ジョリパットとは?デザインパターンやメリット、施工費用を解説

  • 【更新日】2023-02-24
ジョリパットの施工事例集

ジョリパットには、独特の温かく優しい風合いがあり、個性的でおしゃれな家や店舗の外壁をつくります。また耐久性や機能性に優れることでも定評があり、注目を集めています。

今回はジョリパットの特徴やデザインの種類、塗装上の注意点、費用などをご紹介します。

Point
  • ジョリパットの特徴は、高いデザイン性と耐候性
  • ジョリパットのデザインは全177種類、150色
  • ジョリパットの価格は、平均5,800円/㎡。安価なものが2,700円/㎡、高価なものは16,500円/㎡

尚、こちらの記事での価格・耐用年数は執筆時点の情報をもとに紹介しています。

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ジョリパットとは?

ジョリパットとは、アイカ工業が製造販売するモルタル外壁用の意匠性塗材です。

ジョリパットはペンキなどを塗るのとは違い、表面に模様や立体感などをつけられるため、デザイン性の高い住宅に仕上げたい方に人気があります。
また、外壁だけではなく内装に使用されることも多く、住宅のみならずホテルや商業施設などでも多く使用されています。

画像出典:ジョリパット総合カタログ

ジョリパットの基本情報

ジョリパットの施工中の様子

メーカー アイカ工業
耐用年数 約15~20年
総施工費用 80~135万円(30坪の場合)
単価相場 5,800円/㎡(平均)
使用可能な下地 モルタル、コンクリート

ジョリパットは、外壁材がモルタルもしくはコンクリートの場合に使用可能です。
また、すでにジョリパットで塗装された外壁にも使用可能です。

「コンクリートの塗装」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>「コンクリート塗装の方法や時期は?床・壁ごとのDIY手順と使用塗料を解説」
「外壁のデザインパターンとコツ」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>「外壁デザインのコツを写真付きで解説。おすすめのデザインパターン、色の選び方も紹介」

ジョリパット以外にも意匠性塗材はある

ご説明してきた通りジョリパットはアイカ工業の製品名ですが、業者によっては土壁調や砂壁調に仕上がる塗料・塗材全体を指して「ジョリパット」と呼んでいるところもあります
ちょうど、「ホッチキス」という商品名が紙をとじる文房具の一般名詞として定着したのと同じような関係です。

当記事では、アイカ工業以外からはどんな意匠性塗材が出ているかも解説していますので、他社製品が知りたい方は後述の「ジョリパット以外の意匠性塗材」をご覧ください。

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ジョリパットのメリット・デメリット

意匠性塗料のイメージ

ジョリパットのメリット

ジョリパットは、汎用塗料に比べて以下のような多くの優れた機能を有しています。

メリット①:耐用年数が長い

住宅の塗り替えリフォームにもっとも用いられるシリコン塗料の耐用年数が12~15年であるのに比べ、ジョリパットの耐用年数は15~20年と長くなっています。

メリット②:ひび割れしにくい

ジョリパットは普通の塗料に比べて柔軟性のある素材です。
そのため、下地にひび割れが起こった場合も、覆いかぶさることで長く水の侵入を防ぐ効果があります。

メリット③:防カビや藻が発生しにくい

ジョリパットには防藻・防カビ性能があり、長期にわたって繁殖を防ぎます。

メリット④:安全・低刺激

ジョリパットにはシンナーなどの刺激物が使われていません。
そのため、お子様やペットのいる家庭、ニオイに敏感な方がいる家でも使いやすい製品です。

メリット⑤:メンテナンスが簡単

ジョリパットで仕上げた面は、普段は水をかけブラシでこするだけで汚れを落とすことができます。
また、ジョリパットを使い続ける場合、改修用の「ジョリパットフレッシュ」を使うことで、防水性の回復とカラーチェンジが簡単にできます。

ジョリパットのデメリット

反対に、ジョリパットには汎用塗料にはない以下のような難点があります。

デメリット①:汚れが付きやすい

ジョリパットは、凸凹のついたデザインのものが多いため、ホコリなどの汚れが溝の部分に溜まりやすく、黒ずみやすくなってしまいます。
綺麗な外壁を保つためには、定期的な洗浄が必要です。

デメリット②:施工に熟練が必要

ジョリパットは、汎用塗料に比べて施工に技術を要する製品です。
ジョリパットで施工する際は、施工経験が多く実績のある業者か確認した上で依頼しましょう。

デメリット③:次の塗り替え時に使える塗料が限られる

一度ジョリパットで施工した壁は、弾性塗料などの伸縮性のある塗料が使えなくなります。 耐用年数が来たあとは、再度「ジョリパットフレッシュ」シリーズをつかって塗り替える人がほとんどです。

デメリット④:高圧洗浄で剥がれることがある

ジョリパットの施工により壁に凹凸ができることで、汎用塗料の塗膜よりも高圧洗浄に弱い場合があります。
とくに、耐用年数が近づいている場合は気をつけて洗浄しましょう。

外壁塗装はコツを知って20万円節約しよう

ジョリパットの魅力が存分に分かったところで、で施工してもらいたくなった方もいらっしゃるでしょうか。
決して安くはないジョリパットの施工ですが、ポイントを押さえておけば20万円以上も施工費を安くできるかもしれません!

20万円もあれば、他に気になっていたご自宅の修理や他のリフォームも検討できます。
外壁塗装を安くするためのコツは、以下の記事で詳しく解説していますので、是非とも併せてご覧ください。

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ジョリパットのデザインバリエーション

ジョリパットのデザインパターンは、アイカ工業内のみでも全162種類あります。(2022年12月27日時点)
本章では、アイカ工業の使用している15個のグループに沿って全デザインの解説をしていきます。

グループ名 特徴
ボーダー 縞模様が基調
クリフ 砂や岩の表面ような質感
スクラッチ 表面を削ったような塗り壁風
ラフ 大きめのコテ・ヘラ跡の模様
スプレー 砂を吹き付けたような模様
ソフト 淡いの色・コントラスト
ローラー 規則的ではっきりした陰影
ニューエイジングアート 実物のレンガや木に近い
マテリアル 砂壁、紙、コンクリート調
消臭・抗菌 淡くオーソドックスな色
シルキーパレット 優しい色や模様。内装専用
爽土 天然土や石を使用。内装専用
ゼロ メタリックやラメ素材。内装専用
ジョリコート ゴツゴツとした仕上がり
フレッシュ シンプルなトップコートで模様ナシ

また、グループ内の各デザインには、さらに約150色のカラーバリエーションが選べます。

①ジョリパット ボーダーパターン

横方向の縞模様を基調としたデザインパターンです。
モダンで落ち着いた雰囲気の外壁に仕上がります。

ボーダーパターンには、6種類のデザインがあります。

ボーダーパターンの価格帯は、4,000円/㎡~5,200円/㎡です。

②ジョリパット クリフパターン

 

クリフとは「断崖」という意味の英単語です。
砂や岩の表面ような質感で、無機質ながら重厚感のある外壁に仕上がります。

クリフパターンには、9種類のデザインがあります。

クリフパターンの価格帯は、4,200円/㎡~10,900円/㎡です。

③ジョリパット スクラッチパターン

ジョリパット スクラッチパターンの施工例

表面を「ひっかいた」(スクラッチ)ような模様になるデザインパターンです。
素朴な印象から、オールマイティに使えるデザインです。
外壁に限らず、内装や住宅以外の建物にも人気があります。

スクラッチパターンには、12種類のデザインがあります。

スクラッチパターンの価格帯は、4,000円/㎡~5,700円/㎡です。

④ジョリパット ラフパターン

ジョリパット ラフパターンの施工例

粗目で大きな模様が特徴のデザインパターンです。
左官職人の手仕事仕上げあることがはっきり伝わる、造形味あふれた外壁に仕上がります。

ラフパターンには、10種類のデザインがあります。

ラフパターンの価格帯は、4,300円/㎡~5,200円/㎡です。

⑤ジョリパット スプレーパターン

ジョリパット スプレーパターンの施工例

スプレーで吹付けて仕上げる、表面の凹凸が少なめのデザインパターンです。
光が当たるとしっかり陰影は出ます。
ジョリパットのなかでも、とくにオールマイティーに使えるデザインです。

スプレーパターンには、11種類のデザインがあります。

スプレーパターンの価格帯は、3,000円/㎡~4,900円/㎡です。

⑥ジョリパット ソフトパターン

ジョリパット ソフトパターンの施工例

ジョリパット表面にはっきりとした凹凸はつくらず、色のコントラストなどで違いをみせるデザインパターンです。
白や明るいブルー・グリーンなど、やさしく明るいカラーが合うでしょう。

ソフトパターンには、9種類のデザインがあります。

ソフトパターンの価格帯は、4,000円/㎡~4,900円/㎡です。

⑦ジョリパット ローラーパターン

ジョリパット ローラーパターンで施工された外壁

規則的ではっきりした陰影の印象が強いデザインパターンです。
木目調やレンガ調など、独特の模様もローラーで施工できます。

ローラーパターンには、ジョリパットでもっとも多い25種類のデザインがあります。

ローラーパターンの価格帯は、4,000円/㎡~6,200円/㎡です。

⑧ジョリパット ニューエイジングアート

ローラーパターンの模様を、ダークカラー向けにアレンジしたデザインパターンです。
より実物のレンガや木に近い仕上がりになります。ダークカラーが似合います。

ニューエイジングアートには、14種類のデザインがあります。

ニューエイジングアートの価格帯は、6,300円/㎡~7,300円/㎡です。

⑨ジョリパット マテリアルパターン

ジョリパット マテリアルパターンの内装

砂のほかに様々な骨材を加えることで、元の素材の表情が感じられるデザインパターンです。
砂壁のようなデザイン、紙のようなデザイン、コンクリートブロック調のデザインなどが存在します。

マテリアルパターンには、14種類のデザインがあります。

マテリアルパターンの価格帯は、4,300円/㎡~8,900円/㎡です。

⑩ジョリパット 消臭・抗菌

 

人気のオーソドックスなデザインパターンに、消臭・抗菌機能を付加したジョリパットです。
どちらかというと、屋外よりも屋内向けの塗材です。

ジョリパット 消臭・抗菌には、5種類のデザインがあります。

ジョリパット 消臭・抗菌の価格帯は、2,900円/㎡~3,500円/㎡です。

⑪ジョリパット シルキーパレット

ジョリパット シルキーパレットの内装

壁面の手触りがソフトになるよう、ジョリパットとしては滑らかな表面に仕上げるデザインパターンです。
内装専用のジョリパットです。ご注意ください。

シルキーパレットには、20種類のデザインがあります。

シルキーパレットの価格帯は、2,800円/㎡~4,400円/㎡です。

⑫ジョリパット 爽土

ジョリパット爽土の施工例

顔料(着色料)を使わず、天然の土や石だけで発色させている、土壁タイプのデザインパターンです。
自然物そのものの、重厚感だけでなく温かみも感じる壁になります。

ジョリパット 爽土には、12種類のデザインあります。

ジョリパット 爽土の価格帯は、6,600円/㎡~9,900円/㎡です。

こちらも内装専用のジョリパットです。ご注意ください。

⑬ジョリパットゼロ

ジョリパットゼロの施工例

メタリックカラーやラメ素材などを使用した、デコラティブなデザインパターンです。
派手になりすぎず、シンプルモダンな印象の壁になるよう工夫されています。

ジョリパットゼロには、9種類のデザインあります。

ジョリパットゼロの価格帯は、6,500円/㎡~12,200円/㎡です。

こちらも内装専用です。ご注意ください。

⑭ジョリパット ジョリコート

画像出典:ジョリパット総合カタログ 2022-2023

ジョリパットよりも低コストで施工できる姉妹品です。
スプレーで吹付けて仕上げる、表面に凹凸のあるデザインパターンです。

ジョリコートには、5種類のデザインがあります。
ジョリコートの価格帯は、1,300円/㎡~3,800円/㎡です。

⑮ジョリパットフレッシュ

画像出典:ジョリパットフレッシュ JQ-800

ジョリパットの改修用トップコートであり、高耐候性・美観維持の機能をもちます。

ジョリパットフレッシュのデザインは1種類です。
ジョリパットフレッシュの価格帯は、2,600円/㎡です。

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ジョリパットの製品ラインナップと使い分け

ジョリパットアルファ パッケージ

画像出典:Yahoo! ショッピング(日曜左官エムケー工芸)

  • 外壁・内装ともに「ジョリパットアルファ」を選べば間違いない
  • 「ジョリパットフレッシュ」は既存壁がジョリパット仕上げの場合のみ
  • 高級感のあるデザインは「爽土」「ゼロ」「クライマテリアイタリアート」に多い

ジョリパットシリーズにはいろいろな製品があり、どれを使えば良いのか迷ってしまいます。

結論から言えば、外壁・内装ともに「ジョリパットアルファ」を選べば問題ありません。
耐用年数も高水準で、ジョリパットには全177種類のデザインパターンがありますが、ジョリパットアルファならばこのうち91種類が選択可能です。

ジョリパットアルファ以外が向いているパターンは、雨を利用したセルフクリーニング機能つきの外壁にしたい場合です。
この場合、「ジョリパットクリーンマジック」を選びましょう。

また、ジョリパットで内装を施工予定で、他とは違った高級なデザインを希望するなら「ジョリパット爽土」「ジョリパットゼロ」「クライマテリアイタリアート」を検討すると良いでしょう。

「ジョリパットフレッシュ」は、今の壁がすでにジョリパットで施工されている場合のみに使えます。

ジョリパットシリーズの製品一覧
製品名 用途 特徴
ジョリパットアルファ 内装・外装 最もスタンダードな製品。色やデザインが豊富
ジョリパット∞ 外装 退色しにくく、汚れに強い
ジョリパットネオ ひび割れしにくい
ジョリパットネオ∞ 退色や汚れに強く、ひび割れにくい
ジョリパットノンフリーズ 低温下でも施工可能。冬場向き
ジョリコート リシン吹き付け専用。低コスト
ジョリパットクリーンマジック 光触媒によるセルフクリーニング機能あり
ジョリパットクリーンウォッシュ 他のジョリパットとセットで使うコート材
ジョリパットワイド マンションなど大面積の建物に施工
ジョリパット不燃 内装 不燃性に優れ、色やデザイン数の多め
ジョリパット消臭・抗菌 施工した部屋の消臭抗菌機能あり
ジョリパットシルキーパレット 仕上がりの手触りが滑らか
ジョリパット爽土 天然土を配合。古風な仕上がり
ジョリパットゼロ キラキラしたデザインが多い
ジョリパットフレッシュ∞ 改修 高耐候のトップコート
ジョリパットフレッシュ ジョリパット壁の色変え用(トップコート)
ジョリパットフレッシュクール 遮熱機能を加えるトップコート

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ジョリパット以外の意匠性塗材

意匠性塗材は、アイカ工業のジョリパット以外にも各社から多くの製品が販売されています。
ここでは、ジョリパット同系統のデザインがあって価格が少しお得なもの、ジョリパットにはないデザインがあるものを紹介します。

グラナダSi(菊水化学)

商品名 グラナダSi(菊水化学工業)
価格 2,900~6,400円/㎡
期待耐用年数 8~15年
パターン数 34パターン
塗装可能な素材 コンクリート・セメントモルタル 等

グラナダSiは、大手メーカーの菊水化学工業が製造販売する、漆喰風仕上塗材です。

似たようなデザインでも、ジョリパットより1㎡あたり400~500円ほど安い傾向があります
そのためまずは、このグラナダSiに気に入ったデザインがあるか探すと塗装費用を節約できるかもしれません。

グラナダSiの耐用年数はカタログに明記されていませんが、シリコン樹脂が使用されていることから、一般的な外壁上で8~15年と推定されます。

グラナダシリーズの意匠パターン

テクスチャー 名称・設計価格
グラナダ「シエラL」デザイン シエラL
5,900円/㎡
グラナダ「スタッコ押さえ」デザイン スタッコ押さえ
3,900円/㎡
グラナダ「ゆず肌」デザイン ゆず肌
3,000円/㎡

その他のグラナダシリーズ製品

グラナダシリーズは、フッ素樹脂を使用して耐用年数をのばした「グラナダF」(3,400~7,400円/㎡)や、すでに意匠性塗材が使われている壁の塗り替え用の「グラナダフレッシュ」(1,900円/㎡~)などがあります。

ベルアートSi(エスケー化研)

商品名 ベルアートSi(エスケー化研)
価格 3,400~4,380円/㎡
期待耐用年数 9~12年
パターン数・色数 47パターン・100色
塗装可能な素材 コンクリート、セメントモルタル、ALCパネル、サイディング、金属サイディング、各種旧塗膜 等

ベルアートSiは、3大塗料メーカーのひとつであるエスケー化研の装飾仕上塗材です。

ジョリパットには及ばないものの、意匠性塗材のなかではデザインパターン数や色数が多い製品です。
豪華で大胆な印象の「フラワー仕上げ」などジョリパットには見られない模様もいくつかあります。

また、塗装可能な素材が一般的なモルタル・コンクリート以外にも、窯業系サイディングや金属系サイディング、ALCパネルなどと幅広いのも特徴です。

ベルアートシリーズの意匠パターン

テクスチャー 名称・設計価格
ベルアート「フラワー(押さえ)」デザイン フラワー(押さえあり)
4,600円/㎡~
ベルアート「ラフウェーブ2色」デザイン ラフウェーブ2色
5,700円/㎡~
ベルアート「スタッコ押さえ」デザイン スタッコ(押さえ)
3,950円/㎡~

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ジョリパットの費用相場と内訳

一戸建てのモルタル外壁をジョリパットでリフォームする場合の総費用は、平均的な価格の商品ならば80~135万円が相場です。
なお、ジョリパットのラインナップのうち、安価な商品では65~80万円、高価な商品では190~220万円が目安となります。

費用の内訳と、単価相場、見積もりの事例は以下の通りになります。

項目 単価 一戸建て(30坪)の施工費用
足場費用 800円/㎡ 15~20万円
養生費用 600円/㎡ 5~10万円
高圧洗浄 200円/㎡ 1~3万円
ジョリパット仕上げ代 2,700~16,500円/㎡ 25~150万円
付帯部分改修 1,500~4,000円/m 6~15万円
業者諸経費 ここまでの合計の5~10% 4~10万円
消費税 10% 8~12万円
合計金額 65~220万円

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ジョリパットを塗装する前の注意点

ジョリパットの施工中の様子

魅力いっぱいのジョリパットですが、一般の塗料にはない注意点もいくつか存在します。
事前知識をしっかりおさえて、ジョリパットをつかった外壁塗り替えを成功させましょう。

デザインサンプルを確認する

高いデザイン性が魅力のジョリパットですが、それだけ完成後のイメージの違いには注意が必要です。
そのため、色やデザインはカタログだけで判断せず、実物を確認してから決めるようにしましょう。

ジョリパットの仕上がり実物を確認するには、

  • ショールームに足を運ぶ
  • 業者にサンプルを取り寄せてもらう

 

といった方法があります。

とくに、ショールームでは90cm×40cmの大きなサンプルを多数見比べることができるため、オススメです。

ジョリパットのメーカーであるアイカ工業のショールームは、東京(新宿区)・大阪(中央区)・名古屋(千種区)・福岡(博多区)の4箇所にあります。

次の塗り替えに弾性塗料が使えなくなる

ジョリパットで塗装した外壁に弾性塗料や微弾性フィラーを重ね塗りすると、塗膜に膨れができてしまう原因となります。

その理由は、ジョリパットは吸水性が高いためです。
ジョリパット内部の水分が水蒸気となって放出されるとき、表面が透湿性の低い弾性塗料で覆われていると水分の逃げ道がなく膨れとなってとどまってしまうのです。

ジョリパットの外壁を新しく塗り替えるときは、わすれずに透湿性の高い塗料を使うようにしましょう

高圧洗浄で欠ける場合アリ

高圧洗浄NG

ジョリパットの表面は繊細です。普通の壁と同様の水圧で高圧洗浄をすると、表面のデザインに剥がれ・欠けが起こるおそれがあります。

壁面を洗浄する際は、高圧洗浄機の使用を控えるか、緩やかな水圧で様子を見ながら行うようにしましょう。

実績のある施工会社に依頼する

手作業に依存する部分が多いジョリパットでは、デザインの完成度や施工後の耐久性は職人の腕が大きく左右されます。
ジョリパットでお宅を塗装する際は、経験豊富な業者に出会うことが何よりのポイントといっても良いでしょう。

「ジョリパットの塗装が上手な業者に心当たりがない」「いい塗装業者の見分け方が分からない」という場合は、外壁塗装をお考えの方向けの無料相談窓口 に気軽にお尋ねください。
あなたの地域の業者に詳しい相談員が対応いたします。

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ジョリパット外壁の正しいメンテナンス

せっかくこだわって選んだジョリパットの外壁。
なるべく長い間キレイに保って使い続けたいものですよね。

ジョリパット外壁を長持ちさせるためのメンテナンスは以下のとおりです。

日頃のお手入れは「やさしく水洗い」

外壁掃除のイメージ

 

頻度 2~6ヶ月おき。汚れが気になるとき
方法 水もしくは薄めた中性洗剤でやさしくこする

普段からのマメに表面の水洗いをすることで、ジョリパット外壁をキレイに保つ事ができます。

通常は、水と、やわらかいスポンジやブラシを使って力を入れずに擦りましょう。
落ちにくい汚れがときはあるときは、水の代わりに中性洗剤をぬるま湯で10~20倍に薄めたものを使ってもOKです。

全体の汚れ落ちが悪くなったら「塗り替え」

頻度 全体的に汚れが付きやすく、落ちにくくなったら
方法 「ジョリパットフレッシュ」等での塗装を業者依頼

水洗いしても汚れが落ちにくくなって、全体的に見栄えに満足できなくなってきたら、ジョリパットを塗り替える時期です。
塗り替え用のジョリパット、もしくはジョリパットの下地に使用可能な別の塗料を使った外壁塗装を、業者に依頼しましょう。

ジョリパットの塗り替えが必要なサイン

ジョリパット外壁が以下のような状態になったら、そろそろ塗り替えの時期と判断しましょう。

  • 水を弾かなくなった
  • 色が薄くなった、あせてきた
  • 汚れが落ちない、付きやすい
  • コケやカビが広範囲に発生
  • ひび割れ・クラック・剥がれがある

ジョリパットを施工してからの年数でいうと、見栄えに敏感な方で5年、通常でも12年前後が塗り替え時期の目安でしょう。

ジョリパットは一般的な塗料に比べて専門性が必要な商品です。
どこの業者でもキレイに仕上がるというわけではなく、それなりに経験のある職人に依頼しなければなりません

ジョリパットの施工になれたお近くの業者に心当たりがない場合は、全国の優良業者情報をもつ相談員 にぜひお尋ねください。費用は一切かかりません。

塗り替え専用のジョリパットがある

今の外壁がジョリパットで、次もジョリパットにしたい場合は、そのような用途専用の「ジョリパットフレッシュ」を指定して塗り替えを依頼しましょう。壁の色変えることも可能です。また、改修前の見た目をなるべく維持したい場合は「ジョリパットトップ シリコーン」という透明のコーティング材で防水性能のみを回復させる方法もあります。

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まとめ

以上、ジョリパットの性能や費用のほか、デザインパターン等についての解説でした。

最後に、本記事の要点を振り返ってみましょう。

ジョリパットとは、どんな製品?

モルタル外壁に使う、仕上げ用の意匠性塗材です。一般的な塗料を使うのに比べて、デザイン性が高い外壁にできるという特徴があります。詳しく知りたい方はジョリパットとは?をご覧ください。

ジョリパットを使うメリットは?

一般的な塗料に比べて耐用年数が長いこと、モルタル外壁がひび割れを起こしづらくなること、刺激性物質をほとんど含まないことなどです。詳しくはジョリパットのメリットをご覧ください。

ジョリパットのデザインパターンにはどんなものがある?

漆喰調・砂壁調・欧風石材調など様々です。全177種類のデザインパターンがあり、さらに各デザインが最大150色のカラーバリエーションをもっています。詳しくはジョリパットのデザインパターンをご覧下さい。

ジョリパットの施工にかかる費用は?

選んだ製品によって大きく異なります。平均的な価格の商品ならば「80~135万円」、安価な商品では「65~80万円」、高価な商品では「190~220万円」が相場となります。詳しくはジョリパットの施工費用をご覧ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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