ペンキの値段はいくら?おすすめ商品や1kgの塗布面積、失敗しない選び方を解説!

  • 【更新日】2025-06-24
ペンキ値段

外壁やフェンスの外装や壁や天井などを塗装するためには、ペンキが必要なります。

ペンキ自体は100円ショップなど様々なお店で買うことができますが「塗るのにいくらくらい必要なのか」「いくらくらい出せば全部塗り切れるのか」とお考えの方は多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、一般的なペンキの値段からおすすめの商品ランキング、ホームセンターで取り扱うのあるペンキや1kgで塗れる面積などについても詳しくご紹介しています。

DIYで塗装を考えている方の参考となれば幸いです。

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ペンキの値段の目安は?

ペンキの値段は、塗料の種類や機能性、容量などによって大きく変わります。

DIYでよく使われる家庭用ペンキの一般的な価格帯としては、少し広い面積を塗るのに適した1L~2L缶であれば2,000円~5,000円前後が目安となります。プロが使うような高機能なものや特殊な用途の塗料はさらに高くなります。

そのため、まずはこの価格を基準にしながら塗りる場所や求める機能に合わせて商品の値段を見ていくのが良いでしょう。

おすすめのペンキランキングと値段

ペンキといっても、各塗料メーカーから実に様々な商品が販売されています。

そのため、いざ選ぶとなっても「一体どのペンキを選んだらいいか分からない」と悩んでしまう方も多いでしょう。

そこで本章では、おすすめのペンキををランキング形式でご紹介します。納得のいく塗料選びの参考としてご覧ください。

なお、ランキング順位は2025年6月時点における「ヌリカエ」のデスクリサーチに基づいて作成しております。

順位 屋根材 メーカー 特徴 参考価格(1缶) 適用下地
1位 油性高耐久鉄部用
油性 高耐久鉄部用
アサヒペン
  • サビ止め不要で直接塗装可能
  • 金属素材への密着力が高い
  • 耐候性に優れた仕上がり
571円(80mL)~ 扉、フェンス、シャッター、パイプ、機械器具、農機具などの屋内外の鉄部・鉄製品、ガルバリウム鋼板のサイディング、トタンべい、アルミ建材、ステンレス製品など
2位
水性スーパーコート
アサヒペン
  • フッ素樹脂配合
  • 高い耐汚性と耐久性
  • サビ止め・カビ止め材配合
2,498円(0.7L)~ 屋内外のカラーベスト・スレート瓦・セメント瓦・トタン屋根、コンクリート・ブロック・各種サイディングなどの外壁や天井、へい、ドア・雨戸・ガーデン用品など屋内外の木部や家具台所・居間などのしっくい・モルタル・コンクリート壁など
3位 水性多用途カラー
水性多用途カラー塗料
アサヒペン
  • 汚れやサビ、カビに強い高性能塗料
  • 臭いが少なく室内でも安心して使える
  • 1回塗りで仕上がる、塗りやすい設計
769円(200mL)~ 屋内外のカラーベスト・スレート瓦・セメント瓦・トタン屋根、コンクリート・ブロック・各種サイディングなどの外壁や天井、へい、ドア・雨戸・ガーデン用品など屋内外の木部や家具台所・居間などのしっくい・モルタル・コンクリート壁など
4位 油性ウレタンガード油性鉄部木部用(つやあり)
油性ウレタンガード 油性鉄部木部用(つやあり)
カンペハピオ
  • 過酷な環境に耐える高耐久ウレタン樹脂
  • サビの発生を防ぐ優れた防錆力を持つ
  • 薄めず塗れる、作業性の良い油性塗料
802円(0.2L)~ 門扉、フェンス、物置、看板、トタン、電気・機械器具、農機具などの鉄部・鉄製品、窓枠、格子、羽目板、雨戸、戸袋、板べい、ドア、ガーデニング用品などの木部・木製品
5位 水性多用途EX
水性多用途EX
アサヒペン
  • タレにくく軽い塗り心地
  • サビとカビの発生を抑える成分を配合
  • 日光や雨に強く、落ち着いたツヤ感
725円(200mL)~ 屋内外のカラーベスト・スレート瓦・セメント瓦・トタン屋根、コンクリート・ブロック・各種サイディングなどの外壁や天井、へい、ドア・雨戸・ガーデン用品など屋内外の木部や家具台所・居間などのしっくい・モルタル・コンクリート壁など

データ出典:2025年6月時点における各メーカーのホームページ・ECサイトより

それぞれの塗料について詳しくご紹介していきます。

1位:アサヒペン「油性 高耐久鉄部用」

油性高耐久鉄部用

画像出典:アサヒペン

油性 高耐久鉄部用は、サビ止め不要でそのまま塗装できる鉄部専用塗料です。特殊強力防サビ剤を配合し、サビの進行を長期間抑制。シリコンアクリル樹脂により、屋外環境でも色ツヤを保ちます。

密着性が高く、ガルバリウム鋼板やアルミ、ステンレスなど多様な金属素材に対応。1回塗りで作業効率も抜群。下地処理の手間を省きつつ、高耐久な保護膜を実現するコストパフォーマンスに優れた塗料です。

2位:アサヒペン「水性スーパーコート」

画像出典:アサヒペン

屋内外の様々な箇所に塗れる、超多用途の水性シリコン塗料です。屋外のフェンスなどの外溝から、屋内の壁や内装まで塗れる汎用性が魅力です。

白系塗料では自動車の塗装にも使われる高耐候性二酸化チタンが使用され、紫外線や酸性雨への耐候性が強くなっています。45色のラインナップから選ぶことができるため、イメージ通りの印象に仕上げることができるでしょう。

3位:アサヒペン「水性多用途カラー塗料」

水性多用途カラー

画像出典:アサヒペン

汚れにくさと優れた耐久性を両立した、高性能な水性多用途塗料です。塗膜の劣化を促進するサビやカビの発生を長期間抑制できる、強力なサビ止め剤と防カビ剤を配合。屋内外の様々な素材を長期間保護します。

水性ならではの臭いの少ない無臭タイプなので、室内作業でも安心です。厚塗りしてもタレにくく1回塗りで仕上がるため、外壁や天井の塗装でも作業しやすいでしょう。

4位:カンペハピオ「油性ウレタンガード 油性鉄部木部用(つやあり)」

油性ウレタンガード油性鉄部木部用(つやあり)

画像出典:カンペハピオ

紫外線や酸性雨、塩害といった過酷な屋外環境から、鉄部や木部を長期間にわたり保護するために開発された高耐久油性塗料です。ウレタン樹脂を配合することで、非常に強靭な塗膜を形成し美しい光沢を長期間維持します。

防サビ剤の効果も高く、金属の腐食をしっかりと防ぎます。油性塗料でありながら、うすめ液を使わずにそのまま塗れる手軽さも魅力です。

5位:アサヒペン「水性多用途EX」

水性多用途EX

画像出典:アサヒペン

DIY初心者の方でも扱いやすいように、塗りやすさを第一に考えて設計された水性多用途塗料です。刷毛さばきが軽いため、初めての塗装でもムラなくスムーズに作業を進めることができます。

手頃な価格ながら、サビの発生を防ぐサビ止め剤と、カビの発生を抑える防カビ剤を配合している点もポイントです。主張しすぎないソフトなツヤに仕上がるため、屋内外の様々な場所の塗り替えに使えます。

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ホームセンターで買えるおすすめのペンキと値段

ペンキは、お手頃なものは100円ショップやスーパーでも買うことができます。

なかでも、ホームセンターは種類も豊富かつ行きやすいため、ペンキの購入元としてもおすすめです。

そこで本章では大手ホームセンターである「コメリ」「コーナン」「カインズ」で買えるおすすめのペンキを3つご紹介します。

なお、費用は2025年6月時点における「ヌリカエ」のデスクリサーチに基づいて作成しております。

屋根材 メーカー 特徴 参考価格(1缶) 適用下地
K+COLORS 水性Pペイント
K+COLORS 水性Pペイント
コメリ
  • 屋内外で使える水性の万能タイプ
  • 優れた耐久性と耐候性を兼ね備える
  • 1回塗りで済む、作業性の良い設計
1,980円(0.8L)~ 屋内外の外壁や天井、へい、フェンス、ドア・雨戸・ガーデン用品など
PROACT 油性多用途塗料
PROACT 油性多用途塗料
コーナン
  • 紫外線に強く、色褪せしにくい設計
  • サビの発生を抑えるサビ止め剤を配合
  • タレにくく塗りやすい
877円(1/5L)~ 門扉・フェンス・シャッターなどの鉄部・鉄製品、ドア・雨戸・ガーデン用品などの屋内外の木部、家具・木工品などの木製品、トタン・カラートタンなど
ホワイティカラーズ
水性多用途カラー塗料
カインズ
  • 室内の壁紙の上から直接塗れる
  • 臭いが少なく、安心して使える水性塗料
  • お部屋に馴染む豊富なカラーが揃う
2,980円(2L)~ ビニールかべ紙、コンクリート、モルタルなどのかべや天井、浴室のかべや天井、窓枠、巾木などの木部など

データ出典:2025年6月時点における各メーカーのホームページ・ECサイトより

それぞれの塗料について詳しくご紹介していきます。

コメリ「K+COLORS 水性Pペイント」

K+COLORS 水性Pペイント

画像出典:コメリ

ホームセンター「コメリ」が展開する、高いコストパフォーマンスが魅力の水性万能塗料です。屋内外を問わず、木部や鉄部、コンクリートまで幅広い素材に使用できる汎用性を持っています。

プライベートブランドならではの手頃な価格でありながら、優れた耐久性と耐候性を実現。1回塗りで仕上がるように設計されており、塗料のタレも少ないため、天井や壁面の塗装にも最適です。

コーナン「PROACT 油性多用途塗料」

PROACT 油性多用途塗料

画像出典:コーナン

ホームセンター「コーナン」のプロ向けブランド「PROACT」が展開する、高機能な油性多用途塗料です。プロユースの品質をDIYでも体感できるのが特徴で、特に屋外での耐久性に優れています。

塗膜の劣化原因となる紫外線をブロックする紫外線吸収剤(UVA)と紫外線劣化防止剤(HALS)を配合。屋外の厳しい環境下でも、色褪せや塗膜の劣化を長期間防ぎます。サビ止め剤も入っているため、門扉やシャッターなどの鉄部塗装にも最適です。

カインズ「室内用塗料 ホワイティカラーズ」

ホワイティカラーズ

画像出典:カインズ

ホームセンター「カインズ」が展開する、室内空間の塗り替えに特化したインテリア用水性塗料です。一般的なビニール壁紙の上から直接塗れるように設計されており、壁紙を剥がす手間なく手軽にお部屋のイメージチェンジを楽しめます。

小さなお子様やペットがいるご家庭でも安心して使えるよう、塗料特有の臭いを極力抑えた低臭タイプです。リビング、寝室、子供部屋など、それぞれの空間に合う落ち着いたトーンのカラーが豊富に揃っています。

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ペンキ1kgで塗れる面積

ペンキを購入する際に悩むのが「どれくらいの量を買えばいいのか」という点です。

その目安となるのが、製品の缶やラベルに記載されている「標準塗り面積」となります。一般的に、DIYでよく使われるペンキは、1kg(または1L)あたり約7~10㎡を1回塗れるように設計されています。

10㎡を長さで表すと364cm×273cm、畳に換算すると約4~6枚分です。イメージしやすいよう、6畳部屋の写真をご用意しました。

【6畳部屋の例】

6畳部屋の例

画像出典:goodroom journal

ただし、塗る面の材質や状態によって実際に使用する量は変わってきます。上記の面積はあくまでも目安として参考にしていただくとよいでしょう。

失敗しないペンキの選び方

ペンキには、様々な性能をもったものがありますが、状況に応じて適切なものを選ばないと仕上がりが悪くなってしまいます

数あるペンキのなかから失敗しない商品を選ぶためには、以下のポイントを意識するのがおすすめです。

失敗しないペンキの選び方
  1. 内装用なら低刺激の水性タイプを選ぶ
  2. 金属に塗るならさび止め配合を選ぶ
  3. 作業効率重視なら下塗り不要のペンキを選ぶ

それぞれの選び方について詳しく解説します。

内装用なら低刺激の水性タイプを選ぶ

室内の壁や家具、インテリアなどを塗装する場合、安全性に十分配慮されたペンキを選ぶ必要があります。そこでおすすめなのが「水性」タイプのペンキです。

水性タイプのペンキは、塗料を薄めるのに水を使用するため、油性ペンキのようにシンナーなどの有機溶剤を含みません。そのため、塗装中や乾燥後の臭いが非常に少なく、居住空間での作業に適しています。

シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドの放散量が少ないことを示す「F☆☆☆☆(フォースター)」の認定を受けている製品を選べば、お子さんやペットがいるご家庭でも使いやすくなるでしょう。

金属に塗るならさび止め配合を選ぶ

門扉やフェンス、物置などの金属製品を塗装する際、ペンキ選びで絶対に外せないポイントが「さび止め効果」です。金属にとってさびは最大の敵であり、一度発生すると見た目が悪いだけでなく、金属を腐食させて耐久性が低下してしまいます。

さびびによる腐食これを防ぐため、金属用のペンキには「さび止め剤配合」と明記されたものを選びましょう。さび止め剤が入っていないペンキを使用する場合は、塗装前に必ず「さび止め用下塗り塗料(プライマー)」を塗る工程が必要です。

作業効率重視なら下塗り不要のペンキを選ぶ

DIYで塗装する際、意外と手間がかかるのが「下塗り」です。塗料の性能を最大限発揮させるためには、仕上げのペンキを塗る前に「下塗り塗料(シーラーやプライマー)」を塗る必要があります。

しかし、最近のDIY向けペンキの中には、この下塗り材の機能も含まれている「下塗り不要」の製品が増えています。下塗りが不要になれば、作業時間と手間を大幅に削減できるでしょう。

塗装に慣れていない初心者の方や手軽に作業を終えたい方には、下塗り不要のペンキがおすすめです。

私の家だといくら?

※1時間以内に74人が ヌリカエで料金診断しました。

まとめ

ペンキの値段は、容量や機能によって様々ですが、DIYで使うなら1缶1,000円~3,000円程度が一般的な目安です。

本記事ではおすすめのペンキをご紹介してきましたが、室内なら臭いの少ない「水性」、屋外の鉄部なら「さび止め配合の油性」など、用途に合ったペンキを選ぶことが失敗しないためのコツです。

最近では、ホームセンターの安価で高性能なプライベートブランド品も充実しています。

塗る箇所やイメージに合わせて、納得のいくペンキを選んでいきましょう。