プライマー塗装って何?工事前に必ず知っておきたい塗装の基礎知識

  • 【更新日】2021-12-10
ウレタン塗装

新築を建ててから10年以上経つと、外壁も少しずつ汚れが目立ち耐久性に不安を感じる人も少なくありません。ですが、いざ外壁塗装をしようすると知らない言葉が出てくることも多いですよね。そこで今回は、外壁塗装の見積書などでよく目にする「プライマー塗装」をご紹介します。しっかりと基礎知識をおさえ、安心して工事を行いましょう。

参考記事:上塗りとは?外壁塗装に欠かせない上塗りの役割と、他の工程との違いを解説

私の家だといくら?

※1時間以内に74人が ヌリカエで料金診断しました。

プライマー塗装の意味と役割

プライマー塗装とはどのような意味なのでしょうか。言葉は聞いたことがあっても、役割まで知っている人は少なくありません。外壁塗装をする際に困らないように、しっかりと言葉の意味と役割を知って把握しておきましょう。

プライマー塗装の意味

プライマー塗装とは、外壁塗装をするときに塗る下塗り塗装の1つ。外壁塗装は「下塗り」「上塗り」の2段階にわけて行うのが一般的です。プライマー塗装はそのなかで一番はじめに行われる「下塗り」にふくまれます。

「プライマー」の語源も英語の「primary」から来ており「はじめの」「最初の」という意味です。塗装のはじめに行う「下地」のようなステップになります。最初に行うからこそ、塗装の基盤を担うものでありとても大切な役割を果たすのです。

プライマー塗装の役割

プライマー塗装の役割は上塗り塗料をしっかりと密着させること。プライマーを塗ることによって、上塗り塗料も均一に塗ることができるため、仕上がりも綺麗になります。

外壁と塗料をしっかりとくっつける働きをしてくれるため、壁自体を丈夫に保つことが可能です。あなたの家の壁を長く頑丈なものにするためにも、プライマー塗装はとても大事な役割をもっています。

私の家だといくら?

※1時間以内に74人が ヌリカエで料金診断しました。

プライマー塗装で使用するプライマーの種類

プライマー塗装でつかうプライマーも、種類は1つではありません。用途や目的によってさまざまなプライマーがあります。では、そのような種類があるのでしょうか?

プライマーの種類①防錆用プライマー

金属などに塗装する場合によく使われるのが防サビ用のプライマーです。プライマーに防サビの顔料を混ぜたものになります。上塗り塗料との密着を強くする役割を持ちつつ、錆びるのも防ぐことが可能です。

通常外壁のサビを取り除くためには、壁の表面を削らなければなりません。ですが、防サビプライマーの場合は塗るだけで効果を発揮するためコスト削減にも繋がります。

プライマーの種類②浸透性プライマー

浸透性プライマーは外壁により浸透しやすいプライマー。コンクリートなどの素材を塗装するときによく使われます。

雨や凍結によって劣化している表面へ浸透させ、耐久性を高める効果が期待できるのです。塗装したい場所や素材によって、プライマーの種類は使い分けられます。

私の家だといくら?

※1時間以内に74人が ヌリカエで料金診断しました。

プライマー塗装を行う塗装とは?

プライマー塗装を行うのは、最も一般的なのは外壁塗装をするときです。外壁の見栄えを綺麗にかえて、家を丈夫にしたいときに塗装します。

もう1つよく行われるのは「屋根」の塗装を行うときです。主な流れは壁の塗装とかわりません。上塗りをしっかりと密着させるために、下塗りを行います。カラートタン屋根の場合などは錆止めの用途もふまえてプライマー塗装を行うことも多いです。

プライマー塗装はDIYでも活用可能?

プライマー塗装は一般的なご家庭でDIYのために活用されることもあります。通販でも販売され、だれでも購入することが可能です。

例えばご家庭のアルミニウムやステンレスを塗装する場合はメタルプライマー、木材部分を塗装する場合は木部用プライマーを使用します。DIYを行う場合も、上塗り塗料の吸い込みを軽減させてくれるため、欠かせない塗装といえるでしょう。

プライマーはアサヒペンが販売しているものが有名ですので、一度チェックしてみてください。

業者でオトクに塗装してもらう方法とは?

業者に依頼すると費用が高いから…と諦めてDIYでの塗装を考えていませんか?
実は助成金や火災保険を使えば、業者での施工費が安くできるかもしれません!

「自分でプライマー塗装をするのが面倒」「安く施工してくれるなら業者に依頼したい」とお考えなら、是非とも利用したいですよね。
助成金・火災保険については、以下の記事で詳しく解説しています。是非ご覧ください。

私の家だといくら?

※1時間以内に74人が ヌリカエで料金診断しました。

プライマー塗装と、シーラー・フィラーの違いとは?

プライマーと似た意味で「シーラー」「フィラー」という言葉があります。外壁塗装を考えている方は、目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。ですが、知らない言葉を見て戸惑うことも少なくありません。具体的な意味と役割をしっかりとおさえて工事にそなえましょう。

シーラーの意味と役割は?

プライマーと最もよく並んで目にする言葉は「シーラー」です。シーラーもプライマーと同じ下塗り塗料の1つ。それぞれに大きな違いはありません。シーラーもプライマーの中の1つと考えていいでしょう。

シーラーは英語の「seal」を語源としていて「ふさぐ」という意味があります。プライマーのなかでも上塗りと強く密着させるだけでなく、塗料のムラを防ぐ効果があるのが特徴です。シーラーを塗ることによって上塗り塗装の吸い込みをおさえて、しっかりと均一に塗装を行うことができます。

フィラーの意味と役割は?

プライマー、シーラーと同じくよく目にするのが「フィラー」です。フィラーとは外壁のデコボコを平らにならすための下塗り塗料です。ローラーを使うことで、たくさんの塗料を外壁に塗ります。

なかでも、一般的なフィラーは「微弾性フィラー」です。微弾性フィラーはシーラーとフィラーの役割を兼ね揃えた塗料。塗料のムラをおさえつつ、外壁のデコボコをならすことができます。

私の家だといくら?

※1時間以内に74人が ヌリカエで料金診断しました。

プライマー塗装が重要なのはなぜ?

プライマー塗装の意味や役割がわかっても、外壁塗装に必要か疑問に思う人も少なくありません。せっかくお金を払って塗装をするのですから、しっかりと納得したうえで行いたいですよね。では、なぜプライマー塗装が重要なのでしょうか。

プライマー塗装が必要な理由

プライマー塗装の役割は「上塗り塗料と強くしっかりと密着させること」。外壁塗装は通常のペンキを塗って色を変えるのではなく、壁を頑丈にすることも目的です。

個人的にDIYとして外壁塗装を行う場合も、丈夫な壁をキープするためにプライマー塗装は行うことをオススメします。

プライマー塗装を行わないとどうなる?

プライマー塗装を行わないと塗装が剥がれてしまい、壁が壊れやすくなってしまう可能性があります。塗料にムラができてしまう恐れもあるでしょう。外壁と上塗り塗料が密着していないからです。

せっかく高いお金を払って外壁塗装を行っても、塗料が剥がれてしまっては意味がありませんよね。あなたの家を長く綺麗にキープするためにも、プライマー塗装は必要なのです。

私の家だといくら?

※1時間以内に74人が ヌリカエで料金診断しました。

プライマー塗装の基礎知識をおさえて外壁を塗り替えてみませんか

外壁塗装をするなら事前に塗装の知識をおさえておくことが大切です。業者にお願いをして見積書をもらっても、言葉の意味が分からないということも少なくありませんからね。なかでも今回はプライマー塗装についてご紹介しました。

プライマー塗装は上塗り塗料と密着させるための下塗り塗装のことです。壁を綺麗に丈夫にキープするためには大切な役割を果たすので、ぜひ覚えておいてください。基礎知識をしっかりとおさえて、外壁塗装を行いましょう。

最後に、本記事の要点を振り返ってみましょう。

プライマー塗装はなぜ必要?

プライマー塗装により、中塗り・上塗りの塗料がしっかりと下地と密着し、塗膜の耐用年数が高まります。詳しく知りたい方はプライマー塗装の意味と役割をご覧ください。

プライマー塗装と、シーラー塗装・フィラー塗装の違いは?

大きな違いはありませんが、シーラーは塗料が下地に浸透するのを防ぐ役割、フィラーは下地のデコボコを平にする役割が主体です。いずれも同じ「下塗り」と考えて大丈夫です。詳しくはプライマー塗装と、シーラー・フィラーの違いとは?をご覧ください。

プライマー塗装はDIYできる?

不可能ではありませんが、プロの効果には劣ります。もしDIYで塗装を行う場合も、下塗りを行うことをおすすめします。詳しくはプライマー塗装はDIYでも活用可能?をご覧下さい。

プライマー塗装を、もししなかった場合はどうなる?

塗装完了後すぐの見た目に問題はなくても、剥がれやすい塗膜になってしまったり、塗装ムラができやすくなってしまいます。詳しくはプライマー塗装を行わないとどうなる?をご覧ください。

私の家だといくら?

※1時間以内に74人が ヌリカエで料金診断しました。
↓↓塗料全般について詳しく知りたい方は、こちらの記事も併せてお読みください↓↓
外壁塗装 あなたの地域の相場は?
TOPへカエル