 見積もり書は、①工事内容、②作業範囲、③単価、④保証内容の4点を要チェック
  • 適正価格で見積もり取得するには、①複数の②実績ある専門業者から見積もり取得することをオススメ


  • 1. 外壁塗装の見積もり書の見方を解説 | 4つのポイントを抑えよう

    以下に、見積もり書を受け取ったらチェック頂きたい4つのポイントを、良い見積もり書を例にまとめました。

    まず、見積書を受け取ったらこの4つのポイントをしっかり満たしているか、チェックしましょう
    (※)チェックポイントの説明のため、見積もり書の項目は簡易にしております




    1.1. チェックポイント①:工事の内容・内訳の詳細の記載はあるか?

    まず、工事の内容が項目ごとにしっかり詳細に書いてあるかチェックしましょう。

    例えば、項目が以下の様に記載されている見積もり書は危険です。

    なぜなら、外壁塗装は工程ごとに作業内容が細かく分かれているため、詳細な記載がないと、後々に「依頼したのにやっていない」といったトラブルに繋がる可能性があるためです。

  • 仮設工事一式 :20万
  • 外壁塗装工事一式 :80万
  • 諸経費    :10万
  • 少なくとも、外壁塗装では作業項目に「下塗り、中塗り、上塗りなど、何回塗りであるか」「使用する塗料の商品名・工法」が記載されているか確認しましょう。

    1.2. チェックポイント②:作業範囲は㎡で示されているか?

    見積もり書に作業範囲が㎡単位で書いてあるかチェックしましょう。

    外壁塗装工事の見積もり金額は基本的には以下を根拠に決定します。

    作業範囲(㎡) × 平米(㎡)単価

    そのため、作業範囲が示されていない見積もり書は「どんぶり勘定」で試算されている可能性があります。明確に作業範囲を示してもらうようにしましょう。

    また、鉄部などの付帯部では作業範囲を「一式」とする場合もあります。これは、小さな範囲の場合、㎡単価を基準にした計算がなじまない部位もあるためです。その場合は一式工事箇所を図面や文書などで明らかにしてもらうとよいでしょう。

    1.3. チェックポイント③:単価は適正か?

    見積もり書の各項目の単価が相場からかけ離れていないかチェックしましょう

    以下に工事ごとの平米単価をまとめた表を記載しますので、あまりにもかけ離れた費用を提示してくる業者の場合、理由を確認しましょう。

    なお、以下の表の塗料単価はメーカー公表の設計単価を参考にしているため、実際の見積もりよりも少し高くなっている可能性がある点、ご留意ください。

    項目 詳細 単位 単価
    仮設工事 単管足場 600~800円
    ビケ足場 800~1,000円
    屋根足場 700~1,000円
    飛散防止ネット 100~150円
    高圧洗浄 高圧洗浄 100~300円
    バイオ高圧洗浄 250~300円
    外壁塗装工事 養生 養生 300~500円
    下地補修 ケレン2種 1,500~2,000円
    ケレン3種 600~1,000円
    ケレン4種 300~400円
    コーキング打ち替え工法 m 900~1,200円
    コーキング打ち増し工法 m 500~900円
    クラック補修 一式 20,000~30,000円
    下塗り 下塗り(シーラー) 600~900円
    下塗り(微弾性フィラー) 900~1,200円
    中塗り・上塗り アクリル塗料 1,300~1,500円
    ウレタン塗料 1,500~2,000円
    シリコン塗料 2,500~3,000円
    ラジカル塗料 1,500~2,200円
    フッ素塗料 3,500~4,500円
    光触媒塗料 3,400~3,700円
    無機塗料 4,500~5,500円
    断熱・遮熱塗料 5,000~5,500円
    シーリング工事 サッシ廻り 打ち増し m 600~700円
    打ち換え m 1,000~1,100円
    屋根塗装工事 下地調整 下地調整 一式 10,000~30,000円
    下塗り 下塗り 600~1,200円
    屋根塗装工事
    (トタン屋根)
    中塗り・上塗り アクリル塗料 1,200~1,400円
    ウレタン塗料 1,800~2,000円
    シリコン塗料 1,800~2,200円
    ラジカル塗料 3,300~3,700円
    フッ素塗料 3,300~4,500円
    断熱・遮熱塗料 3,300~4,500円
    屋根塗装工事
    (スレート屋根)
    中塗り・上塗り アクリル塗料 700~1,000円
    ウレタン塗料 1,500~2,000円
    シリコン塗料 1,800~2,500円
    ラジカル塗料 3,300~3,700円
    フッ素塗料 3,300~4,500円
    断熱・遮熱塗料 3,300~4,500円
    屋根塗装工事
    (瓦屋根)
    中塗り・上塗り アクリル塗料 700~1,000円
    ウレタン塗料 1,800~2,000円
    シリコン塗料 2,300~2,500円
    ラジカル塗料 3,300~3,700円
    フッ素塗料 3,100~3,500円
    断熱・遮熱塗料 3,500~4,500円
    屋根塗装工事 縁切り - 300~1,000円
    付帯塗装 破風 - 800~1,200円
    鼻隠し - 1,000円
    軒天 - 800~15,000円
    雨樋 - 600~1,000円
    雨戸(戸袋) - 2,000~3,000円/枚
    笠木 - 800円
    水切り - 200円
    鉄部(庇) - 1,500~1,800円
    防水工事 ベランダ床 ウレタン防水 4,500~6,500円
    FRP防水 6,000~8,000円
    諸経費 材料運搬費 - 一式 20,000~30,000円
    廃材処理費 - 一式 10,000~30,000円
    雨漏り 調査費用 目視 一式 0円
    散水 一式 100,000~300,000円
    発光液 一式 50,000~200,000円
    赤外線 一式 100,000~400,000円

    1.4. チェックポイント④:保証内容の記載はあるか?

    見積書に工事の保証期間の記載があるか、チェックしましょう

    塗装工事の保証とは、「塗膜(とまく)保証」になります。塗膜保証とは塗装後に塗料が剥がれた時に無償で補償してくれるものです。
    「保証10年」とある場合は、施工後10年以内に塗料が剥がれた場合に業者が無償で対応してくれます。

    外壁塗装の見積もりをチェックする際は、この塗膜保証がある会社を優先的に選びましょう。

    なぜなら、保証は塗装に不備が無いように、品質管理などを企業として力をいれていないと提供できないため、保証がしっかりしている会社は、それだけ安心・安全に施工してくれる期待がもてます。

    2. そもそも‥なぜ、見積もり書に差がでるのか?

    既に複数業者から見積もりを取得した人の中には、数十万単位で金額に差があることに驚いた方もいるのではないでしょうか?

    外壁塗装では、同じ物件でも見積もり書で50万~100万円以上の価格差がでるケースがよくあります。

    なぜでしょうか?まず、外壁塗装では価格がどのように決まるのか解説します。

    2.1. 外壁塗装には、「定価」は存在しない

    外壁塗装の見積もり書の金額は以下の3つの要素で決まります。




    外壁塗装では「塗料や⾜場の値段」「職⼈や営業マンの⼈件費」「会社運営にかかる諸経費と業者の利益」によって、全体の⾦額が決まります。

    塗料や⾜場の材料費の値段は、塗料のグレードや家の⼤きさによって⼤きく異なります。

    職⼈や営業マンの⼈件費は業者それぞれの考え⽅や経営⽅針によって様々に変わってきます。

    そのため、外壁塗装では定価という概念が「あってないような」状態になります。

    定価がなく価格は条件次第なため、見積もり書の価格が「適正かどうか」を見極める必要があります。

    しかし、見積もり書の見方が分からないため、相場から2倍~3倍と離れた金額の「悪い見積もり書」を出す悪徳業者を選んでしまう方が一定存在し、トラブルになる事例が後をたちません。

    3. 悪い見積もり書例 | その背景と手口を知ろう

    前章の4つのチェックポイントを踏まえた、悪い見積もり書は以下のような例です。

    このような、悪徳業者の出す「悪い」見積もり書に騙されないためには、その背景と手口を知ることが重要です。

    悪い見積もり書をなぜ選んでしまうのか、その背景と手口を以下説明します。

    3.1.【背景】 難解な専門用語と不明確な単価

    外壁塗装の見積もり書は、「コーキング補修工事」「外壁塗装下塗り」のような素人では分からない作業内容で溢れています。

    「作業面積」・「平米単価」といった専門的な用語も多く、何の作業をそもそもどの範囲でやるのか、よく分からない方が多いです。

    また、項目ごとの「単価」も相場感がないため、適正価格なのかどうか判断が難しいです。

    難解な専門用語に不明確な単価。これらが要因となり、相場価格からかけ離れた「悪い見積もり書」でも気づかずに契約してしまいます。

    3.2. 【背景】外壁塗装業界では統一された見積もり書の形式がない

    外壁塗装では、現場調査後に見積もり書を業者から出してもらいます。ところが、外壁塗装業界では特に統一された見積もりの形式はなく、さまざまな書き方があります。

    例えば、「工事以外の諸経費が少ない業者の方が費用が安いと思ったため、決めた」という人がいたとします。

    諸経費について、見積もり書に「諸経費一式」として記載しているケースもあれば、特に記載せず工事代金に上乗せしているいるケースもあり、項目だけを比較しても判断が難しいです。

    そのため、施主が誤解を招くような「悪い見積もり書」を提示されても、形式が統一されていないため悪い見積もり書を選択してしまうケースがあります。

    3.3. 【手口】金額だけで判断してしまう施主からの受注狙い

    誤解を恐れずに申し上げると、「安ければ安いほどいい」という理由で施工業者を選ぶ方は「悪い見積もり書」を作る業者に騙される可能性があります。

    例えば、「最もお得に工事ができると思ったので、値引き額が大きい業者を選んだ」というのはよくあるケースです。

    そもそも、上述したように外壁塗装では「定価」というものがあありません。

    したがって、「値引き額」にも根拠はありません。足場代の定価から50%引いてあっても、その分他の材料費などで調整される可能性があります。

    安価な見積もりを提示をする業者が全て悪徳業者というわけではないですが、悪徳業者の手口として使用されるケースがあることを知っておくべきでしょう。

    4. 適正価格で外壁塗装を実現できるオススメ業者の特徴

    さて、見積もりのチェック方法・見積もりに差がでる理由については十分お分かり頂けたかと思います。

    「では、適正価格の見積もり書を出す業者に出会うにはどうすればいいの?」とお考えの方が多いのではないでしょうか。

    できることなら、「信頼でき、品質高く、適正価格の業者を選定したい」とお考えかと思います。

    魔法の杖はありませんが、以下の2点を抑えることで、適正価格かつ、品質の高い業者選定を実現できると考えております。

    ①複数業者へ相談する
    ②大手業者ではなく、実績のある専門業者を選ぶ

    以下、理由を説明いたします。

    4.1. ①複数業者への相談をする

    一般的な大きさである延べ床面積30坪の戸建てに外壁塗装を施した場合、目安の価格は80万~120万となります。

    この80万~120万という⾦額帯の中では、「安いほど質が悪い、⾼いほど⾦額が良い」とは⾔えず、しっかりと相⾒積もりをして「良い業者を探せたかどうか」が最終的な工事の満足度を左右します。

    そのため、「付き合いのあるハウスメーカー1社のみ」・「知り合いの業者」だけではなく、複数の業者に相談し見積もり取得することをおススメします。

    4.2. ②大手業者ではなく、専門業者に診断してもらう

    「安心・安全なイメージがある」「定期点検で案内がきたから」という理由で、ハウスメーカーなどの⼤⼿リフォーム業者に⼯事を依頼する⽅は少なくありません。

    しかし、正直なところ、⼤⼿業者はあまりオススメできません。理由は2点あります。

    ①高額な中間マージン




    ⼤⼿業者は、地元の名もない下請け業者に⼯事を依頼し、⼯事⾦額に上乗せした50万円〜150万円程度の⼿数料を工事費用にのせています。

    そのため、同じ工事内容でも金額が割高となります。

    もちろん、全ての下請け施工が悪いわけではありませんが、「あわよくば品質も良くて価格も安い業者に頼みたい」というのが正直なところではないでしょうか?

    ②施工品質の高さ

    施工の品質を重要としている業者であれば、「営業力」「広告宣伝」よりも品質を高めるために、職人教育に力を入れています。

    なぜなら、ブランド力や集客ノウハウで大手企業に劣るため、品質の高さを「ウリ」にするからです。

    上記の理由から、⼤⼿業者に安易に⾶びつかず、

    ・塗装を専⾨としている
    ・自社施工をしている
    ・施工実績が豊富

    これら3点を満たしている業者に頼むことをおススメします。

    5. 最後に:見積もり書でお悩みの方へ

    外壁塗装の見積もり書チェック方法について、この記事を今後の参考にしていただければと思います。

    工事内容・金額がわかる見積書が正しいものです。よくわからない見積もり書の場合、しっかり業者に質問をしましょう。

    しかし、「真摯に答えてくれない」「業者の説明は専門用語が多く分かりづらい」というケースもあるでしょう。

    そのような場合は、第三者機関への相談をおススメします。
    私たちヌリカエは、無料での相談窓口を設置しており、お客様の要望に沿って全国の優良業者の紹介を行っています。

    インターネットサービスでの紹介は不安だと感じる方もいるため、窓口で以下のようなご質問を頂くこともあります。

    「強引な営業電話が来たりしないの?」
    「紹介業者から見積もりをもらったら、断れないのでは?」

    このような事を不安に思われる方がいますが、一切ないのでご安心ください。

    私たちのサービスが提供することは以下です。

    塗装業界のスペシャリストである『専門アドバイザー』がお客様の要望をしっかりとヒアリング
    あなたの地域の優良業者を複数ご紹介。見積もりを複数比較できる
    ・業者へお断りの連絡代行

    もちろん、「まだ相談だけをしたい」という方でも問題ございません。

    外壁屋根塗装で悩んでいる方、どんな方でも気軽にお問い合わせください。スタッフ一同心待ちにしております

    ▼インターネット
    有限会社協伸「外壁塗装の見方と注意点」
    内閣府 「住宅リフォームに関する消費者問題への取組についての実態調査報告」

    ▼書籍
    住宅リフォーム見積り作成の手引き  経済調査会

    ▼専門家(ヒアリング)
    株式会社POD 代表 長谷川佳広 氏

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