屋根修理の詐欺を見分けるポイントは?悪質業者と優良業者の比較や実際の手口を紹介

  • 【更新日】2025-09-01
屋根修理の詐欺を見分けるポイントは?悪質業者と優良業者の比較や実際の手口を紹介

国民生活センターによると、屋根工事の点検商法のトラブルは2018年から2022年までの5年間で約3倍増加しているとしています。全国の消費生活センターには「突然訪問してきた業者と屋根修理工事の契約をしてしまったので契約解除したい」といった相談が多く寄せれているとのことです。

本記事では、よくある屋根修理の詐欺手口6選や被害に遭ってしまったときにまずするべきことや悪質業者と優良業者の見極めの比較ポイントなどを解説していきます。

最近急増している屋根修理の詐欺被害を防ぐために、ぜひご一読ください。

この記事でわかること
  • よくある屋根修理詐欺の手口は不安をあおり不要な工事を契約させる相場より高い価格を提示し、大幅値引きで即決を迫る契約後に追加料金を請求し、工事を人質にとる無料点検で嘘の診断をする火災保険を使うと無料になると勧誘される施工不良の修理として、追加請求されるの6つ。
  • 屋根修理詐欺に遭わないためには、訪問業者は絶対に屋根に上げさせない即日契約は絶対にしない訪問業者は絶対に屋根に上げさせない会社名と住所を必ず確認するひとりで決めない複数の業者に確認してもらう口約束は絶対にしないことが大切。
  • 悪質業者と優良業者を見極める比較ポイントは、応対方法見積もり情報や評価の3つを確認する

【無料】悪徳業者を避けお得に工事するなら

※1時間以内に74人が ヌリカエで料金診断しました。

この記事を監修しました

監修者の写真

株式会社Speee

小林 成光
所有資格

外壁アドバイザー、外装劣化診断士、ホームインスペクター

専門分野

外壁工事

職業

外壁アドバイザー、外装劣化診断士、ホームインスペクター

600件以上の現地調査を実施する過程で得た専門性を生かし、日本発のネット見積もりシステムでビジネスモデル特許を取得。ヌリカエにて、外装工事の専門家として、顧客・加盟企業のサポート・コラムの監修に従事。

詳しくはこちら

よくある屋根修理の詐欺の手口6選

屋根修理の訪問営業を受けた際に、「この業者は本当に信頼できるのか?」と不安に感じたことはありませんか?

実際、悪徳業者は巧妙なセールストークを駆使し、不要な工事を契約させたり、高額な修理費を請求したりするケースが後を絶ちません。

ここでは、悪徳業者によく見られる手口とセールストークをケース別に紹介します。これらの特徴に当てはまる場合は、すぐに契約せず、必ず相見積もりを取り、信頼できる業者を選ぶことが重要です。

また、すでに契約してしまった場合でも、クーリングオフが可能なケースもあります。不審に感じた際は、消費生活センターや専門家に相談し、適切に対応しましょう。

【ケース1】不安をあおり不要な工事を契約させる

【ケース1】不安をあおり不要な工事を契約させるについて

屋根の点検を申し出て、「このままでは雨漏りする」「放置すると家が危険な状態になる」と不安を煽り、不要な工事を契約させる手口です。

よくあるセールストーク
  • 「屋根の一部が浮いており、強風で飛ばされる可能性があります」

  • 「ご近所の屋根修理をしていたら、お宅の屋根も危険な状態なのが見えました」

訪問業者の点検結果をそのまま信じるのではなく、他の業者にも点検を依頼することが重要です。また、施工前の写真や動画を確認し、修理が本当に必要かどうかを慎重に判断しましょう。

  • ・屋根の状態を写真や動画で見せながら説明し、必要な修理のみを提案するか
  • ・即決を促すのではなく、複数の選択肢を提示してくれるか

といった部分を確認するとよいでしょう。

【ケース2】相場より高い価格を提示し、大幅値引きで即決を迫る

【ケース2】相場より高い価格を提示し、大幅値引きで即決を迫るについて

最初に相場よりも高額な金額を提示し、その後「特別値引き」と称して即決を促します。実際には、最初の見積もりが不当に高いため、お得に見えても相場以上の支払いになる可能性があります。

よくあるセールストーク
  • 「通常価格は〇〇万円ですが、本日ご契約なら△△万円にいたします」

  • 「今決めていただければ、特別割引を適用できます」

見積もりを一社だけで決めず、複数の業者に依頼して相場を確認することが重要です。「今決めれば安くなる」という言葉には慎重になり、焦って契約しないようにしましょう。

【ケース3】契約後に追加料金を請求し、工事を人質にとる

【ケース3】契約後に追加料金を請求し、工事を人質にとるについて

契約後に、見積もりに含まれていない追加料金を突然請求し、「このままでは工事が進められない」と脅す手口です。業者は、最初の契約では必要ないと思わせる内容で価格を提示し、その後で追加料金を次々と加えてきます。

工事が進行中のため、契約者は工事の完了を希望し、追加料金に応じることを余儀なくされます。

よくあるセールストーク
  • 「予期しないトラブルが発生しましたので、追加費用が必要です。」

  • 「これ以上工事を進めるには、今すぐの支払いが必要です。」

  • 「お客様、これを放置するとさらに大きな問題になります。」

契約前に詳細な見積もりを取り、追加料金が発生する条件を明記しておきましょう。優良業者は、契約前に明確な見積もりを出し、工事中に予期しない問題が発生した場合も、その内容と追加費用について説明し、納得した上で追加作業を行います。

万が一、契約書に明記されていない料金の支払いを強制された場合は、その場で支払わず、支払う前に業者に再確認してください。

【ケース4】無料点検で嘘の診断をする

【ケース4】無料点検で嘘の診断をするについて

無料点検を口実に自宅の屋根を調査し、実際には問題がないのに「すぐに修理が必要」と嘘をつく手口です。点検後に危機感を煽ることで、焦って契約を結ばせようとします。

よくあるセールストーク
  • 「屋根の劣化がかなり進んでいます。このままだと雨漏りしますよ!」

  • 「すぐに修理しないと建物全体に被害が広がります。」

  • 「今なら特別価格で修理できます!」

業者が無料点検をした後、「今すぐ修理が必要」と言われてもすぐに契約しないことが重要です。まずは、別の業者にも点検を依頼 し、本当に修理が必要か確認してみましょう。

また点検時の写真を要求して、具体的な説明を求めてみてください

【ケース5】火災保険を使うと無料になると勧誘される

【ケース5】火災保険を使うと無料になると勧誘されるについて

火災保険を利用すれば自己負担なしで屋根修理ができると持ちかけ、実際には適用外の工事を行ったり、不正な保険金請求をさせたりする手口です。

よくあるセールストーク
  • 「火災保険を使えば自己負担なしで修理できます!」

  • 「申請手続きはすべて代行するので安心してください。」

  • 「100%保険が下りますので、今すぐ申請しましょう!」

火災保険は 自然災害による損害 に適用されるもので、通常の経年劣化やメンテナンス目的では使えません。悪徳業者は虚偽の申請を勧め、保険金詐欺に加担させるケースもあります。

まずは本当に保険適用できるか、保険会社に直接確認してみましょう。業者に「申請を代行する」と言われても、自分で手続きを行ってください。

特に、「保険金の一部を業者に還元する」と提案されたら要注意です。違法行為に関わる可能性があります。

【ケース6】施工不良の修理として、追加請求される

【ケース6】施工不良の修理として、追加請求されるについて

工事を開始した後に「想定外の問題が見つかった」として追加の工事費を請求する手口です。最初の見積もりが安くても、最終的に高額になることがあります。

よくあるセールストーク
  • 「工事を進めたところ、想定外の問題が見つかりました。」

  • 「このままだと屋根が完全にダメになるので、追加工事が必要です。」

  • 「最初の見積もりではカバーできない範囲があったので、追加費用が発生します。」

工事が始まってから「追加工事が必要」と言われると、断るのが難しくなります。事前にしっかり確認しておくことが大切です。

具体的には、契約前に「追加工事なし」での見積もりを取るようにしましょう。また、契約書に追加工事の際は必ず事前承諾が必要と明記するとよいです。

もし追加費用が発生した場合は、他の業者にも確認して妥当性を判断するようにしましょう。

【無料】悪徳業者を避けお得に工事するなら

※1時間以内に74人が ヌリカエで料金診断しました。

屋根修理詐欺に遭わないための具体的な注意点と対策

屋根修理詐欺に遭わないための具体的な注意点と対策について

屋根修理詐欺はいつ自分の身に降りかかってくるかはわかりません。

万が一にも屋根修理詐欺に遭ってしまわないために、具体的な注意点と対策について解説します。

訪問業者は絶対に屋根に上げさせない

「屋根がズレているのが見えたので、念のため確認させていただけませんか?」 のように、突然訪問してきた業者は絶対に屋根に上げさせないことが大切です。 屋根に上げさせてしまうと、悪質業者は屋根を壊したり、勝手に修理をしてしまったり、好き勝手にできてしまいます
  • たとえ「無料で点検しますので…」 と言われても断固として断りましょう。

訪問してくる屋根修理はほとんど詐欺と言っても過言ではありません。「せっかくですが、知り合いの業者にお願いしてみます」といった形で断るようにしてください。

即日契約は絶対にしない

悪質業者の特徴として「その場で契約を迫る」というのがあります。

「今、対応しないとどんどん劣化がひどくなって大変なことになる」「今、契約してくれたら相場よりも安く対応させていただきます」など、言葉巧みに契約を迫ってくるため注意が必要です。

その場で契約を迫る理由は、冷静に考える時間や誰かに相談されてしまうことを避けるためです。

  • 屋根修理において業者側からすぐに契約を迫ることはありません 。契約を迫られたら悪質業者と考えて間違いありません。

「自分ひとりでは決められないので…」「家族と相談して決めさせていただきます」のように断るとよいでしょう。

会社名と住所を必ず確認する

悪質業者は実態をもたないことがほとんどです。

名刺を渡されたり、ホームページを見せられたとしても、記載されている会社名がデタラメだったり、記載の住所に会社がなかったりします。

また、そもそも会社名や住所を正確に伝えない悪質業者も多くいます。

身元がわからない業者に依頼するほど恐ろしいことはないため、名刺やパンフレットを受け取ったとしても実在している会社なのかなどを調べるようにしましょう

  • 当社、ヌリカエでは厳しい審査を通過した優良業者様を掲載しているため、もヌリカエに登録されているかどうかを確認するのもよいでしょう

ひとりで決めない

屋根修理は高額な費用を必要とするものです。

そのため相談できる相手がいる場合は、ひとりで決めないことが大切です。その場では即決せず、業者に帰ってもらった後に「家族」「友人」など、必ずほかの人と相談してから決めるようにしましょう

悪質業者は「明日以降だと、料金が高くなってしまいますので…」など、今がお得であるかのように言ってきますが、屋根修理の金額が昨日、今日で大きく変わることはありません

複数の業者に確認してもらう

実際に屋根が壊れていても、壊れていなくても複数の業者に確認してもらうことが大切です。

複数の業者に見てもらうことで、破損している程度は同じことを言っているのか、提示してきた見積金額や修理内容は同一のものかなどを比較できます。

悪質業者業者が提示してくる金額は優良業者よりも高いことがほとんどです。

複数の業者に確認してもらうことで、実際の相場感を確認できたり、そもそも修理が必要ないのかも判断できます

屋根修理費用の相場については、以下の記事でも解説していますのであわせて参考にしてみてください。

口約束は絶対にしない

屋根修理に限らずですが、金銭が発生する契約において口約束は絶対にしないことが大切です。

口約束で工事をお願いしてしまうと「言った言わない」が起こったり、「この工事内容は契約に入っていない」とトラブルにつながってしまいます

悪質業者は「今、手元で契約書を作成できないから後日サインができる状態で郵送します」のように、契約書を作成しないことも多くあります。

  • 契約内容は必ず書面で残し、契約書を作成しない業者であれば、容赦なく断るようにしてください

【無料】悪徳業者を避けお得に工事するなら

※1時間以内に74人が ヌリカエで料金診断しました。

屋根修理詐欺を行う悪質業者と優良業者を見極める比較ポイント

屋根修理詐欺を行う悪質業者と優良業者を見極める比較ポイントについて

屋根修理詐欺を行う悪質業者と優良業者は、以下の3つの比較ポイントを確認して見極めてみてください。

見極める比較ポイント 悪質業者 優良業者
応対方法 提案が一方的、説明が煩雑、安さを強調 丁寧なヒアリング、顧客の状況に合わせた提案、質問に丁寧に答える
見積もり 不明瞭な見積もり、値引きが高額 詳細な見積もり
情報や評価 施工事例が少ない、所在地が不明瞭、口コミ評価が低い 施工事例が豊富、口コミ評価が高い

応対方法で比較

悪質業者は煩雑な点検を行い、一方的な提案やこちらからの質問に真摯な対応をしないことが多くあります。

前章で解説したように、不安を煽って即断即決を求めることも少なくありません。

優良業者であれば、「なぜその対応が必要なのか」「予算はどの程度を見込んでいるのか」など、丁寧なヒアリングやこちらからの疑問点にも真摯に応えてくれます

適切なコミュニケーションが取れず、契約を急かしてくる場合は悪質業者と考えて間違いありません

見積もりで比較

悪質業者の見積もりは内容が不明瞭なものになっています。

たとえば「どの作業にどれくらいの金額がかかるのか」を明記していない見積もりです。「~式」と記載し、内容を曖昧にしている見積もりを提示してきた場合は悪質業者を疑いましょう

優良業者であれば、見積もりを詳細に明示してくれます。各工程でいくらかかるのかの見積もりを提示してくれるので、安心して依頼することが可能です。

詳細な見積もりになっているかどうかは、2~3社から見積もりをとり比較することで見えてきます。ヌリカエでは簡単に複数社から見積もりを取得できますので、ぜひ活用してみてください。

情報や評価で比較

悪質業者は所在地が不明であったり、電話番号が携帯電話の番号になっているなど、情報の信頼性がないことも特徴です。

名刺を渡された場合は記載してある所在地を検索してみるとよいでしょう。また、インターネット上の口コミ評価が極端に低い場合も注意が必要です。

比較サイトやGoogleマップの評価などを確認して、適切な評価を受けているかを確認してみてください

優良業者であれば、評価が高く、施工実績が豊富なことがほとんどです。事例を掲載している場合もあるため、あわせて確認してみるとよいでしょう。

【無料】悪徳業者を避けお得に工事するなら

※1時間以内に74人が ヌリカエで料金診断しました。

屋根修理詐欺の被害件数を月別で比較

屋根修理詐欺の被害件数を月別で比較について

屋根修理詐欺の被害の数は時期によって変わってきます。被害の多い月は「6月」「9月」「10月」「11月」です。

国民生活センターの発表でも、この4か月の相談件数がほかの月よりも多くなっています

屋根修理被害相談件数について参考;屋根工事の点検商法のトラブルが増えています|国民生活センター

相談件数が多い理由は「梅雨の大雨」「夏から秋にかけての台風」など、屋根の被害が出やすい自然災害の後に、修理が必要と不安を煽るケースが多いためと考えられます。

  • 屋根修理詐欺の被害件数は年々増加傾向にありますが、上記の4か月についてはとくに注意が必要です。

【無料】悪徳業者を避けお得に工事するなら

※1時間以内に74人が ヌリカエで料金診断しました。

屋根修理で詐欺に遭ってしまった場合の対処法


最後に、もしも屋根修理で詐欺被害に遭ってしまった場合の対処方法を解説します。

焦らず対処することで、詐欺被害を最小限に抑えることができますよ。

クーリングオフできないか確認する

詐欺まがいの屋根修理業者と契約してしまった場合、まずはクーリングオフができないか確認しましょう。

屋根の修理工事に限らずクーリングオフするには、契約してから8日以内であるや、訪問販売や電話勧誘などで契約をしたなどいくつかの条件があります。

そのため、業者の店舗で契約した場合、クーリングオフの対象外となってしまいます。

なお、契約書面の交付を受けていない場合には、クーリングオフ期間が進行しないため、いつでもクーリングオフが可能です。

消費生活センター等に相談する

出典:国民生活センター

屋根工事の相談をできる窓口として、まず消費生活センターが挙げられます。

商品の購入やサービスの契約など「消費生活全般」に関する相談を受け、トラブル解決に向けたアドバイスを第三者が公正な立場で行う独立行政法人です。

消費者ホットライン#188にかけることで、最寄りの消費生活センターに案内してくれます。

警察に相談する

屋根修理の詐欺被害に遭った際には、警察に相談する方法もあります。

最寄りの警察署だけでなく、警察の相談窓口につながる全国共通の電話番号#9110からでも相談することができます。

ただし詐欺事案として立件するのは、ハードルが高いです。

弁護士に相談する

弁護士に相談すると、トラブルが大きくなる前に法的根拠から詐欺被害を解決してくれます。

消費生活センターでは一般的なアドバイスはくれるものの、交渉を行うのは自分自身になります。

弁護士費用はかかってしまうものの、負担が少なくスムーズに屋根修理の詐欺に対処できる方法です。

【無料】悪徳業者を避けお得に工事するなら

※1時間以内に74人が ヌリカエで料金診断しました。

屋根修理詐欺の実例

本章では、全国的に増えている屋根修理詐欺の実例を2つご紹介します。

いずれの実例もニュースになり、一方は40万円の被害額が出てしまった事例です。

どのような流れで詐欺被害に遭ってしまうのかみていきましょう。

若い男性から25万円を騙されそうになった実例

以下は、都内に住む80代女性が体験した屋根修理詐欺の実例です。

◆若い男性から25万円を騙されそうになった実例◆

ある日、80代女性のもとに「屋根が浮いてるのが見えた」と作業着の若い男が訪ねてきた。無料で点検すると言われ、感じもよさそうだったので屋根を見てもらうと、写真を見せられ「板金が浮いてて雨漏りの危険がある」と説明された。
工事費は最初35万円だったが、すぐに25万円に値下げされ、その場で契約してしまったという。ことの経緯知った親族は「なんか不自然だな」と感じ、すぐにクーリング・オフ。
その後、近所の工務店に点検を頼むと「壊れてるように見せかけた可能性がある」と言われ、簡単な補修だけで済んだ。

屋根修理の詐欺被害に遭うのは多くが高齢者です。この実例のように「祖父母が怪しい屋根修理の業者と契約してしまったようだ」という相談が実際に修理業者のもとに寄せられているといいます。

この実例ではクーリング・オフができたためお金は取られていませんが、なかには契約金を前払いにし後から連絡を絶つような悪質業者もいるため、十分な注意が必要です。

屋根は見えないところにある分、素人目では修理が必要なのか、修理費用はどのくらいが相場なのかが分からないため騙されやすくなります。

まずは屋根に上らせない、そして絶対にその場での契約しないことが大切です。

屋根を壊され60万円の詐欺被害に遭った実例

以下は、静岡県に住む60代男性が体験した屋根修理詐欺の実例です。

◆屋根を壊され60万円の詐欺被害に遭った実例◆

静岡県に住む60代男性のもとに、自宅に突然やってきた男から「屋根の金具が曲がっていて、このままだと雨漏りする」と言われた。心配になって点検をお願いすると、男は屋根に上り、割れた瓦の写真を見せながら修理が必要だと説明。
翌日には“社長”を名乗る男が見積もりを持ってきて、金額は40万円。「思っていたより安い」と感じた男性は契約し、工事も2日で終了。
ところが後になって「足場がなかった」「現場にビールの缶があった」など不審な点がいくつも浮かび上がってきた。
実際は屋根に損傷などなく、男たちは自ら屋根を壊して工事が必要なように見せかけていたという。詐欺グループは5人組で、すでに逮捕・起訴されており、同様の被害が周辺で十数件確認されている。
男性は「自分は騙されないと思っていたけど、油断していた」と語っている。

屋根修理の詐欺まとめ

今回の記事では、屋根の修理の詐欺被害や、詐欺被害に遭わないためのコツをお伝えしました。

現実問題として確実に悪徳業者を避けることは難しいですが、知識を持っておくことで防げる詐欺被害もあります。

屋根修理の業者選びに迷った場合などは、今回お伝えした内容を思い出してみてください。そうすることで、巧妙な手口で騙そうとする悪徳業者を避けられる可能性が高まります。

それでも迷った場合は「ヌリカエ」が紹介する業者に相談してみてください。

利用料は完全無料、不要なセールス一切なし、キャンセル代行無料なので、きっと満足できる優良業者を見つけられますよ。