錆止め塗料の人気製品11選!選び方から種類、効果まで徹底解説

  • 【更新日】2024-09-11
錆止め塗料の種類をイメージしたアイキャッチ画像

金属製品を錆や腐食から守るためには、適切な錆止め塗料の選択が不可欠ですが、多種多様な製品が存在し、どれを選べば良いのか迷ってしまうことも少なくありません。

この記事では、錆止め塗料の選び方、人気製品から、正しい塗装方法まで、これから錆止め塗装を行う方が気になる情報を網羅的に紹介しています。

ぜひ最後までご覧ください。

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錆止め塗料の選び方

まずは、錆止め塗料を選ぶ際に必ず抑えておきたい3つのポイントを紹介します

種類をチェック

錆止め塗料にはエポキシ樹脂系、油性系、合成樹脂系の3つの種類があります。

このなかで、もっとも利用されているのはエポキシ樹脂系です。

エポキシ樹脂系は、防錆効果が高く、環境に配慮された製品も豊富で、塗装工事でもよく使用されています。

しかし、エポキシ樹脂系は紫外線には弱いというデメリットもあります

上塗り塗料との適合性をチェック

上塗り塗料との適合性も加味する必要があります。

大抵の場合、下塗り材となる錆止め塗料の製品ごとに、上塗り可能な塗料の種類が記載されていますので、上塗り材加味しながら、下塗り用の錆止め塗料を選定しましょう。

先ほどおすすめしたエポキシ樹脂系塗料には、紫外線に弱いというデメリットがありますが、熱劣化に強い対候性のある塗料で上塗りすれば、紫外線の弱さを補うことができます

このように錆止め塗料のデメリットをカバーするためにも上塗り塗料との相性を考えることは重要です。自身のニーズにあった組み合わせを検討してみてください。

上塗り塗料との色の組み合わせをチェック

上塗り塗料でイメージ通りの色を出すためには、下塗り塗料で使う色を考慮することも重要です。

外壁の色は、最後に塗装する上塗り塗料の色のみならず、使用する下塗り塗料の色も影響します。

錆止め塗料は下塗りの工程で利用され、結局は上塗り塗料に被さってしまうので、上塗りで出したい色をもとに、錆止め塗料の色を決めましょう。

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人気のある錆止め塗料

よく使用されていて人気のある錆止め塗料の特徴を口コミと一緒にご紹介します。

気になった塗料があれば、ぜひ商品ページをチェックしてみてください。

アサヒペン:油性超耐久シリコンアクリルトタン用スーパー

アサヒペンの油性超耐久シリコンアクリルトタン用塗料は、サビの上から直接塗れる高光沢の塗料です。

特殊強力防サビ剤、紫外線劣化防止剤(HALS)を配合しており、対候性に非常に優れています。また、シリコンアクリル樹脂を使用しているため、汚れがつきにくく、酸性雨・酸性雪・塩害対策にも効果的。

屋外のトタン板、ガルバリウム鋼板、屋外の鉄部や木部の塗装に最適な塗料です。

シリコンアクリルを初めて使いましたが、塗りやすく、耐久性も期待できます。

錆があがってきてるトタンに直接原液のまま塗りました。
仕上がりはキレイですが、今後どうなるか様子見します。
原液のままでは粘性が高く、厚塗りするには良いのかもしれませんが
刷毛やローラーではベタつくので少し塗りにくかったです。

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アサヒペン:油性スーパーコート

アサヒペンの油性スーパーコートは、耐久性に優れた高性能塗料です。

シリコンアクリル樹脂と紫外線劣化防止剤(HALS)の相乗効果により、汚れにくく、酸性雨や酸性雪・排気ガス・塩害に強い特性を持っています。錆止め剤ももちろん配合されており、サビの抑制にも効果を発揮します。

またこちらの塗料は、ツヤありとツヤなし、二つの種類を選ぶことができます。ツヤありは、エナメル調の美しいツヤを出すことができ、ツヤ消しを選んだ場合は落ち着いた雰囲気に仕上げることができます。

綺麗にイメチェンしました!

テラテラした色合いではなくて、シックに仕上がるので、イメージ通りでした。
また違う色も試してみたいと思いました。

物置の屋根塗装用に購入。
薄め液で適度に薄めて使用。延びが良くとても塗りやすい。

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ニッペ:速乾サビドメスプレー

アサヒペンの速乾サビドメスプレーは、作業性に優れた速乾タイプのサビ止めスプレーです。

鉄製の門扉、フェンス、シャッター、パイプ、機械器具、農機具などの鉄部、鉄製品の下塗りに適しています。

使いやすさ、耐水性、耐久性に優れており、ユーザーからの口コミも好評です。特に、速乾性があり、ラッカー系塗料を上塗りする場合もスプレー塗装できる点が便利との定評があります。

油性の錆止めスプレーの中でコスパ最高クラスです。
リフォームで鉄骨部分に使いましたが耐久性に期待です。

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アサヒペン:水性屋根用遮熱塗料

アサヒペンの水性屋根用遮熱塗料は、特殊顔料により太陽光の赤外線を反射し、屋根の表面温度の上昇を抑えることができる遮熱性塗料です。

従来の塗料に比べて高い遮熱効果を発揮し、塗膜の熱による劣化を防ぐことができます。また、シリコンアクリル樹脂とHALS(紫外線劣化防止剤)が配合されており、酸性雨・酸性雪や排気ガスに対しても優れた耐候性を発揮します。

適用下地は、スレート瓦、各種セメント瓦、コロニアルやカラーベストなどの新生瓦、トタン、鋼板の屋根、コンクリート、モルタル壁から各種サイディングまで多岐にわたります。

塗装後の室内温度の低下効果は宣伝通りで、節電にも効果があり非常に満足している。
我が家では4度程度の室温低下が見られた、特に屋根裏が二重天井構造になっていな建物では塗装効果が顕著に体感できる。電気代が高尚している昨今には最適である。

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アサヒペン:水性ビッグ10

アサヒペンの水性ビッグ10は、屋内外で幅広く使用できる半ツヤ仕上げの塗料です。

特殊フッ素樹脂と反応硬化型シリコン変性アクリル樹脂、紫外線劣化防止剤(HALS)の相乗効果により、汚れにくく、耐久性に優れています。

塗料の用途は非常に多岐にわたり、ドア、雨戸、羽目板、板べい、ガーデン用品などの屋内外の木部をはじめ、フェンス、門扉、鉄柵といった鉄製品、コンクリート・ブロック・各種サイディング、モルタル・コンクリートまで幅広い下地に塗装することができます。

錆止め剤はもちろん、防カビ剤も配合されているため、サビのみならずカビの発生も防止したい方にもおすすめです。

試し塗りするとわずかに濃い感じだったので数10ccの水を加えると塗りやすくなりました。
乾燥が早く仕上がりも程良い半光沢で申し分ありません。
ただ、屋外だと匂いが好きなのか小虫が飛んできてくっつくことがありますが、近くで防虫線香を焚くことであまり近寄らなくなります。

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カンペハピオ:Wカットクリヤーコート

カンペハピオのWカットクリヤーコートは、高い耐錆性を備えた革新的な製品です。

門扉、シャッター、フェンス、電機・機械器具、農機具といった鉄製品から、コンクリートやモルタルの外壁、ブロック塀の塗装にも使用できます。

この塗料の最大の特徴は、防サビ剤に加えて、防カビ剤と紫外線吸収剤(UVA)、紫外線劣化防止剤(HALS)が配合されていることです。紫外線による熱劣化に対して非常に高い対候性を発揮します。

水性塗料であるため、塗装中の刺激臭が少なく、かつ乾燥時間が短いため、作業性も抜群な塗料です。

商品自体は満足です。ただ、横向きで梱包されていて紙3枚が周りにあるだけ。蓋が少し開いていて液漏れしていた。よくこの状態で大阪から福岡まで来たもんだ。
外装箱は異状なく缶が凹んでいたが、どこで凹んだのだろう。外箱の底辺部に少しの液漏れだが、下手すりゃドバドバと1.6リットルの溶液が漏れていたかもしれない。恐ろしい。

 

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アサヒペン:油性高耐久鉄部用

アサヒペンの油性高耐久鉄部用は、手間をかけずに耐久性と美観を保ちたい方におすすめな錆止め塗料です。

特殊防錆剤という成分が配合されているため、サビを事前に除去する必要がなく、サビの上から直接塗装できます。また、対候性の高いシリコンアクリル樹脂を使用していることから、長期間にわたって美観も維持できます。

ガルバリウム鋼板、アルミ、ステンレスなど、様々な材質に適用可能です。

初めてサビの上からそのまま濡れる塗料を購入しました。
通常の塗料はサビの上に塗ると弾いてしまい完全にサビを落とさないと後から弾いてクレーター状になってしまいますが、この商品はサビにのっぺり張り付く感じてとても綺麗に塗れます。

非常にペイントのノリやよく、何回も重ね塗りしなくとも厚塗りできます。また、垂れにくいので作業性も抜群です。

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ロックペイント:油性合成樹脂塗料

ロックペイントの油性合成樹脂塗料は、鉛やクロム系顔料が配合されていない、環境にやさしい塗料です。塗料の防錆力はもちろん、サビた部分への浸透性と付着力にも優れています。

非常に性能の高い塗料ですが、トタンなどの非鉄金属には使用できず、古い塗膜のはがれやサビが出ている場所は、サンドペーパーやワイヤーブラシなどで落としてから塗る必要があるため、注意が必要です。

特に鉄部のサビ止めに適しており、鉄柵、フェンス、門扉、格子、手すり、鉄骨などのサビ防止によく使用されています。

階段塗装の下塗り錆止めとして使用しました。粘度も丁度良く塗りやすいです。亜鉛メッキの上に塗りましたが付着性は問題ありませんでした。
上塗り塗料との相性も良く満足です。

刷毛で塗装しましたが、のびも良く斑無く塗装できたので満足しています。

▼商品ページ:モノタロウ
https://www.monotaro.com/p/4018/7086/

日本ペイント:速乾さび止めエコ

日本ペイントの赤錆色の塗料は、水性塗料でありながら、油性塗料と同等のさび防止性能を持つ、対候性に優れた塗料です。高性能のエポキシ樹脂が配合されており、優れたさび防止効果を発揮します。

エアレス塗装機、従来のはけを使った塗装作業のどちらにも適しており、さまざまな現場条件や作業環境に柔軟に対応できるところも強みです。

水性塗料であることから、乾燥時間が短いほか、有害重金属の防錆顔料やドライヤーが配合されておらず、作業者の健康や安全にも配慮されています。

納屋のトタン外壁に2回塗りました。容量が多くて原液でも乾きが速く扱い易いので小分けにしつつ使っています。

コスパ的に、錆止め塗料としては最高!!
若干、上位塗料よりもノビは今一ですが良い商品です‼️

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ニッペホームプロダクツ:ニッペ超速乾さび止め

ニッペホームプロダクツのニッペ超速乾さび止めは、超速乾タイプの錆止め塗料です。

20℃の条件下で2時間後には上塗りが可能であるため、午前中にさび止め塗装を行い、午後には上塗りを塗装を行うことができます。また、5℃程度の低温条件下でも塗装作業が可能であるため、季節を問わずに使用できます。

また、油性塗料、水性塗料、ラッカースプレーなど、さまざまな種類の上塗り材に対して優れた密着性を発揮することから、幅広い用途にも利用可能で、利便性の非常に高い塗料です。

冬季の塗装の下塗り用としては乾きも早く非常にいいです。特に本体との癒着性がヒジョーにいいと思います。これに仕上げの塗料を塗ると後の剥離などの心配がなくなり精神的にいいです。チョットお値段が高い感がありますが その分の安心感も購入できます。お値段が高い分良いです。トタンに使用しましたが 特に冷える冬季などは、トタンと塗料の収縮率が違いますのでその追従性能がお値段の高い下塗り塗料は安心です。同じメーカーの仕上げ塗料を使っていますので、下塗りはいつもこれを使っています。

とても良い商品です。それにとても安く買えたので良かったです。

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アトムサポート:水性さび止め鉄部用

アトムサポートの水性さび止め鉄部用は、塗装作業が簡単で、臭いも少ないことが特徴な水性の錆止め塗料です。防さび性能に優れたエポキシ樹脂が配合されているため、水性塗料さながら、油性塗料と同等以上の耐久性を持っています。

鉄骨、鉄扉、門扉、フェンス、物置、シャッターなどの鉄部や、トタン(屋根を除く)、アルミ建材、ステンレスなどの上塗り兼用さび止めとして使用できます。ポロポロと落ちるさびは除去した上で、直接塗ることが可能です。高性能エポキシ樹脂を使用しており、防さび性能に優れています。

サビの上からでも簡単に塗れて時間の短縮になるから大変助かりました。

水性ですが乾燥する時間は意外と速く、作業性は良かったです。
グレーと黒を購入しましたが、何故かグレーのほうは粘度が高かったので水で薄めて刷毛塗りしました。

手に付着したペンキは、軽石で擦る事によって簡単に落とせました。
扱いやすい良い製品です。

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錆止め塗料とは?

錆止め塗料は、金属表面の錆や腐食を防ぐために開発された特殊な塗料です。塗料には防錆剤が含まれており、金属表面に塗布することで保護膜を形成します。

この保護膜により、錆びの原因となる酸素や水分の付着を抑制し、錆の発生を効果的に防ぐことができるのです。

錆止め塗料の色

錆止め塗料の原料としてかつては利用されていた鉛系の素材は、赤っぽい色をしていました。その影響で、これまで錆止め塗料も一律赤褐色系の色をしていることが多くありました。

近年は環境や健康への影響を考慮して、鉛を含まない錆止め塗料が多数開発されており、外壁塗装で人気な、グレー、白、ベージュ系の色も選べるようになっています

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錆止め塗料の塗装方法

ここからは、錆止め塗料の塗装方法を紹介します。

錆止め塗料を塗装する際は、最低でも下記の道具が必要になりますので、合わせてチェックをしてください。

必要な道具

  • ワイヤーブラシ、サンドペーパー、またはサンディングツール
  • マスキングテープ、養生シート
  • ローラー、刷毛
  • 錆止め塗料
  • 中・上塗り塗料

ケレン作業

塗装前のケレン作業

ケレン作業とは、塗装する表面を清潔にし、汚れを落とす作業です。ワイヤーブラシ、サンドペーパー、またはサンディングツールを使用して錆を完全に取り除きましょう。

塗料の密着性を向上させるためにもケレンはしっかり行うことが重要です。

養生

塗装しない部分にはマスキングテープや養生シートを貼って保護します。

錆止め塗料を塗る

ここで、錆止め塗料を塗装します。刷毛やローラーのサイズは、塗装する面積に応じて選びます。広い面積には大きなローラーが適しており、細かい部分や隅には小さな刷毛が適しています。

塗布する場所ごとに道具を使い分けると、効率よく塗装することができるでしょう。

中・上塗り材を塗る

錆止め塗料が乾燥したら、中・上塗り塗料を塗布しましょう。薄く均一な層を数回に分けて塗る方が、厚く一度に塗るよりも効果的です。

耐久性のある塗料を上から塗って、錆止め塗料を落ちにくくしてあげましょう。

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錆止め塗料使用時の注意点

錆止め塗料の適切な使用は、金属製品を長期間保護する上で非常に重要です。

ここからは、下地処理の重要性、塗装の手順、乾燥時間と重ね塗りといった錆止め塗料の注意点について詳しく解説します。

下地処理を行うこと

下地処理は、錆止め塗料を塗る前の最も重要なステップです。サンドペーパーやワイヤーブラシを使用して表面を磨き、脱脂剤で油分を取り除くことが一般的です。

適切な下地処理が不十分だと、塗料の密着性が低下し、塗膜が剥がれやすくなってしまいます。下地処理は入念に行うようにしましょう。

乾燥時間を守ること

乾燥時間は、塗料の種類や気象条件によって大きく異なりますが、一般的に、水性系の塗料は乾燥が早く、油性系やエポキシ樹脂系は乾燥に時間がかかります。

一層目が完全に乾燥してから次の層を塗ることが重要です。乾燥時間を守らないと、塗膜が不均一になったり、塗料が剥がれやすくなったりする可能性があります。

保護具を着用すること

錆止め塗料を使用する際は、適切な保護具を着用することが重要です。手袋、保護メガネ、マスクなどを装着し、換気の良い場所で作業を行ってください。

特に、有機溶剤が含まれる塗料を使用する場合は、火気を避け、十分な換気を確保することが必須です。

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まとめ

錆止め塗料は、金属製品を錆や腐食から守るために不可欠です。

適切な錆止め塗料を使用することで、金属製品を長期間保護し、美観の維持や修理費用を抑えることができます。

一部分ならまだしも、広い範囲に錆びが見られる場合はDIYの難易度は高くなります。メンテナンスに不安がある方は、ぜひヌリカエの無料相談サービスをご利用ください。

専門のアドバイザーが、あなたのニーズに合わせた最適なアドバイスを提供します。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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